ラブライブ!—Story to make together— 作:TokyoのDio
区切りなどの関係上、今回は少し短めになってしまいました。ご了承ください
それでは…どうぞ!
μ'sファーストライブから数日後の事。俺は高坂、南、園田と学校へと向かっていた。
もう、こいつらと一緒に行動するようになって1ヶ月くらい経った。こうやって登校するのももう当たり前のようになってきたな……
「いやぁーいい天気だね!快晴だねぇ!」
「朝っぱらからうるせぇな……」
「ホントですよ穂乃果……」
このやり取りもいつものやり取りでデジャヴ感がある。
いつも同じ事を言われるこっちの身にもなって欲しい。
「元気出していかないとだめだよ〜?ほら、ファイッ!オー!」
1人で拳を掲げる高坂。勿論、だれもやる奴はいない。高坂みたいに馬鹿じゃないからな。
「まぁこの馬鹿は置いといて、だ。今日は何をするんだっけ?」
「えぇ?!せかちゃんひどい?!」
「穂乃果、少し静かにしてください」
「海未ちゃんまで!?ことりちゃ〜ん2人が虐めてくるよぉ……」
「よしよし♪」
「はぁ……今日は勧誘をするつもりです。いち早く部員を揃えて正式に部活動として認めてもらいたいので」
落ち込む高坂をよそに、淡々と説明を続ける園田。
確か……ちゃんとした部として認めてもらうには5人必要だったはずだ。仮に俺を入れるとしても最低でも1人は必要なのか。
「目星はついてるのか?」
「いえ、それが全く……」
園田は俯く。
なるほど……そのあと1人がなかなか見つからないのか。
何とかして早めに確保しておきたいところだけどな……
「穂乃果は花陽ちゃんがいいと思うけどな〜」
悩んでいる俺達に高坂が横槍を入れてくる。
「花陽ちゃんって……ライブに来てくれたあの……?」
「そう!小泉花陽ちゃん!」
小泉花陽、というのは俺達のライブに来てくれた子で、俺達のことを応援していると言ってくれた。
でも、俺が彼女に対して思ったことは……
「高坂…反対するようで悪いんだけどさ、彼女、見た感じだけど園田と同じで人前に出たがらないタイプだと思うぞ?」
「私もそう思います」
多分俺の感はあってる。人前で話す事、苦手そうだったし。
「えぇ〜?そうかなぁ?穂乃果はいいと思うんだけどなぁ!私達のライブを見てる時、すっごく目が輝いてたんだよ?こう、キラキラァって!きっと、興味があるんだと思うんだけどなぁ〜」
「お前…それホントかよ……」
「本当だってばぁ!」
こいつは適当な事を言うから宛にならねぇ。まぁ、気にかけておくか。
「あの、さ?ちょっと…時間が……」
南が少し焦り気味で何かを訴えかけてくる。
……ん?時間……?あっ……
「やっべぇ!」
「遅刻ギリギリです!急がないと!!」
「よーっし!4人で競走だ〜!」
最近走るのが多いなぁと思いながらも俺達は全速力で学校へと向かった。
休み時間。俺達は南の要望で飼育小屋に来ていた。
何故?って思うかもしれないけど南は見たい物があるらしい。
「ふわぁ〜……えへへへ♡」
「こ、ことり?あの……まだですか?」
「そうだよぉ!早く勧誘に行かないと〜!」
「もうちょっと…もうちょっとだけ……」
南が見ている、と言うか触っているのは、モフモフした謎の生き物。しかも2匹いる。
白色と茶色の毛むくじゃらの2匹は南に撫でられてとても気持ちよさそうにしていた。
……つーかこいつら何て生き物だよ……馬?いや、ラクダか?
「あの〜…南さん?この馬だかラクダだか分からない生き物は何だ?」
「そ、そうですよ……この得体の知れない生物はなんですか?」
「穂乃果、ちょっと怖いよ……」
「この子達はね、アルパカさんっていうんだよ」
「アルパカ……」
なるほどこの毛むくじゃらはアルパカっつーのか。
ンメ゛ェェェ
南に撫でられている茶色いアルパカが気持ちよさそうに声を上げる。俺にはその姿が酷く間抜けに見えた。
「ははっ!こいつ、間抜けな声だな〜」
ヒィィィィン!!
「わっ!何だよこいつ!」
「だめだよせかくん!アルパカさんに失礼な事言っちゃ!」
アルパカは俺がバカにしたのが分かったらしく、俺を威嚇して睨みつけてきた。
そして、次の瞬間
カーッ!ぺっ!
「うぉわぁ?!あっぶねぇ!こいつ、俺に唾かけてきたぞ?!しかもくっせぇし!!」
突然、アルパカはとんでもなく強烈な匂いをした唾を俺に吐きかけてきた。
すんでのところで避けたからいいものの、これが服についてたらどうなってたんだよ……つーか地面からでも臭ってくるし………
「柊君が失礼な事を言うからです。動物に優しく出来ないなんて最低ですよ?そのまま服についてしまえばよかったのに……」
「お前もけっこう失礼な事俺に言ってるけどなぁ?!」
「そうだよ?せかちゃん。動物には優しくしてあげないと!」
「お前さっきビビってたじゃねぇか!!」
こいつら……さっきまで目の前のアルパカを怖がってた癖に…分かりやすいくらいに手のひら返しやがって……いつか仕返ししてやるからな!
