我が道を行く自由人   作:オカタヌキ

44 / 133
カルチャーショックと使い魔ゲット

俺たちはザトゥージに連れられて使い魔の森の中を進んで行き、森の中の泉へとたどり着いた。

 

「さあついた。この泉には水の精霊ウンディーネがいるんだぜぃ!」

 

ザトゥージは泉を指差して言う。

 

「ウンディーネか、てことは……アーシア。」

 

「はい!ディーネさんのお仲間に会えるんですね。」

 

アーシアは目を輝かせて言う。

 

「?アニキ、ディーネさんって?」

 

イッセーが頭に?を浮かべて俺に尋ねる。

 

「ああ、それはだな………」

 

「おおっ!?いよいよウンディーネが現れるんだぜぃ!」

 

俺の言葉を遮りザトゥージが泉を指さし、泉から眩い光が放たれる。そして光の中からついにウンディーネが現れた。清楚な服に包まれたその身体はボディービルダー顔負けに鍛え上げられ顔はまるで歴戦のグラディエーターのような…………………………は?

 

『………………………………………』

 

見ると、みんなも目を見開き口をあんぐりと開けてまさに唖然という顔をしていた。

 

「……………ウンディーネ?」

 

俺はまさかと思いザトゥージに尋ねる。嘘だよね?んなわけないよね?違うよね!?

 

「おう!その通りなんだぜぃ!」

 

「いや嘘をつけええええええ!!!これのどこがウンディーネなんじゃああああ!!!?」

 

「水浴びに来た武闘家の方がまだ信じられるわああああああああ!!!!!!」

 

「返せ!!!俺たちの夢を返せええええええ!!!!!!」

 

俺のシャウトにイッセーと匙が続く。するとそこにさらに別のウンディーネ?が現れてもとからいたウンディーネ?と激しい肉弾戦を繰り広げる。

「見ろ、最近は環境破壊なんかで清らかな泉の数も減り、ウンディーネの世界も弱肉強食なんだぜぃ。ちなみにあれは女性型なんだぜぃ。」

 

「……………アーシア、お願い。」

 

俺は救いを求めるようにアーシアにすがりつく。あんなのがウンディーネのはずがない。そうに決まってる。

 

「はっはい!……」

 

アーシアはなんとも言えない表情で右手を掲げる。見ると人差し指に銀の指輪がはめられている。

 

「ガーディアンARM、ウンディーネ!!!」

 

アーシアがARMを発動すると、指輪がパキンと弾け、水でできた体に狐文字の書かれた布を巻き付けたガーディアン、正真正銘のウンディーネが現れた。

 

「おおおおおおおお!!!?これぞまさに理想のウンディーネぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

「女神だ!女神様が降臨なされた!!!」

 

イッセーと匙は滝のような涙を流しウンディーネとアーシアを拝む。

 

「…ねぇタツヤ、あれって……」

 

リアスが俺に尋ねる。

 

「ああ、以前俺が手に入れてアーシアに譲ったガーディアンARMだ。水を司るかなり上位のARMなんだぞ?」

 

『へぇ~~』

 

みんなは感心したようにウンディーネを見る。

 

「あらアーシア、今日はどのような要件で……」

 

そこまで言って、ウンディーネは泉で激戦を繰り広げるウンディーネ?を見て固まる。

 

「……竜也さん、彼女?らから私と同じ気配を感じるのですが………」

「ああ、こちらの世界のお前たちの成れの果てだそうだ……」

「……………ええ~……」

 

ウンディーネは呆然とウンディーネ?を見る。俺たちは静かにその場を去った。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「まったくお前たち注文が多すぎるんだぜぃ。」

 

ザトゥージはやれやれと言った感じでため息をつく。

 

あれからしばらくして、夕麻は一角ウサギのアルミラージ、ミッテルトはハロウィーンでお馴染みのジャック・オ・ランタン、カラワーナが機械弄りとお菓子の好きな小鬼グレムリン、ドーナシークがリザードマン、イル、ネルが山猫と契約した。ちなみに匙は毒トカゲのバシリスクと契約したのだが……めっちゃガジガジ噛まれてた。アーシアの『聖母の微笑』と俺の抗体がなければ危うく死ぬところだった。抗体で毒が効かなくなったことに興味を持って契約したそうだ。

 

「いやお前の紹介する使い魔がキワモノ過ぎるんだよ。」

 

そんなことを言いながら森の中を進んで行くと、突然木の上から俺の顔にゲル状の何かが降ってきた。

「がぼぼぼぼぼぼぼ!!!?」

 

「たっタツヤ!!!?」

 

「アニキ!!!?」

 

くっ苦しい!?ヤバい息がぁ!!!?

