我が道を行く自由人   作:オカタヌキ

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思い出と過去の記憶

今日のオカルト研究部は、旧校舎が清掃中ということで親交を深めるという意味合いで我が家でやることになったのだが……

「よう兄さん、お帰り。」

 

「!?ヴァーリ、帰ってたのか」

 

リアスたちを連れて家に入るとヴァーリがリビングにヴァーリがいた。

 

「おお、ヴァーリ久しぶり!元気そうだな!」

 

「ようイッセー、お前も相変わらずみたいで何よりだ。…で、あんたがリアス・グレモリーだな?」

 

ヴァーリがリアスの方へ向き直す。

 

「ええ、私がリアス・グレモリーよ。あなたがヴァーリね?」

 

「いかにも、俺が兄さんの義弟にして今代の白龍皇、雷門ヴァーリだ。一応堕天使勢力に身を置いているが別に敵対するつもりはないぜ?俺はあくまで兄さんの味方だからな。」

 

「…ブラコン」

「にゃにぃ!?」

 

白音の発言に反応してバッと白音の方を向くヴァーリ。

 

「ゴホン…気を取り直して、そういうわけでよろしくな、兄さんのフィアンセさん?」

 

「/////フィ、フィアンセ!?…え、ええ、もちろんよ。ヴァーリと呼ばせてもらっていいかしら?」

 

フィアンセという言葉に反応するリアス。

 

「あらあら、竜也君のフィアンセはリアスだけではないのですのよヴァーリ君?」

 

「ああ聞いてるぜ?朱乃ちゃんや黒歌姉さん、果てはアーシアとも婚約してるんだろう?いやはや、兄さんも隅に置けないなぁ。」

 

「にゃはは、そういうことにゃん♪ねー、だぁりん?」

 

「フィアンセ…わたしと竜也さんが……ぷはぁ!」

 

ヴァーリはニヤニヤと俺の顔を見て、黒歌は俺に腕を絡ませ、アーシアは何か想像して鼻血を吹く。あとあれから黒歌の俺の呼び方がだぁりんになった。

 

「あらあら~みんな楽しそうね。」

 

「あ、母さん。」

 

そこに母さんがやって来た。

 

「うふふ、なら皆さんこんなのはいかがかしら?」

 

そう言って母さんが懐から取り出したのは俺たちのアルバムだった。……て言うかどうやって入れてたんだ?

 

「うふふ、竜也ちゃんだけじゃなくてヴァーリちゃんやイッセー君の写真もあるけど…見る?」

 

『『『『見ます!』』』』

 

「「「ちょっ!?」」」

 

こうして救急アルバム観賞会が始まったのだが……

 

「うふふ、これが小さいころの竜也ちゃんたちよ。」

 

「あらあら、懐かしいですわ♪」

 

「にゃはは、ちっちゃいだぁりんも可愛いにゃん♪」

「「ちっちゃいお兄ちゃんかわいい!」」

 

「小さな竜也さん…ぷっはぁ!!!」

 

「アーシア!?鼻血の勢いがいつも以上っすよ!?」

 

「小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ小さいタツヤ」

 

「ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君ちっちゃいイッセー君」

 

「ちょっ!?二人とも恐いんすけど!?」

 

「夕麻ちゃん!?」

 

「はぁはぁ…幼い竜也様……いいっ!!!」

 

「解る、解るぞカラワーナ!これは…これはあまりにも威力がありすぎる!!!はぁはぁ…ジュルル」

 

「「もう嫌(っす)この変態(ひと)たち!!!」」

 

「………カオスだなぁ…」

 

「…今日はいつにも増してカオスです。」

「ああ、そう……白音だっけ?黒歌姉さんの妹の。」

 

「はい、そうです。…と言うか姉さんって?」

 

「ああ、黒歌姉さんは俺の姉貴分みたいなものだったからな、いつの間にかそう呼んでたよ。」

 

「そうですか……お兄様と呼んだ方がいいですか?」

 

「よしてくれ、ヴァーリでいいよ。俺も白音って呼ぶから。煎餅食うか?」

 

