ライジング斬 THE 東方サムライガンマン伝 作:マスター亜細亜
青い瞳のガンマンが
博麗大結界を超えて幻想郷で武者修行
極めし銃と刀と弾幕にて
この世に無用の悪を断つ!
第一話「スーパーウルトラセクシィーヒーローの幻想入り!」
幻想郷 魔法の森
「いったいここは?」
男は目覚めると深い森のなかにいた。正確には眠っていた。
「・・・」
上半身を起きあげると男は周りを見渡す。薄暗い森の中木々の間からうっすらと差し込む太陽の光から今が昼だと判断した。
そして、彼は足元に目をやると愛用のカウボーイハットが落ちていることに気づき拾い上げ汚れを手ではらうと頭に被った。
彼は今はもう故人となった父親から受け継いだカウボーイハットを見つけ安堵する。このカウボーイハットは幼い頃から憧れていた保安官の父の形見であり大切なものであった。
「わはー」
カウボーイハットをかぶり直し他の持ち物を確認していると突如男の後ろから子供の声が聞こえてきた。
「誰だ?」
男はホルスターと鞘に収まっているそれぞれの愛用の武器に手をかけ振り向いた。
「お前は食べてもいい人類かー?それとも、食べては悪い人類かー?」
男の前に現れたのは彼が今まで戦ってきた悪の組織の手の者でなくそこにいたのは幼い赤い目と赤いリボンをつけた金髪の少女がいた。その少女の姿は白黒の洋服と黒のロングスカートを着た姿は彼はかつて彼の故郷で欧洲からの輸入品を扱っている商店で見たフランス人形のよりも可愛らしい少女であった。少女は両腕を左右に伸ばし十字架のようなポーズで男に質問した。
「残念ながら、後者のほうだよお可愛い嬢ちゃん」
男は突如現れ変わった質問をしてきた幼い少女の姿を確認し、戦闘態勢を解く。長年戦ってきた男はこの目の前にいる少女からは殺気や悪意といった雰囲気を感じなかった。そして、平然と彼女の質問に答えた。
「それは残念なのだー」
あまり残念そうに見えないがニコニコしながら彼女は言った。
「お嬢ちゃん何て名だ。」
男は少女に名を尋ねる。コミュニケーションを取るにもお互い名乗りあった方がいいだろうと男は考えていた。
「私はルーミア」
「ルーミアか、いい名前だな」
男はルーミアと名乗った少女に微笑みながら答えた。
「ありがとう。お兄さんは何て名前なの」
ルーミアが今度は男に逆に尋ねた。すると、男は刀と銃を取り出して左右に振り上げ次のように言いはなった
「俺はスーパーウルトラセクシィーヒーロー斬だ!!!」
その瞬間斬の姿が五つのアングルぐらい連続でルーミアに見えた気がしたが、彼女は不思議に思うがあまり気にしなかった。
「そーなのかー」
(こいつは食べない方がいい人類なのだー)
ルーミアはお決まりのセリフを言いながら本能的にいろんな意味でこの男を食べないほうがいいと思った。そして、斬と名乗った人間を面白い人間だと思った。
「ところでお嬢ちゃんここはいったいどこなんだ」
お互い名乗りあったところで斬は今自分がいる場所がどこなのかルーミアに尋ねた。彼の想像ではここは彼の故郷アメリカではなく彼の刀術の師匠マスタースズキの母国ジパングのどこかでないかと思っていた。
「ここは幻想郷なのだー」
ルーミアは言った。
「ゲンソウキョウ?」
斬は幻想郷という名前に心当たりがなかった。
「うんっ」
これからどう行動するべきか考えはじめると周囲から複数の悪意や殺気を感じた。
「どうしたのだー」
ルーミアは斬が感じた気配にまだ気づいていなく彼の雰囲気の変わりように不思議に思い尋ねた。
「・・・誰だ!出てこい!」
斬はルーミアには返事をせず、殺気や悪意を感じた方向へと叫んだ。
すると、斬に接近を気づかれた集団は斬の前に現れた。
「「「グヴヴヴヴヴッッッ」」」
独特な鳴き声を発しながら斬やルーミアの前に十数体の低級の獣人の姿をした妖怪たちが現れた。どの妖怪も斬よりも遥かに超える体躯と鋭い牙と人間の体でも簡単に引き裂けそうな爪が特徴だ。
「いっぱいいるのだー」
ルーミアも十数体の妖怪に囲まれたことに気が付き言った。だが、あまり慌てる様子はまったくなかった。
「邪火龍の手先か」
この知らない土地で目覚める前まで戦っていた虐殺武闘団邪火龍の怪人達との姿と眼の前にいる異型の怪物たちの姿を重ねあわせ言った。
「違うのだーこいつらは妖怪なのだー。斬を殺して食べる気なのだー。逃げるのだー」
