忘れた方も多いのではないでしょうか。
この数か月間色々ありました……。
この物語の大まかな設定などを保存していた端末が粉々になり、半ば心が折れかけていました。
こんなどうでもいい話は置いておいて、本編をどうぞ。
「久しぶりだな、サーゼクス・ルシファー、そして、グレイフィア」
「こちらこそ、久しぶりだね鳳凰院凶真」
岡部の顔が、歓喜に満ち溢れていた。
施設に帰れば、既にその運命を見定めていた岡部がイッセーたちを出迎え、今に至る。
イッセーたちはあずかり知らぬことだが、この厨二病な名前を呼ばれないことに岡部は脹れていた。
見た目は20代に見える岡部が、そんな子供のような態度を見せれば、例外なく施設の全員が引くだろう。
そちらの方が、心にクルものがあるため、岡部は今の今まで心の内に抑えていた。
しかし、サーゼクスのお陰でそんなストレスともおさらばだ。
「ふむ、やはり持つべきは気の合う友人だな」
イッセーたちが憐れみを込めた視線を向けているような気がするが、そんなものは無視一択。小さいことは気にしてはならない。
「その設定はいつまで付きまとうんだ?」
キンジのジト目すらも今は軽く流すことが出来る。
「うちのリアスが世話になっているね」
「基本的にこの施設は来る者拒まずだからな。誰だろうと、施設に悪影響を起こさない限りは受け入れるさ」
岡部は両腕を広げ、自信ありげな表情を作る。
「例え、それがこの星全てを飲み込む巨悪だろうと、な」
それに、サーゼクスは笑みで応えた。
「相変わらず、君たちはすごいな」
〇
悪とは何か。
単純に考えれば、悪いことを行っている輩のことを指す。
では、何が悪いことなのか。
その例えは無限にあるだろう。
窃盗然り、殺人然りと大事に発展するものもあれば、ゴミのポイ捨てや人の悪口といった、小さなものもある。
そして、それを罰するのが正義というものだ。
細かなことを割り切って考えると、つまりはこういうことになるであろう。
だが、仮に、悪と正義を色で表すとしよう。悪が黒で、正義が白だ。
正義を執行する者が、必ずしも白一色である保証がどこにあるというのか?
窃盗や殺人を犯さなくとも、ゴミのポイ捨てや人の悪口程度の小さな悪を働いたことがあるのではないか。
何が言いたいのかというと、完全なる白はいないということ。
そして、それは、完全なる黒もまた、存在などしていないということだ。……たった一つの例外を除いては。
その空間は、黒の、悪の感情をその内に多く潜めた者達が集まっていた。
「計画は順調だ。新たな戦力の増強も図り、このままいけば、我々の悲願は達成されることだろう」
頷く同志たち。
互いに、同じ悲願を掲げ立ち上がった者達だ。
この計画自体は悪とされるものだろうが、それも全て、これからのことを思ってのこと。
「この長い因縁にも終止符を打とうじゃないか」
〇
どこの世界にも、物好きという者はいるらしい。
ただの一勢力の一つに過ぎない団体が、世界のバランスを担う三大勢力に喧嘩を売る。
その行動の意味とは何か?
滑稽としか言いようのない無意味そのものだが、当事者たちにとってこの事柄はとても重要な意味を持つらしい。
結果は火を見るよりも明らかである。
だが、彼らは前進することを止めない。
どんな障害が現れようとも、全力を以って超えようとするだろう。
……面白い。
正直、興味本位で付いて来たに過ぎなかった。
所詮は正義の前に敗北する子悪党の所業そのもの。
とても、有意義な時間を過ごせそうにはなかった。
だが、いざ面子を見てみればどうだ?
