ソフィー・ポッターとハリー・ポッター 作:雪の結晶
……という夢を見た。
わたし、現実逃避の仕方がヤバい。
第一、ダドリー様とか気持ち悪いし。ハリー監禁されてないし。わたし姉じゃなくて妹だし。ペチュニア叔母さん優しくないし。
日々が拷問だぁ誰か助けて!
ここで、わたしの本当の境遇を。
朝二時に起きて掃除・洗濯、庭の手入れ。
朝食の準備をして皿洗い・片付け、もう一度掃除からの朝食抜き。
兄のハリーはなんだかんだいって学校行かせてもらってるのに、なんでわたしはペチュニア叔母さんの荷物持ちなのよ!
勉強してみたかったから、ハリーの教科書借りて徹夜してまで知識の吸収につとめてたのに、ダドリーのせいでハリーの教科書紙くずになっちゃったじゃない!最後の希望だったのに、ダドリーのバカ!
しかもそこのあなた、服装はなんだと思う?
三年前に一枚の大きめの布を与えられて(というよりも、使い古しのシーツ。)、「これがあなたとハリーの向こう二年間の服よ。」って言われたけど、ペチュニア叔母さん、もう一年も過ぎてますよ!?
……笑えない。
もう意味わかんない。
これだからお父さん、お母さんを恨んじゃうのよ。ねぇ、お母さん、聞いてる?あなたの妹ひどすぎるわよ!?
ブツブツつぶやきながらダドリーの二度目の朝食を作ってると、眠そうな顔をしたハリーがリビングに入ってきた。
お兄ちゃん、妹は四時間も前に起きてるのよ!手伝いくらいしなさい!
またもやブツブツつぶやいてるのに、全然聞いてない。
無言で粗末な朝ごはんを要求してくる。
は!?あなた何もしてないくせに!
わたしは残り物のレタス一枚を渡した。
「これだけ?」
「あなたはただ学校に行ってるだけでしょ!」
「毎日逃げ回ってるんだから!」
「そんなの知らないわよ!わたしのほうが大変よ!」
小声で言い争う。バーノン叔父さん曰く、居候ごときが家で大声を出すなど万死に値するらしい。
わたしはレタスに安物マーガリンを薄くぬり、ハリーに渡した。
「叔母さんに怒られるから、これで我慢して。」
妹の眼を見て引き下がる兄。
「……わかった。」
理解がはやくてよろしい、ハリーくん。
わたしは一日分の食料である、パンの耳を袋に入れ、こそこそとあてがわれた物置に戻る。
物置②なんて、もちろんあるわけない。だって、そんなのあったらハリーはダドリーの二つ目の部屋に住ませてもらえるわけないでしょ!
ずるいわよ、ほんとに……。
わたしは、このあと人生が変わる大事件がおこるとは思ってもいなかった……!
ぴったり1000字……。
わたし、すごいかも⁉︎
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