黒の支配   作:ぽっp

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プロローグ~いつもの通学路

屋敷を出てしばらく経って

 

 

「にしても、嫌な世の中だね朝から晩までニュースは殺し殺しと」

 

 

 

 

悠は今朝の話題にぼやきを入れる

 

そのボヤキに、龍皇は同意する。

 

 

 

 

「そうだな、最近は「特に」酷いな」

 

「いやさ、世の中不健康不健康」

 

 

 

 

二人は歩きながら話し続ける

 

そこに、割って入ってくる人物が一人

 

 

 

 

フォン!?

 

 

 

 

風を切る鋭いケリとともに

 

二人に襲いかかる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なーに、朝から辛気臭い話題しとんねん」

 

 

 

 

二人はそのケリを各々別々に対処する

 

 

 

 

「朝から、ご挨拶だな」

 

 

 

 

龍皇は蹴りを、片手で受け止め

 

悠は・・・・・・

 

 

 

 

「オーあっぶねー、盾がなければやられていた」

 

 

 

 

龍皇を盾に後ろに隠れている

 

その動きは鮮やかで、蹴りを知覚するより僅かに早く

 

流れるような動きで龍皇を防壁にできる位置に陣取った

 

 

 

 

つまり何もしていない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのくせ、一仕事したような面をしやがる

 

 

 

 

「さっすが、龍皇やなー」

 

 

 

 

そう言うと、男は足を下ろす

 

 

 

 

「ワイの蹴りをいとも簡単に、止めおるわ」

 

「まあね、これくらできないと・・・ね」

 

 

 

 

これくらいどうということはないと言いたげな返しを男に返す

 

 

 

 

龍皇の影に隠れている悠も、出てきて急に蹴りを入れてきた男に

 

何事もなかったかのように話し始める

 

 

 

 

「にしても、いきになり何すんだよ「剣吾」あぶねーじゃねーかよ」

 

 

 

 

悠は男の名を呼び朝から何をするかと文句をいう

 

 

 

 

「なーにゆうねん、悠ヤンはいっつも龍皇の影に隠れて安全確保を

優先して相手してくれへんやん」

 

 

 

 

 

男の名前は、「藤上 剣吾」

悠や龍皇の同じ学園同じクラスに通う悪友である

胡散臭い関西弁と軽薄な感じが特等の男である。

 

 

剣吾は先程の蹴りを流されたことに対して何やら不満があるらしい

 

 

「いや、だって痛いじゃん受け止めんの、避けんのもめんどいし」

 

 

悠はその返答に総じて面倒いと顔を歪めて応える

 

 

「それに、俺はお前の蹴りをさばく技術ないしー」

「またまた、そんなことゆーて」

 

 

冗談をおっしゃるとヘラヘラと返す剣吾

 

二人の会話に龍皇は割って入る

 

 

 

「で剣吾は何でいきなり襲ってきたんだい」

 

 

龍皇はなぜ剣吾がいきなり襲ってきたのか問う

当然の疑問である、に対し悠は・・・

 

 

「え、いいじゃん別に実害無いし」

 

 

 

と、どうやら興味ないらしい

とても今襲われた人間の反応じゃない

 

 

「えーー!?聞いてくれへの!」

「え!?聞いてほしいの」

 

パンパン

と龍皇は手をたたき

 

「ハイハイ、コントはいいから」

「いやいや、ワイは襲ったわけやない!朝から健全男子のする会話やなかったから

ツッコミとゆう名の蹴りをやな・・ぶぁはぁ!?」

 

 

言い終わると同時に剣吾は顎に強烈なアッパーを受け吹っ飛ぶ

 

 

「んなアホらしいことで朝ぱらから襲ってくな!!」

 

 

 

アッパーをかました人物は悠、

さっきまで興味なかったのに理由を聞いた途端腹がたったらしい

 

 

バン!?ボン!

 

殴られた剣吾は綺麗に一回転し、急なことで受け身も取れず

背中から地面に激突し、反作用によりワンバウンドし更に半回転し

今度は腹から地面に落ちた。

 

 

「ったく!、朝から無駄なカロリー使わせんなボケ!!」

「うぅぅ・・・、いきなりの不意打ちとは!悠やん・・男らしくないで~・・ぅ」

 

 

剣吾は地面に倒れながら虫のようにさえずるが

 

 

「テメーは、数分前の自分の行動をもう忘れとんのか!!」

 

 

ガシ!

