我が道を行く自由人   作:オカタヌキ

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聖魔剣と必殺剣

「木場!お前の覚悟見せつけてやれ!!!お前は俺たちの仲間で、俺のダチだ!背中ぐらい押してやる!!!」

 

「イッセー君………」

 

「踏ん切りはついたようだな、ならもう迷うことはない!お前の同士たちの思いを、願いを背負って、突き進め!木場裕斗!!!」

 

「竜也君……」

 

「行きなさい、あなたの信じる道を!私の『騎士』はエクスカリバーごときに負けはしないわ!!!」

 

「裕斗君、信じてますわ!!!」

 

「裕斗先輩、ファイトです!」

 

「部長……朱乃さん……白音ちゃん……」

 

「木場殿、私はただ、あなたを信じて待ちます。」

 

「カーラマインさん……僕は、僕は剣になる!仲間たちの剣になる!今こそ僕の思いに答えてくれ!『魔剣創造(ソード・バース)』ッッ!!!」

 

木場の中の神器と同士たちの魂が混ざり合い、同調し、形をなす。聖なる光と禍々しい闇の力が螺旋を描き、融合する。そして表れたのは一振りの西洋剣。

「【禁手化(バランス・ブレイカー)】『双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)』【聖】と【魔】を有する剣、その力、その身に受けるといい」

 

木場は禁手によって産み出した剣、聖魔剣を構えフリードの前に立つ。

「いくよ!!!」

 

「こいやぁ!!!」

 

瞬間、木場とフリードの姿が消え、空間に激しい金属音が何度も鳴り響く。木場は『騎士』の駒、フリードは『天閃の聖剣』の力でスピードを極限まで上げている。

 

「……すげぇ、全く見えねぇ………」

「………ああ、これでは踏み込む間もないな………」

 

イッセーは感嘆の声を出し、ゼノヴィアは少し悔しそうにそれぞれ二人の斬り合いを見守る。

 

「ケハハハハ!!!いいねぇいいねぇ最高だねぇ!!!だったらこんなのはどうだい!?」

 

フリードの持つ聖剣が光るとフリードが五人に増える。

 

「それもエクスカリバーの力かい?」

 

「応ともさ!『夢幻の聖剣(エクスカリバー・ナイトメア)』、本物はどれかなぁ!!!?」

 

五人に増えた(ように見せた)フリードは一斉に木場に斬りかかる。しかし、木場はそんな中、ゆっくりと剣を構える。

 

「……そこだぁ!!!」《ガキィィィィン!!!》

「何ぃ!!!?」

 

木場はフリードたちが向かってくる反対の方向、自分の後方に聖と魔の混ざり合ったオーラを斬撃に乗せて飛ばす。すると、空中からフリードの姿が浮かび上がり、盾のように広がった刀身で斬撃をガードしていた。

 

「幻影で注意を反らし『透視化の聖剣(エクスカリバー・トラペジィ)』で透明化して接近、『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』で刀身を広げてガードしたのか……」

 

「ご明察、まさか気づくとはね……」

 

「何せ竜也君にシックスセンスを本格的に鍛えてもらったからね!!!」

 

「あら納得!」

 

そして二人は再び目にも止まらぬ速さで剣を打ち合う。そして数秒間の斬り合いの後木場は飛び退き距離を取る。

 

「このままじゃジリ貧だね、一気に勝負をつけさせてもらうよ!」

 

「やらせると思うてか!!!」

フリードは『擬態の聖剣』の力によって刀身を何本も枝分かれさせて剣先を木場に伸ばす。しかし、木場の前に盾のように刀身の広がった剣が表れそれを止める。

 

「『シールドソード』、さっきの君のを参考にさせてもらったよ。………そして、これが!!!うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

木場は片手を天に掲げて神器の力を最大にまで引き出す。そして木場の手から剣を形作るオーラがぐんぐんと天に伸びて行く。

 

「えっ?ちょっ!?」

 

「これが!僕の必殺の剣!!!うおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

オーラは雲に届くのではないかというほどに高く伸び、巨大な一振りの剣が表れる。竜の頭部を模した柄、そこから伸びた武骨な出で立ちの刀身は紅蓮の炎を纏っている。

 

「必殺ッ!!!!」

 

「ちょっ!?ちょっ待っ!!!?」

 

「『轟・斬!!ガルガンチュア・パニッシャー!!』あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

フリードの呼び掛けも虚しく、木場は巨剣を振り下ろす。

 

「でっ……デカ過ぎっしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!??」

 

《ズガアァァァァァァン!!!!》

 

聖剣も、フリードも、フリードの叫びも、全てが木場の必殺剣、『轟斬!!ガルガンチュア・パニッシャー!!』に飲み込まれた。

 

 

 

「………………(ピクッピクッ」

 

土煙が晴れ、剣が消えると、グラウンドがごっそりと削りとられており、中央で真っ黒焦げになって突っ伏しているフリードと、見るも無惨に粉々に砕け散った聖剣の姿があった。

「………みんな、僕らの力はエクスカリバーを越えたよ」

 

木場は天を仰いだ

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

その場にいた全員が思った。

 

『やり過ぎだ』………と。

 

 




木場の必殺技『轟斬!!ガルガンチュア・パニッシャー!!』元ネタはそのまんまフューチャーガードバディファイトのカードです。

感想等お待ちしております。次回もお楽しみに
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