これは、一騒動起きそうだ。
実にいい。
三大勢力が完全に手を取り、対抗してきたとしても、上手く事を進めることが出来れば、勢力の一つくらいなら崩すことも可能かもしれない。
……イレギュラーさえ現れなければな……。
それにしても、これだけの手札が揃っているのいるのならば、少しばかり遊んでいくのも悪くはないかもしれない。
知らずに口角が上がっていたようだ。
三日月を描くように、薄く、薄く、口角が上がっていた。
我ながら思うが、不気味な笑みだろう。
良いぞ。
もっと派手に暴れようではないか。
生命が一番輝く時はいつか。
それは、命を懸けた瞬間だ。
その時が、一番、命は美しく、そして、儚く散る。
……ああ、待ち遠しい……。
〇
施設内は大いに盛り上がっていた。
かつてからの旧友であるサーゼクスの来訪により、岡部とジョーカーが、多少羽目を外すことを(勝手に)許可したことにより、軽い宴会状態になっていた。
羽目を外す許可を出したのは岡部とジョーカーなので、必然的に全ての責任は二人が背負うことになる。
故に、エミヤや夕乃も
とりあえず、最低限の安全確保のため、イッセーとキンジは輪の外で様子を見守っているが、フリードは輪の中心でやりたい放題している。
「おいおい、いいのかあれ。確か、静雄さんが一番重宝してる酒だった気がするんだが」
「まぁ、良くはないだろうね。多分、10分の9殺しで許してくれるかどうかだと思うけど」
「……それもう死んでると思います」
イッセーの隣でオレンジジュースを少しずつ口に運んでいる切彦も口を挟んできた。
「おお、なかなかの飲みっぷりじゃないか。ますます殺されるな」
「自ら首を締めにいくとは、フリードのそういうところだけ尊敬するよ」
「……面白がってますよね?二人とも」
「「否定はしない」」
目の前で半裸で一升瓶をラッパ飲みしている兄弟がいるのだ。
この状況を楽しまずして何が人生か。
「まぁ、静雄さんに殺されそうになったら、少しくらい弁護してやるか」
「可哀そうだしね」
「それで刑の執行が止まるかと言われれば、何とも言えんが」
「むしろ悪化したりして」
「……やっぱり優しくないです」
切彦の視線がさらに冷たくなったように感じる。
そうこうしている間に、フリードは一升瓶を一気飲みし終わり、岡部達からの歓声を浴びていた。
「あの量を一気飲みして生きているって、相当だな」
「人間の皮を被ったバカだからじゃない?」
一升瓶の一気飲みには、流石のエミヤも苦笑いだ。
「というか」
イッセーはサーゼクスへと目を向ける。それにつられ、キンジと切彦もそちらに目線を向けた。
「なんか、これが魔王様の本性なんだろうけど……なんていうか、ただの酔っ払いにしか見えないな」
「同意する」
そこには、酒の入った盃を片手に、子供のような笑顔でフリードを讃えるサーゼクスの姿があった。
隣で静かに盃を傾けるグレイフィアとは真逆だ。
グレイフィアは仕事上、メイドという立場の為、初めは遠慮していたが、やはり、岡部とジョーカーには逆らえないらしく、言われるがままに酒を口に運んでいた。
そもそも、グレイフィアはサーゼクスの妻なので、この場でそんな堅苦しくしてほしくはない。
たまに、横目でサーゼクスを見たとき口元が綻んでいるのは、見間違いではないはずだ。
ふと、イッセーが口から零れたかのように言葉をつくった。
「たまにはこういうのもありかもしれないな」
「そうか?」
「……」
「なんか、嫌なことを全部忘れて楽しめる空間っていうのかな。俺は嫌いじゃないよ」
最近は、大きな事件が立て続けに起こり、全員が全員安らげるという時間はそうそう無かった。
