我が道を行く自由人   作:オカタヌキ

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不死鳥と対面

「あの竜也さん、ココアパウダーの量はこれぐらいでいいですか?」

 

「ああそれでいいよアーシア。じゃあそれをクッキー生地に練り込んでくれ。」

 

「竜也様、型に入れる生地の量はこんなもんっすか?」

 

「いいぞミッテルト、じゃあそっちのオーブンに入れてくれ。」

 

「はいっす。」

 

現在俺とアーシア、ミッテルトの料理部員と顧問のカラワーナは部室の調理室でお菓子作りをいそいんでいる。

昨日の晩は大変だった。あの後アーシアに続いてやって来たオーフィスの「他の女の匂いがする」という一言で、俺は我が家の女性陣に取り囲まれて洗いざらい白状する羽目になった。その際女性陣の漏らす殺気は半端じゃなかった。オーフィスなんかグレモリー家に乗り込もうとしたからなぁ。なんとか説得して事なきを得たが、なぜか全員と添い寝する羽目になった。ちなみに手は出していない。…………自分ヘタレですから。

 

「よし、できたてココアクッキーにマフィンの完成だな。早速お嬢たちに持って行くとするか。」

 

「「「「はい!」」」」

 

俺たちは差し入れを持ってオカルト研究会部室に向かう。途中木場と腕を組み歩くイッセーと夕麻に遭遇する。………だんだんバカップルに拍車がかかってきたなこの二人……

 

「おや、アニキにアーシア、それとミッテルトにドーナシーク先生とカラワーナ先生。」

 

「ようイッセー、それと夕麻に木場、差し入れにお菓子作ってきたぜ。」

 

「おお、本当だ。すごくいい匂いだよ……それと今日は気づいてくれたんだね。」

 

「だから悪かったって……うん?」

 

部室の中からお嬢たちとは違う気配がする。この気配は確か昨日の……

 

「……なあアニキ、部室から覚えのない気配がするんだけど。」

 

「上級悪魔…いやそれ以上ですな。」

 

「ああわかってる。俺はこの気配は知ってる。お嬢の家の関係者だから敵意はないだろう。」

 

「すごいな、竜也君だけじゃなくイッセー君たちもわかるのかい?」

 

「まあ俺たちはARMを使う上でシックスセンスを鍛えるからな。特にイッセーはシックスセンスの面においては俺に次ぐからな。」

 

「さすがイッセー君だね♪そこに痺れて愛しちゃう♡」

「いやぁそれほどでもないよ夕麻ちゃん////」

 

「あれ、なんでだろう?まだお菓子食べてないのになんか口の中が甘いや。」

 

そうこうしている間に部室前に着く。そこで木場たちも気配に気づいたらしい。

「………なるほど、これがイッセー君たちの言ってた…僕もシックスセンスを鍛えてもらおうかな?」

「機会があればな、ほれ入るぞ。」

そうして俺たちは部室に入る。中にはオカ研の残りのメンバーと昨日のメイドさん、グレイフィア・ルキフグスさんがいた。

 

「昨晩ぶりですねルキフグスさん。」

 

「ええ、昨晩は失礼いたしました。……それと私の事はグレイフィアとお呼びください。」

 

「わかりましたグレイフィアさん。」

 

「そうだニャリアス。その事についてよ~~く話を聞かせて欲しいニャ?」

 

「ええ、私もぜひO・HA・NA・SHIしたいですわ♪」

 

「部長さんが竜也さんのお部屋で……ぷはぁ。」

 

「アーシア、鼻血が出てるっすよ?」

 

朱乃ちゃんと黒歌の二人が黒いオーラを放ちお嬢に詰め寄る。アーシアは何を想像したのか鼻血を吹く。……さっそくカオスだな

 

「わっわかってる!わかってるから落ち着いて!?今から説明するから!!」

 

お嬢は二人をなんとか抑え、自身も息を整える。

 

「……はぁ、実はね」

 

そう言いかけたところに、部室に魔方陣が発生し魔方陣から炎が吹き出す。

「この紋章はフェニックスの…」

 

木場がそう呟き、魔方陣から誰か現れた。炎を片手で払い現れたそいつは赤いスーツを着崩した二十代ぐらいの男だった。

 

「ふぅ、人間界は久しぶりだ。愛しのリアス、会いに来たぜ?」

 

その男はお嬢に向けてそう言う。一方お嬢の方は明らかに不快な顔をしていた。

 

「さてリアス、さっそくだが式の会場を見に行こう。日付は決まっているんだ、早め早めがいい。」

 

そう言って男はお嬢の肩に手を回す。

 

「放してちょうだいライザー。」

 

そう言ってお嬢はライザーと呼ばれた男を振り払う。よっぽど嫌だったのだろう。

 

「………グレイフィアさん、この頭悪そうな男は一体何者ですか?」

 

「あん?なんだとキサマ、それになぜ人間や果ては堕天使がここにいるんだ?」

 

「彼らは私たちの協力者よ。敵対するつもりはないわ。」

 

「ふーん、あっそ」

 

自分から聞いておいてまったく興味がなさそうなこの男……なんかすでに腹が立って来た。見ると俺以外の面々も怪訝な顔をしている。イッセーとドーナシークにいたっては青筋を浮かべて睨んでいる。

 

「……あの、グレイフィアさん。それでこいつは…」

 

もはやさっそく自分でもこいつ呼ばわりだが別に気にしない。自分でもびっくりするほど申し訳なくない。

 

「はい、この方はライザー・フェニックス様。純血の悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。………そしてグレモリー家次代当主の婿殿でもあらせられます。」

 

「へ?次代当主って部長のことじゃ……」

 

イッセーがグレイフィアさんに尋ねる

「リアスお嬢様とご婚約されておられるのです。」

 

なるほど、道理で妙に馴れ馴れしいと思ったら……お嬢も不憫なものだねぇ、こんなやつが婚約者とは…

 

「え、えええぇえぇぇぇええええ!!!!!」

「うるせぇ」バキッ

 

「ぽかべらっ!!」

 

「きゃあ!?イッセー君しっかり!!」

 

とりあえずイッセーは黙らせた

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