ラブライブ!—Story to make together— 作:TokyoのDio
またまた更新が遅れてしまいました……本当にごめんなさい!orz
少し今の生活が忙しくなってきたので今後も更新にばらつきが出てきてしまいそうです。ご了承ください。
さて、今回は久しぶりの日常回です!1年生組も加わったので少し賑やかになりそうですね(笑)
因みに題名は和訳すると『鬼ごっこ』です!
それでは…どうぞ!
いつも通りの待遇な授業中。俺は授業の説明をしている先生の話を聞かずに、ぼーっとしていた。別にふてくされているわけではない。ただ、少しだけ疲れてしまった。
ここ最近の事を思い出す。
スクールアイドルを始めて。
必死に練習をして。
講堂で初めてのライブをやって。
そして昨日。
小泉さん、星空さん、西木野さんが仲間に。μ'sは3人から6人となった。
めまぐるしい変化を遂げて、μ'sは少しだけ大きなグループになることができた。
「疲れたな……」
この短い期間でここまでの成果を出すには結構な労力が必要だった。主に俺。ここ最近は走って走って走りまくった。おかげで脚の筋肉が張ってバキバキだ。この授業が終わったらいつも通り屋上で練習だと思うと少しだけ憂鬱になってしまう。
「はい、じゃあ今日の授業はここまで!ホームルームはないから各自で帰るように!」
そんなこんなしているうちに授業が終わってしまった。クラスの皆は支度をして帰ろうとしている。
あれ?もしかして、ここで便乗すればバレずに帰れるんじゃねぇか……?
そう思った俺は荷物を持って教室から出ようとしている奴らの波に入ろうとする。
が、
ガシッ!
「何をしているんですか?」
「そ、園田…?!」
俺の後ろには、なんだかヤバそうな笑顔で俺の腕を掴む園田が。
「何を…しているんですか?」
「え?あ、あぁ…ちょろーっと腹が痛くてね?トイレに……」
「嘘、ですよね?」
「い、いやぁ……まさか」
「う・そ・で・す・よ・ね?」
「は、はいぃ!!ごめんなさい!!」
園田の笑顔からは殺気のようなものが出ていた。こんなん逆らえるわけがない。
「じゃあ、行きましょうか」
そう言って園田は俺の腕を引く。
「一応聴いておくけど、どこへ行くの?」
「……?屋上に決まっているじゃないですか」
「ですよねぇぇぇぇ!!嫌だぁぁぁぁぁ!!」
「ダメです。ほら、行きましょう?」
行きましょう?と、言う割にはもう進んでますよ園田さん。俺、引きずられちゃってますよ。
俺はそのまま引きずられて屋上へと向かった。
これが後に語られる音ノ木坂学院七不思議の1つ、『ずるずるさん』の大元になった出来事である。
「あ゛〜体痛い……」
「柊君が悪いのですよ。歩こうとしないから!」
「まさか階段まで引きずるなんて思わねーよ……」
俺は所々傷が出来ている体を摩りながら言う。
園田のヤツ、容赦なく階段でも俺のことをずるずる引きずりやがって。おかげでそこらじゅうアザだらけだ。
「もう皆が待ってます。早く行きましょう」
「そうだなー」
園田に促されて屋上の重たい扉を開ける。
「あ〜!せかちゃん遅いよ!」
「あ、海未ちゃん!連れてきてくれたんだね」
踊り場には、高坂と南が。
そして、
「ど、どうもっ!」
「最初の練習から遅刻ってどういう神経しているわけ?」
「先輩遅いにゃ〜!」
新しくメンバーとなった一年生達が。
どうやら先に着いて高坂達と練習をしていたみたいだ。
そこで、俺は小泉さんに少しだけ違和感を覚えた。小泉さんにいつも付いてたものがなくなっている。
「あれ、眼鏡は?」
「あぁ、コンタクトにしたんです。真姫ちゃんと凛ちゃんに好評だったので」
「おぉ、そっかそっか。って……ん?真姫ちゃん?」
確か、小泉さんは西木野さんって呼んでたけど……呼び方変えたのかな?
