ラブライブ!—Story to make together—   作:TokyoのDio

14 / 43
どうも。おはこんばんにちわ!でぃおです。


色々と伝えたい事があるので後書きに書きます!まずは小説を読んでください!

それでは…どうぞ!


#13 ラストスパート

 

 

 

 「ねぇ?せかちゃん。ちょっといい?」

 

 休み時間、高坂を筆頭に俺の所へやって来る高坂と園田と南。

 一体なんだろう。そんな事を思いながら高坂達の方へと顔を向ける。

 

 「なんだよ、いきなり」

 

 「頼み事、なんだけど……」

 

 この頼み事によって俺の面倒な1日が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はぁ?!それ本気で言ってんのか?!」

 

 余りに予想外の頼み事過ぎて思わず声を荒らげてしまう。

 高坂の言っていた“手伝って欲しいこと”とは————

 

 「俺にダンスの振り付けを考えて欲しいって、お前そりゃ無理があるだろ!!」

 

 そう。高坂が俺に頼んできたのは、ダンスの振り付けを考えて欲しい。との事だった。

 

 「えぇ〜!せかちゃんお願いだよぉ…そこを何とかっ!」

 

 「柊君、お願いします」

 

 「せか君…お願いっ!」

 

 3人は俺に向かって頭を下げる。

 いやいや、そんなに頼まれても困る。

 

 「無理だ!ダンスなんか知らねぇから出来ねぇよ」

 

 「それは分かってるよ!でも……」

 

 「でも、じゃない。無理なもんは無理だ。」

 

 「うぅ……」

 

 きっぱりと言い切る。俺はダンスの事について一切知らない。ましてやついこの間までアイドル、というものにも興味が無かったんだ。そんな俺に振り付けを考えてくれ。なんて無理な話だ。

 

 「そもそも、俺に頼まないでお前達3人で考えた方がいいんじゃないか?ライブをするのはお前達なんだから。その方がイメージ沸くだろ?」

 

 冷たい事を言っているのは自覚していた。でも、ただのお手伝いさんの俺がやるよりも実際に歌って踊るこいつらが考えた方が絶対にいいものが出来ると思ったんだ。

 

 「確かにそうかもしれませんね……」

 

 「だろ?だったら……」

 

 園田が俺の意見に同意する。ほら、分かったならちゃっちゃと取り掛からないと。もうそんなに時間は無いんだぞ?

 

 「でも、多分それは難しいです。」

 

 「……理由は?」

 

 だが、園田は何故か出来ないと言う。単刀直入に言わない園田に少し苛立ちを覚えた俺はたまらずにその理由を尋ねた。

 

 「海未ちゃんは弓道部があって私は衣装作りがあるから…練習の他に振り付けを考えるってなると時間が足りないの……」

 

 俯きながら寂しげに答える南。

 

 そっか……南には衣装作りの仕事がある。園田に関しては部活に入っているんだったな。

 確かに2人の時間をこれ以上削るわけにはいかない。

 と、なると必然的に残ったのは

 

 「高坂と俺しか出来ないって訳か……」

 

 「うん、そうなんだ……」

 

  高坂はそう答えた。

 まぁ、確かにこいつら自身だって本当は自分達でやりたいはずだ。でも、今回ばかりはそれが難しい。

 

 「無理も承知です。頼まれてくれませんか?」

 

 「せかくん…お願いしますっ!」

 

 「私も一緒にやるから!せかちゃん、お願い!」

 

 俺の前で頭を下げる3人の少女達。

 

 くそ…ここまで頼まれたら……

 

 俺も鬼じゃないんだ。しょうがない、一肌脱いでやるか。

 

 「……分かった。」

 

 「本当ぉ?!」

 

 「ありがとう!せかくんっ!」

 

 「ありがとうございます!」

 

 俺が承諾すると飛び跳ねて喜ぶ高坂と礼を言う南と園田。

 まぁ……これだけ喜んでくれれば俺がやる意味がある…のか?

 とりあえず、やるからにはしっかりとやらないと。

 

 「本当にありがとう、せかちゃん!それじゃあ、今日の放課後、穂乃果の家で一緒に考えよう?」

 

 と、言う高坂に対して

 

 「あぁ、分かった。」

 

 と、俺は返す。

 とりあえず今からでも簡単に考えておかないと。

 そう思った俺は素人ながらにアイドルっぽそうなダンスを思い浮かべようとする。

 と、そこである事に気がついた。

 

 穂乃果の……家…で?