そういう意味では、此度のサーゼクスの来訪は良い息抜きになったのではないだろうか。
「確かに、たまには、な。毎日だったら御免被るが」
「……楽しいのは好きです」
キンジと切彦も、笑みを浮かべていた。
「……だが、一人は今の状況を楽しめていないようだぞ?」
キンジがソファの端で丸くなっているリアスを指さす。
宴会の序盤で幼少期の写真をばらまかれ、同じく恥ずかしいエピソードを暴露されたリアスは、止める術がないと知ったか否か、この状態となって現実逃避をしていた。
正直、同情しまくりである。
「部長はちょっと諦めよう。今は、そっとしておいた方がいいと思うんだ」
よく見れば、小刻みに体が震えている。あんな辱めを受けたのだ、仕方ない。
「部長は強いよ。俺だったら死んでる」
肉体的な攻撃はいくらでも防ぎようがあるが、精神的な攻撃は、防ぎようがない。
少なくとも、イッセーがリアスと同じ目に遭うくらいなら、コカビエル100体と戦った方が1000倍マシだ。
「本当に、死にたい気分だわ」
「お、起きた」
そんな軽口を叩いている間に、リアスが体を起こしていた。
相変わらず半泣き状態で、その顔はリンゴのように赤い。
「気分はどうです?」
「最悪よ」
「デスヨネー」
凄く分かる。
〇
……彼に、任せてみるのも悪くはないかもしれない。
羞恥心で半泣き状態(自分のせい)のリアスを慰めるイッセーを見ながら、サーゼクスは思った。
元からそのつもりではあったが、改めて、イッセーという男を見直した。
……これからは、世界が荒れるだろう。その中で、イッセー君のような者が少しでも増えれば、一悪魔として嬉しいものがあるんだが……私たちの都合だけで彼らの自由を奪うとなると、申し訳ない気持ちになってしまうな。
「あの二人が気になるか?」
サーゼクスの正面で飲んでいた岡部が、小声で尋ねてきた。
「気づかれていたか」
「雰囲気でなんとなく、な。
確かに、イッセーはもう悪魔だ。お前の庇護下にいるといっても過言ではない。あいつがどんな人生を歩むにしろ、俺たちはそれを見守るのが仕事だしな。イッセーが悪魔の未来を担うのならば、それも一つの道としてありえる結末だろうよ」
岡部は、少しだけ口調をずらして話す。保護者らしい愛情を宿した瞳をしている。
「まだ、完全に決めたわけではないよ。でも、こんなにも早くに許可をもらえるということは思わなかった」
「それだけの信頼を勝ち得ていると考えておけ。お前の頑張りは聞いている。
だからこその信頼だ」
岡部の言葉に苦笑する。
古今東西、あらゆる書物や伝承にて、悪魔は心を誑かす悪として世に伝えられてきた。
故に、一般的な悪魔というものは、人々に恐れられる存在だ。
最近は純粋な欲望を叶えるために悪魔を召喚するもの好きも多いが、昔は、やはり精神のどこかに狂気を孕んだものたちが悪魔を召喚していた。
悪魔は取引さえ成立すれば、相手の願いを叶える存在だ。よっぽど不可能なものでない限り、その願いを成就させるために行動を起こすことだろう。
そういう意味でも、悪魔は悪として認識されるしかなかった。
それが変わったのは、魔王がサーゼクスに変わってからのことだった。
サーゼクスが魔王となってから、悪魔は変わった。
まだまだ一部の変化でしかないが、こうして、施設の管理人とも友好的になることが出来た。
精進せねばならない部分は多々あれど、確実に良い方向に向かっているのは違いない。
その前進の一歩が、此度の三すくみの会議なのだ。
結果的に、どの勢力も和平が一番の解決策だろう。
アザゼルがイッセーに接触していた以上、彼の性格を考えれば、悪魔側に対しては友好的にいきたいと考えているはずだ。
……最近は、不穏な動きを見せる組織も出てきたわけだしな。
