ラブライブ!—Story to make together—   作:TokyoのDio

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おはこんばんにちわ!どうもでぃおです。

投稿が遅くなってしまって申し訳ございません!!
今回はタイトル通りのお話となっております。

前書きはこのくらいにして……

それでは…どうぞ!



#28 覗き魔?!

 

 

 あれから数日が経った今日、俺と高坂、南、園田の幼馴染み3人組は朝練をするためにいつもの神社へと向かっていた。

 

 この街に引っ越してきてからというものの、俺を含めたこの4人でいるのが日常になってきた。こうやって朝、こいつらと神社へと行くのもいつも通りのこと。

 

 「穂乃果!また寝坊ですか?!」

 「うぅっ……ごめんってばぁ……」

 「全く!今日という今日は許しませんからね!」

 

 高坂が寝坊して遅れてやって来るのもいつもの話。ほとんど毎日一緒にいるからもうこれにも慣れてしまった。

 

 ほとんど毎日一緒にいるともなれば、こいつらに変わった事があれば少しぐらいは気付けるようになったわけで……

 

 「まぁまぁ、そう怒るなって……南からも言ってやってくれよ」

 「…うん……」

 「……?」

 

 どうも南の様子がおかしい気がした。

 何か思い悩んでいるような……

 

 「南?どうかしたか?」

 「実は…この前の練習から変な事が続いててね?それが少し気になって……」

 「変な事?」

 「うん……」

 

 練習中に変な事が……?特に俺は何も気になる事は無かったけど……もしかしたら俺が気付かなかっただけで、何か起こっていたのかもしれない。

 南は少し迷うような素振りを見せた後、口を開いた。

 

 「あのね……?練習中に誰かが私達の事を見てるみたいなの……」

 

 

 「……マジで?」

 「うん……」

 

 マジかよ……それって、不審者がいるって事だよな?

 

 「えぇ?!も、もしかしてストーカー?!」

 「こ、ことり!それは本当ですか?!」

 「うん、ごめんね……?言い出せなくて……」

 「いや、南が謝る必要はないさ」

 

 そう。こいつらの事を覗き見してる不審者紛いのヤツが悪いんであって、南が悪いわけじゃない。

 強いて言うなら先に気付く事ができなかった俺が悪いか……。南より先に気付く事が出来ていれば南に余計な心配をかけることも無かったかもしれない。

 まぁ、たらればの話をしても仕方ないか。

 これからどうするかを考えないと……

 

 「今日は朝練するのをやめとくか?」

 「いえ…真姫達1年生組ももう来ている頃です。なので…いきなり中止、と言うのはちょっと……」

 「そうか…じゃあ行くしかないな」

 「よぅし!出発だね!」

 

 

 「うん……」

 

 

 南はあまり乗り気では無かった。まぁ、そうなってしまうのも仕方が無い。

 

 「心配すんなって。これからお前達を覗いてる野郎を捕まえるまで俺が周りを見張っといてやるから」

 

 南を安心させるために俺は出来るだけの笑顔を見せる。

 ここ最近続いていると南は言っていたから多分今日も覗きにくる可能性が高い。南には悪いが、例の変質者を捕まえるためには練習をするために神社へと向かわなきゃいけなかった。

 

 「大丈夫だよことりちゃん!きっとせかちゃんが何とかしてくれるよ!!」

 「何とかって…人任せだなお前は……まぁそのつもりだけどさぁ……」

 「せかちゃん、ファイトだよ!」

 「はいはい……」

 

 「それでは行きましょうか」

 

 完全に俺に任せっきりの高坂をあしらって俺達は神社へと向かう。

 

 さて……南を困らせる極悪非道な覗き魔をどう料理してやるか……

 

 

 

 

 □■□■□■

 

 

 

 「あ、先輩達来たみたい」

 「あ、ホントだ!せんぱーい!おはようございますにゃー!」

 「大遅刻じゃない」

 