 

「タツヤ、動かないで!はあっ!!!」

 

するとリアスが消滅の魔力で俺の顔の何かを消し飛ばしてくれた。

 

「ぜぇぜぇ……ありがとうリアス。」

 

「ええ、これくらい゛ぃっ!?」

 

見ると、リアスの服に俺の顔についたゲル状の何かがはい回っていた。それは木の上からドボドボと落ちて来てリアスたち女性陣にまとわりつく。見るとなんかぬるぬる動く触手のようなものもいる。

 

「ちょっ!?なんなのこれぇ!!!?」

 

「あらあら……」

 

「ひぅぅ!?タツヤさぁん!」

 

「にゃあ!?なんにゃ!?」

 

「ふっ服が溶けてる!?」

 

「キモいっす!!!」

 

「…キモい」

 

「すっ凄い量だ!て言うか止めろぉ!」

 

「「あーん!お兄ちゃ~ん!」」

 

「ひっ!?やっ止めろ!?まさぐるな!」

……な、なんか凄いことになってる/////

 

「こいつらはスライム、服を溶かして食べるんだぜぃ!触手の方は名前はないけど人の体液を吸うんだぜぃ!」

 

ザトゥージが鼻血を流しながら解説する。……て言うか、

 

「「俺の女に何さらすんじゃこらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」

 

俺とイッセーの声がはもり俺の電撃とイッセーの炎がスライムと触手を消し飛ばす。

 

「あっ!?お前らなんてことを」

「「お前が何しとるんじゃあ!!!」」

 

「ぶへぁ!?」

 

俺とイッセーのドロップキックが匙にヒットして匙は吹っ飛び、俺たちはみんなのもとへ駆け寄る。

 

「大丈夫かみんな!?ディメンジョンARM、ジッパー!!!」

 

俺はジッパーを発動して中から布を取り出す。

 

「みんなとりあえずこれを、ドーナシーク配るのを手伝ってくれ!」

「承知しました!」

 

「夕麻ちゃん無事か!!!?」

 

イッセーは夕麻に駆け寄る。

 

「うっ、うん、大丈夫だよイッセー君。」

 

「ギャオ!」

 

「はわっ!?」

 

するとそこに青いドラゴンの子どもが現れアーシアの頭に止まった。

 

「『蒼雷竜(スプライト・ドラゴン)』その名の通り青い雷を操るドラゴンだぜぃ!どうやらお嬢ちゃんになついたようだぜぃ!」

 

ザトゥージが説明する。なるほど蒼雷竜か。

 

「アーシア、せっかくだし契約したらどうだ?」

 

「ええっ!?契約ですか……わたしと契約してくれますか?」

 

そう言ってアーシアは頭のドラゴンを見る。

 

「ギャウ!」

 

ドラゴンは力強く鳴く。どうやらオッケーのようだ。

 

「わかりました!よろしくお願いします、ドラゴンさん!」

 

「…………許さねぇ。」

 

「へ?」

 

ポツリとイッセーが何か呟いた。

 

「夕麻ちゃんの肌を汚しやがって……駆逐してやる。俺はスライムどもを一匹残らず駆逐してやる!!!」

 

「いっイッセー君!?」

 

「どうしたイッセー!?キャラが変わってるぞ!?」

 

