我が道を行く自由人   作:オカタヌキ

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今年最後の投稿です。この章は何かと難産です。


再開と暴露

竜也side

 

裕斗の必殺技に呆然としていた一同だったが、裕斗が力なく崩れ落ちたことで沈黙は破られた。

 

「ッ!!!?木場殿!!!」

 

「あのバカ……」

 

カーラマインが裕斗を慌てて支え、俺は呟き裕斗のもとに向かう。

 

「竜也君……カーラマインさん……僕、やったよ……エクスカリバーに勝ったんだ……」

 

「木場殿………はい!見事な一撃でした!!!」

 

「ったく無茶しおってからに、めったなことで使うなっつったろうが。」

 

「あはは……ごめん……」

 

「おい木場ぁ!!!なんだ今の技!?危うく結界が崩壊しかけたぞ!!!」

 

ヴァーリが声を荒げる。見ると、上空の結界に巨大な亀裂が出来ており、魔力を流して必死に修復している。

 

「『豪斬ガルガンチュア・パニッシャー』、裕斗の産み出した『魔剣創造』の力を極限まで引き出した文字通り必殺技だ。」

 

「だがこいつは諸刃の剣、使えば己の力を全て使い果たし神器もしばらく使う事ができない。裕斗はもう戦えない。」

 

俺は裕斗を小突く。

「後は任せな、しばらく休んでろ。」

 

「……うん、そうさせて……もらう………よ……」

 

そう言って木場は意識を手放した。

 

「カーラマイン、裕斗を頼む。それとついでにあそこで黒焦げになってるやつも回収しといてくれ。」

 

「はっはい!了解しました!」

「…竜也殿、共闘の協定はまだ生きているか?」

 

ゼノヴィアが俺に歩みより声をかける

 

「………お前にその気があるならな」

 

「感謝する、ーーーーぺトロ、バシレイオス、ライオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ。この刃に宿りしセイントの名において我は開放する『デュランダル』!!!」

 

ゼノヴィアが呪文を唱えると空間に歪みが生じる、そして歪みの中に手を入れ引き抜くとその手には一振りの聖剣が握られていた。

 

「ばっバカな!?研究はデュランダルを扱える領域までは達していないはずだ!!!」

 

いつの間にか復活していたパルパーがゼノヴィアに吠える。

 

「私はイリナや人工聖剣使いと違って数少ない天然物でね。……パルパーは私に任せろ。」

 

「任せた」

 

俺はヴァーリのもとへと飛ぶ

 

「結界は俺が治す、お前はコカビエルを頼む。」

 

「了解」

 

ヴァーリは再びコカビエルのもとに向かう。そこではイッセーたちがコカビエルと再び交戦していた。

 

「『アロー・オブ・ウェルシュ』!!!」

 

「『ルイン・ブリックバット』!!!」

 

「小賢しいわっ!!!」

 

イッセーとリアスが弾を乱射するがコカビエルに一掃される。

 

「今よ!!!」

 

「爆雷光よ!!!」

 

「『にゃんにゃん波』!!!」

 

「『トップガン』!!!」

 

「グウオ!!!?」

コカビエルの背後に接近した朱乃ちゃん、黒歌、白音が攻撃を加える。

 

「ぬぅらぁ!!!」

 

「キャア!?」「あぐっ!?」「にゃう!?」

 

超至近距離からぶつけたに関わらずコカビエルは3人をふりはらう。

 

「さすがに聖書に記された堕天使なだけはあるな。」

 

そう言ってる合間に結界の修復が完了した。

 

「さて、どうするかな。イッセーたちに加勢に行くか、それとも……」

 

俺はちらりとゼノヴィアの方を向く。そこではゼノヴィアがデュランダルを構えてパルパーににじりよっていた。

 

「さあ、観念して貰おうか、パルパー・ガリレイ」

 

「くっおのれ!!!」

 

するとパルパーは懐から閃光弾を取りだし炸裂させる。

 

「くっしまった!!!」

 

「今のうちに…」

 

「逃げられると思ったか?」

 

「なっぐあ!?」

 

俺は上空から急降下してパルパーを押さえつける。

 

「お縄頂戴ってな、『バインド』」

俺は拘束魔法の鎖でパルパーを拘束する。

 

「やれやれ、油断大敵だぞ。」

 

俺はゼノヴィアにパルパーを指差して言う。

 

「あ、ああ、先ほどから済まないな。私はほぼ役立たずだな……」

 

「悔やんでる間があったら行動して挽回しろ。イッセーたちの援護でもしてこい。」

 

「ああ、わかった」

 

そう言ってゼノヴィアはコカビエルのもとに走って行った。俺はパルパーを引きずり裕斗たちのもとに向かう。

 

「よう裕斗、具合はどうだ?」

 

「ああ、なんとか動けるようには回復したよ。」

 

「そうか、なら……」

 

「ぐあっ!?」

 

俺はパルパーを裕斗の前に放り出す。

 

「……好きにしな。」

 

「……ああ、決着をつけさせて貰うよ。」

 

裕斗は聖魔剣を創造し握り締める。

 

「覚悟しろ、パルパー・ガリレイ。」

 

「バカな、あり得ん、本来相反する力が混ざりあうなど……」

 

パルパーは何かぶつぶつと言っている。

 

「…そうか!わかったぞ!聖と魔、二つの力を司る存在のバランスが崩れているというのなら説明がつく!!!つまり魔王だけでなく神も……」

 

「!!!?みんな俺の後ろに隠れろ!!!」

 

刹那、大量の光の槍が降り注ぐ。俺は障壁をはりみんなを守るが土煙が舞い上がる。目を開けると、目の前でパルパーが串刺しになっていた。

 

「………仲間を殺したのか?」

 

俺はコカビエルを睨み付ける。

 

「パルパーは優秀だったよ。だがもはや俺の計画には不必要だ。」

 

コカビエルはあっさりと言い放つ。

 

「………ダハーカ」

 

『『『おう!』』』

 

俺は『魔源の三首甲』を出現させる。

 

「『スターライトブレイカー』!!!」

 

「なっ、グアアアアァァァァァァァァ!!!?」

 

俺はコカビエルにスターライトブレイカーをお見舞いする。煙が晴れるとコカビエルがよろよろと飛んでいた。

 

「なんだ、まだ動けるのか」

 

「ぐっ……フフフフ、今のは効いたぞ、『魔源の創者』よ。礼にいいことを教えてやろう。」

 

「いいこと?」

 

「ああ、さっきパルパーが言いかけたことだ……」

 

そしてコカビエルは口角を吊り上げてし言い放つ。

「先の大戦で四大魔王だけでなく、神も死んだのさ。」




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