「もらいます、ヴァーリさん。」

 

「やれやれ……《ピロリロリロリ》っと悪い、電話だ。」

 

そんな中竜也に電話がかかって着て竜也は部屋から出る。見ると知らないナンバーからかけられていた。

 

「はいもしもし?どちらさまで…」

 

『もしもし!竜也君?私、イリナだけど…』

 

「………イリナ?どうしたんだ?今エクソシストとして活動してるんじゃなかったのか?」

 

「うん、その事なんだけどねーーーー」

 

「………なに?」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「………アニキ、誰からの電話なんだ?」

 

「さぁ?後で聞いてみるか。」

 

「それにしても、二人は赤龍帝と白龍皇なのに本当に仲がいいんだね?」

 

木場がイッセーとヴァーリに尋ねる。長らく争って来た赤龍帝と白龍皇である二人が仲がいいのはそれだけ信じられないことだった。

 

「まあな、俺たちは昔からの友だちで、兄さんの弟分だったからな。」

 

「ああ、俺が赤龍帝として目覚めた時もアニキが俺たちを繋ぎ止めてくれたんだ。アニキは俺たちの恩人だよ……まあ、争ってきた理由も理由だし……」

 

「だな、」

 

「へぇ、どんな理由だったんだい?」

 

『それについては詮索しないでくれ。』

 

『て言うかしないでください、お願いだから!』

「う、うん……本当にどんな理由なんだろうか…」

「ふん、どうせアホな理由だろう。」

 

必死に懇願する二天龍に若干引く木場と、冷めた目で二人(の入った神器)をみるティアマット、ちなみに彼女は変身魔法で人間の姿になっており、身長180cmほどで、藍色の髪に切れ目の二十代くらいの姿をしている。

 

『何だとティアマット!』

 

『お前に俺たちの悲しみがわかってたまるか!!!』

 

「あぁ?」ギロッ

 

『すみませんでした!!!』

 

『ドライグ!?』

 

「あはは………うん?」

 

すると、アルバムを見ていた木場の手が止まる。

 

「……イッセー、この写真は……」

 

「ん?…ああ、イリナじゃん。」

 

それは竜也とイッセー、ヴァーリがイリナの家に遊びに行った時の写真だった。ちなみにヴァーリは半分悪魔なので若干顔がひきつっている。

 

「イリナ?」

 

リアスが聞かない名前にイッセーに尋ねる。

 

「はい、俺たちのもう一人の幼なじみです。」

 

「今はイギリスでエクソシストとして活動してるらしい。」

 

「エ、エクソシスト!!!?」

 

リアスは驚き声を上げる。光の加護を受けたエクソシストは悪魔の天敵なのだ。

 

「はい、次に会う時は敵同士……ということになりますね……」

 

イッセーとヴァーリの哀しげな顔にリアスは黙る。幼なじみが敵というのはやはり思うところがあるのだろう。

 

「イッセー君……」

 

夕麻はそんなイッセーを心配そうに、イッセーの手を握る。彼の悲しみを少しでも和らげられるように。

 

「大丈夫だよ夕麻ちゃん、俺は悪魔になったことは後悔していない。こうしてみんなと、夕麻ちゃんと一緒にいれるから。」

 

「イッセー君…ありがとう。」

 

「うん、俺もありがとうな夕麻ちゃん、心配してくれて……でそれがどうしたんだ木場?」

 

イッセーは木場に聞き直す。すると木場は写真に写っている西洋剣を指差す。

「…イッセー君この剣………」

 

「剣?」

 

「………これは聖剣だよ。」

 

イッセーはその木場の言葉に、何か深く黒い感情を感じた。するとそこに竜也が戻ってきた。

 

「あ、アニキ、誰からの電話だったんだ?」

 

「……その事についてみんなに話があるんだ。」

 

「?」

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「どうだったんだ?久しぶりの幼なじみの声は?」

 

「うん、相変わらずだったわ………ようやく会えるね、みんな。」

 

新たな物語が動き出す。




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