響:秘書艦。既にВерныйに改造済みだがみんなからは響の名で呼ばれてる。最近こたつに入るときはマイクッションを持参してくる。花柄で可愛い。
球磨:特徴的な語尾の意外に優秀な軽巡用艦。秋になるとクマクマ鳴いてはしゃいでる。自分のアホ毛は前世の煙突だと確信しているもよう。
多摩:自分の事を猫じゃないと言い張る軽巡用艦。けど行動は猫そのもの。最近のトレンドはこたつで丸くなる。
「なあ」
「なんだい、司令官」
「こたつはいいなぁ」
「そうだね」
「球磨のアホ毛ってどうなってるんだろうな」
「急にどうしたんだい?」
「いや、さっきそこの窓から球磨が見えたんだ」
「それで気になったのか」
「まあ、それもあるが…最近は球磨と多摩がいろんな食材を取ってきてくれるだろ?」
「秋の味覚か、みんな喜んでたね」
「やっぱり取り立てっていうのは実に美味いもんだな」
「そうだね。いつも食べてる物よりも数段美味しく感じる」
「特にきのこや秋刀魚を七輪で焼いて食べた時なんかは最高だったな」
「栗ご飯なんかもよかったよ」
「栗もよかったなぁ。デザートに出てきた栗きんとんも美味かった」
「さつまいもも甘くて美味しい」
「天ぷらにしたり、タルトにしてくれた時もあったな」
「あれは、良いものだった」
「それで、取ってきてくれた球磨達の事を褒めたんだ」
「…珍しいね。司令官が自分から話を戻せるなんて」
「人間は成長するものだ」
「そういえば鮭も美味しかったね」
「その手には乗らないぞ?」
「秋の鮭は身が鮮やかなピンク色で白が少し混じっているんだね。それはどうしてなんだい?司令官」
「詳しくは知らないが鮭はもともと白身魚なんだそうだ」
「そうなのかい?」
「それが海で食べている餌の成分だとか、川に登る時に筋肉がどうたらこうたらで赤い身に変わるんだ」
「曖昧だね」
「言っただろ詳しくは知らないって」
「そうだったね」
「それに、身が綺麗なピンクの鮭は白鮭で、他にも銀鮭や紅鮭みたいな呼び方の鮭もいるらしい」
「うん」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………あっ!んんっ、球磨達の話なんだがな」
「おしいな」
「ふう、危ない、危ない。それで球磨達を褒めた時に頭を撫でたんだが」
「じー」
「そんな目で見ないでくれ」
「責めてるんじゃないよ?」
「そうか。まあ、その時に何度アホ毛を潰しても元に戻るんだ」
「それで気になった、と」
「そうだ。球磨のアホ毛は実は艤装なんじゃないかと疑うほど力強かったな」
「けど、お風呂の時にお湯に濡れたら髪の毛は降りているよ」
「そうなのか。もしくはセンサーで球磨の気分によって元気になったりするのかなぁ、とか考えていたんだが…」
「そんな話は聞いたこと無いよ」
「まあ、出会ったときから変わらずそびえ立っていたからな」
「後ろの髪は纏めたり髪型を変えたりしている姿を見ることがあるよ」
「まあ、女の子だからな。そういうこともあるだろう」
「本土で買い物したいってみんなで話し合ったりすることもある」
「そうかぁ…。まあ、一度に全員は無理だけど今度上に掛け合ってみようか」
「Спасибо(スパスィーバ)」
「ありがとうだったかな?」
「そうだよ」
「ロシア語か。そういえば響の髪の毛は透き通った銀色で綺麗だな。やっぱりロシアでの経験が現れているのか?」
「自分ではよくわからない」
「少し触ってみてもいいか?」
「いいよ」
「おおー。さらさらだ」
「……Хорошо(ハラショー )」
「またロシア語か。今度は聞き取れなかったな」
「なんでもないさ。そういえば夜ご飯を食べてなかったね」
「そういえばそうだな。食べ物の話ばかりしてたからか、すごい腹が減ってるなぁ」
「じゃあ今夜は私が作ろうか、ボルシチでどう?私のは美味い」
「それは楽しみだな」
「じゃあ時報を言ってから作りに行くね」
「ゆっくりでいいぞ」
「フタヒトマルマル。司令官、すぐに作ってくるから待っていてくれ」
「よろしく」
「うん」
「……随分とご機嫌だな、今日の響は。スキップして出て行ったぞ?」
よかった間に合ったぁ
Хорошо(ハラショー 訳:素晴らしい)