「真姫ちゃんがそう呼んで欲しいって言ってたにゃ!ね?真姫ちゃん!」
星空さんはそう言って西木野さんの事を見る。すると西木野さんは顔を赤くした。
「べ、別に嫌ならいいのよ!」
「そんな事ないよっ」
「凛もそれでいいにゃ〜!真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃ〜ん!」
「何よ〜!鬱陶しい!」
じゃれてくる星空さんを振りほどこうとする西木野さん?でも、満更でもなさそうだ。
「———で、なんだけど」
「ん?」
「私達を呼ぶ時、さんってつけるでしょ?それ、やめてくれない?」
「え、何で?」
「別に、これと言った意味は無いけど……」
「あ〜!真姫ちゃん嘘ついた!よそよそしくて嫌なのよ。って言ってたにゃ!」
「ちょっと凛!それ誰の真似よ!」
「いふぁい!いふぁい!!」
からかった星空さんのほっぺを抓る西木野さん。
なるほどな。もうチームメイトってわけか。まぁ、呼び捨てにするくらいどうってことないか。
「じゃあ……小泉!」
「は、はいっ!」
「星空!」
「はい!」
「西木野!」
「……なによ」
「西木野!」
「わ、わかったわよ……はい!」
「これからよろしくな!」
そして、俺は彼女達に向かって手を差し出す。
「「「よろしくお願いします!」」」
俺達はもう1度硬い握手を交わした。
「よ〜し!!人数も増えたことだし!練習しよっか!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!!」
高坂が練習をしようと言い出したが俺が慌てて止める。いや、だって……体力トレーニングとかだったら一緒にやらされるじゃん?なんとかしてそれだけは避けたいんだけど……
「ど、どんな練習するんだ?」
「そうですね……ライブの予定はありませんし、今日は体力トレーニングをしましょうか」
「ですよね〜……」
「なにか不満があるのですか」
ジトっとした目で俺のことを見る園田。
あ、これ以上怒らせたら俺だけ追加メニューだ。
「ち、違うっ!あの、ほら、あれだ!ここ最近走ってばっかりだろ?(主に俺が)ちょっと疲れたんじゃないかなぁ〜(主に俺が)って思ってさ!」
そんな事されたらたまったもんじゃないと慌てて園田に言う。さすがに今日は筋トレとかランニングなんてできない。できれば今すぐ帰りたいくらいだ。
「確かにそうですね」
「だ、だろ?!だから今日は休みに……」
「それはダメです!」
「なんでっ?!」
俺の願いも虚しく、今日は休みにはなりそうにない。
「何かしら体を動かすような事をしないとだめです。でも、何をするべきなのか……」
「じゃあじゃあ、鬼ごっこやるにゃ〜!」
「星空……お前、話聴いてた?」
「聴いてたよ?」
「そう……。俺、ハードな事はやりたくないって言ったつもりなんだけど」
今の星空の一言で分かった。こいつ、高坂と同じバカだ。それも同じくらいかそれ以上のバカ。うん、めんどくさい。
「穂乃果はいいと思うよ!」
「私もいいと思う〜」
「お前ら?!」
高坂と南が星空の味方につく。
いや、少し焦ったけど、たかが2人が星空側に着いただけだ。まだ園田も小泉も西木野も残っている。きっとこの3人はやりたくないって言うはずだ!
「あはは、凛ちゃん昔から走るの好きだもんね。私は皆がやるなら……」
小泉……どっち付かずは1番やっちゃダメなやつだ……まぁいい。園田と西木野のを見方につければいいだけの話だ!
「園田は勿論反対だよな??」
「そうですね……校舎を走り回るのはあまり良くないので反対です」
「私も反対!そんな疲れることやりたくないわ!」
「よく言った二人共!!ほら、こう言ってる訳だし、鬼ごっこはやめようぜ?」
予想通り園田も西木野も鬼ごっこをやりたくないみたいだ。
自分の意見をハッキリと言うこの2人を仲間につければこっちのもんだ。これで鬼ごっこなんてやる必要なんか無くなる。
そう思ったんだ。
「とか言って海未ちゃん鬼になるのが怖いんじゃないの〜?」
「そうだにゃ〜!真姫ちゃんって意外とビビリさんなんだね〜!」
あからさまな挑発をする高坂と星空。
いやいや、こんな挑発乗るわけないだろ……
「お前ら馬鹿かよ!この2人がそんな挑発に乗るわけ「「ちょっと待ちなさい……!」」……え?」
園田と西木野はゆらりゆらりと俺の前に出る。二人共、殺気のようなオーラが出ていた。
「その勝負受けて立ちます!!」
「私もよ!私の実力思い知らせてやるわ!!」
「お前らぁ?!」
前言撤回。彼女達2人はまんまと挑発に乗せられた。
星空と高坂の方を見ると作戦通りと言わんばかりにニヤニヤと俺の方をみる。
くそ……っ!!完全にはめられた!!……こんなにバカそうな高坂と星空に……!!