「目標下劣なスライム!うおぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

「イッセー!?戻ってこい!イッセーぇぇぇぇ!!!?」

 

~~~~ 一時間後~~~~

 

「ぜぇぜぇ……」

 

「イッセー君…私のために……」

 

「いや~森の厄介者を駆逐してくれて助かったんだぜぃ!」

 

イッセーは森のスライムを全て焼き付くし、すっかり燃え尽きていた。夕麻は目に涙を浮かべてイッセーを介抱している。するとイッセーの服の袖からポトリとスライムのかけらが『赤龍帝の太陽手』の宝玉に落ちる。すると宝玉が光を放った。

 

「!?まだ生き残りがいやがったか!!!」

 

イッセーはスライムのかけらを振り払う。するとスライムのかけらはだんだん大きくなって行き、やがて形をなして行き少女のような姿に……ってはいぃ!?

 

「すっスライムが女の子に……」

 

するとスライムはペタペタとイッセーに歩み寄る。

 

「…マスター。」

 

「「「「「「「「はいぃ!!!?」」」」」」」」

 

「マスター!」

 

そう言ってスライム娘はイッセーに抱きついた。

 

「え…えっと……」

 

「♪」

 

「……なんか、もうめちゃくちゃだな……そろそろ帰るか。」

 

「………そうね、帰りましょうか。」

 

「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

 

切な、凄まじい咆哮が響いた。

 

『こっこの声はぁ!!!?相棒起きろ!帰るぞ!今すぐ帰るぞ!!!』

 

なにやらドライグが声を上げる。

 

「ほぅ、どこのバカが騒いでいるのかと思ったら……」

 

『ひぃぃぃぃ!!!?出たぁ!!!』

 

「ヒトを幽霊みたいに言うなボケぇ!!!」

 

見上げると、藍色の巨大なドラゴンが風を巻き上げながらやってきた。

 

「なっ!?出た!ティアマットなんだぜぃ!」

ザトゥージが叫ぶ。あれがティアマット…

 

「お前さんがティアマットかい?」

俺はティアマットに声をかける。

 

「ちょっタツヤ!!!?」

 

「うん?なんだキサマは?」

 

ティアマットがこちらを向く。

 

「俺の名は雷門竜也。龍の神器を宿した少し規格外な一応人間だよ。」

 

「龍の神器だと?」

 

『久しいなティアマット。』

 

すると俺の中のダハーカが口を開く。

 

「なっお前アジ・ダハーカか!?なぜお前が神器などに……」

 

『ああ、それはだな……』

 

ダハーカは俺の神器になった経緯をティアマットに話した。

 

「……ほぅ、そんなことが……」

 

「伝説の邪龍を倒すなんて……あなたの規格外は昔からなのね……」

 

ティアマットは興味深げに話を聞き、リアスたちは呆気にとられている。するとティアマットがこちらにやってきた。

 

「お前、雷門竜也といったか?どうだ、私と契約しないか?」

 

するとティアマットはそんなことを言い出した。

 

「………いいのか?俺は人間だぞ?」

 

「私は私にふさわしい強い相手と契約すると誓いこの森にいる。お前は人間の身でありながら、しかも幼少期にアジ・ダハーカを倒しすなど規格外にもほどがある。お前といれば退屈しなさそうだ。」

 

そう言ってティアマットは俺の前に出る。

 

「……わかった、契約しよう。」

 

「ああ、よろしく頼むぞマスター。」

 

「よしてくれ、そんな柄じゃない。竜也でいいよティア。」

 

「ティア?」

「ティアマットだからティアだ。なかなか愛嬌がある呼び名じゃないか?」

 

「ティア、ティアか……わかった、私のことはティアと呼ぶといい。」

 

こうして俺はティアと契約したのだった。

 

「ああ、そうだ。ついでにこいつらも一緒に頼む。」

 

そう言ってティアは2つの卵を出した。

 

「ティア、これは?」

 

「ああ、偶然見つけたものでな、おそらくドラゴンのものだろう。親らしいドラゴンも見当たらないし私が預かっていたのだが、お前なら任せられるだろう。」

 

「わかった、任せられよう。」

 

こうして俺は赤と青の卵を預かることになった。

ちなみにイッセーはあのスライム娘と契約してスーと名付け、アーシアは蒼雷竜にライヤンと名付けた。

 

 

 

「ところでティア、何でドライグはあんなにお前に怯えているんだ?」

 

「ああ、あいつ昔私のことを貧乳呼ばわりしやがってあいつの×××を……」

 

『イヤァァァァァァァァァァァ!!!!!!』

 

「お前何したの!!!?」

 




モンスター娘のいる日常よりスライムのスー登場。
ライヤン→蒼雷竜のライと竜也のヤ、ンは語呂合わせ。

感想等お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。