ラブライブ!—Story to make together— 作:TokyoのDio
久しぶりの前書きになります(笑)前回まではシリアス回だったので雰囲気作りの為に省略させていただきました!(書く事がなかったなんて言えない……)
さて、久しぶりの日常回になります!本当ならもう少し早く投稿したかったのですが、難産でした……(笑)
さてさて、今回はサブタイにもある通り、アイドル研究部に取材が来ます!
それでは…どうぞ!
アイドル研究部の件から数日が経ち、俺達の活動は順調に進んでいた。まぁ、順調と言ってもこれと言った成果を残せたわけじゃないけど……。
だけど、矢澤先輩がμ'sの一員になって、俺達がアイドル研究部の部員となった事で、アイドルに関する情報がより詳しく知れるようになった。それに加えて放課後の練習も。先輩がμ'sに加入してから、前よりももっと効果的な練習へと変わった。
相変わらず神社のクソ長い階段ダッシュはやり続けている。何故か俺も一緒に。
矢澤先輩曰く、
『体力トレーニングにはもってこいだからこれからもこのメニューは続けるわよ!』
とのこと。
まぁ、そう自信満々に言ってた割にはいっつも最下位争いをしてるけどな。
まぁ、なんだかんだこんな感じで俺達は上手くやっている。それにより一層
「さ〜て、そろそろ俺もあいつらんとこに行くかぁ……」
よっこらせ、と重い身体を机から離す。実を言うと今の今まで俺は居残りで勉強をしていた。というかさせられた。
スマホを見てみると高坂からメッセージが届いている。どうせ『速く来てよ!』とかそんなのだろう。
「早くしねぇと高坂辺りがうるさそうだからさっさと行かねぇとな」
ったく……山ちゃんのやつ、なーにが
『もうすぐテストがあるんだぞ!!』
だよ。
一丁前に担任ヅラしやがって……。いや、俺の担任だけどさ……。俺にかかればテストなんて朝飯よりも前だし、超余裕だから。
……本当だから!!!
今疑った奴ら、覚えておけよ……!今回のテストは全教科80点…いや、70……いやいや、50点くらい楽勝でとってやるわ!!!
ふふん!泣きを見たって知らねぇからな!!
「さーて、着いたぞアイドル研究部」
と、なんだかんだやっているうちに部室に着いた。あれから数日が経っているけど、ここに来るのは未だに慣れない。今まで屋上やら神社やら必ず外で集まって練習していたからこうやって室内で何かをやるのはなんだか違和感しかない。まぁこうやってあいつらの活動が部活として認められた事は嬉しい事だし、文句言ってても仕方ねぇな。
「おーい柊だ。入るぞ〜」
一応一声かけてドアに手をかける。きっと中では高坂と矢澤先輩、それと星空なんかがギャーギャー騒いでるんだろう。それがいつものお決まりパターンだ。あの3人はμ'sの中で三馬鹿トリオの立ち位置を確立している。
あぁ、今日も今日とてやかましいんだろうな〜なんて思いながらも俺は部室のドアを開けた。
「お〜っす」
いつも通りの部室。いつも通りの軽い挨拶。今日も何気ない普通の日常。そう思っていた。
だが、俺の目の前にはいつもならありえない非日常的な光景が広がっていた
「————へ??」
あまりの唐突な出来事に頭の処理が追いつかない。
とりあえず、見た事をありのままに説明すると、、、
部室には高坂、南、園田の3人と東條先輩がいたんだ。
そこまでは良かった。
けど、なんで高坂と南と園田は下着姿ナノ……?
「あちゃ〜……」
俺を見るやいなや、あ〜あ、と額を押さえる東條先輩。
「わわっ!!」
「せ、せかくん?!」
そして、俺がいきなり入って来た事に驚いている高坂と南。
「」
園田は驚くとかそういう問題じゃなくて、硬直していた。
「な、なっ……?!!?!」
ここで、ようやく理解できた。
どうやら俺は高坂達が着替えている所に突入しちまったらしい。いわゆるラッキースケベってやつ。
けど、このままここにいたら俺は“変態”のレッテルを貼られて残りの高校生活を過ごさなきゃいけなくなる。
……とりあえず大事になる前に静かに部室から出よう。
一歩後ろに後ずさる。よし。ドアは俺のすぐ後ろにある。後は素早くここから出るだけ—————
そう思った時、園田の口から何かの言葉が漏れているのに気づいた。
「へ……へ……」
「そ、園田さん……?」
何故だろう。な〜んか嫌な予感がする。久しぶりのこの感覚。そして、この感覚、予感はだいたい当たる。
「変態ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
園田はいつもなら考えられないくらいの大声で叫んだ。部室に変態がいる。と。その声は音ノ木坂学院全体に響き渡るほどの声量で、つまりは俺の社会的な死を意味していた。
「ちょっと待てぇぇぇぇ!!!!わざとじゃねぇんだ!!!ここに来たら!たまたま!!運悪く!!!お前らが着替えてたんだよ!!!!!!」
必死に弁解する。傍から見たら物凄くカッコ悪い姿。けど、今の俺には関係ない。俺のスクールライフが掛かってるんだよぉぉぉ!!!!変態呼ばわりされるのだけは嫌ぁぁぁぁぁ!!!
