銀魂 真選組の新隊員 作:残月
木刀を構え、南戸と対峙する刹那。対する南戸はニヤニヤと笑みを浮かべながら余裕の態度を取っていた。
「くくっ……お嬢ちゃん中々やるようだが俺は柳生四天王の南とっ!?」
南戸の言葉は最後まで語られる事は無かった。口上を述べている最中、刹那は南戸の首筋に一閃。
南戸の首筋に隠していた皿を割った。
「て、てめ……バトル物の鉄則だろうが……口上言ってる最中に襲うんじゃねー……」
「生憎、私は相手が後二回の変身を残していても変身する前に倒すタイプ」
南戸は地面に伏しながらも刹那に抗議する。刹那はしれっと答えると先程、西野に追われて行った沖田と神楽に合流する事にした。
「あれ?原作同様に……かませ犬?」
南戸は最後にその言葉だけを残して気を失った。
「沖田、神楽、どこ?」
刹那は沖田達を捜して屋敷の中を歩く。屋敷の中は沖田達が暴れ回った後が残っており、激しい戦いだったと語っているかの様だった。
「あ、居た神楽……」
そして屋敷を彷徨ってる最中、刹那は神楽を見付けて声を掛けようとしたが言葉が途中で止まる。
なんと神楽は倒した西野を床に寝かせるとその上に気絶している沖田を乗せて、更に自身の足で踏み付け、それを写真に納めていた。
「ブハハハッ!これが銀魂ヒロインの力ネ!」
「そんな事してるから『ジャンプ史上最大の暴挙のヒロイン』とか『声優さんの無駄遣いゲロイン』って呼ばれるんだと思う」
高笑いをしている神楽の背後から話し掛ける刹那。ゲスな笑みを浮かべていた神楽だが少しずつ血の気が引いていくのが感じ取れた。
刹那の声を聞いて、神楽はゆっくりと振り返った。
「………見てたアルか?」
「写真に納めてドヤ顔してた辺りから……後、その手の行動は控えないと人気投票の時にマイナスイメージを……」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっん!ワタシだって綺麗なヒロインって呼ばれたいアル!でも銀魂だからこうするしかないネ!」
振り返った神楽は刹那の言葉を聞いて泣き出して行ってしまう。しかしアンケートとは時に残酷な結果を残すものである。
「神楽、離れ離れになっちゃ……」
「いいもん!私一人で姉御助けてヒロインの人気の座を勝ち取るネ!」
刹那の言葉を背中に受けながら神楽はそのまま泣きながら行ってしまう。
因みに刹那の後ろでは丁度、近藤と新八が合流し、沖田の惨状を見てしまう。
柳生家の者の仕業と勘違いしてキレる近藤に近くにあった携帯で先程の写真を見てしまった新八は汗をダラダラと流していた。
「後、2回の変身」
ドラゴンボール、フリーザの代名詞的なセリフ。