δな始まり:新都市デジタル化
地球。何万年の歴史を刻み、地上や気候は姿を変え、それに合わせるように生物たちも姿を変えていく。
その歴史の中のとある一ページに、ギリシア族というものがあった。何者かに創られ24体の精霊がギリシアを統治していたという。
ギリシア族はそれぞれ武器を持ち、力もさまざま、人格も様々だった。
が、ある日、ギリシアの王が倒されたことによりギリシア国は崩壊。精霊も封印されてしまう。その後、精霊たちは目撃されていないという…
ー新都市新東京ー
「明日はいよいよ新入生の初陣だ。これは勝つ物ではない…自分の身を守るための技を教えあうんだ…諸君!他の部の共々に見せてやれ!」
「はい!」師範の言葉に白い道着を着た二年生達が返事をする。その中に俺、赤村圭(あかむらけい)はいた。そしてみんなばらけて練習に戻る。その中、俺の近くに師範が近づく。「圭。お前はいつも通りやればいいんだ。小細工はいらないぞ。分かったな?」
「分かってるけど…はい。」仕方なく返事をする。俺は少し憂鬱だった。何故憂鬱か。それは数時間前になる。
「では、新人戦に出るメンバーを発表する!まず……」師範はどんどんメンバーを発表して行く。俺は全然自信がなかった。先輩に沢山斬られ、練習もまともに出来ず、素振りしかしてない…選ばれるとは全く思っていなかった。
「大将…圭!お前だ!」師範に指を差され周辺を確認するが誰もいない。と言うことは大将になったのは俺だった。歓喜の他に絶望感が湧き出てきた。嬉しいのだが、全然練習できていない自分が大将なんて…自分には重すぎた。
そして今…落ち込み最後の練習にも気合が入らない。
「圭君〜緊張しないでよ〜いつも通りでいいんだよー?」
黒いロングヘアーをバンダナにまとめ女子代表に選ばれ、声をかけてきた彼女は住池勇美(すみいけいさみ)。薙刀使いで、演舞も演習も最高のレベル。その姿は白い妖精とも呼ばれる。その彼女は俺は幼馴染で、お互い切磋琢磨して部活をがんばっていた…つもりだった。
剣撃部。時代の進歩によりデジタルとアナログの格差が広がりアナログから更新しない都市は衰退して行った。新都市新東京は手紙や手書き、人力といったアナログを全て撤廃し、コンピュータ、オートマチックと言ったデジタルに移行していき成功した都市である。その中、新時代として様々な物が更新されて行った。その中、様々な物のデジタル化によって、自衛隊や警察は拳銃を使うことが増え、傷つけてしまうことが課題となった。そこで日本政府は剣道の人口は減少を続けていることに目をつけ、剣道を本物の刀や槍を使う競技に変えて行った。それが、剣撃部である。
剣撃は相手をどれだけ傷つけずに倒せるか、どれだけ早く敵を倒すかを試合形式で競う演習と技を組み合わせ作品を作る演舞があった。
もしも力があったら…なんて、起きない物だと思い、俺は頷く。
「分かったよ、いつも通り、な。」この言葉を絞り出すのが今の俺には精一杯だった。
何故自分が大将になったか…帰り道ずっと考えていた。師範はその回答を教えてくれなかった。これで負けてしまったらこの学校の剣撃部はどうなるのだろうか。考えるだけで不安になる。家に帰り料理を作り食べるが、その料理も喉を通らない。俺には両親はいない。どちらもデジタル改革に飲まれ共に行方を眩ませた。残ったのは超がつくほど放浪癖があるじいちゃんと財産とボロい一階の家が残った。だが親父は出て行く前何かはこのような物を託したような…
俺は思い出す。この家に親父が残していったものを。
今日はじいちゃんは帰っておらず、行き先もわからない。おそらく生きているのでほおっておくことにした。その中、棚から一つの木箱を取り出す。この家を出て行く前、親父はピンチの時にこいつを開けろと言って渡して行った。もう心が折れそうだ…木箱を開けた。
その中には薄い黄色い水晶が入っていた。俺はそれをつまみ上げまじまじと見つめる。すると水晶はいきなり輝きだし俺の胸に飛び込んでくる。そして、体の中に入ったのである。血などは出ないが確かに入ってきた感触、胸が苦しくなってくるが、変化は他の場所にも起こっていた。服は全身黒ずくめのスニーキングスーツに。髪の毛は金髪に。体は軽くなるような感触に襲われていた。そして、全ての変化が止まったことを確認して手洗いにある鏡を確認した。間違いなく自分の姿でない姿にただ某然とするしかなかった。
艦これ以外で作品書いてみました!えざかみうすです!
やっとこの作品を投稿できて自分は歓喜に包まれています…
文字数はいつもより少なめなので気休めとかで読んでください!