「ガフ!」

 

悠は総文句を言いつつ、倒れた剣吾に更に追い打ちとして

背中を踏みつける

 

 

 

「まったく、朝からふたりとも元気だね」

 

 

龍皇はそんな二人を見て微笑ましものを見るような目で見ている。

 

 

「そんなんえーから、龍皇はんたすけてーな」

 

ガシガシ!

「いた!いた!」

 

悠は構わず踏みつける

 

 

「まあまあ、悠もそのくらいにしといてあげなよ」

「ッチ」

 

 

龍皇の言葉を受け、ようやく踏みつけるのをやめた

 

 

「ふー、助かったわー」

 

 

足がどきようやく剣吾も立ち上がった

 

 

 

「まさか、朝からこんなひどい目にあうとは」

「お前が原因だからな剣吾!」

 

 

 

まったくひどい目にあったとぼやく剣吾に対し

お前の自業自得だと悠

 

そんな二人のコントを楽しんでいる龍皇

 

 

「んでもや、朝から辛気臭い話しとるからあかんねんやでー」

「朝から辛気臭いも何も、最近物騒なのは変わんない現実だろうが」

 

                       ・・ 

「ま、そうだね「ジャック」とか他にもホントここ最近は特にね」

「なんやー、龍皇はんまでそんなことゆーて」

 

 

男二人してそんなこと話すは健全男子じゃないといいたげな

剣吾そんな剣吾に対し、悠は

 

 

「ほー、そう言うお前の健全男子の話題とはなんだ・・、聞かんでもわかるが

、言ってみろ」

 

 

聞くのはいいが、結局のところお前の答えはわかっていると

言いたげな感じをかもし出している。

 

 

「まあね、剣吾の言うことわ大体予想つくからね」

「な!?、二人してなんやーワイの心が読めるんかいいな」

「ああ、こうゆう時のオメーの思考パターンはわかりやすいからな」

「ほな、当ててみ!!」

 

 

そこまでゆうなら、自分の考えを当ててみなと

言う剣吾そレに対し、二人は

 

 

「「やだよ」嫌です」

 

 

二人してハモる

そして

 

 

「聞いてやるから、さっさと言え」

 

 

剣吾はそう言われ、何か納得の行かない様子ではあるが

まあ、ええやろと話しだした

 

「しゃーないのー、ええかよう聞きやー」

「健全男子たるもの、朝からやれ切り裂き魔や殺人やジャックやっと、

そないな色気のないことをゆーとったあらアカン」

 

「はぁ~」

「チッ」

 

二人は思った通りの

話題が剣吾の口から語られだしてうざったいと言いたげに

各々態度に表す

 

 

「ワイらは性春を持て余す、健全男子学生やでー

すなわちワイらが朝から話す話題は猥談、っこれかないでー」

 

剣吾は何食わぬ顔で、淡々と話し続ける

 

「は~ぁ、つってもよ~朝からそんな話する気力ないぞオラーな」

「なんや、悠ヤンまだ話の途中やでー、それにいつもは悠ヤンかて

ワイらと一緒に猥談に花咲かせてるやん」

 

話を切られて、剣吾は一緒に話す内容なのに乗り悪いなーと

悠に言い返す

                 ・・・

「うっさい!、今日は夢見が悪かった気がするんだよ」

「なんやそれ、あ!龍皇ヤンにがおるから気使ってのか、

ええか悠ヤン龍皇ヤンかて男なにや猥談が好きに決まっとるし・・」

 

意味のわからんと、剣吾は龍皇に気を使っているのでは?っと話を振る

 

「僕は別に猥談が好きというわけでわないよ」

「なにゆーとんえねん、男が猥談嫌いなわけあるかい」

「はー、龍皇はそう言っているがムッツリではあるだろ」

「ちょ!何を言うんだい悠!!

「おお、やっぱり龍皇やんはムッツリか、ええで!ええで!ワイはそんくらいじゃ

友達を嫌ったりせえへんで!」

「まったく、急に矛先がこっちに向けないでくれよ悠」

 

 

矛先がいきなり自分に来たことで龍皇は珍しく

慌てる、龍皇が慌てることはめったにない特にお家のことや

・・

荒事それと親しい者以外の前では

 

 

「悪い悪い、今日はなんだか調子悪くてな「メイド」馬鹿・・・・がもう少し

そっとしとけっての」

「なんやまたあの「メイドさん」にやられたんか」

 

最後の方はどうやら二人に聞かれなかたようだ

 

「そー、夢見の悪さ+「メイドさん」のせいで、

俺は現在絶不調なのわかったら、気力のいる猥談はまた今度な」

「それか、時間オイてくれや剣吾」

 