 神社へと着くと、やはり1年生組がもう既に準備運動を始めていた。

 おはようございますと挨拶をしてくれた小泉と星空。そして、あからさまに不機嫌な西木野。

 いや……遅刻したのは悪かったけどさ……そこまで不機嫌にならなくても……

 

 「わ、わりぃ……高坂が遅刻してさぁ……」

 「な、なんでせかちゃんそれ言っちゃうの?!」

 「はぁ……そんな事だろうと思ってたけど……それにしても遅くない?」

 「それは……」

 「それは?」

 

 痛い所を突いてくる西木野。

 けど、変に不安させるわけにもいかないから言うわけにはいかなった。

 

 「まぁ、あれだ。知らなくてもいい事だよ」

 「何よ、それ……」

 「はいはい。練習始めろ」

 「そうですね。それじゃあ始めましょうか!最初は階段ダッシュからです!」

 「なんなのよ〜!!」

 

 文句を言いながらも階段へと向かう西木野。小泉と星空も俺達のやり取りを見て、はてなマークを浮かべていた。

 

 一方、南はやっぱり不安気な顔をしていた。

 俺はそんな南の肩をポンっと叩いてさっきと同じ笑顔を見せる。

 

 「安心しろって!俺がいるから」

 「……!うん……!」

 

 南はいつもの表情を取り戻して皆の背中を追いかけて行った。

 

 

 

 

 □■□■□■

 

 

 

 「う、海未ちゃ〜ん……キツすぎだよ……」

 「も、もう無理ぃ〜……」

 

 階段ダッシュが終わり、6人全員が階段の上に戻って来た。どうやら今日のメニューはいつもよりキツかったようで、海未と俺を除いた全員が辛そうに息を切らしている。

 

 「どうです?怪しい人物はいましたか?」

 

 園田が近づいて来て小さな声で尋ねてきた。

 俺は、さっきこいつらが階段ダッシュをしている間、ずっと神社の周りを見張っていたが、怪しい人物は誰一人いなかった。

 

 「いや、変な奴はいなかったな」

 「そうですか……」

 

 もしかしたら今日は来ないのかもしれない。

 まぁ、来ないに越したことはないんだけど……

 

 「それでは朝練はここまでにして学校へ向かいましょうか」

 「よし。じゃあお前ら、制服に着替えて来い」

 「「「「「「はーい(にゃ)」」」」」」

 

 メンバー全員を着替えに行かせる。

 今の所、覗き魔の野郎は来ていないみたいだ。

 まぁ、とりあえずは一安心ってとこか。

 

 

 ジャリッ

 

 

 「————!」

 

 

 安心したのも束の間。神社の影から砂利を踏む音がした。

 慌てて後ろを振り返るが、そこには誰もいない。

 

 「(柊君……!)」

 「(あぁ……!)」

 

 着替えに行ったあいつらに気付かれないように目で合図を交わす。

 どうやら園田もその足音に気付いていたみたいだ。

 

 「よし……行ってくる」

 

 園田にそう言って俺は足音が聴こえた方へと足を運ぶ。

 が、園田に引き止められた。

 

 「待ってください……!相手はどんな人なのか分かりません。1人では危険です!怖いですが……私も一緒に行きます!」

 

 確かに園田の言っている事は最もだ。本当は園田を連れて行きたくはないが、ここで言い合って覗き魔が逃げたら元も子もないからな……

 

 「……分かった。けど、気を付けろよ」

 「はい……!」

 「よし。行こう」

 

 再び、足音の聴こえた方へと向かう。

 俺と園田は覗き魔に気付かれないように気配と足音を消してゆっくりと前に進んだ。

 

 

 足音が聴こえた場所のすぐ近くに来た俺達は神社の壁に隠れる。

 

 「確か、この先からだったよな……」

 

 そして、俺は神社の壁から顔を出して向こう側を覗いた。

 

 すると、その時————

 

 

 ビュンッ!!!

