再臨し、日本の守護龍   作:S弐型

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この小説は基本的に提督と機龍目線で進んでいきます


第3話 横須賀鎮守府

 海、それは母なる星「地球」の約7割を占めていて人類が取りかえさんとする物。人類の総力を決して行った反抗作戦、その甲斐もあって徐々に海域を取り戻しつつあるがそれでもなお大半の海域を深海棲艦が闊歩する中、とある海域にて深海棲艦とは違う何かがひっそりと活動を行っていた。

 

 一方は赤い甲殻のような装甲を纏い、右手に大きな鋏を左には槍みたいな物を持っていた。

 

 もう一方はぼろぞうきんみたいな物を重ねたような物を被っており、その隙間から赤く光る眼が輝いてた。

 

 二体の異形は、どこかを目指すかのように深い海底を進んでいった。その後に機械の様な物の残骸を残して……

 

 

 

 

 

 他鎮守府の工作員によって引き起こされた深海棲艦による襲撃から数日、ここ横須賀鎮守府では復旧作業が続いている。ここの提督を就任している俺の元には当然のこと事後処理に関係ある書類がわんさか来ていた。山のような書類の量を見ていると今すぐサボりたくなるが、そんなことしても書類が減る訳でもないしそもそもサボった所でうちの優秀な秘書艦によってすぐに連れ戻されるのがオチだ。

 

 そんな感じで職務をこなしていると、彼女と会う予定の昼前の時間になり直後に扉をノックする音が部屋に響いた。

 

「指令どの、話をしに来た入ってもいいか?」

 

「ああ大丈夫だ、入っていいぞ」

 

そう言うと彼女は「失礼する」と言いながら部屋に入ってきて扉を閉めた。

 

「すまないな、後回しにしてしまって」

 

「問題ない、現状は理解している。それと一部屋貸していただき感謝する」

 

「それはかわまない、君には命を助けてもらってるんだそれくらいどうという事はないさ。それじゃあ、今後の事について話をしようか」

 

 そんなこんなで彼女と話し合いが始まったのだが、ここからは驚きの連続だった。なんせ手始めに「まず最初に、私は艦娘ではない。その事を理解してくれると助かる」と言い出し、なら君は何者なんだと聞けば「よくわからん」と返す始末。そんな事を繰り返してるとあっという間に昼前になったのでここら辺で区切ることにしたので、

 

「要するに君は軍艦ではなく生体ロボットと言う物をベースにしており、今後現れるであろう深海棲艦以上の脅威に立ち向かうために建造されたということだな?」」

 

 そう彼女に確認を取ると「その通りだ、理解が早くて助かる」と言いながら出された紅茶を飲んでいた。そんな彼女を見ていると頭痛がしてきた、なんせ見たことも聞いたこともないスケールの話が出てきたので無理もないと思いたい。と、そう考えている彼は誰でもいいから変わってくれないかと思う始末であった。

 

「とりあえず話はここまでにして、昼飯でも食べに行かないか?」

 

「賛成だ、ここの食事はうまいからな」

 

「気に入ってくれて何よりだ、話の続きはその後にしよう」

 

 そう言った二人はさっそく食堂に向かうと各々の食べるものを取ってきて食事を始めた。そう、始めたのは良いのだが彼は困っていた。なんせ会話がない、だが話題を探しているそんな彼に天の救いが来た。

 

「提督、お食事ご一緒してもよろしいでしょうか?」と、聞いてきたのは艦これユーザーお馴染みの第六駆逐隊の面々だった。

 

「もちろん大丈夫だ。えーと、機龍…もいいよな?」と聞くと、「別にかまわない」とのことので「じゃあ、座ってくれ」と返すと「ありがとう(なのです)」と言いながら彼女らは席に着いた。

 

 その後は、第六駆逐隊の皆がいろいろ質問などをしてくれたおかげで黙々と食べるだけの食事にならずにすみ、ほかにも他の艦娘たちが別の席からや通りすがったり、噂の元の機龍を見に来たりした時に挨拶や話をしに来てくれたし俺も少しは話せたのでちょっとくらいは親睦を深められたと思いたい。

 

 質問内容と言えば…

 Q「出身地はどこです?」 A「生物として生まれたならビキニ環礁辺り、生体ロボットとしてなら日本だな」

 

 Q「得意な事はなんですか?」 A「たいじ…いや、計算と機械類の扱いかな」

 

 Q「一番好きな物は?」 A「特にこれと言った物は無いな。まぁ肉類などは好む方だがな…後はなんとなくだがボルシチ等だな」

 

 Q「今後の目標は?」 A「使命を果たす、それだけだ」

といった具合だ。

 

 そんな感じで午後の職務まで食後の談話をしているとひょっこりと妖精さんが現れた。

 

「提督さん、機龍さん、工廠が完成したことを報告しに来ました」

 

「そうか、ご苦労様。それじゃあ「ちょっと待て指令どの」どうした機龍?」

 

「ただの修理報告なら復旧作業が終わったといえばいい、なのに妖精さんは完成したといい私にも言ってきた。これはなにか別の事じゃないのか」

 

「その通りです、改めていうと機龍さんの装備などを専門とする工廠が完成しました。」

 

「ちょい待ち、そんな許可も指令も出してないんだが?」

 

「ここ数日の膨大な書類に許可証を紛らわせてもらいました「おい、何してくれてんだ」必要なことなので。それとその他の復旧作業は明日ヒトニマルマル頃終了予定です」

 

「はぁ~、造っちまったもんはしょうがない上への報告は後でやっておく。とりあえずその工廠やらへ案内してくれ。それと復旧の方は了解した」

 

 と、言うわけで俺と機龍+興味本位の暇な諸々の艦娘たちが妖精さんの案内で向かうわけだ。これは余談だが、不意に機龍が後ろを向き「そこのポニーテールに短パン・カメラにメモ筆記持った奴、記事が書きたかったら直接来い」と言って隅で隠れて聞いていたと思わしき青葉が慌てふためいた時はいろいろと驚いた。

 

 

 

 そして「皆さん、これが機龍さんの装備などを扱う工廠です」と妖精さんが言い中に入った俺たちを迎えたのは、外見は普通なのに中身はやや近未来的な未知の領域と化した工廠だった。これこそ機龍を運用するにあたって必要不可欠であり、後に俺たちの最後の切り札となる「機龍専用工廠」であった。




毎度ながら遅くなりましたが何とか完成しました
どうやらさっそく見切り発車のツケが回ってきたようです
次回は遅くても五月中に投稿する予定です、と言いつつ六月くらいになりそうだけど
こんな作者ですが引き続き見てくれればありがたいです
今後とも宜しくお願いいたします

次回、第4話 機龍専用工廠
相変わらずの単純なサブタイトルですな


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