ロキ・ファミリアに出会いを求めるのは間違っているだろうか ~リメイク版~   作:リィンP

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兎は魔法に憧れる 

 激しい模擬戦を終えたベルとアイズは、見学していたレフィーヤを含め三人で円になるように座って話し込んでいるのであった。

 会話のお題は、『魔法』についてである。

「そういえば、ベルって魔法は使えるんですか?」

「うっ、使えません…」

「ま、まぁ、ヒューマンは魔法が発現しにくい種族ですし、そんなに落ち込まなくても大丈夫ですよ」

「…それに、後天的に覚える人も多いから、そのうちベルも発現するはずだよ」

 レフィーヤの何気ない質問に顔を暗くして落ち込んでしまったベル。

 そんなベルを見てレフィーヤは慌ててフォローを入れる。

 またアイズも、レフィーヤと同じように落ち込んでいるベルを励ますのであった。

 

 余談であるが、今まで感情が薄いアイズであったが、ベルが笑顔だと自分まで明るくなり、ベルが落ち込んでいるのを見ると自分まで悲しくなるという、今までにない変化が現れてきたのであった。

 リヴェリアが期待した通り、アイズはベルと時間を共に過ごすうちに、いい方向へと変わって来ているのであった。

 

「そういえば、ロキ様が本を読んで魔法についての知識を増やした方がいいとおっしゃっていましたけど、そうなんですか?」

「ええ、そうですよ。魔法を発現している人の多くは、日常的に本を読んでいますからね。もしよければ、オススメの本でも貸しましょうか?」

 

「えっ!?い、いいんですか、レフィーヤさん…?」

「もう何回も読んだ本ですし、構いませんよ。た・だ・し、くれぐれも汚さないようにしてくださいねっ!」

「は、はい、もちろんです!ありがとうございます、レフィーヤさんっ!」

「…早く魔法が発現するといいですね」

「えっ?」

「な、何でもありません!ただの独り言ですっ!」

「す、すみませんでした!」

 

 素直な(ベル)と素直になれない(レフィーヤ)

 そんな微笑ましい一コマを、温かい目で眺めるアイズであった。

「そういえば、レフィーヤさんの魔法ってどんな感じなんですか?」

「そうですね…。私の魔法は三つ発現していますが、攻撃魔法が多いですよ」

「えっ、三つも発現してるんですかっ!?」

「まぁ、エルフは比較的魔法が発現しやすい種族ですからね。そう珍しいことでもありませんよ」

「そ、そうなんですか…。あの、アイズさんの魔法はどのようなものなんでしょうか?」

 ベルの質問にアイズは頭を働かせ、ベルに理解しやすい言葉を選んで答えた。

「…私の魔法は風を操る、補助魔法かな?」

「アイズさんの魔法は攻撃や防御にも応用できますし、万能魔法と呼んでも過言でないほど凄いですよ!」

「ば、万能魔法って、何だか凄そうな魔法ですねっ!いったいどんな魔法なんだろうな…」

 アイズとレフィーヤの言葉を聞いて、ベルはアイズの魔法がどんなものか想像しているのか、うんうん唸って考える。 瞳を輝かせて真剣に考え込んでいるベルの姿を、アイズは微笑ましそうに眺めていた。

 その態度からもわかるように、ベルは魔法に憧れているようであった。

 純粋に魔法を憧れるベルの姿を見ていたアイズは、そんなベルのために何かをしたいと思い、自然と言葉に出していた。

「…それじゃあ、私の魔法、見てみる?」

「えっ!?い、いいんですかっ!?」

「…流石にここだと危ないけど、ダンジョンの中なら魔法を使っても大丈夫だから」

「ほ、本当にいいんですか…?」

「…うん、いいよ」 

「あ、ありがとうございます、アイズさんっ!!」

 満面な笑みで喜ぶベルを見て、アイズの心は温かくなっていくのを感じるのであった。

 

(…やっぱりベルの笑顔を見ていると、心が温くなってくる)

 純粋な弟の存在によってアイズが密かに癒されている中、隣に座っているレフィーヤは、落ち着きなくそわそわし始めた。

「…しょ、しょうがないですね!私も一つだけですが、魔法を披露することにしますよ」

「えっ、レフィーヤさんもいいんですか?」

「まぁ、実際に見た方が魔法というものをイメージしやすいですし、その方が早く魔法を発現できると聞きますからね」

「そうなんですか…。その、本当にありがとごさまいますっ!」

「…本来、魔法というものは人前で見せていいものではありません。それを、私とアイズさんが特別に見せてあげるんですから、私たちの期待に応えて早く魔法を使えるようになって下さいね?」

「は、はいっ!魔法を披露してくれるお二人のためにも、僕、頑張ります!!」

 