「……宴会の場にそのような顔は似合わないのではないですか?」
隣に座る、グレイフィアが横目でそう言ってきた。
思わず、自分の口元に触れ、サーゼクスは笑みを作る。
「うむ、そうだな。ちょっと、いらない思考に浸ってしまったようだ」
今は、この宴会を楽しむ。
久しぶりに友人の家に来て飲んでいるのだ。今日ぐらい、嫌なことを忘れて騒ごうではないか。
〇
宴会の次の日。
イッセーは、オカ研のメンバーとともに、駒王町の案内をしていた。
相手はもちろん、サーゼクスとグレイフィアだ。
正直、道中のサーゼクスのテンションは観光そのものだった。
今、一同は某ハンバーガーショップで昼食を摂っているところなのだが……なぜか、サーゼクスは全メニューを注文し、他の客をドン引きさせていた。
「本当に、それ全部食べるんですか?」
「もちろんだ。私は、食事を残すということが嫌いでね」
「でも、食べきれるんですか?」
「これくらいなら食べきれるよ」
恐るべし、魔王。
「それに、冥界にもこの手のチェーン店を作りたいと思っていたところなんだ。そのためにも、その全ての味を知っておかないとね」
「なんか……頑張ってくださいね」
「任せたまえ。こう見えても、記憶力には自信があるんだ」
横に座るグレイフィアがため息をついているが、これが平常運転だとすると、魔王よりも、その補佐の方が疲れそうである。
「流石のおれっちも、あそこまでジャンクに染まることはできねーっすわ」
サーゼクスの前に広げられた、ハンバーガーショップ全メニューを前に、フリードも苦笑いであった。
唯一羨ましそうに見ていたのは小猫だけである。
〇
……まさか、本当に完食するとは……。
サーゼクスの食欲に、軽く戦慄を覚えそうだ。
初めの方は、本当に食べきれるのか心配であったが、5分経ったあたりで、その心配が杞憂であったことがわかった。
……あの体格、体型であの量を楽々完食とは……上級悪魔っていうのは総じて大食いなのか?
サーゼクスの食いっぷりは、イッセーの想像をはるかに超え、周りの客も開いた口が塞がっていなかった。
どこぞの大食い選手だと勘違いされるまでだ。
リアスがリンゴのように顔を真っ赤にしていたのを覚えている。とてもかわいかったです。
食べ進めるほど客たちのテンションは上がり、最後の方には歓声が上がっていた。
当の本人も乗せられると、それに応えるべく、食べる速度を速めるので、店内では突如現れた超美形外国人大食い選手として捉えられていた。
サーゼクス自身も、満更ではないらしいので良いだろう。
しかし、あれだけの量を胃に収めたにも関わらず、体型が一切変わっていないとはこれ如何に。
単純にあの量を収めた腹は、妊娠した女性のものと同じになる気がするのだが……。
イッセーは隣を歩くサーゼクスに目を向ける。
そこには、朗らかに笑いながら、先のハンバーガーの感想をグレイフィアに述べるサーゼクスの姿が。
改めて言う必要は無いだろうが、体型は一切変わっていない。
「いやぁ、やはり、日本は素晴らしいねイッセー君」
相変わらず朗らかな笑みのまま、サーゼクスが話しかけてきた。
「色々な文化が発展していますからね」
「うむ。数々の国を見てきたが、私個人としては日本が一番好きだな。だからこそ、この国を中心として悪魔の活動を行ってきたわけなんだが」
「アザゼルもそうでしたが、日本の何を魅力としているんですか?
アザゼルはかなりマニアックな方面で収集をしてましたけど」
イッセーの疑問に、サーゼクスは笑みを深めた。
「私もアザゼルとあまり変わらないかもしれないな。私は日本の技術力そのものに魅力を感じているんだ。日本人は手先が凄く器用だろう?