理由を理解したのならそっとしといてくれと言う悠

それに対して「わかったわ」と帰ってきた

 

「そんじゃ、クラスで一番エロいのは誰か話そうや」

「・・・・・・・・」

 

なにがわかったのか問いただしたいが

それにも、神経を使いそうなので

 

「わかったよ、つきやってやるよ!!」

 

 

諦めることにした。

 

 

_______________________________________

 

 

 

「せやから、男子たるもの・・・・」

 

「なあ、龍皇こいついつまでこの話題で話引っ張るつもりだ?」

「まあそう言わずに、もう少し付き合ってあげたら」

「お前な、人事やと思って」

「そうだね、でも寝ぼけた頭も冴えてきたじゃないか」

 

龍皇はそうちゃかしながら言う

 

「っでだ、ここで問う!悠ヤンはうちのクラス一は誰やと思う」

「はぁ?」

 

剣吾が急にわけわからずなことを言い出した

 

「お前、頭おかしくなったのか」

「なんやんねん!」

「話し聞いてなかったんか、悠ヤンほな最初から」

 

「っぁああ!、そんな話だったな!!」

 

剣吾がまた同じことを話そうとしていたため

まずいと思い、話を合わせることにした

 

また、一から今の話を聞くのは流石にしんどいしな

今のテンション的にも精神衛生的にも

 

「おーい、龍皇お前も参加な俺の精神衛生上のため」

 

こうなりゃ、巻き込める奴はとことん巻き込んでやる

 

「おおえーな!龍皇やんの意見も聞いておこうかのー」

「なんせクラス一いや、学年一のモテ男やしなー!」

「はぁ、仕方ないですね」

 

よし、これで・・・・・・あ

 

「オーお前ら何やてんだ、朝から」

「まったく、天下の往来で何の話をしえいるんだお前たちは!」

 

声をかけてきた人物が二人

 

最初に声をかけてきた男は片手に鉄アレイを持てっ筋トレをしていて

じゃかん威圧感のある男は倉田 英司《くらた えいじ》

 

もう一人の男は、メガネを掛けていかにもなインテリ風で

片手には本を持っている男、平 左京《たいら さきょう》

 

二人は剣吾や悠の連れでよく遊ぶ中である、

学園内ではよく剣吾・英司・左京(本人否定)3人合わせて

三馬鹿・2年の三羽烏などと呼ばれている。

 

三馬鹿に悠が加わるときはもっと不名誉な呼ばれ方をすることがあるが

今はよそう。

 

「お、いいとこに来たな三馬鹿勢揃いだな、朝っぱらから」

「俺をこいつらと合わせるな!!」

「売っだと!!」

「あーあー、悠ヤンが余計なこと言うからまーた始まったやないか」

 

英司と左京は互いの胸ぐらを掴みながら

片手に持っている鉄アレイと本で相手に殴りかかろうとする

 

「ッま、いつものことじゃねーかよ」

「せやな」

 

二人は殴りあう二人を止めるきはないようだが

 

ガシッ!ガシッ!

 

「まあ、まあ、お二人共そうかっかしずに争いは良くないですよ」

 

どうやら、見かねた龍皇が二人の間に割って入り二人の獲物を持つ手を掴む

 

「朝から仲がいいのはわかったから、そのへんにしときーや」

「ッチ!」「クッソ!」

 

互いに息ピッタシに悪態つく

 

「んで、なんの話をしてやがったんだ」

「あー、・・・・・!内のクラスの女子で一番は誰かって話だよ、そうそう」

「悠、今完全に忘れてたろ」(小声)

 

龍皇が人を巻き込んどいてと、付け加える

 

「ハハ・・」

 

乾いた笑いが口から溢れる

実際、今のちょっとした騒ぎで、頭の中から飛んでいっていた

 

「何を、話しているんだまった・・・」

「よっし!、女の話なら俺らも混ぜてもらおうか」

「遮るな!」

「いいじゃねえかよ!、テメーだってクール気取ってるが実際ムッツリなんだしよ」

「そだな」

 

悠はこれ幸いと、こいつらも巻き込んで

自分への被害を減らすことにした

 

といってもさっきまでの、不調感はなく

どうやらこいつらの馬鹿騒ぎのおかげで不快感はなくなったようだ

少なからず感謝せねばな。

 

(ッま、面倒いのは変わらんがな)

 

こうして、三馬鹿+2名の栄光学園2年Fクラスナンバー1女子決定戦が

始まってしまった。

 

・・・・・・つか英司と左京はクラス違ったはずだが・・・・

 

 

 

 

To Be Continued

 

 

 

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