「ホントに誤解なん—————」
ヒュン!
言い終わらないうちに、何かが頬を掠めた。
「へ————?」
後ろを向くと
箒が、壁に突き刺さっていた。
「ははは……嘘だろ……?」
し、死にたくないッ……!!!!
嫌だ!!まだやりたい事が俺には沢山あるってのに……!!
「ま、待て!!園田!!い、命だけは!!!」
俺は必死に命乞いをする。同じクラスの同級生に。けど、今は関係ない。俺は今狩られる側なのだ。
「破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です破廉恥です!!」
だが、園田は完全にパニックをおこしている。とても言葉が通じる状態ではなかった。
園田は破廉恥です!と叫びながら次々と物を投げてくる。それも、有り得ないくらいの剛速球で。
「ちょっ……!ホントに待っ…痛てぇッ!!!!マジで!!タンマタンマ!!今顔にっ…ブバァ!!!!あのっ!ホントに止めて……!!
……って!止めろやめろ!!!パソコンはホントに投げちゃダメだからっ!!!それノーパソじゃないし色々ヤバイからぁぁ!!!あっ……ちょっ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
□■□■□■
「ううぅっ……もうお嫁に行けません……」
「海未ちゃん大袈裟だよぉ……もうせかちゃんのこと許してあげよう?」
「あはは……もう大丈夫だからね?海未ちゃん」
部室の隅っこでシクシクと静かに泣いている園田。とその園田を慰めている高坂と南。
「災難だったなぁ……」
「ホントですよ……」
アハハ……と心配そうに笑いながら東條先輩は俺の顔に絆創膏を貼ってくれた。
それにしても今までにないくらいの災難だった。
普段と同じように部室に入るとタイミング悪く高坂達が着替えていて(正直眼福だった)
園田に大声で変態と叫ばれて
終いには物を投げつけられて危うく死ぬところだった。あ、因みに園田が投げようとしたパソコンは俺達全員で止めたんで無事です。俺の体はボロボロだけど。
「っていうかよ……なんで着替えてんだこんな所で……」
問題はそこだ。いくら自分達の部室が出来だからと言っても少しくらいは男の俺の事だって考えてくれ。いや、まぁとても素晴らしい光景ではあったけども!
「あはは……いやぁ、ごめんね?ちょっと衣装に着替えたくて……」
「はぁ?なんでここで……」
「あれ?せかちゃん穂乃果が送ったメッセージ見てないの?」
そういえばさっき高坂から連絡が入ってたな……
「ごめんなぁ……ウチが頼んだんよ」
「え?東條先輩が?」
不思議に思っていると東條先輩はちょっとまってなぁ、と言って自分のバッグから何かを取り出す。
それはよく見る普通のビデオカメラだった。
「穂乃果ちゃん達があんまりにも可愛いから衣装を着ている所を撮らせて貰おうかな〜って!」
ニシシと笑いながらそう言う先輩。何か良からぬ事を考えてる顔だ。
「変な事に使うつもりじゃないですよね……?」
とりあえず釘を刺しておく。まぁ、この先輩がそんな事をするとは思わないけど。
「冗談冗談!本当はコレに使おうと思って!」
そう言って先輩は制服のポケットから1枚の紙を取り出した。
「『学校の特色紹介動画』?」
「うん!生徒会で音ノ木坂学院の特色について動画を撮ることになったんだけど、それでウチが君達の事を取材して動画に載せようかなって思って!」
「なるほど……」
少しでも他の人に興味を持ってもらえるように動画ってわけか。
っていう事はメインはμ'sなわけだし、俺はあんまり関係ねぇか。
「あ、今『俺には関係ねぇか』とか考えてたやろ」
「ギクッ!いや、でも実際関係ないじゃないっすか……」
俺は別に歌ったり踊ったりしてるわけじゃねぇし……それに衣装、歌詞、作曲、振り付けだってこいつらがやっている。俺自身大した事をやっているわけじゃない。
「関係大有りやで?君には撮影を手伝って欲しいんや!」
「さいですか……」
なんだよ……せっかく帰れると思ったのに……。何で俺が……まぁ、やるけどさ……
「さ、次の撮影は中庭でやりたいからちょっと移動しよか!」
先輩に促されて俺達は中庭に向かう準備を始める。
ドドドド!
