バカテスト 学校編
第9問 文月学園の学園長の名前をフルネームで答えなさい
【霧島翔子の答え】
籐堂カヲル
【和泉剣のコメント】
正解です。ヲの部分はオではありませんので間違えないようにしてください。
【平賀源二の答え】
籐堂……下の名前は忘れました。
【和泉剣のコメント】
仕方ないといえば仕方ないですね。奇襲のように出ることはあるので特に就職を考えている人は頭の片隅ぐらいには覚えておいてもいいと思います。
【吉井明久の答え】
人の皮をかぶった妖怪
【坂本雄二の答え】
鬼ババァ
【土屋康太の答え】
一千年生きた化け物
【和泉剣のコメント】
……何か散々な言われようですが何があったんでしょう?
○
「で、親友に仕返しするいい機会だと思ってそういった間違ったやり方をする物を渡したと」
「ほんとマジすいませんでした」
放課後になり予告通り吉井に対するお説教をおこなった。もちろん眼力仕様で。
「……この前も思ったがあの先生怒らせると怖いな」
「…………迫力がある」
「演劇の参考になるかの?」
三者三様の反応を示しているが俺は普段そんなに怒ることはない。以前も言ったがこれは若干の副作用(興奮による食欲の麻痺など)を起こすため必要最低限しか使わない。
といっても俺には西村先生のような強靭な肉体はない普通の学生だったのでこれしかできない。なので必要な時は使わないと。
……そういえば西村先生の拳骨が体罰なのか考えてみたが……うん。最初は体罰だと思った。だけどFクラスのぶっ飛び具合と照らし合わせると仕方ないのだろう。やったことに対しては相応な対応が必要ということだろう。……まぁだからと言ってそれを肯定しているわけではないが。
「で、坂本。霧島の様子はどうだった?」
「……近日中に婚姻届を返してくれるそうだ」
「それはよかったのぅ」
うん。よかったよ本当。
「だけどな! 一体何を吹きこんだ!? おかけでさっき殺されそうなったじゃねぇか!」
「でも霧島が排除したんだろう?」
「…………ああ」
後は坂本がどうするかだな。いや本当に。
「坂本、ないと思うがまた元に戻ってしまったら教えてくれ。今度は全力の話し合いをするから」
「……まぁわかったが」
「んじゃお前ら早く帰れよ。俺は学園長に呼ばれているから」
「「「ババァ長に?」」」
「……一応あんなんでも学園長なんだがそれでいいのか?」
○
「失礼します」
「来たかい」
そんなこんなで学園長に呼ばれたわけだが……何の用だろうか?
「用件は二つ。一つ目はあんたには明日明後日試験を受けてもらう」
「試験……ですか」
「担当である日本史も含めた全教科だよ」
「全教科!?」
「教える側も相応の学力があるべきというのがこの学校の方針だからね」
なんというか面倒くさい……仕方ないか
「わかりました」
「予定はこの紙に書いておいた。九時スタートだから遅刻なんてしなように」
「当たり前です」
……社会人どころか一般的な常識だろう。
「それと二つ目。あんたがこの世界に飛ばされた原因が召喚システムにあるかもしれないことが分かった」
「!?」
召喚システムがトリップの原因!?
「それはいったいどういうわけなんです!?」
「興奮するんじゃないよ。あんたが飛ばされた日召喚システムのメンテナンスを行っていたんだけどその作業中に一度だけ動力の装置のエネルギー値が暴走を起こした時ぐらいまで増えてねぇ。西村先生があんたを見つけたのがこの一時間半後。偶然ではない可能性もあると考えたわけだ」
「つまり機械の暴走に巻き込まれて飛ばされてきたと」
「あくまで可能性だけどね」
…………どう反応していいのかわからない……原因(かもしれない事)が分かったところで元の世界に戻れるわけでもないし。お礼を言うのも変な感じだし。
「……原因がわかったのかもしれないってのにうれしそうじゃないね」
「……まぁ分かったところで解決するものでもないですし」
「……ところで働きだしてからずいぶん精力的に動いているみたいじゃないか」
「……気を紛らわしているとも言いますけど」
街を歩いているとときどき元の世界のことを思い出していしまうんだよなぁ……なまじここが地球であるが故か。
「あんまり気を張りすぎない方がいいよ。適度の休みだって必要だ」
「……ありがとうございます」
○
「…………何だいこの点数は」
「担当教科ですから」
「だからといってここまで取るのはこれを作った先生でも無理さね!」
二日後の学園長室。そこでテストの結果を教えてもらっていたのだが……とにかく何点取ったのかというと
和泉剣のテスト結果
日本史 976点
世界史 878点
「『日本史・世界史だけなら国公立大余裕なのに』って高校の時の先生に言われたこともありますね」
「……その割には英語が低いんだけど……どう説明するつもりだい?」
「………………普通に苦手です」
英語 157点
「いくらなんでもこれじゃ駄目だ。英語は最低でも200まで上げるようにすること。わかったね?」
「……わかりましたがなぜ200点?」
「増やしてほし「いえそのままでいいです」……よっぽど苦手なんだね。200点はうちの学校のAクラスと同等のレベルだよ。今のあんたじゃCクラス程度のレベルしかない。これじゃ示しが付かないからね」
……やっと英語の勉強から解放されると思いきやまさかこんな所で英語の勉強をすることになろうとは……
「んじゃテストも終わったことだし召喚獣の調整をするかね」
○
「これが召喚獣……」
別の部屋で召喚獣の召喚コード? である
「初めてみるけど小さいな……」
しゃがんでもまだ見下ろすような状態になるくらい小さい召喚獣。これが人の何倍ものパワーを持つというから驚きだ。
「持っている武器は日本刀、なのに服装は西洋風の鎧ですか……軽装だけど」
「日本史と世界史の点が極端に高いことが反映されたんだろうね」
……あの二つだけで総合科目の3分の1程度を占めている以上こうなって当然なのかもな
「操作に関してはあたしや他の教師より吉井の方が慣れているだろうから明日雑用をやらせるときにでも聞いておくといい」
「わかりました」