魔法少女リリカルなのは~心の剣と小さな奇跡~ 作:ディアズ・R
自分に新しいキャラを立ててみるのですわ。
うん、なんか違うね。
今回の話は、自己解釈+ご都合主義が多めかも?
深く考えたら負けだよ!
現在、俺の目の前で猫版リニスと双子っぽい猫が乱闘している。
どうしてこうなったのか、それは少し遡る必要がある。
阪を遡る、なんつってな。
……ごめん。
◇◇◇◇◇
アッスーラから出て、はやての周りをウロチョロしている猫と守護騎士の周りをウロチョロしている猫を仕留めるべく、パンを焼いている。
なんでパン焼いてんだ、俺。
まあ、何時ものことか。
猫って言ったら、ネコジャラシ、マタタビ、秋刀魚、ヒヨコ?……おまけで高級猫缶、マグロの大トロ部分。
今言ったのをパンの生地に混ぜて表面とする。
次にくさや、唐辛子、ハバネロ、マスタード、カラシ、ワサビ、梅、レモン、これを混ぜて錠剤型にした危険な何かをパンの中心に埋める。
相手は二匹なので、二つ用意する。
パンの柔らかさは猫の肉球のように、パンの香ばしさは猫にしかわからないように、パンの本来の目的は製作者にしかわからないように……完璧だ。
これを持って、いざ出陣。
にゃーにゃー
うにゃ~
「……」
家の扉を開けると猫が地面を覆い尽くしていた。
どうやら、製作段階から猫のハートを射抜いてしまったらしい。
つまり、ミスった。
にゃ~にゃにゃ!
(」・ω・)」うー! (/・ω・)/にゃー!
猫がなんかやり始めたな。
む、この気配は……タダモノじゃないな。
群がっていた猫達が、モーゼの様に割れる。
道の中心には一匹の猫が、まるでそうすることが当然の様に悠然と歩く。
そう、リニスである。
「……………え?」
流石に予想外だったので思考が停止したぜ。
アイツ何やってんの?
ねぇ、リニスは、何がしたいの?
……いや、まあ、俺の持ってるパンに視線がロックオンされてるのから見て、リニスは間違いなくこのパンに思考能力を蝕まれてる。
最近かまってやれなかったしな……温かく見守ってやるか。
「夜空、そのパンを渡してください」
「いや、これは―――」
「理由なんてどうでもいいんです!!そのパンを渡しなさい!!さぁ!HA☆YA☆KU!!」
こいつ、ホントどうしたんだ?
……なんか、気迫ビンビンの猫が二匹来たな。
屋根の上か。
リニスも気付いたようで、我が家のお隣さんの屋根の上にいる双子っぽい猫に視線を向ける。
「「フシャァァァァァ!!!」」
「この私に、挑もうとする愚か者がまだいたのですね。良いでしょう!一騎当千ならぬ一猫当千の実力、見せてあげましょう!!」
あの双子猫、はやて達の周りうろちょろしてたやつらだよな~
あ、双子猫がリニスに飛び掛かった。
リニス避ける!
そして、尻尾を双子猫の片割れの首に巻き付け、投げたぁぁぁぁぁ!!!
ん?どうしたんだ猫達よ?
物欲しそうに擦り寄ってくる大量の猫。
でも、このパンは中身が危ないからあげられないんだ、ごめんよ。
代わりに、余った表面の材料で作ったこのパンを上げよう。
ケンカしちゃダメだぞ~
「フシャァァァ!!」
「ニャア!!」
「なかなかの威力ですが、当たらなければどうということはない!!」
リニス、ジェシーが来てからケンカという名の特訓しまくってるからな~双子猫の攻撃が当たらないな。
そして、双子猫は着実にダメージと疲労が溜まっていってる。
ただ、双子との二対一だからコンビネーションが凄くてリニスの体力もガンガン削られてる。
これは、最後に双子猫の逆転となるのか、それとも、無傷で王者リニスが勝利するのか!!
どうでもいいんだが。
正直、どっちが勝とうとどうでもいいんだが。
俺、間違ってる?