「ん?」
なにやら廊下が騒がしい。しかもその音は段々とこっちに近づいてくる。
バン!!
勢いよく部室のドアが開いた。
そして、そこにいたのは
「ちょっと!!さっきメッセージ読んだんだけど、取材が来るってホント?!?!」
ぜェぜェと息を切らしている矢澤先輩が。
急いで来たのか自慢のツインテールもだいぶボサボサになっている。
「あ、にこっち。ホントやで?ウチがカメラマンやるん」
「な゛っ……!そういうのはもっと早く言いなさいよ!!まったく……」
「あ、そうだせっかくにこっち来たんだし、少し撮っておこうか!」
そう言って東條先輩は矢澤先輩にカメラを向けた。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!準備するから!!」
準備ってなんだよ……俺が不思議に思っていると矢澤先輩は一瞬で髪を直し、あの時の笑顔に戻った。あの、痛々しい笑顔に。
「にっこにっこにー☆皆を笑顔に、にこにこにーの矢澤にこですっ♡今日はにこのプロフィールを紹介し——————」
「あ、ごめん。そういうのいらないから。」
矢澤先輩の
「な゙ぁっ?!……コホン。分かったわ。求めてるのはそういうのじゃないわけね。オッケーオッケー」
そして、次は自分の頭に着けているお馴染みの赤いリボンをシュルリと解いた。
「ふふっ……ごめんなさい。こっちの私が普段の私なんです。ツインテールに髪を結ぶとスイッチが入る感じで—————」
「あぁ、すみません矢澤先輩。俺達もう行くんで、後は一人で好きなだけ続けててください」
「ぬわぁんでよぉ!!!って—————ちょっと待ちなさぁぁぁぁぁい!!!!」
□■□■□■
「—–——これでメンバー全員集合やね?」
そして、俺達は中庭集まった。
さっきはいなかった星空、小泉、西木野も高坂が連絡をしてここに来てもらった。
「で?取材って何するつもり?」
と西木野。少し不機嫌そうにしている。
まぁ無理もないか。音楽室で作曲している所を中断させて無理矢理来させちゃったからな。
「う〜ん取材の内容は特に決めては無いんやけど……取り敢えず真姫ちゃんに自己紹介でもしてもらおうかな?」
東條先輩は西木野にカメラを向けた。
「ち、ちょっと!撮らないでっ!」
髪の毛と同じくらい顔を真っ赤にしてカメラを嫌がる西木野。いつもはクールだけど、やっぱり年頃の女の子みたいだ。
「顔を真っ赤にしながらカメラを拒むのが西木野真姫。普段はクールな彼女も年頃の女の子なのかカメラが恥ずかしいらしい。」
コホンと声を整えてからナレーションを入れる東條先輩。それを聴いていた西木野の顔はもっと赤くなった。
「なんで続けるのよっ!!やめてってば!」
「も〜う!恥ずかしがり屋さんなんやから〜。
じゃ、次は凛ちゃんと花陽ちゃん!2人は一緒に撮ろっか!」
「わっかりましたー!」
「き、緊張するねっ……」
どうやら次は星空と小泉を取材するらしい。
星空はいつも通りだけど、小泉はだいぶ緊張していた。
「一緒にいるから大丈夫だよ!かよちん!」
「う、うんっ!」
「じゃ、いくよ〜?まず、名前と趣味を教えてくれる?」
「私は星空凛です!好きな事はぁ……カラダを動かす事だにゃ!」
「こ、小泉花陽ですっ!えっと……白いご飯を食べるのが好きです!あと、アイドルも大好きですっ!」
うんうん。二人共いい感じに自己紹介できてるじゃねぇか。
「OK!ありがとう!そういえば2人はとっても仲がいいよね?」
「あ、はい!私と凛ちゃんは幼馴染みなんです」
「なるほどぉ!じゃあお互いの事、よく知ってるって事やね!」
「あ、はいはい!凛もかよちんの事、い〜っぱい知ってるよ!」
「り、凛ちゃんっ……恥ずかしいよぉ……」
手を挙げてぴょんぴょんと飛び跳ねる星空。
どうやら小泉について何か話してくれるみたいだ。
「あのねっ!花陽は小学校の時、おっきなおにぎりを10個も食べたんだよ!」
「凛ちゃん〜〜!!!」
マジかよ小泉……お前ってそんなにデカイ胃袋してんのか……
「ほぇ〜!今の話はバッチリ学校のホームページに載せておくからね!」
「や、やめてくださいぃ〜……!」
「ニシシ!冗談冗談!さて、ありがとね2人共!これで取材は終わり。次でラストや」
「え?次もあるんすか?」
もうこれで終わりじゃねぇの?だって2年生組は俺が来る前に取材は終わってたらしいし、1年生組は今終わったし……矢澤先輩だってさっき取材を終わらせたんだ。後残ってるのは——————
あれ?
