響:秘書艦。既にВерныйに改造済みだがみんなからは響の名で呼ばれてる。この鎮守府で提督の扱いが一番上手い人。提督のことは私に聞いてほしい。
雪風:言わずと知れた幸運艦。雪風がサイコロを振って出た数字で開発する方法を思いついた提督が大当たりし、狂ったように笑いながら開発する提督を見てから開発が少し苦手。
曙:言わずと知れたクソ提督製造機。愛情一割、蔑み二割、ツンデレ六割、嫌悪二分、母性一分、真心六分五厘、快感五厘を込めたクソ提督をあなたに…。
「なあ」
「なんだい、司令官」
「こたつはいいなぁ」
「そうだね」
「今朝の話なんだかな。珍しく早朝から散歩してたら雪風に会ったんだ」
「驚いたね。大丈夫か、司令官。調子が悪いなら休んでるといい」
「また一つ問題が出てきたな。この鎮守府での司令官に対する認識はどうなっているんだ?」
「暁姉さんと電、それに雪風からはこたつに住んでいると思われてるよ」
「そうそう、そのせいで気持ちよく散歩に洒落込んでいたのに、半分泣いている雪風に連れ戻されたよ」
「雪風は司令官がこたつから出ると死んでしまうと思ってるからね」
「何がどうなったらそんな勘違いをするんだろうな?」
「司令官の自業自得さ」
「そうだったっけか?」
「司令官があまりにもこたつから出ないから、私が連れ出そうとしていたことがあっただろう?」
「あーそんなことあったような気がするなぁ」
「その時に司令官は必死の形相でこたつから出ると死んでしまうと叫んだんだ」
「それを雪風が聞いていたと」
「そう。それで雪風はその後どこかへ走って行き、暁姉さんと電を連れてきて頑張ってる私に泣きついたんだ」
「あったあった。司令官を虐めないでほしいのですって電に言われて拗ねたんだよな響は」
「そんなことない」
「いや、拗ねたよ響は。ご機嫌とりに本土まで行って、ロシア料理を出してくれる店に行ったのを覚えてる」
「ところで司令官。いつもの如く話が脱線しているけどいいのかい?」
「む、けど今はこの話の方がいいと思うんだが」
「私に相談を持ちかけたのは司令官だよ?司令官からそうやって関係のないことを話すのはどうかと思う」
「んー…………それもそうだな」
「司令官はちょろいね」
「ん?何か言ったか?響」
「なんでもないさ。それで司令官、雪風の勘違いを治したいんだね?」
「いや、それはぶっちゃけどうでもいい」
「そうなのかい?」
「本題はだな、散歩の途中で猫と戯れる曙を見てしまったんだ」
「ふむ」
「とりあえず携帯で写真を撮ってから目を疑ったよ」
「順序が逆じゃないかな」
「無意識だった。ほらこれがその写真だ」
「すごい笑顔だね」
「しかも手を猫の形にしているだろう?これで猫とにゃーにゃー言っていたんだ」
「ふむ」
「ムービーも撮ってある。超和むぞ」
「流石にこれは、恥ずかしいな…」
「これを使って曙を弄りたい」
「……やめておいた方がいいと思うよ」
「どうしてだ?」
「誰にだって知られたくないことの一つや二つはあるさ」
「だけどなぁ……」
「どうしてもと言うなら、この前酔っ払った司令官が私に漏らしたことを広めるよ?」
「ち、因みにどんなことを言ったんだ?」
「この鎮守府にいる艦むすの好きな所を余すことなく赤裸々に語ってくれたよ」
「リアリィ?」
「うん」
「響のことも?」
「うん」
「……どう感じた?」
「これは、思い出すだけでも、恥ずかしいな…」
「そんなにかぁ…」
「どうする?」
「……やめとく」
「そうか」
「っていうか響。顔が真っ赤だぞ」
「こたつのせいさ…そういう司令官も顔が赤い」
「これはこたつのせいだな」
「…………」
「…………」
「もういやだ、こたつに住みたい」
「ん、時報だ。ヒトナナマルマル。そろそろみんなが帰ってくるね。司令官、さぁ皆に一言を言いに行こう」
「今は嫌だ」
「早くこたつから出て欲しい」
「今こたつから出ると死んでしまう」
「あっ…」
「……今ドアの前から走って行ったのは誰だと思う?」
「……雪風じゃないかな」
「はぁ、こうやって勘違いは広がって行くのか」
「まさしく身から出た錆だね。付き合わされるこっちの身にもなってほしい」
「もう直ぐしたら雪風が暁と電を連れてくるから挨拶は無理だな」
「大丈夫、説得するさ」
「どうやって?」
「雪風の中じゃあ司令官はこたつから出て一時間程なら行動できるらしい」
「何その設定」
「さあね」
サブタイと前書きを書くのが一番楽しく感じる作者です。
まあネタがなくなれば苦しむのは分かってるけどね。