 

 「ちょっと待て、高坂」

 

 「ん?なになに?」

 

 俺が高坂に声をかけると高坂は首をかしげながら俺の方へと向く。

 

 「今、お前の家でって言ったか?」

 

 「うん。言ったけど…どうかした?」

 

 「あ、うん。そっか……あははは」

 

 俺の口から乾いた笑いが出てくる。

 正直こいつの家に行くのは気が引けてしまう。

 

 

 やっぱり……嫌になってきたなぁ……

 

 

 しかしそんな事を言える訳がない。

 放課後、俺は高坂の家へと連行されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「で?どうするんだ?」

 

 俺は高坂の部屋に着くなりそう問いかける。

 すると高坂はあっ!っと声を出して何かに気付いたようだ。

 多分、この反応は……

 

 「考えて…ないや……えへへ」

 

 舌を出しながら答える高坂。

 その仕草を見た俺は立ち上がり部屋のドアに手を掛けて———

 

 

 「じゃ、俺帰るわ!」

 

 「ダメだよぉ!まだ何もしてないんだから帰らないでぇ〜!」

 

 帰ろうとする俺を慌てて引き止める高坂。

 いや、言い出しっぺが無計画ってどういう事だよ……まったく。本当にやる気があるのか疑えてくる。

 

 「ど、どうしよう。何から始めればいいのかな……」

 

 高坂は困った顔をしながら俺に尋ねてくる。

 いや、そんな顔されても困るわ……

 毎回毎回、高坂はいつもこうだ。まったく……俺はなんでこんな奴に手を貸してしまったのだろう。

 

 「はぁ……まずは色々なスクールアイドルのダンスを見てみればいいんじゃねぇの?」

 

  心の中で毒づきながらも俺は助け舟を出してやる。

 

 「それだよ!せかちゃんナイスアイデア!よし、パソコン持ってくるね!」

 

 俺の助言を聴いた高坂はパァッと明るい笑顔になり大喜びする。そして高坂は立ち上がりよいしょよいしょとノートパソコンを引っ張り出してちゃぶ台の上に置いた。

 

 「よし!今からスクールアイドル鑑賞会だ!」

 

 おー!と1人で拳を掲げながら意気込む高坂。

 いやいや、ただ単に鑑賞してるだけじゃだめだろ。と、ツッコミを入れたくなるがぐっと堪え、高坂と共にパソコンの液晶へと目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あっ!これいいかも!」

 

 「いや待て!これよりこの振り付けだろ!」

 

 「えぇ〜……」

 

 

 

 

 

 「おぉ、これカッコイイじゃん。」

 

 「えぇ?!こっちの方がいいよぉ!」

 

 「お前…センスねぇな……」

 

 

 

 

 

 「ねぇせかちゃん!これは?!」

 

 「これはもっと、こういう動きの方がカッコイイと思う」

 

 「おぉ!それいいよ!」

 

 

 

 

 

 

 そんなやり取りをしながら数十分。大体の振り付けの案が固まってきた。

 

 「ふへ〜疲れたぁ……」

 

 間抜けな声を出しながらゴロンと大の字で寝っ転がる高坂。

 

 「まだ終わってないんだぞ」

 

 俺も口ではそんなことを言ってるがゴロンと床に寝転ぶ。流石に数時間ぶっ通しで液晶を観るのは疲れた。

 

 「そういえば」

 

 寝転がりながらふと思いついた事を口に出す。

 

 「これって、俺じゃなくても良くないか?」

 

 高坂の友達にでも頼めば良かったのに……なんで俺なんだ?

 するとそれを聴いた高坂はムッとした顔になり立ち上がった。

 

 「ダメだよ!せかちゃんに手伝って欲しいの!!」

 

 「お、おぅ…そうか」

 

 余りの勢いに俺は中途半端な返ししか出来なくなってしまう。

 そして、高坂はそのまま続けた。

 

 「今まで一緒に手伝ってくれたでしょ?だからせかちゃんじゃないとやだ!」

 

 多分。これは嘘偽りのない高坂の気持ちなんだろう。そう思うとなんだか恥ずかしくなってきた。

 

 「え…あ、その……ありがとう」

 

 何故か俺が礼を言うハメになってしまった。

 いや、そういうの調子が狂うんでやめてください。高坂さん。

 

 「ん?あ、せかちゃん照れてる〜!」

 

 「うるせぇっ。ほら続きやるぞ」

 

 高坂にからかわれた俺はこれ以上弄られないようによそよそとパソコンに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数日後

 

 

 

 