ルーミアは言いながら宙に浮き安全な高度まで上昇した。今彼らの前に現れた妖怪達の中にはルーミアのように空を飛ぶ事のできる妖怪はいなかったので、ルーミアに限って言えば飛んでしまえば安全であった。
そして、二人の前に現れた妖怪たちの目的はただ一つ斬の体、人間の肉であった。
「俺を殺して食べる?こい、化け物ども!」
自分を捕食するために現れたことを知っても斬は表情を変えずに斬は鞘から抜刀する体勢で一点集中し妖怪たちの攻撃に備える。そこへ、妖怪たちが男をやつざきにして捕食しようとする。
「あぶないのだー」
上空に避難したルーミアが斬にむかって叫んだ。さっきあったばかりの外来人であったがこの変わった面白い人間の男を気に入ったルーミアは男がやられると思い心配であった。
「安心しろ、ルーミア」
男はルーミアを安心させるように言うと彼の抜刀の間合いに入ってきた前方の妖怪たちに向かって斬撃を行った。
「生涯無敗流奥義!火雷斬!」
ヒュンッ
神速で打ち出された一発の斬撃が斬の目の前にいた妖怪たち全て一刀両断にした。
「すっすごいなー」
興奮した様子でルーミアは言った。
「ふう、怪物どもは全部倒したか」
戦闘態勢を解いた斬はほっと一息ふき言った。斬撃を放ったあとに残ったのは無傷の斬と体を真っ二つにされた妖怪の残骸であった。
ルーミアは斬の強さに驚いていた。今自分たちを襲ってきた妖怪たちは一体一体で見ればルーミアよりもはるかに力の劣る低級妖怪であった。しかし、その力の差はあくまで妖怪同士での話だ。実際、人間の里にいる並の人間なら武器を持っていたとしても低級妖怪一体相手でも簡単に殺されてしまうか食べられてしまう。だが、ルーミアの前に現れたこの男はなんと十数体の妖怪たちを瞬く間にその持つ刀によって全滅させた。こんなことができる人間はルーミアが知っている限りでは、博麗の巫女や白黒の魔法使い、紅魔館のメイドくらいであった。
妖怪の返り血を刀から拭き取ると斬は近くに人間はいないかと尋ねた。この時点で、斬は先程ルーミアが空を飛んだことや最初の発言からルーミアも人外の存在であると確信していた。だが、ルーミアは先程のような邪悪な存在ではないと彼女接して理解していた。
「博麗神社の博麗の巫女に会えばいいのだー」
ルーミアは過去に外来人を自分が食べるところから保護した魔法の森に住む人形使いの魔法使いや白黒の魔法使いなどがその人間を博麗神社へと連れて行ったことを思い出し博麗神社のことを斬に言った。
「ハクレイジンジャのハクレイのミコ?」
斬はかつて邪火龍の幹部、鷹魔将軍に破れた後、彼の刀の師匠であるマスタースズキとともに彼の故郷ジパングで修行をし、過ごしたためアメリカ人であったがジパングには神社や巫女という存在がることを知っていた。彼の記憶ではジンジャはシントーという宗教の宗教施設であり、そこにはカンヌシという酒好きのナイスガイな男性神官がドウジンという宗教活動をレイタイサイやコミケと呼ばれる日にしているとマスタースズキから聞いていた。(←それ違う)
「それはどっちにいけばいいんだ、ルーミア」
ルーミアに博麗神社の場所を尋ねる。
「ルーミアが案内するのだー、ついてくるのだー」
そういうとルーミアは博麗神社へ向かって歩き出した。斬もそれについていくのであった。
博麗神社
一時間ほどルーミアの案内の後、魔法の森を抜けて斬は博麗神社に到着した。
「この上がそうなのだー」
「この頂上にハクレイジンジャが」
男が顔をあげると何百階段もある頭上に神社の鳥居が見えたのであった。そこが、ルーミアのいう博麗神社であった。そして、斬は神社がある場所から強い力を持った気を感じつつ博麗神社へと繋がる石階段をルーミアとともに登っていく。
次回予告
ルーミアの案内により博麗神社にたどり着いた斬は博麗の巫女、博麗霊夢と出会う!
霊夢から現状や幻想郷の事を知る斬!
元の世界に戻る方法を模索する中彼の前に現れたの者達とは!
次回第二話「博麗神社」に成敗!
ニコニコ動画のとあるゆっくりゲーム解説動画を見て思わずハマってしまいこのPSの名作?ゲームソフト「ライジングザンザ・サムライガンマン」のファンなってしまいました。(ちなみに、PS3アーカイブスで購入済み)
そして、つい勢いでこの幻想入り小説を書いてしまいました。
この作品を読んで興味を持った方はぜひニコニコ動画の方の解説動画をもって見てもらいえれば嬉しいです。
なお、こちらはドラゴンボールGマスター武闘伝の執筆を優先するつもりなので次の更新はいつか未定となります。