響:秘書艦。既にВерныйに改造済みだがみんなからは響の名で呼ばれてる。提督室にいることが多い。部屋に提督がいないときは高そうな革張りの椅子に座ってくるくる回って遊んでいる。
暁:毎日を立派なレディになるための修行に費やす努力家。しかし改二になっても子供っぽさはなくならない模様。最近この鎮守府で一番お姉さんな翔鶴に弟子入りした。
翔鶴:自他共に認める子供好き。提督が一番怒らせてはいけないと勝手に恐れている艦娘。最近ほしいのはカタパルトだが、女性の欲しがるものではないので言い出せないでいる可愛い人。
「なあ」
「なんだい、司令官」
「こたつはいいなぁ」
「そうだね」
「暁はお子様ランチが似合うよな」
「さっきの昼食のことかい?」
「ああ、暁も口では文句を言ってるがすごい嬉しそうに食べるもんな」
「暁姉さんはエビフライが好物だ」
「そうみたいだな。タルタルソースをつけたエビフライを食べるときが一番幸せそうだ」
「ちなみにランチについている旗は後でこっそり回収しているよ」
「そうかぁ……。なんて言うか、微笑ましいな」
「みんながそう思ってるよ」
「そうだろうな。妹であるはずの雷も電もニコニコと暁の食べる姿を見守ってるもんな」
「お昼休みのときは私達に味の感想を言ってくる」
「そうかぁ……」
「そうだよ」
「それだけお子様らしいのに、ご飯を残しているのは一度も見ていないな」
「あー、暁姉さんにも嫌いなものはあるよ」
「ほう?」
「例えば辛いものとか苦いものとかだね」
「まんま子供だな」
「けど、暁姉さんは食べ物を残すのは良くないっていつも私達に言ってるからね」
「それで頑張って食べてるのか、偉いな」
「暁姉さんは志が立派だからね。私はこれでも暁姉さんのことを尊敬しているんだ」
「そうか」
「このことは暁姉さんには内緒にしてほしい」
「それはいいが暁に伝えたら喜ぶんじゃないか?」
「それは……恥ずかしいじゃないか」
「そういうものか……おっと、そろそろ花に水をあげる時間だな」
「それなら私がやろう」
「おお、ありがとう。そういえばこの花も暁から貰った物なんだよなぁ」
「暁姉さんはガーデニングはレディのたしなみだと思ってるみたいで鎮守府の裏で花を育ててるんだ」
「時々こそこそ何かをやってると思ってたらそんなことをしてたのか」
「あまり言いふらさないでほしい。一応私達姉妹の秘密ってことになってるから」
「それは……聞いてもよかったのか?」
「大丈夫だよ。もうみんなに花の世話をしているところを見られてるから」
「うーむ、だからってなあ」
「それに、この部屋の窓からも見える位置に花壇がある」
「なんで気がつかなかった……」
「こたつから出ないからだよ」
「というか、ここから見えるってことは……」
「うん、だいたいの場所から花壇が見えるね」
「もはや公然の秘密なのか」
「この前翔鶴さんが来て色々な花の種をくれたんだ」
「へえ、それで?」
「暁姉さんと内緒にするって約束して幾つか花を貰ってたんだ」
「ああ、慌てる暁が口に指を当てて内緒のポーズを取っているのが目に浮かぶ」
「翔鶴さんもしゃがみこんで同じポーズを取ってた」
「まるきり幼稚園の子供と先生じゃないか」
「それは言っちゃだめだよ」
「本人には言わないさ。それで?」
「ああ、少し日にちが経った頃に押し花にして持って来てくれたんだ」
「それは暁が喜んだだろう」
「うん、それにこれこそレディのたしなみって言ってた」
「あーまあ、確かに押し花は女の子らしいな」
「それで最近は翔鶴さんのところに押し花を習いに行ってるみたい」
「翔鶴は子供好きだからなぁ、嬉々として教えているだろう」
「最近の暁姉さんは押し花に夢中でね。休みの日なんかは習ったことを私達に得意げに話してくれるんだ」
「じゃあ響達も押し花ができるようになったのか?」
「うん」
「そうか。それなら次の休みの日には暁のところにでも行ってみようかな」
「いいのかい?今はごっこ遊びじゃなくて押し花に付き合うことになるよ?」
「たまにはいいだろ、スキンシップも鎮守府を円滑に回すにあたって大事なことだし」
「そうかい、それならこたつを出しておこう」
「頼む」
「それじゃ休みを取るためにも仕事をしようか」
「そうだな」
「ヒトヨンマルマル。午後の艦隊勤務を始めよう」
「さて、気が乗らないけどやるかぁ」
秋刀魚が集まらない…資材が、バケツがぁ。