「どうやら気合は十分のようですね。それでは、ダンジョンに行きましょうか」

「…あ、言い忘れたけど、まだベルはモンスターと戦ってはダメだからね…?」

「………えっ!?」

「何を驚いているのですか?今朝から訓練を始めたばかりの新人が、ダンジョンのモンスターに挑むなんて早すぎますっ!ダンジョン内の目的地に着くまでは私たちがモンスターを倒すので、ベルは絶対に手を出さないで下さいね?」

「そ、そんなぁ…」

「…今回は特別だけど、君一人だけでダンジョンに潜って大丈夫だと私が判断するまで、ダンジョンには絶対に行かないこと。…わかった?」

「…で、でもですね、先程バベルにいた店員が一階層くらいなら新人でも楽勝だって言っていたような」

「確かに一階層なら冒険者になりたての新人でも余裕でしょうね」

「な、なら僕も少しくらいなら潜っても…!」

「「ベルはダメ(です)」」

「…ぜ、絶対にダメですか?」

「「絶対にダメ(です)」」

「わ、わかりました…」

 ベルの懇願をきっぱりと断るアイズとレフィーヤ。

 アイズたちがそうまでしてベルをダンジョンに潜らせないのには理由があった。

 新人であってもダンジョンに潜ることは自由であったが、やはり死亡率は高い。

 一階層のモンスターのほとんどはゴブリンなどの雑魚であるため、武器を持っていれば新人でも余裕で倒せる。

 ただし、それはあくまでも一体一の場合の話だ。 ダンジョンでモンスターと一体一で戦える機会はほとんど存在しない。 なぜなら、弱いモンスターほど群れをなして襲ってくるからだ。雑魚モンスターでもそれが五体も集まれば、新人ならその時点で逃げるべきである。  

 中にはモンスターの集団に無謀にも一人で挑む新人もいるが、大抵はすぐに周りを囲まれ、数の暴力に負けてしまう。

 

 つまり、どんなに浅い階層でもダンジョンに絶対の安全はないのだ。

 そのため、ダンジョンの危険性を熟知しているアイズやレフィーヤは、ベルに単独でのダンジョン禁止令を出したのであった。

 ちなみにベルたちは知らぬことだが、中庭にいる三人のことを上から見ていた者たちがいた。

 一人は中庭を立ち去っていくベルたちを見て、「アイズもレフィーヤもキャラ変わりすぎやろ!?まさかあの二人がここまでベルに過保護になるなんて、神であっても予測できるわけないやろっ!!」と興奮して叫び声を上げ、もう一人はため息をつきながら主神の頭を叩いていた。

 こうして、二人の保護者に見送られながら、ベルたちはダンジョンに向かうのであった。

 

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 通例、魔法の訓練をするときはダンジョン内で行う決まりがある。 それは言うまでもなく、攻撃魔法を都市の中で使うと市民に被害が出る可能性が高いためであるからだ。

 中には街の中で魔法をぶっ放す馬鹿な冒険者もいるが、その多くはギルドから重いペナルティーが課せられる。

 そういう事情があり、魔法の訓練をする者は皆、ダンジョンに潜るのである。アイズたちも例にもれず、ダンジョンに潜っていたのである。

「ここが、ダンジョンの中ですか…」

「夢中になって、私たちからはぐれないでくださいよ」

「は、はい!…そういえば、僕らは今どこに向かっているんですか?」

  

「…五階層の西端の『ルーム』に向かっているよ」

「あそこは正規ルートから外れてますから滅多に冒険者は来ませんし、魔導士たちに人気な訓練エリアはもう少し下の階層ですから、魔法の試射にはうってつけの場所なんですよ」

(『ルーム』…レフィーヤさんの言葉から察するに、広い空間がある場所なのかな?)

こうしてベルたちはダンジョン 五階層、西端の『ルーム』に足を運ぶのであった。

 

 五階層最奥の広間に到着したベルたちは、まず最初にレフィーヤが魔法を実演することにした。

「それでは、行きます!」

 レフィーヤは杖を構えて詠唱を始める。

「【解き放つ一条の光、聖木の弓幹。汝、弓の名手なり】」

レフィーヤの足元に、山吹色の魔法 (マジック)(サークル)が展開される。

山吹色の魔法円を展開させながら、レフィーヤは詠唱を紡ぎ続けた。

「【狙撃せよ、妖精の射手。穿て、必中の矢】!」

最後の詠唱を終えたレフィーヤの手元に光の弓が現れる。

 

(さて、どこを狙いましょうか…)

 

 光の矢を番えた弓を引き絞り、どこに狙いを定めるか迷うレフィーヤ。

 そこでタイミングよく、『ルーム』の出入り口の通路の先に、数体のモンスターの姿が現れたのを確認する。 そのモンスターたちはどれもが巨大な単眼を持った蛙型のモンスターであり、その口から長い舌をちらつかせていた。