 「高坂!先走り過ぎた。しっかりとリズムに合わせろ!」

 

 「うん!」

 

 「南!逆にお前は遅れてるぞ!周りをもっと良く見ろ!」

 

 「はい!」

 

 「園田!お前は動きが小さい!もっと自信持って大きく動け!」

 

 「分かりました!」

 

 

 俺達は西木野さんにもらった曲を流しながら高坂と俺で考えたダンスの練習をしていた。これが案外難しくて後ちょっと、という所でミスが生じてしまう。

 そのミスもこいつらの性格がまんま出ているものだった。

 まず、お転婆な高坂はリズムキープができずにどうしても先走ってしまう。

 次に南。基本的におっとりしている性格からか、高坂の全く逆でテンポが遅い。

 そして、恥ずかしがり屋の園田は高坂と南に比べて身体の動きを抑えているように見える。

 良くいえば三者三様、悪く言えばバラバラのダンスを見るとどうしても悪い意味で目立ってしまっている。どうにかしないとライブが失敗するのは目に見えていた。

 

 「よし。とりあえず休憩だ。水でも飲め」

 

 これ以上やっても意味が無いと判断した俺は曲を止め高坂達3人に飲み物を手渡す。

 

 「やはり、難しいものですね……」

 

 「うん、全然揃わないよぉ……」

 

 俺から飲み物を受け取って階段に腰を降ろしながら園田と南はそう言った。

 まぁ、今までダンスを経験したことのないこいつらにとって数週間でダンスを完成させろというのは辛い以外の何物でもないのかもしれない。むしろ、数日でここまで出来た事を褒めるべきだ。

 

 「やっぱり難しいか……」

 

 園田と南を眺めながらそう呟く。確かに振り付けの中には難しいものも沢山ある。時間が少ないのにこれを完成させるのはキツイ。

 

 少し振り付けを修正するしかなさそうだな……

 

 そう思った俺は高坂達3人に声を掛けようとするが—————

 

 

 「諦めちゃダメだよっ!」

 

 それは高坂の声によって阻まれた。

 

 「「「え?」」」

 

 いきなり立ち上がってそう言った高坂を見た俺達は不思議に思い高坂を見上げる。

 

 「私達ここまで頑張って来たんだよ?歌詞も歌もとってもいいものが出来たのにダンスが中途半端だなんて嫌だよ!!私達のライブ、最高のものにしたい!だから最後まで頑張ろうよ!!」

 

 高坂は声を張り上げてそう言う。

 

 「穂乃果………」

 

 園田は高坂を見ながら呟く。数秒間を開けて考える素振りを見せた後、彼女は再び口を開いた。

 

 「分かりました。ここまで来たんです!やって見せましょう!ね?ことり?」

 

 「うん!」

 

 園田と南は笑顔を見せながらそう答える。

 こいつらは諦めないらしい。

 

 「……!!海未ちゃん!ことりちゃん!ありがとう!ぎゅ〜っ!」

 

 「ほ、穂乃果……」

 

 「わわ、苦しいよぉ!」

 

 高坂は礼を言うと嬉しそうに園田と南に抱きつく。本当に仲が良い3人なんだな……

 

 「よし。じゃあ、もう1回だ。今日中に揃うようにするぞ!!」

 

 そこで俺は3人に声をかける。

 抱き合ってる3人に水を指す様で悪い気もしたが、時間が無いんだ。しょうがない。

 

 「うん!!頑張ろう!」

 

 「ええ!」

 

 「うん!」

 

 そして3人は各々の立ち位置に着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 本番まで数週間。揃えられるものは殆ど揃った。後は……スパートをかけてやるだけだ。

 

 こいつらのライブを成功させる為に。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

さて、いよいよμ'sのfirstライブが近づいて来ました!やっとかよ!という方もいらっしゃると思いますが、その辺は申しわけないです。
そして、μ'sのfirstライブが近づく中、作者の私はμ's Finalライブへと参戦して来ました。
幾つもの曲を笑顔で歌う9人、いや、18人の女神達には感服させられました……
こんなに素晴らしいコンテンツに出会えた事、こうやって小説を書くキッカケをくれた彼女達へ精一杯のありがとうを伝えて来れたと思います。
やはりラブライブ!は最高です!
彼女達に恥じぬ様、面白い小説を書いていこうと思うのでこれからもよろしくお願いします!

評価、コメントをお待ちしております!どんなものでも来れば作者はとっても喜びます!!是非是非、お気に入り登録、評価、コメントをよろしくお願いします!

それではまた次回お会いしましょう!それでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。