「————もしかして、俺?」
「正解!ほら、時間も少ないしやっちゃおう?」
「いやいや……俺はいいですって……」
「ダメだよ!キミもれっきとしたアイドル研究部の一員なんやから!」
「はぁ……分かりましたよ……」
「はい、じゃあまずお名前をどうぞ!」
「柊世界……です」
結局、俺は取材を受ける事になってしまった。めんどくさい事この上ない。
「ん〜……なんか無愛想やなぁ……もうちょい笑顔で!」
「……柊世界です」
「あんまり変わってないにゃ〜……」
「そうよ!私の笑顔を見習いなさいよね!」
「にこ先輩のは寒いだけにゃ〜……」
「ぬわぁんですってぇ?!」
「だぁぁぁぁぁ!!うっさいわ!!お前ら!!東條先輩、こいつらはほっといて先行きましょう」
ちくしょう……早く終わらせたいってのに!こいつらのバカ騒ぎに付き合ってたらいつまでたっても終わらないじゃねぇか。
「ほい、じゃあ次行くで?柊くんが皆のアイドル活動を手伝う理由を教えてくれるかな?」
「俺がこいつらを手伝う理由、ですか……」
そういえば真剣に考えた事なんてなかったな……強いていえば最初は興味、だったか。まぁそれも最近は何か違う感情も混ざってきているような気もするけど。
それを言ってもバカにされそうだしテキトーに誤魔化しておくか。
「ん〜……まぁ、気まぐれですかね?」
「気まぐれ?そっかぁ……その割には結構キミは力の拠り所になってる気がするけど?」
「えぇっ?俺が……?」
つっても俺はこいつらの力になんてなっていないような気がするけどなぁ……。俺がやってる事なんてこいつらの練習をただボーっと見てるだけだし……
あるとしても、たまに振り付けのアイディア出しを手伝うぐらい。それぐらいしかやっていない。そんな俺がこいつらの力になってるなんて思わねぇけど……
あれ、俺って邪魔なんじゃね……?
「先輩の言う通りだよ!せかちゃんはいっぱい私達の事を助けてくれたよ!」
「え?あ、そ、そうか……?」
高坂にいきなり微笑みかけられてなんだか小っ恥ずかしくなる。助けた、か……俺はあんまり自覚ねぇんだけどな……。
「先輩が照れてるなんて珍しいじゃない」
「うっせぇ!」
「でも!真姫ちゃんもさっき真っ赤っかになってたよね〜?」
「な、なってないわよ!!」
「なってたにゃ!」
「凛まで!も〜う!!!」
高坂と星空にからかわれてる西木野。そして、また場が騒がしくなった。
「はぁ……本当に落ち着きが無いっていうか、纏まりが無いっていうか……」
「ハハハ、そういえば、誰がμ'sの纏め役なん?」
「え?」
「だって、作曲は真姫ちゃんがやってて、作詞は海未ちゃんやろ?で、衣装を作るのがことりちゃんで振り付けは穂乃果ちゃんで……リーダーは誰がやってるん?」
この東條先輩の言葉で、俺達は新たな問題に直面する事になった。
「あれ————?」
「「「「「「「「そういえば、μ'sのリーダーって誰??」」」」」」」」
いかがでしたでしょうか?
今回は少し文章量が多くなってしまいました……。ふと、思ったのですが、読者の皆さんはどれぐらいの文字数が1番読みやすいのでしょうか……今度Twitterでアンケートを取ってみようかな?なんて思っていたり。
さてさて、次回はμ'sのメンバー達にリーダーの座を争って貰おうかと思います(笑)
楽しみにして頂ければ幸いです。
それではまた次回!ありがとうございました!
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