「この子達は怖くないよ〜?ほら、こーんなにモフモフで———ひゃぁっ?!」
「ことり?!」
「ことりちゃん!!」
「南!!」
南がアルパカの首を撫でるとアルパカは南の顔をベロンと舐めた。
野郎、舐めた真似しやがって……!
……別に、上手いことを言おうとしたわけではない。
「こ、ことりが!!ど、どうすれば……はっ!各なる上は、弓で……!!」
「ちょ、ちょっと待て!!弓で何するつもりだ?!動物に優しくって言ったのはどこのどいつだよ!!!」
「ど、ど、ど、どうしよう?!あっ、こういう時は警察の人に電話だよね?!」
「あほかお前は!!たかが動物に顔を舐められただけだぞ?!何で大事にしようとするんだよ!……ほら、大丈夫か?南」
「うん…ありがとっ ……嫌われちゃったのかなぁ……?」
俺は倒れてる南の腕を掴んで立ち上がらせる。
いきなりの出来事に南は少し動揺しているようだ。
多分、そんなに心配しなくても大丈夫だと思うんだけど……
「大丈夫ですよ。楽しくてじゃれただけだと思います」
不意に後ろから声をかけられる。
「えっ?」
振り向くとそこにはμ'sのライブに来てくれたメガネのをかけたあの子。たしか……小泉花陽って名前だった気がする。
「あっ!ライブに来てくれた花陽ちゃん!」
「ど、どうも」
駆け寄ってきた高坂におどおどしながらもアルパカの飲み水を交換する小泉さん。
「所で、どうしてこんな所にいるの?」
「私、飼育委員に入っているので……」
「あぁ!なるほど!」
何気なく会話を交わす高坂と小泉さん。
何となく思ったんだけど…高坂、元々の目的忘れてないか?
「……高坂、ちょっとこっち来い」
「ん〜?何?」
「今朝、何するって言ってたか覚えてるか?」
「もちろん!…………
………………なんだっけ……?」
はぁ……やっぱりな……
思わず頭を抱えてしまいそうになる。
「お前さぁ……部として認めてもらうためにまずは人集めからするって言っただろ?」
「あぁ!そうだ!……ねぇねぇ!花陽ちゃん!」
「は、はひっ?」
思い出したらしく声を出す高坂。すると何故か小泉さんに声をかけた。
いきなり声かけるからびっくりして声が裏返っちゃってるじゃねぇか……
高坂のやつ、何をするつもりだ?
「アイドルやらない?」
「いやいやいや、いきなり過ぎるだろ」
「そうですよ穂乃果……」
いきなり勧誘をしだした高坂にツッコミを入れる。
「ふぇっ?私が?!」
ほら、小泉さんいきなりの出来事過ぎてめちゃくちゃ慌てちゃってるし。
だいたい、やたらめったらに勧誘すればいいって問題じゃないだろ……良さそうな人材を見極めてからにしないと……
「でもでも、少しは強引にいかなくちゃ!花陽ちゃん、君は輝いている!大丈夫。悪いようにはしないから!是非、スクールアイドルに!」
「悪人のセリフにしか聴こえねぇよ!!」
「穂乃果ちゃん、強引過ぎ!」
南の言う通りだ。幾ら何でも強引過ぎる。
まぁ、小泉さんがやりたいって言うならそれでいいんだけど……
「わ、私より……のさんのほうが……」
「あー、ごめん……もう1回言って貰ってもいい?」
「す、すみません…私なんかより、西木野さんの方がいいと……」
あ〜確かに西木野さんは適任だと思う。けど彼女がOKしてくれるとは思えないんだよなぁ……
それにしても、なんで小泉さんは「私なんかより」なんて言うんだろうか。見たところアイドルが好きみたいだし、その気持ちだけでいいと俺は思うんだけどな……
ま、今は考える時じゃないか。
キーンコーンカーンコーン
校舎から聴こえてくるチャイムが休み時間の終を告げる。
「かーよちーん!次、体育だよー!早く行こ〜」
すると、校舎の方から女の子の声が。
あの子は……小泉さんと一緒にライブに来てくれた子か……?
「花陽ちゃん、あの子は?確かあの子もライブに来てくれてたよね?」
「彼女は星空凜ちゃん。私の友達です。凛ちゃん!今行くね!……それじゃあ、失礼しますっ」
ぺこりと一礼して友達の星空さんの所へと向かっていく。そのまま小泉さんは星空さんに引っ張られて行ってしまった。どうやら、星空さんは小泉さんとは違って活発な女の子みたいだ。
「さて、私達も授業の準備をしないと」
「次の休み時間はちゃんと勧誘するからな!」
「あ〜ん!アルパカさ〜ん!」
「ほら、ことりちゃん行くよ〜?」
そうして飼育小屋を後にする。
少し急がないと授業に遅刻してしまいそうだ。俺達は駆け足で教室へと向かった。
いかがでしたか?
今回は特に書くことがありませんね(笑)強いて言うのならこの前遊戯王の最新パックを2箱買ったことくらいでしょうか。銀河眼の光波竜が当たりました。やったね!
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