レスターヴァ城突入部隊メンバー
竜也、ヴァーリ、ドロシー、朱乃、木場、ゼノヴィア
外部待機
黒歌、白音、アクア、コレッキオ、カノッチ
竜也said
「ギ、ギャアアアアアアアアアアアア!!!?」
「グギャアアアアアアアアア!!!」
「と、とめろぉ!!こいつらをとめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
ッ!!!」
「ハハーー!!去ねやぁぁぁぁぁ!!!!」
チェスの雑魚共を蹴散らしながら俺達突入部隊は城の中を進んで行く。最高戦力が最終決戦の最中、突然の襲撃を受けたチェスの兵隊は総じてパニックに陥り、中には反撃に出る者もいたが、皆一瞬で蹴散らされた。
「陛下、雑魚共は我々にお任せを!先にお進みください!」
「ッツ!わかった、死ぬなよ!!」
ゼノヴィア、木場の二人が、続々と集まるチェスの兵隊を蹴散らし立ち塞がる。俺達は振り向くことなくその場を走り去った。
「城の最上階から膨大な魔力を感じる!クイーンとスノウ姫はそこだ。いっきに突っ切るぞ!!」
『『『了解!!!!』』』
◆◆◆◆◆◆◆◆
レギンレイヴ城
竜也達がチェスの本拠地を進撃する最中、こちらでも激戦が繰り広げられていた。
連合軍からの一番槍は、メルからギンタの親友にして植物使い、ジャック。対するは、頭に小さな木を生やした植物使いの老人、ヴィーザル。奇しくも植物使い同士の宿命の戦いとなった。
「行くっすよ!!」
ジャックは続行で肉弾戦を仕掛けるが、ヴィーザルはヒラリヒラリと全ていなす。ジャックは直ぐ様『大地のスコップ』を展開、ようやく一撃を与えることに成功する。そのスコップを見たヴィーザルは目の色を変えた。
「お主……そのスコップをどうやって手に入れた?」
「……?これは父ちゃんの形見っス。」
「っ!?……ほう、なるほど……やはりお主ジェイクの息子か…!」
6年前のウォーゲーム、ジャックの父であるジェイクは植物使いとしての腕を見込まれ、ダンナことギンタの父にクロスガードにスカウトされ、ともにウォーゲームを戦った。その中でヴィーザルと戦い、そして敗れた。
「やっぱり父ちゃんはウォーゲームに参加してたんだ!……そして、ジーちゃんが父ちゃんの仇!!」
「……そうか、ジェイクは死んだか……」
の死を聞かされ、ヴィーザルは何処か寂し気な目で空を見上げ、そして再びジャックへ顔を向ける。
「ジェイクは強かったぞえ。最後はワシが勝ったがのう!『シードキャノン』!!!」
ヴィーザルの袖から幾つもの筒状の枝が伸び、果実の弾丸が連続で発射された。
「なんの!!よっ!」
次々迫る果実弾を、ジャックは持ち前の反射神経(ドロシー曰くサル並み)によって軽々とかわす。目標を失った果実弾は次々フィールドに着弾し、小規模の爆発を起こしていた。
「ジャックくん頑張ってーーー!!」
ズテッ!!
突然の黄色い歓声にズッコケるジャック。見るとそこには、ウォーゲーム一回戦と三回戦で戦ったチェスの兵隊【ルーク】、パノの姿があった。以外な相手からの応援に、ジャックはおろかその場にいた応援団の面々すら唖然となる。
「ね、姉ちゃんなんであんなブサイクを……いや、それ以前に敵を応援すんなっつの!!」
姉の突然の奇行に弟にして同じく【ルーク】兵のレノがツッコミを入れるが、当の彼女は真剣な顔で答える。
「全く、失敬な!
ジャックくんは、ここにいる中で、ギンタよりも、タツヤよりも、ナナシよりも、アルヴィスよりも、イッセーよりも、ずーーーーーーっとステキよ♥」
『『『・・・・・・・・・・・・はい?』』』
静まり帰る一同。それだけでなく、パノは決戦の前夜、格上のヴィーザルに対してまでジャックを殺さないように釘を刺していたのだ。つまりはそういうことである。
未だに辺りが唖然とするな中、イッセーが声を上げる。
「おらジャック!ぼさっとすんな!!まだ戦いの途中だろうが!お前に惹かれた女の子が応援してくれてんだ!負けられねぇ理由が一個増えたぞ!!」
「パノさん……イッセーの兄ぃ……」
イッセーに渇を入れられ、ジャックはスコップを握りしめる。ジャックの修行を先導する中、いつの間にかイッセーは彼の兄貴分のような存在になっていた。イッセー自身も自分に弟分が出来たことに、そしてその成長を目にして嬉しさを感じでいた。
「フェッフェッフェッ、青春じゃのう。……じゃが、よそ見は禁物じゃよ!」
ヴィーザルは再びシードキャノンをジャックに発射する。
「オ…オイラ…オイラ!!」
それに対し、ジャックはスコップをバットのようにフルスイングし、果実弾をひとつ残らず空の彼方へかっ飛ばした。
「この試合!絶対勝あああああああああつ!!!!」
「おい、魔力が上がったぞ」
「現金なやっちゃで……」
「カッハッハ!!いいぞジャック!!」
ちょうどその頃、チェスの兵隊【ルーク】のロコと【ビショップ】のシャトンがアンダータでレギンレイヴ城に到着した。(これに入れ違う形で突入部隊が襲撃を仕掛けた)
「ンニャ~、遅くなったニャ」
シャトンは呑気に毛繕いをする。その時、ジャックのかっ飛ばした果実弾の一つが……
「……んえ?」
ヒューーンボカァァァァァン!!!
二人が降り立った屋根に着弾した。