ソフィー・ポッターとハリー・ポッター 作:雪の結晶
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『ダイアゴン横丁で買い物を済ませ、疲れたわたしは』
に変更。(15.11.14)
はぁーい、こちら、現場のソフィーです!
ただいま、ダイアゴン横丁に来ております!昼のダイアゴン横丁は、大変混雑しております!
以上、中継でした!
……おふざけが過ぎました。
では、真面目に描写をいたしましょう。こほん。
わたしたちは、ハグリッドから聞いた情報をもとに、ロンドンで『漏れ鍋』というバーを探した。
マグル――非魔法族には見つからないようになってるだけあって、わたしたちが三回も素通りするほど影が薄かった。
中に入ってみると、うん。陰気ながらも、なかなか古風でおしゃれなパブだ。泊まるところもあるらしくて、他にいいところがなかったらここで寝泊まりしようと思う。
バーテンのトムに挨拶し、有名らしいハリーが見つからないようにしながら、裏口から店をでる。
そこは、一方を店の壁、三方をレンガで囲われた小さなスペースだった。(この配置を見て、わたしは日本の鎌倉市が、鎌倉幕府の拠点となった理由のひとつである、一方を海に、三方を山に囲われた地形を思い出した。)
ハグリッドが言ってたことを思い出しながら、トムから借りた杖で決まったレンガを叩き、道を開かせる。
そして、ウエルカム・ダイアゴン横丁!となったわけだ。
わいわいというにぎわいの中に入り込み、魔法界唯一の銀行、グリンゴッツを目指す。なんでも、わたしたちの両親の財産が遺されているとか。
お父さん、お母さん、恨んだりしてごめんなさい。ちゃんと、わたしたちのことを考えていてくれたのね。
とにかく、グリンゴッツでお金をおろし、買い物へレッツゴー!
まずは、本屋。
教科書を買うわけじゃない。魔法界について知るためだ。
だって、ハグリッドは非常識人。全然、
次はやっぱり、制服。『マダムマルキンの洋装店――普段着から式服まで』という看板がかけてある店へ入る。
そこには、先客がいた。
「やあ、君たちもホグワーツかい?」
「うん。」「ええ。」
青白く、とがったあごの男の子。同級生かな?
踏台は、男の子が乗っているのをあわせて、ふたつしかなかったので、わたしが先に乗った。
彼は、マダム・マルキンに採寸されながらいろいろなことをしゃべっていた。
わたしはこれでも、聞き上手。たくさんの情報を手に入れられた。
まず、名前はドラコ・マルフォイ。男。純血の名家の一人息子であり、今、父は教科書を購入、母は杖を見ているらしい。父を脅して競技用の箒を買わせるのが、このあとのスケジュールだという。
クィディッチをやるか、そして箒を持っているか聞かれたが、もちろんノー!である。わたしたちは、魔法界の存在すら知らなかったんだから。
そして、マルフォイが純血主義のことについて話し始めると、思わず口を出してしまった。
「いいかい。魔法界には、マグル出身の者は入るべきじゃないんだ。あるべきものは、純血さ。」
「あっそう。じゃ、今、あなたの望み通りの社会だったら、あなたは存在しないということね。」
マルフォイは眉をひそめた。「どういうことだい?」
「あなたのその、お綺麗な血にもマグルの血が入っているというわけよ。魔法使いは、もともとマグルよ。だから、『純血』なんていうのは間違っているの。よく考えなさいよ。」
あきれたように言ってみせる。まぁ、これ、さっき知ったことだけどね。
採寸が終わり、店から出ていくときにマルフォイは言った。
「このぼくを侮辱したこと、後悔させてやるからな。」
店のドアが、ゆっくりと閉まった。
「だから、君はえらいことをしてくれたわけさ。」
ここは、漏れ鍋の廊下。ハリーが文句をいう。
「入学前から、敵をつくるなんて、まったく。こっちまで迷惑さ。」
「うるさいわね。」
バタンとドアを閉め、新しく買った教科書を手に取る。
ダイアゴン横丁で会ったホグワーツの卒業生によると、『魔法薬学』と『魔法史』は絶対予習が必要らしい。魔法薬学の先生は意地悪なので念のため。魔法史は、眠気を誘う授業のため遅れたくなければ必須ということだった。ふぅん、学校ってなかなか面白そうね。
羊皮紙を綴じたノートを開き、羽ペンをインクにつける。そして、魔法薬の効果、特性、作り方などを簡単にまとめる。
わたしは予習復習というものに憧れていたので、教科書の丸暗記につとめた。特に、魔法史、変身術、魔法薬学。呪文学も、呪文をすべて覚え、使えるように訓練した。
なんで、こんなに頑張るかって?
それは、世の中を変えたいから。そこまで大袈裟にとらえられてもこまるが、今の社会はおかしいと思う。意味わかんないわよ。
いつか――いつか、みんなが幸せになれる世の中を作るんだ!
……話がそれました。
とにかく、ダイアゴン横丁で買い物を済ませ、疲れたわたしは、はやめに寝ることにした。