「……………おや?」
「うん?」
「ありゃ?」
「あら?」
「にゃにゃ?」
「ようお前ら、3ヶ月間のダンジョン攻略終了だぜ。」
気がつくと俺や他のみんなは最初にいた荒野にいて、目の前にはアランさんがいた。
そうか、もう3ヶ月もたったのか。正直時間を気にしている暇もなかったからなぁ……魔力や妖力を封じたりそこら中避雷針だらけのエリアだったり、妖術を無効化したり魔力を吸収したり全身絶縁体のガーディアンが何体も出たり、上記+ボスクラスのガーディアンだったり、それら全部のせだったり………きついなんてものじゃなかった。いくらなんでもサービスし過ぎじゃありませんか?悪い意味で
「……何かタツ兄遠くを見て泣いてるんだけど、若干目も濁ってるし……」
「多分俺たちの想像を絶するような修行内容だったんだろう……怖くて聞けないけど……」
「にゃにゃ?かわいそうにご主人様、黒歌が慰めてあげるにゃ。い~こい~こにゃ~♪」
「あっ!?ずるい私も!!!」
そうして俺は二人に頭を撫でられる。……ああ、人の手ってこんなにあったかいんだね、黒歌の気持ちがわかった気がする。
「……ありがとう二人とも、なんか俺救われたよ……いやほんとマジで……」
「にゃにゃ!?ご主人様!?涙の量が尋常じゃないにゃ!!!?」
「竜也君!!!?」
「いやほんと何があったんだよタツ兄!!!?」
「いやなんか地獄と言うかいじめと言うか……そういえば二人とも俺の出した課題はどうなったんだ?」
まだ若干瞳に熱いものを感じるが、俺は二人に尋ねる。
「あっああ、それに関してはバッチリだぜ。見てくれ!!」
すると二人は神器を出す。ヴァーリの翼はそれぞれが三日月のような曲線を描いており、イッセーの籠手は太陽のようなラインの模様が入っている。
「これが俺たちの神器の新たな姿、『赤龍帝の太陽手』と」
「『白龍皇の月光翼』だ。」
これが二人の神器の新たな姿か。しかし、月と太陽か、やはり二天龍だけに対になるようになってるのかねぇ。
「……とりあえず集めたARMの集計をしたんだが…」
「にゃ!!!?そうにゃ!!勝った方はボーナスにゃ!!!」
「ったく現金なやつめ…集計結果だ!イッセー、ヴァーリペア18。朱乃、黒歌ペア32。そして竜也は108だな。」
「ひゃっ108ぃ!!!?」
「ドンだけ集めたにゃご主人様!!?」
いやだってねぇ、あんだけわらわら次から次へと出てくりゃそらこんな量になるわな……あ、なんかまた泣けてきた、ハハッ笑える
「おいっ!!!こんどは濁った目だけじゃなくて笑いながら泣いてるぞ!!!?」
「本当に何があったにゃご主人様!!!?」
「いや~どうもダンジョンのレベル調整を間違えたみたいでよぉ、想定してたのよりかなりハードなやつになったみたいだな。ワリイワリイ。」
は~ん間違い、なるほどねぇ通りで、ハハハハハハ…………………コロス
「いや~しかしよく生きて………あれ?」
そこまで言うとこのオッサンは固まる。その場にいる全員が目を丸く見開き驚愕している。そりゃ俺が急に何十人も増えれば驚くだろう。妖術「髪分身の術」自分の髪の毛を引き抜き息を吹き掛けることで髪の毛を自分の分身に変える。今なら60人くらいは作れる。さらに、何度も死ぬ思いをしたことでグルメ細胞にも覚醒したらしく、髪はすぐに生えてくる。
ある者は神器を出し、ある者は如意棒、ある者は電撃、ある者は体の一部を巨大化し、ある者はキントウン3号を呼ぶ。
「ま…待て!!落ち着け!!!話せばわかる!!!てかなんだその巨大ロボ!!!?」
『『『『『『『死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
!!!!!!』』』』』』
「ギャアァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
その日、荒野にオッサンの断末魔が響き渡った