ラブライブ!—Story to make together— 作:TokyoのDio
またまた更新遅れました。待ってくれてる方がいたなら申し訳ないです。アイディアは浮かんでいるんですけどまとめるのが難しくて......文才の無さ、語彙の少なさ、改めて実感しました。でも、やっぱり何かを書くって楽しいんですよね(笑)これからも頑張って続けて行こうと思います。
それと、柊世界の容姿の事です。特に御要望があった訳では無いんですが、食戟のソーマに出てくる幸平創真を想像していただけたら....と思います。
あと、前回、前々回の書き直しを少ししました。変わっているところがあるので読み直していただければと思います。
てなわけで...
それでは...どうぞ!
キーンコーンカーンコーン
授業の終わりのチャイムが校舎内に鳴り響く。授業、といっても今日やったのは小テストと授業の説明ぐらいだった。これで今日の授業は終わりだ。教室にいる生徒達はそれぞれ何処に寄っていこうか、なんて話しながら教室を出ていく。
「さて、俺も帰ろうか」
俺も帰宅することにする。え?高坂たちと学校の良いところ探し?ナンノコトデスカ?分かりません。いやね、入学早々疲れるのは嫌な訳なんですよ、ゆっくり休ませてください。このまま見つからずに学校から出ればこっちのもんだ。早く帰ろう。そう思い教室のドアに手をかける。
と、その時
「柊君?なにをしてるのですか?」
見つかってしまった。
後ろを振り向くと園田がいた。園田はニコニコと笑顔を俺に向けている。いや、正確に言うと目が笑っていない。怖い怖い怖い怖い怖い!!どうやったらこんな笑い方ができるんだってレベルだぞ!
どうする俺!この場から逃げるための策を考えろ!
そうだ!トイレに行くと言ってそのまま逃げればいい!!少し強引だけど背に腹は代えられない。これでいこう!善は急げ。園田に嘘の口実を伝えようと口を開こうとすると
「せかくん!」
今度は廊下から声をかけられる。
また、遮られてしまった。
この甘い声は.....南しかいない。今だけはこの甘甘な声でも恐怖の声にしか聞こえない。今、俺は園田と南に挟まれている。だが、俺は何としても放課後の時間を死守するんだ!!
腹を括って南の方へと振り向く。恐怖のあまり動きの悪い人形のようになってしまったがこの際関係ない。
振り向くとそこにはやはり南がいる。南は何故か俯いているので表情が見えない。そんな南に疑問を覚える。不思議に思っていると南はぱっと顔を上げた。
「?!!??!」
状況を説明するぞ.....
南は瞳にうっすら涙を溜め、胸のあたりを両手でキュッと握りしめて俺を見上げている!これはいわゆる上目遣いと言うやつだ!!俺の脳内で警告アラームが鳴り響く。くる...なにか来るぞ...!!俺の本能が警戒せよと言っている。
南がついに口を開く。来るぞ...
「せかくん.... おねがぁい!!」
「ぐッファあぁあぁあぁあ!!!」
なんだ...なんだこれは!!
俺は初めて萌えと言うものを知ることとなった。
俺が膝から崩れ落ちている時、二人が作戦成功と顔を見合わせて笑っているのに俺が気づくことはなかった。
あの後、二人に強制連行され図書室に向かった。そこで高坂と合流し早速書物を漁ったが一通り探してもめぼしい物は見見つからず、その後プール、グラウンドと回ったがやはりいい物は見つからなかった。
そんなこんなで結局教室に戻って来ることになった。まぁ、見つからなかった理由は高坂がふざけていたのが大半だと思うけどな.....心の中で毒づく。俺と園田でツッコミまくっていたので疲れてしまった。時計を見ると短針は四と五の間を指している。このままグダグダやっていても時間が掛かるだけなのは明確だった。
...しょうがない。助け船でも出してやるか。
「いい所って本とかに載ってなくても人それぞれあるだろ?例えば高坂、お前が思うこの学校の良いって思う所ってなんだ?」
「うぇっ?う〜ん...歴史がある!」
「お、いいじゃん他には?」
「他に?!うぅ〜ん伝統がある!」
「アホか!それ一緒だろ!!」
だめだコイツ...本当に高坂はこの学校好きなのかって疑えるレベルだぞ...高坂は使い物にならなさそうだから...とりあえず南にでも聞いてみるか。
「南はどうなんだ?」
「ふぇっ?わ、私?えぇっと...強いて言えば....古くからあるって所かなぁ」
「南...話、聞いてたか?」
これには園田も高坂も苦笑いしている。
南は天然なのかもしれない。なんとも言えない空気の中、そういえばと南が話を切り出す
「さっき調べてみたんだけど部活動では少しいい所見つけたよ」
「ほんと?!なになに?」
「本当ですか?」
高坂が食いつく。園田も興味津々のようだ。確かにこれは気になる。先ほど調べてみた限りではこの学校には特に目立ったところは無い。いわゆる普通の学校といった所だ。なぜ今まで見つからなかったのか、少し気になるが、まぁ見落としたんだろう。南はファイルから文字が印刷されているプリントを見せてくる。
「えぇっとね...あった!珠算関東大会六位」
......南さん?えぇっとそれは目立ってるのかな?高坂も園田もビミョーな顔してますよ?