 五階層出現モンスター『フロッグ・シューター』である。

(少々物足りない気もしますが、彼らを狙うとしましょうか)

 敵との距離は約五十メートル。

 並みの冒険者では敵に魔法を命中させるのには厳しい距離だが、熟練の魔導士であるレフィーヤには何の問題もなかった。

 レフィーヤは『フロッグ・シューター』の一体に狙いを定め、引き絞った弓から矢を撃ち出すのであった。

「【アルクス・レイ】!!」

 展開された山吹色の魔法円から光が弾け、レフィーヤの手元から一条の光が放たれる。

 一直線に加速しながら伸びる光の矢は、一番前にいた『フロッグ・シューター』に突き刺さり、次の瞬間には眩い閃光を放つ。そして近くにいた全てのモンスターを巻き込んで炸裂し、消滅されるのであった。

「す、凄い…っ!?今のが、レフィーヤさんの魔法っ!?」

 ベルがレフィーヤの魔法の威力に驚いている中、レフィーヤは涼しい顔で答えていた。

 

「私が使える魔法の一つで、照準対象を自動追尾する光の矢を撃ち出す攻撃魔法、【アルクス・レイ】です。単体しか狙えませんが、今みたいな弱いモンスターなら、光の矢の衝撃で数体は倒せるんですよ」

「五階層のモンスターでも反応できなかったくらい速かったのに、避けても自動で追ってくるとか強すぎせんかっ!?」

「まぁ使い勝手はいいんですが、【アルクス・レイ】の威力では、深層のモンスターに通用しないことが多いですね。それなので、今の魔法は私が使える魔法の中でも弱い方ですよ」

「い、今の魔法で弱い方なんですか…。レフィーヤさんって本当に凄いんですねっ!」

「ま、まぁ、このくらい普通ですよ」

 目をキラキラさせてレフィーヤのことを誉めるベル。

 その純粋な称賛にレフィーヤは思わずむず痒くなり、頬を少し赤く染めて答えるのであった。

 そんなベルとレフィーヤのやり取りを横で眺めているアイズは、相変わらず無表情であったが、内心はいつもより燃えていたのである。

 というのも、今まで(といってもまだ一日だが)自分に向けていてくれた笑顔を他人に向けていたからだ。本当に珍しいことだが、アイズの心に独占欲が芽生えてきたのである。

 

(…ベルは私の弟なのに、このままじゃレフィーヤに取られちゃう。そんなの、絶対に嫌だ…)

 レフィーヤの魔法の実演が無事終了し、次はアイズの番となった。

 

 ベルの姉としての威厳を取り戻すためにも、いつもより気合いが入ったアイズは魔法の準備に入る。

「…それじゃあ、次は私がやるね。危ないから私から少し離れてて」

「は、はい!」

「この位置まで下がれば大丈夫でしょうか、アイズさん?」

「…うん、そこなら大丈夫。それじゃあ、始めるね」

 魔法を発動しようとするアイズのことを、真剣に見つめていたベル。

 そのとき、ビキリッと得体の知れない嫌な音が聞こえてきたのであった。

(な、何だろう、今の音は…?)

 ベルが不思議に思い辺りを見回すと、ビキリ、ビキリッと迷宮の壁の一部から何かが割れるような音が鳴り続け、その音は徐々に大きくなってくのであった。

  

「こ、これってっ!?」

「そういえば、ダンジョンに潜るのは今回が初めてでしたね。これからダンジョンに潜り続けるのなら、嫌でも経験する瞬間ですよ」

「あの、レフィーヤさん。今、一体何が起こっているのですか…?」

「そうですね…。ダンジョンのモンスターが一体どうやって産まれてくるのか、ベルは疑問に思ったことはありませんか?」

 不吉な現象にベルが驚いている横で、もう何度もこの現象を経験しているレフィーヤは落ち着いたまま、ベルに問い掛ける。

「え、それは確かに不思議に思ったことはありますけど。…ま、まさか、この現象がっ!?」

「そうです。この現象がその答えです」

 レフィーヤが言い終わった瞬間、ベルたちの視線の先で、唐突にダンジョンの壁が破れ始める!

(これはっ…!?)

