銀魂 真選組の新隊員   作:残月

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極限の戦いと当たる勘

 

 

九兵衛から逃げる土方達だが土地勘の無い場所である事と土方の体力が低下している事も有り、追い着かれそうになっていた。

 

 

「ちっ……仕方ねぇ…眼鏡!先に行って姉貴に会ってこい!」

「土方さん!?」

 

 

足を止めて追ってくる九兵衛と対峙する土方。

 

 

「わかってんだろ……いくら喧嘩に勝ってもお前の姉貴の心が動かなきゃ意味は無いって事が……」

「……土方さん」

「土方、なんか嫌な感じがする」

 

 

土方の叱咤に新八は迷った様子だった。そんな中、刹那が口を開く。

 

 

「ちっ……雲行きが怪しくなってきたか……刹那の勘は当たる。さっさと行け眼鏡!刹那、お前は眼鏡の護衛だ!」

「………マヨネーズ、奢ります」

「……ん」

 

 

土方の叱咤に新八は頭を下げると柳生家の屋敷へと走り、刹那もその後を追った。

 

 

「仲間を置いて逃げたか……大した大将だな」

「ボンボンには分からねぇーだろうな……何処に居ようが何処で戦おうが俺達は同じ戦場に立っている……」

 

 

土方に追いついた九兵衛は離れていく新八と刹那を見て呟くが土方はそんな九兵衛を鼻で笑う。

 

 

「あの娘も娘だ……大きな口を叩いておきながら逃げるとは」

「勘違いすんな。刹那にゃお前と戦うよりも重要な役目を与えたんだ」

 

 

九兵衛の言葉に土方は咥えていたタバコを吐き捨てる。

 

 

「さぁ……やり合おうや。極限の戦いをしてきた俺達の戦を見せてやる」

「ふっ……面白い」

 

 

土方はタバコを踏んで火を消すと木刀を肩に担いで九兵衛を挑発し、九兵衛はその挑発に乗って木刀を構えた。

 

 

 

 

 

◆◇その頃、近藤◆◇

 

 

 

「「「極限だぁ……」」」

 

 

トイレで大の男が四人同時に呟いた。

最初にトイレに入っていた銀時、その次に入っていた柳生敏木斎、更にその後に入ってきた近藤、そして銀時や近藤が動けないと知って優位に立っていた筈の東城だった。

 

 

「ちょっと東城さん!?アンタ、今の今まで凄い優位に立ってたじゃん!何してんの!?」

「お腹を壊してしまいまして……あ、やっぱまだキツい……」

 

 

近藤は先ほどトイレに入ってきた東城に叫ぶ。そう先ほどまで優位に立ってはいたのだが腹を下してトイレに駆け込んだ東城は程なくして銀時達と同じ立場に立たされていた。

 

 

「どーすんだよコレ!つーかケツが拭けなくて負けただなんて刹那に知られたくない!」

「ご安心を私も若に腹を下して負けたと報告する気はありませんから」

「全然、安心できねーよ!」

 

 

近藤の叫びに東城が意見を出すがそれは意味の無い意見だった。

 

 

「つーか、ゴリラが親になった段階で刹那は後ろ指を差されるのは決まったんだ。今更だよ」

「そうじゃぞ解説キャラが良いか、下っぱキャラに抱き付かれて死亡するか選ぶが良い」

「どっちもマトモな意見じゃねーだろ!後、俺は解説キャラじゃねーよ!つーか結局ヤムチャかよ!」

 

 

銀時と敏木斎の発言にキレる近藤。先程も銀時にヤムチャレベルの解説と言われたばかりだった。

 

 

「それに解説キャラなら富樫辺りがいい!」

「お前はキャラ的に田沢だよ」

 

 

近藤は他の解説キャラを例えに出すが銀時はそれを否定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇その頃、刹那&新八◆◇

 

 

 

「刹那ちゃんの勘ってそんなに当たるの?」

「………ん」

 

新八は先ほど土方が言っていた刹那の勘に付いて尋ねた。刹那は少し悩んでから口を開く。

 

 

「そんなでも無い。テリーマンの靴紐くらいの確率」

「ほぼ百発百中じゃねーか!」

 

 

刹那の発言に新八は敵地である事を忘れて大声でツッコミを入れた。

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