それでも南は気にすることなく続けるらしい。
「合唱部地区予選奨励賞」
うおぉい!なんだそれ!ふざけてるよな?!ふざけていると言ってくれ南!いくらなんでも微妙すぎるだろ!
「もう一声ほしいところですね」
そうだ!もっと言ってやれ園田!それでもお構い無しに南はまだ続ける。
「最後に...」
ゴクリ...
俺、高坂、園田は固唾を呑んで南の言葉に耳を傾ける。南だって何も考えていない訳じゃ無いだろう。最後にビックなのを持ってきてくれるはずだ。
「サッカー部地区予選メンバーが足りなかったので棄権」
「なんっだそりゃあぁぁぁ?!」
思わず声が出てしまった。ある意味ビックだし目立ってるわ。
「もうダメだぁぁぁ...」
「......はぁ」
ガクッと机につっ伏す高坂と天を仰ぐ園田。
もうホントにダメかもしれない。というかやるだけ無駄なんじゃねぇのかと不安になってくるぞ.....
時計の短針は五を指し空もオレンジ色になってきた頃、俺達は昇降口へ向かっていた。あのまま続けていても埒が明かないので帰ることにしたのだ。
「あ、そうだ!せかちゃん、せっかくだからメール交換しよ!」
「そうですね、今後連絡をとるのに楽ですし」
「じゃあこともりお願いしようかなぁ」
三人が学校指定の鞄からスマートフォンを取り出す。俺の意見は関係ないらしい。いや、いいんだけどね?でも...yesともnoとも言ってないんだよなぁ.....いや、いいんだけども。
俺はブレザーに入れてある自分のスマートフォンをとりだすため、胸ポケットに手を突っ込む。
「あ、やべ」
そこで俺は財布が無いことに気づく。今日はそこそこ金を入れてきたはずだ。盗まれてしまったら大変だ。
「わりぃ、教室に財布忘れてきたみたいだから取ってくる。もう暗くなるし先帰っててくれ」
もうそろそろ暗くなってくる。実を言うと教室に財布があると100%言えるわけではなかったんだ。だから探さなきゃ行けない可能性もある。時間が掛かるとあいつらの親御さんも心配するだろう。そういう訳であいつらには悪いけど先に帰ってもらう。
気遣いできる俺、カッコイイ!!
とりあえずメールアドレスを交換してそれじゃ、と別れを告げて校舎に向かう。
高坂がブーたれていたけど、園田と南が俺の意を汲んでくれたんだろう。先に帰ろうと高坂を連れて帰ってくれた。明日にでもお礼言っとかなきゃな。そう考えながら校舎に戻った。
教室に戻り自分の机の中を漁る。無かったら結構一大事だ。 ........あった!結局、机の中に入っていた。よかった、無かったら今日行った所全部回らないといけない羽目になってたぞ。
「ふぅ...よかった」
安堵のため息をつき、さて俺も帰るか。と教室を出て階段を下る。今日一日ホントに疲れた。同じところを何回も行き来した気がする。さて、ここを曲がれば下駄箱だ。やっと家に帰れる....やっと!!