 ベルが目を見開いてその光景を見守る。そして生じた亀裂から、複数のモンスターが現れるのであった。

「壁の亀裂からモンスターッ!?」

「私も初めてこの光景を見たときは、ベルほどではありませんでしたが驚きましたね。…そうです、このダンジョン全体がモンスターの母胎であり、ダンジョンの中であるのならどこでもモンスターは生まれるのです」

 レフィーヤの言葉に続いて、アイズが発言する。

「…そして、ダンジョンは非常に狡猾。ベル、後ろを見てみて」

「えっ?」

 アイズの言葉に従い後ろを振り向いたベルが見たものは、ビキリッと音を鳴らして、先程と同じようにダンジョンからモンスターが産まれ落ちるところだった。

「同時に、しかも前方と後方に偶然、モンスターが出現するなんて…」

「…偶然じゃないよ。挟み撃ちは、ダンジョンだとよくあることだから、覚えといてね」

「は、はい、わかりました!」

「…それじゃあ、そろそろ始めるね」

 前方にいる敵を見据え、アイズは『魔法』を唱え始める。

「【目覚めよ】」

 レフィーヤの長文詠唱とは異なり、超短文詠唱を紡ぐアイズ。

「【エアリアル】」

 魔法名を唱えた瞬間、アイズの魔法は発動した。

 その魔法――【エアリアル】により、アイズの体を包み込むように風が現れる。

(アイズさんの周りに風が生まれた…?)

 僕でも視認できるほどの大気の流れにより、アイズさんの綺麗な金の髪が波打つ。 そんなアイズさんの姿を見ていると、何故だろう…英雄譚に出てくる存在と重なって見えた。

 

(これがアイズさんの魔法…。まるで、風の精霊が具現化したみたいだ…)

 

 僕の視線の先で、風を身に纏ったアイズさんは静かに剣を抜いた。

 そして風が揺らめいた瞬間、アイズさんの姿はかき消えていた(、、、、、、、、、、、、、、、)

(え、消えたっ!?)

「ベル、前方のモンスターを見てください!」

「ッ!?」

 僕がレフィーヤの言葉にしたがって前方を見たときにはアイズさんは全てのモンスターを倒し切ったところであった。

(は、速すぎるっ!?まさか一瞬であそこまで移動して全て倒したってこと…?)

 アイズがやったことは簡単だ。

 地面を蹴ってモンスターに突っ込み、そのまま一刀で切り伏せただけである。

 ただしアイズはその一連の動作をベルが視認できないほどのスピードで行ったのである。

 そして、前方の敵を全て倒したアイズは残るモンスターの方へと振り向き、またしてもベルの視界からかき消えるのであった。

(くっ!?やっぱり速すぎて、目が追い付かないっ!?)

 慌ててアイズの姿を追うベルであったが、すでに決着はついていた。 モンスターは全滅しており、アイズは剣を鞘にしまっているところであったのだ。

「う、嘘っ!?あんな一瞬で倒すなんてっ…!?」

 アイズさんの強さは模擬戦を通してわかっているつもりだった。

 そう、つもりだったのだ。

 アイズさんの実力は、僕の想像を遥かに越えていた。 確かにレフィーヤさんの魔法も凄かったけれど、アイズさんの魔法はそれ以上だった。

「今のがアイズさんの付与魔法【エアリアル】です。風を纏わせることにより、速度を上げたり、攻撃を補助したり、自分を守る盾になったりするので、まさに万能魔法とも言っても過言ではありません…」

 レフィーヤが魔法の説明をしている横で、ベルは先程の剣姫(アイズ)の姿が脳裏に焼き付いて離れなかった。

 風を身に纏わせたアイズさんは、まるで英雄譚で語られる風の精霊のように思えた。

そんなアイズさんの神秘的な姿を見て、僕は心の底から憧れを抱いた。

 だが同時に、どこか彼女と自分は違う存在だと思ってしまっている自分がいた。彼女の実力を目の当たりにして、思わず自分と比べてしまう。

 自分と彼女の、決して埋まることはないほどの実力の差に、僕の決意が鈍ってくる。

(僕は前にどこかで誓ったはずだ。アイズさんに追いつきたい、一緒に戦いたい、そしていつか彼女を守りたいと。だけど、そんなの不可能だったんだっ!弱い僕なんかがいくら頑張っても、アイズさんに追い付ける訳がないに決まってるんだ…。決まっているはずなのに…)

 ベルの顔がくしゃっと歪み、手のひらから血がにじみ出るほどに拳を強く握りしめる。

 

(―――どうして僕は諦めきれないんだっ!?)

 頭ではその夢が実現することはないとわかっているのに、どうしても願ってしまう。

 叶うはずのないその願いを実現するために、ベルは純粋に力を望んだ。

 ベルが望んだ力―――それはレフィーヤが放った、空を駆ける一条の『光』。

 ベルが望んだ力―――それはアイズが身に纏った、どんな敵をも薙ぎ払う神速の『風』。

 ベルが望んだ力―――それは彼女たちが持っている『魔法』という絶対的な力。

 心から『魔法』を渇望するベルの鼓動に共鳴するかのように、ベルが身に付けている白い玉が光り始める。

 その瞬間、時が止まった――――。

 




11月中は時間が取れないため、更新は遅くなります。誠に申し訳ありません。
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