「クックックッ……フフフ……」
「せかちゃんが壊れた?!」
「いいだろう!!やってやろうじゃねぇか!!お前ら全員後悔させてやる!!」
そうして、
場所は音ノ木坂学院の校舎内。俺達は校舎全体を使って鬼ごっこをやっていた。
因みにだけど、鬼は俺と園田と西木野がやっている。
挑発されてまんまとやらされてしまった。
「くっそ〜どこにもいねぇ……!園田と西木野も捕まえたら連絡するって言ってたんだけどな……」
音ノ木坂学院はそれほど大きな校舎というわけではない。だから大丈夫だと思ったんだけど……
鬼ごっこを始めて15分くらい経っても一向に園田達から連絡が来る気配はない。
あいつら、ホントに探してるのか……?
「……?今なんか動いたぞ」
すると、俺はコソコソと教室に入って行く何かを見つけた。……いや、あれは多分小泉だ。隠れるの下手過ぎじゃないか……?
「見つけちまったもんはしょうがない。小泉、恨むなよ……!」
俺は小泉が入って行った教室まで行き、その扉を開けた。
しかし、中には誰もいない。いや、隠れているのか……
さて……小泉、どこにいる?
「あれ〜確かに小泉がこの教室に入って行く所を見たんだけどな〜?」
ガタン!
教卓が揺れた。
……そこかよ。流石に分かりやす過ぎるだろ……。
そうだ、もう少し遊んでみよう。
「んー?違うなぁ……ベランダの方か?」
「ホッ……」
小泉……安心するのもいいけど声聞こえちゃってるよ……
「やっぱり教卓かー」
ガタガタガタン!!
「あっ!」
俺が教卓、といった瞬間にビックリした小泉は教卓を倒してしまう。つまり、今、小泉は教卓から姿を現した状態だ。
「タッチ」
「あっ……」
いきなり教卓から出てしまったことにビックリして放心状態の小泉をすかさずタッチする。これで、残るは高坂、南、星空だけになった。
「うぅ……捕まっちゃいました……結構自信があったのに……」
「小泉……バレバレ」
「えぇっ?!そんなぁ……」
マジか小泉。アレの隠れ方で自信があったのか。まぁ、何というか小泉らしいっちゃあ、らしいのか……?
ピリリリ!
俺のスマートフォンが鳴る。
「メッセージが2件……あ、園田と西木野だ。……おぉ、高坂と南を捕まえたのか」
メッセージによると、どうやらあの2人は高坂と南を捕まえたらしい。落ちていたパンのカスを辿ってたら見つけたらしい。うん。これは完全に高坂の仕業だ。
なにわともあれ、残るは星空1人だけ。俺を含めた3人対星空の戦いになった。あいつが捕まるのも時間の問題だろ。
「さてさて、何処から探そうか」
俺は獲物を探すハイエナの如く目を光らせながら星空の事を探す。
星空の事だから隠れてるなんてことはしなさそだけど……まさか自分から出てきたりはしないよな……。
コツン
「いてっ!」
そんな事を考えていた時、俺の後頭部に何かが当たった。
「なんだ……?」
俺の頭に当たったのは綺麗に折られた紙飛行機が。そして。後ろを振り向くとそこには———
「やーい!柊せんぱ〜い!早く凜を捕まえるにゃ〜!」
ベーっと下を出して逃げ出す星空。
「あいつ……バカにしやがって……!!!」
完全にキレた俺は全力で星空の事を追いかけた。
廊下の曲がり角を右へ左へ。階段を登って、また下って。『廊下を走らない』なんて校則のことは全く気にしていなかった。
「くっそ……!速ぇ……!」
不覚にも星空はめちゃくちゃ速かった。男の俺でもすぐ追いつけないくらい。だが、俺も負けじと脚の回転を速める。
「にゃ、にゃ、速いぃっ?!」
後ちょっと……!あと数センチで星空を捕まえることが出来る……!
フフフ……!星空め!覚悟しろ!!
星空の肩へと手を伸ばす。
その時だった。
ポーンポーンポーン……
何故か俺の足元にボールが転がって来たんだ。
「なぁっ?!」
俺は焦って自分の脚を止めようとする。
だが、時既に遅し。俺はボールに引っかかり頭を床に強打した。
「先輩?!」
床に倒れている俺に声をかける星空の声。
起き上がろうにも身体に力が入らない。
視界がグニャリグニャリと歪む。
「——っ!———!——」
星空が何かを必死に言っている。だが、よく聞き取れない。
それと同時に俺の意識が遠退くを感じた。
そして、視界が暗転する。
最後に見たのは涙を零す星空。
そして、
廊下の影に消えたツインテールだった。
いかがでしたでしょうか?
はい。少しだけ嘘をついてしまいました。最後、一気に日常から外れてしまいましたね(笑)
気を失ってしまった世界君。彼が最後に見たツインテール。まさか……
と、いうことで次回も頑張りたいと思います!
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それではまた次回!ありがとうございました!