ここの曲がり角を曲がればもう下駄箱というところで、家に帰れることに歓喜していた俺は曲ってくる人影に気がつけなかった。
ドン!!
何かにぶつかる。その衝撃で俺は尻餅をつく羽目になった。ぶつけたお尻をさすりながらぶつかってしまった何かに目を向ける。
「「あっ......」」
その相手は
巨乳の巫女さん。もとい、副会長だった。
空も薄暗くなった頃、俺は副会長と一緒に帰っている。暗い中女の子を一人で帰らせるのはどうかと思ったので一緒に帰ることにした。俺は何を話せばいいのか分からず、ただ足を動かしているだけになってしまった。
「少し、お話したいことがあるんやけど...柊くん」
静寂を破ったのは副会長。少し変ななまり方の様な気がしたけど気のせいだろう。
「なんすか?えぇっと」
「自己紹介がまだやったね、うち東條希。
それで話っていうのは、えりち...生徒会長のことなんやけど、正直どう思った?」
「どう思った」か....まぁ印象は良くない。けど、東條先輩は副会長だ下手なことを言うと生徒会長に筒抜けの可能性もある。言葉に迷っていると東條先輩が口を開いた。
「やっぱりあんまり印象良くないよね」
思っていたことをそのまま言われてしまった。
「いや...まぁ...」
図星をつかれたので言葉に詰まる。もういっそのこと本音を話してもいいのかもしれない。だが、いくら生徒会長のことを悪く思っていても影で人の批判をするのは気が引けた。
「あのね柊くん」
東條先輩に呼びかけられた。彼女の翡翠色の瞳は真っ直ぐ俺を見つめている。
「あんまりえりちの事を悪く思わんといてな。えりち、廃校の事を聞いて凄く焦ってるんよ。だからあんなことを言っちゃったんだと思うんだ。」
あんなこと、とは昼休みに俺達に言った言葉のことだろう。
それに、と東條先輩は続ける。
「えりちは不器用だから」
そう言った彼女の顔はどこか悲しげだった。
「ここまででええよ!もうすぐそこだから」
そう言って立ち止まる東條先輩。どうやら俺と反対の道を行くらしい。さっきの悲しげな表情はどこへやら。今はとてもニコニコしている。
「そうすか?そんじゃあまた、」
そう言って別れる。
「あれ?あの人なんで俺の名前知ってんだ?」
そんな疑問を抱きながら
別れ際、東條希は振り返る。彼女の手にはタロットカード。そのカードが示す意味は彼女にしか分からない。
「柊くん。キミはどんな変化をもたらしてくれるのかな。」
その言葉は彼女以外に届くことは無かった。
ガチャリ
俺は家の鍵を開ける。やっと家に帰って来ることができた。今日一日とても濃い一日だったと思う。悪く言えばめちゃくちゃ疲れる一日だった。
『学校が終わったら四人で学校の良いところ探ししない?』
高坂からそう言われ、渋々手伝うことになった俺だが、正直俺達がどうあがいても変えられる事じゃないと思っている。廃校、それは大人達の判断で俺達は生徒なんだ。
それに、俺達は高校生といってもまだガキだ。何かを変えるにはまだまだ足りないものがたくさんある。気持ちだけではどうにもならない時だってあるんだ。
♪〜♪〜♪〜
携帯の着信音が鳴る。
この音はメールの着信だ。送り主は————高坂だ。画面をタッチしてメールの内容を確認する。
『明日の朝、穂乃果の家に来て!行きたいところがあるから一緒に行こ!
穂乃果 』
明日もゆっくり出来そうにないな.....
閲覧ありがとうございました!
今回は前回より字数が少ないですね本当はもっと長い予定だったのですけど、区切りがよかったので!
次はそろそろ三人がスクールアイドルを始める......かな?
なるべくそこまですすめたいですね!
そして新たにお気に入り追加していただきました!またたねさん、冬稀さんありがとうございます!
評価、コメント待っています!辛口でも全然構いません!むしろここをこうしろ、とかこうした方がいいなどアドバイスを貰えるととても力になります。感想などを貰えると作者は涙を流しながら喜びます。どうぞよろしくお願いします!
それではありがとうございました!