 

 

 俺の顔目掛けて石ころが飛んできた。

 

 

 俺は驚きながらも既の所で石ころを躱す—————

 

 

 

 なんて超人的な事は出来るわけもなく……。

 

 

 「ぎゃぁっ!!!」

 

 

 飛んできた小石は俺の額にクリーンヒットする。

 

 

 

 「だ、大丈夫ですか?!」

 

 慌てて駆け寄って来る園田。

 

 「あなたですね!例の覗き魔は!!」

 

 そして、園田は誰かに向かって叫んだ。

 ……え?覗き魔が近くに?

 驚いて顔をあげる。

 

 

 すると、そこには————

 

 

 「っ?!なんであんたが?!」

 

 ピンクのコートを羽織っている良く見知った人物が。

 

 「ゲぇッ…!!」

 「おい!待てよ!!!」

 「待ちなさい!!」

 

 俺を見た途端、覗き魔は弾かれるように逃げ出した。慌てて俺と園田は覗き魔の後を追いかける。

 だが、思いの外逃げ足が速い。

 

 ……ヤバイ!逃げられる。

 

 そう思った時、覗き魔の前に着替えを終えた高坂達が。

 

 そして、覗き魔が勢い良く高坂にぶつかった。

 

 「いった〜い!!」

 「穂乃果ちゃん?!大丈夫?!

 ……!もしかしてあなたが……!」

 「うぐぐぐ……!!」

 

 南が高坂に駆け寄る。高坂はお尻を打ったみたいで痛がっているが、そのお陰で覗き魔に追い付くことが出来た。

 

 「いってて……クソッ!ここまでだぞ!」

 「観念してください!」

 「ふん……しょうがないわね……」

 

 俺達は覗き魔を追い詰めた。もう逃げ場がないと分かったのか、逃げる様子はない。

 そして、着けていたマスクをおもむろに外した。

 

 「あんた達のやっている事はアイドルの侮辱よ!!!そんな活動、今すぐ辞めなさい!!!!」

 

 そう俺達に怒鳴りつけると呆気にとられている高坂達の間をすり抜けて逃げて行った。

 

 「あっ!おい!!待て!!」

 

 慌てて後を追おうとするが、もう奴の姿はない。完全に逃げられてしまった。

 

 

 

 □■□■□■

 

 

 「一体、なんだったのでしょうか……」

 「そうだねぇ……覗き魔かと思ったら『辞めなさい!!!』なんて言うんだもん!穂乃果、ビックリしちゃったよ……」

 

 口々にさっきの出来事を話す高坂と園田。

 結局、覗き魔を捕まえる事はできずに俺達は学校へと向かっていた。

 

 「いわゆる、アンチ、かもしれませんね」

 

 小泉がポツリと呟く。

 

 「アンチ、ですか?」

 「はい…。ある程度人気が出ると、そのグループを批判する人達がいるんです……。」

 「じゃあじゃあ、凛達μ'sは人気ってことだにゃー!」

 「あっ!確かに!嬉しいねぇ!ね?せかちゃん!」

 「……あぁ」

 

 さっきの覗き魔、俺の見間違いか?いや……そんな事はないだろ。あんだけ間近で見たんだ。

 

 だけど、どうしてあの人が……?

 クソッ!分かんねぇ……

 

 

 「せかちゃん……?」

 「……ん?あぁ、何でもねぇ。さ、学校行くぞ」

 「……?うん!」

 

 俺達は学校へと向かう。

 

 

 「どういうつもりだよ……矢澤先輩……!」

 

 

 俺は一人呟いた。

 

 





いかがでしたでしょうか?

着々とにこ加入に近づいていますね……!作者の私もドキがムネムネしています!!
そして、前書きでも書いたのですが、投稿遅れてしまったことを再びお詫びさせていただきます。そして、何とも言いづらいのですが、また投稿が遅くなってしまいます。申し訳ございません!
少し忙しくなってしまうので……。誠に身勝手ではありますが、よろしくお願いします。



感想、評価、並びにお気に入り登録を是非是非よろしくお願いします!

それではまた次回!ありがとうございました!

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