ワープでたどり着いたのはとある洞窟の奥底。そこにやつはいた。
樹齢何百年もの大木を思わせる強靭な腕と脚。羽ばたけば俺たちなんか吹き飛ばされそうな二枚の翼、全身を包む禍々しい鱗、そして最も特出するのは長く伸びた三つの首。
そう、こいつこそ俺の求める龍、ゾロアスター教に記される千の魔法を司る三首の邪龍、魔源の禁龍(ディアボリズム・サウザンド・ドラゴン)アジ・ダハーカである。
俺は以前この世界のことを考えて世界に伝わるドラゴンや悪魔や堕天使のことを調べてきたのだが、その中で最も興味をひかれたのが、このアジ・ダハーカである。その見た目もさながら千の魔法を司るとかロマンである。
そして前話俺は思った。こいつわざぼーで神器にできるんじゃね?そして、その神器で自分オリジナルの魔法造れるんじゃね?と
本来アジ・ダハーカは退治され封印されているのだが、わざぼーの自分の行きたいと思ったところへ行ける「ダイレクトワープ」によってその封印場所へ直接きたのだ。
「なんだ、貴様は?」「ニンゲンだ」「それに子供だ」
真ん中の首が喋りそれに続けてもう二つの首が喋る。
「俺の名は雷門竜也、こいつは弟の雷門ヴァーリ、魔源の禁龍アジ・ダハーカ、俺たちはお前に挑戦しにきた!!」
「あっ、やっぱ俺もやるのね。」
「ふんっ、何かと思えば貴様らのような小わっぱが我らに挑戦?身の程知らずも大概に…いや、確かに貴様からは今まで感じたことのない気配を感じるな。」「こんなの今まで見たことないね」「それに隣のあいつは白龍皇だよ!」
「フフフ、いいだろうおもしろい。せいぜい我らを楽しませドゴーーン!!!「「「グオオオオオ!!!?」」」
隙だらけだったので雷撃をお見舞いする。
「チョッとぉ、兄さんなにやってんのぉぉぉぉ!!!?」
「いや、隙だらけだったからつい…」
「いやついじゃないよ!て言うかそれならさっさと封印すればよかったじゃん!!」
「いや、流石にわざぼーも神器造るのは無茶だったらしくてある程度弱らせないと無理だってさ。」
「グオオ貴様ぁぁぁぁ!!!!」「ブッコロー!!!!」「ゼッコロー!!!!」
「そ~ら来なすったぞヴァーリ!」
「だぁぁぁもうわかったよやってやるよ!!!」
こうして一体(三頭?)と二人(一人ヤケクソ)の激戦が始まった。
「まずはこいつだ!並列エレキパンチ!!!」
俺はエレキパンチを飛ばすが、アジ・ダハーカの前に出現した巨大な魔方陣によって防がれた。
「ふんっ、馬鹿め!不意を突かれなければこんなもの造作もないわ!!」
そう言うとアジ・ダハーカの三つの首からブレスが放たれる。
「ヴァーリ俺の後ろに来い!わざぼー、アルティメットシールド!!!」
俺とヴァーリにわざぼーの先を当て叫ぶと二人の周りに強力なバリアが発生する。
「ほう、我らの攻撃を防ぐか。」
「兄さん、俺もわざぼーもあいつに触れないと意味がないぞ!!」
「わかってる!しっかり捕まってろ、ダイレクトワープ!!!」
俺が叫ぶと俺たちは一瞬にしてやつの懐へと移動する。
「なにぃ!!!?」「えっ!!?」「いつの間に!!?」
「バインドチェーン!!!」
俺がやつにわざぼーを当て、技を叫ぶと地面から何十本もの鎖が放たれアジ・ダハーカを縛り付ける。
「今だヴァーリ!!」
「おう!!」『Divide』
白龍皇の光翼から機械音が鳴りアジ・ダハーカの力が半分になりヴァーリに加算される。
「グオオォ、おのれぇ…我らの力を…」
「グゥゥ…流石は邪龍の一体ということか…吸収したエネルギーを維持するのがかなりきつい…」
「ちょっとだけ辛抱してくれ!食らえ流星爆裂拳!!!!」ズドドドドド!!!!
ヴァーリが半減した隙を突き超光速のラッシュを叩き込みアジ・ダハーカをヴァーリへと吹っ飛ばす。
「「「グアァァァァァ!!!?」」」
「やれぇヴァーリ!!!」
「バニシングブラスター!!!!」ズドーーン!!!!
「「「ギャアァァァア!!!!!」」」
超至近距離から白龍皇の光翼から放たれた光線を浴びてアジ・ダハーカは悲鳴を上げる。
「今だ!奥義神器封印!!!!!」
俺が叫ぶと、俺とアジ・ダハーカは光に包まれた。