そういった、機械ではなく人が自らの技量を以って作るものが、私はたまらなく好きなんだよ」
そう語るサーゼクスは、とても子供のような笑顔をしている。
「機械で作るものは確かに精巧で、完ぺきなものが多いだろう。だがね、そこに個性があるかと問われれば、私はどうしても首を傾げてしまうのだよ。
だが、この国の人々が作ったものには、個性が溢れていると思うんだ。だが、それぞれの形が疎らかといわれれば、それも違う。同じものだが、違うものなんだ。まるで、人の一生のように感じられないかな?」
少し難しいことを言ったかな?とサーゼクスは付け足すが、イッセーは首を横に振った。
なんとなくではあるが、言いたいことは分かるような気がしたからだ。
フランクな人とばかり考えていたが、やはり、魔王の一角。様々な面で思考し、自分なりに哲学をしているようだ。
「次はどこに行かれますか?」
「神社に行ってみようと思うんだ」
ふと、イッセーの頭に新たな疑問が生まれた。
……悪魔が神社に入ることは可能なのだろうか?あそこは清らかな神気で満ちてるから、お祈りでもダメージを喰らう俺たちには縁のないものと思っていたけど。
顔に出ていたのか、サーゼクスが答えた。
「神社には、そこの管理人から許可を得て、悪魔専用の特別な護符を頂かない限り、相当な負荷がかかるよ。具体的には、地獄の業火に身を焼かれるような痛みを覚える」
「物凄く行きたくないんですが」
誰が好き好んで地獄の業火に焼かれるというのか。
「まぁまぁ。俺っちにゃ関係ねーことっすけど、魔王様はそこの許可を取っているってことっしょ?」
フリードが横からサーゼクスに確認する。
先の説明では、悪魔が神社の中に入るための最低限の通過儀礼のように聞こえたため、イッセーもそこまで今のセリフをまともに受け止めていなかった。
「いや、取ってないよ?」
殺す気か。
「あばよ
キンジが別れの言葉をかけてきた。洒落になっていない。
「お兄様、あまりイッセーをいじめないでもらえます?」
「そんなつもりはなかったんだが……イッセー君、私たち悪魔が神気に触れるとそれぐらいの負荷がかかると言ったね?」
「ええ」
「なら、触れないように、全身を魔力で覆ってしまえば良いだけさ」
「ええ……」
困惑した。まさに、脳筋の考えだ。
グレイフィアが冷たい視線でサーゼクスを見つめているが、本人は全く気付いていない。
だが、その脳筋な考えを実行できるからこそ、誰もサーゼクスに対して物言うことが出来ない。
「もちろん、君にもできるはずだよイッセー君」
「そんないい笑顔で言われましても……」
本当に行きたくない。
仮に、全身を魔力で覆うことに成功したとして、そこまでして神社に行く意味もないのだ。
最悪、その時だけイッセー抜きのメンバーで行ってもらい、イッセー自身はどこかで寛いでいればいい。
というか、そもそもの話、イッセーの他にも、リアスや他の眷属のみんなも神社には行けないのではないだろうか。
「俺だけじゃなく、部長たちも危険ではないですか?」
「ああ、それに関しては大丈夫だよ。いくら場所が分からなくとも、神社の入り口まで案内してもらえればそこからは一本道だろう?」
「まぁ、迷う方が難しいですね」
「だから、神社の入り口付近で待ってもらおうと思っているんだ」
なら、別にイッセーの案内も要らないだろう。
「では、俺も部長たちと待ってますね」
何故そこで残念そうな顔をするのか?
〇
リアスはイッセーと楽しそうに話す兄の姿を見ていた。
先日あった堕天使コカビエルとの戦闘によって、その後処理などに追われ、普段よりも一段と忙しい身にも関わらず、会議の場を見学するという名目で妹の参観日を見に来てしまうサーゼクスに、リアスは様々な感情を抱いていた。
……ま、まぁ?家族として、魔王という多忙な身でありながら妹のために時間を割いてくれるのはとてもありがたいことよ。でも、別に参観日にくる必要は無いんじゃないかしら?参観日なんてただの授業でしょ?私的には極力目立ちたくないのだけど……。
要するに、恥ずかしいだけなのだ。
……兄さまが来てからずっとテンションが上がらないわ。イッセーの隣も占領されちゃうし……なんで毎度参観日にはきっちり来るのかしら。
いつもの凛々しいリアスはどこかに行ってしまったようだ。
〇
結局、サーゼクスは見事に有言実行し、神社の中を探索してきた。
参拝までしてきたという。
悪魔が神に何を祈るというのか。
それから数日後、サーゼクスとグレイフィアは施設から出立していった。
……なんというか、魔王というよりかは日本好きの外国人観光客って感じがしたな。
感じではなく、そのままであった。
誤字脱字等のご指摘、、またはご感想お待ちしています。
原作と見比べて、全く話が進んでいないことに気づいた今日この頃、まだこの作品を待ち続けてくれている方がいるのか不安になりつつ静かに投稿させていただきます。
では、また次回おあいしましょう。