その名はδ   作:かえー

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王の復活編
Σの訪問:急な助太刀


夜の街、江戸や明治時代まではあまり町は明るくなかったんだろうが、今の時代夜の街は眠らないとまで言われるようになった。朝でも夜でも電光掲示板や電波が通いいつでも光って微妙に暑い。その中を走る影一つと、夜の輝きに紛れ光が多数。追われている俺は、ギリシアの魂δ(デルタ)を継いだ人間、赤田圭である。次に後ろから追いかけてくる人間は日本の警官。だが、昔の警官とは少し違う。無敵のギリシアを集めるために結成されたらしいLPSTとLPATが俺を追い詰めるのだ。

 

「さっさと降参したらどうだ赤田圭!!君は殺人等多数の罪で指名手配が出ている!後ギリシアの件について話を聞かせてもらおう!!」

「嫌だよ!あんな男を殺しただけで捕まりたくないし、国民の大多数も喜んでいるはずだろ!!」

「だが、人を殺したことに変わりはないだろう!」

 

確かにそうだ。だが、あれじゃ罠なのだ。俺は刺していないが自分から刺さりに来たのだ。ずるがしこい彼の策略にやられてしまったのだ。だが証拠がないために抵抗することが出来ないのだ。俺は街中を走り続けた。

すると後ろで大きな音が鳴り響き、警官たちが退却していく姿が見えた。音の震源地からは巨大なクレーターが出来ており中心地点には煙が出ている。中心に行き、何が落ちてきたからを見ると、ミサイルの断片だったのだ。

さらに何かの発射音を察知し、すぐ回避する。一秒後にはそこも大爆発を起こしでかいクレーターを作り上げたのだ。が、発射したところが読めず何発もミサイルが飛んでくる。そしてそのミサイルに追い込まれ、ついに路地まで追い込まれた。俺はここ最近力の使い方を忘れデルタの力を引き出せていなかった。当たればビルは倒壊し、俺は下敷きになってしまう。万事休すかと思ったその時だった。

黒い光がミサイルを二つに切り裂きそれぞれ爆破せずに地面に墜落した。次にその光は俺の体内に飛び込んで勝手に俺の体を操作し始めた。俺は意味が分からないままその場に身を任せていた。

 

しばらくして黒い球体は俺の家の前まで逃げてくれ、家までついた時に俺の体を返してくれた。黒い光は俺の体内から話しかけてくる。

 

『君はデルタじゃないのか…何なんだ君は』

「俺は赤田圭。この変な球体に居候されているんだよ。」

『王が…人間の体を選んだ?けど、完全には目覚めてはいないね……王なのに』

「王?」

『そう…デルタはギリシア4番目の位なのに24番目に君臨するオメガ様を倒して王になられた男。僕はその王を守る四天王の一人、Σ(シグマ)。電撃の力を司る21番目の使徒さ。』

 

どうやらそうらしいが、これはチャンスなのではないか。昔、王を守っていたものならばオメガのことを知っているのではないのだろうか。こいつはデルタがいる間はおそらく俺を乗っ取れないのだろう。それを利用し、俺はシグマを仲間にすることにした。だが、このギリシアが仲間になることによってこれから俺たちの運命が変わっていくなど…俺は知る由もなかった。

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