こたつでみかん   作:link

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提督:こたつで寝るときの体制は靴下を脱いで横になりこたつの足を両足の指で掴むのが一番落ち着く。体は全部隠し首だけをだして新鮮な空気を吸っていないと落ち着かない。

響:秘書艦。既にВерныйに改造済みだがみんなからは響の名で呼ばれてる。こたつで寝るときの体制は持参のクッションに顔をうずめたうつ伏せの体制が一番落ち着く。その状態で司令官が頭を優しく撫でてくるときは全然落ち着かない。

電:作中では全く語られてないが電も結構なこたつ好き。こたつで寝るときの体制は横を向いた状態でお腹にこたつの足を当てて、布団の端をキュッと握りしめるのが一番落ち着く。足の裏に何か物が当たっているとくすぐったくて落ち着かない。

雷:こたつの布団の柄は雷の気分によって変わる。こたつで寝るときの体制は横になりクッションか何かを抱きしめて寝るのが一番落ち着く。こたつの上や布団の周辺がきちんと片付いていないと落ち着かない。

暁:こたつについているヒーターの部分に手を当てるのが好き。こたつで寝るときの体制は仰向けになり誰かの手を握って寝るのが一番落ち着く。部屋の明かりが少ないと落ち着かない。


健気に頑張る姉妹の末っ子に孫を見る目になる十話

「なあ」

 

「なんだい、司令官」

 

「こたつはいいなぁ」

 

「そうだね」

 

 

 

「ふう、美味い」

 

「司令官も電もよく続くね」

 

「ん?牛乳のことか?」

 

「そうだよ」

 

「まあ、久しぶりに飲んでみると意外と美味しく感じてな、今ではこれが無いと一日が始まった気がしない」

 

「電は背を伸ばす為に飲んでいるみたいだけどね」

 

「牛乳で背は伸びないんだけどなぁ」

 

「そうなのかい?」

 

「まあ、成長する為にカルシウムが必要なのは合っているんだが」

 

「ふむ」

 

「それ以外にもタンパク質にマグネシウムや亜鉛とかも必要でな」

 

「へえ」

 

「そして一番重要なのは成長ホルモンなんだが、これは寝ている時に分泌される」

 

「なるほど」

 

「あとは適度な運動だ。まあ、食事、運動、睡眠を適度に取れていたら身長は伸びるんだ」

 

「それを聞く限りじゃ電は全部できているよ?」

 

「改めて考えてみるとそうだな。ここの食事は艦娘のことを考えて栄養の計算がされているし」

 

「運動は演習や遠征、それに時々出撃もするからね」

 

「睡眠は……何時に寝ている?これも寝る時間帯が少し関わってくるんだが」

 

「暁姉さんに合わせているから、大体九時から十時位だね」

 

「暁ぃ……いや、もう何も言うまい。それより九時か、それなら時間もぴったしだな」

 

「それなら電は全部条件を満たしているね」

 

「そうみたいだな。ところで電の身長は伸びたのか?」

 

「いや、私が見る限りじゃ余り変わらないね」

 

「雷と比べたらどうだ?どっちが大きい?」

 

「多分一緒じゃないかな」

 

「そうかぁ…」

 

「正確にはわからない」

 

「まあ、まだみんなと出会って少ししか経ってないからな。これからに期待ってところか」

 

「早く大きくなれるといいね」

 

「響は大きくなりたいのか?」

 

「どうだろうね」

 

「うん?」

 

「大きくなりたいような気もするし、今のままでも構わない気もする」

 

「なんだそりゃ」

 

「司令官、乙女心は複雑なんだよ」

 

「鈍いってよく言われるからなぁ……響に」

 

「司令官はだめだめだからね」

 

「その分響がしっかりしているから大丈夫だろ」

 

「やれやれだね」

 

「ところで響、ちょっと手を見せてくれないか?」

 

「いいけど、どうしてだい?」

 

「まあ、いいからいいから」

 

「仕方ない。はい」

 

「うーん、やっぱり小さいな、それに指も細い」

 

「はぁ……やっぱり司令官はだめだめだね」

 

「そうか?」

 

「そうだよ」

 

「まあ、いいか。それより響の手は冷たいな」

 

「司令官の手は、温かいな」

 

「そうか」

 

「…………」

 

「響?」

 

「…………」

 

「おーい、どうしたんだ?響」

 

「あっ、…いや、その…ロシアでは、重宝される手だ」

 

「ふーん」

 

「なんだい?司令官。あからさまにニヤニヤして」

 

「ジト目を向けても無駄だぞ響」

 

「くっ」

 

「なんだったのかなーさっきのは?突然指を絡めたりして」

 

「…………」

 

「そうかそうか、この手はロシアでは重宝されるのか」

 

「…………」

 

「いや、それとも響に重宝されるのかな?」

 

「…………うるさい」

 

「待ってくれ!すまなかった!この通りだ、だからこたつを片付けようとしないでくれ」

 

「…………」

 

「わかった、今度何かプレゼントをあげようじゃないか」

 

「次はないよ司令官」

 

「肝に銘じます」

 

「ふう、喉が渇いたね。冷たいお茶を淹れてくるよ」

 

「ああ、頼む」

 

「司令官の分はないよ」

 

「そんな…殺生な」

 

「…………」

 

「響、頼むから淹れてくれないか?」

 

「……仕方ないね。その代わりプレゼント、楽しみにしているよ」

 

「ああ、任せてくれ。絶対喜ぶものを用意しておく」

 

「それはいいな…Спасибо(スパスィーバ)」

 

「いやいや、それより身長といえば昔は家の柱に傷をつけて計っていたなぁ」

 

「どうしてだい?」

 

「その方が成長を実感できるとか何とか言っていたような気がする」

 

「へえ」

 

「それに大きくなってからその柱を見て、あの頃はこんなに小さかったのかぁ、と思い出に浸ったりな」

 

「それはいいね」

 

「そうだな、この鎮守府の柱に傷をつけるのはだめだから、今度木材でも買ってどこかに吊るそうか」

 

「頼んでもいいかい、司令官」

 

「ああ、いいぞ」

 

「時報だ。マルゴーマルマル。空の色が変わる頃だ。…綺麗だな」

 

「今日も一日が始まるのか」

 

「頑張ろうね、司令官」

 

「そうだな」




次の話からサブタイトルはどうしましょうか。
一応今までは21文字+話数でやっていたんですが11話から文字数が一増えるので20文字にするべきか。
うーん、悩みますね。
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