「……そろそろ喋ったらどうです?あの少年は私を飼ってる位ですから、今更喋る猫の一匹や二匹で驚いたりしませんよ」リニス
「……そうみたいね」双子猫妹
「で?喋ったら引いてくれるのかしら?」双子猫姉
「ククク……引く?この私が?ありえませんね……あのパンを食せるのは、勝者のみ!!敗者は眺めることしか許されない!!勝者こそが、絶対なのですよ!!そう、王者とは!引かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!」リニス
「ハッ!そういうシンプルな考え、嫌いじゃないわ!!」双子猫妹
「貴女とは、こんな形でなければ友となっていたかもしれないわね」双子猫姉
「フッ……おしゃべりは終わりです。さぁ、決着をつけましょう……次の一撃に、全てをかける!!」リニス
「「負けられないのよ!私達の意地にかけて!!」」双子猫
そして、冒頭に戻る。
え?詳しい状況?ごめん、見てなかった。
リニスは双子猫からツインストレートを腹に、双子猫はリニスからダブルコークスクリューを頬に……結果相打ちである。
ついでに言うと、俺の腕の中には乗らないぐらい大量の猫が乗っている。
頭にも乗っている。
肩にも乗っている。
膝にも乗っている。
背中にもへばりついている。
全身猫まみれである。
俺が猫アレルギーだったら、死んでるな。
あと、前にも言った気がするが、俺は犬派だ。
あの三匹、どうしようか。
猫達を退けて、近寄ってみる。
「……気絶、してるな」
とりあえず、双子猫は檻に入れておく。
この檻は、プレシア主導のもとジェシーとリニスによって作られた物で、入れられた魔法生物は魔力が一切使えなくなるらしい。
一回、アリシアがリニスとアルフを入れて水責めしてたことがあったな。
そんなことはどうでもいいか。
リニスの首根っこを掴み、檻を持って神社に向かう。
何時の間にかジェシーが肩に乗っていたが、特に驚くことでもないのでそのまま向かう。
◇◇◇◇◇
「「フシャァァァ!!」」双子猫
「で、この猫ちゃんは?」那美
「ん~覗き魔」夜空
「リニスさんみたいに変身するの?だったらお灸をすえないといけないわね!」那美
「使い魔だと思われます。そして、そのパンをください。早く、欲しいんです」リニス
「いやしい雌猫だこと……これだから万年発情雌猫は……」ジェシー
「くぅ~夜空~」久遠
久遠のお腹を撫でながら、那美さんと双子猫について話す。
リニスが物欲しそうにエロティックな声でパンを要求して来る。
面倒なので、双子猫とリニスに一個ずつあげることにした。
嬉しそうに齧り付く三匹。
ジェシーが三匹にサイレントの魔法をかけた。
そして、食べ終わるとのた打ち回る三匹。
特に不思議な光景ではないので、那美さんも久遠もスルーである。
「そういえば、誰を覗いてたの?」
「俺がわかるのは、はやて……とシグナムの入浴時ぐらいか」
「……なんでわかるの?」
「んあ?守護騎士連中にシャワーとかシャンプーの使い方を教えたんだが、その時に視線を感じた。特にシグナムの胸に集中が……あ、これはやての視線だったわ。この双子猫、はやてと守護騎士を同時に見張ってたわ」
「……私としては、夜空君がシグナムさんの裸を見たのかどうかが気になるんだけど?」
「美人美少女美青年だったかな?あ、ザフィーラはデカかった」
「そういう話を女の子にしない!!」
ナニがとは言ってないのに顔を真っ赤にする那美さん。
ムッツリやな。
ちなみに尻尾の話である。
モサモサではなくモフモフだった。
「封印とかできない?」
「……私にはちょっとできないかな。というか、妖怪の類でもないから対象外だね」
今一役に立たない。
「今一役に立たない那美さんだな」
「声に出てるからね?結構傷つくからね?」
「まあ、いいか。那美さんが役に立たないのは、今に始まったことじゃないし。とりあえず、はやて達に心当たりが無いか見せに行くかな」
那美さん虐めをしてたら、賽銭箱の後ろに体育座りをしてイジケテしまった。
那美さんマジ那美さん。
久遠を返してはやて宅へ。
ちなみに、はやては昨日から一時退院している。
三匹とも、死んだように元気がないが……大丈夫だろうか?
まあ、俺が調節ミスしてなければ、大丈夫なはずだ……たぶん。
◇◇◇◇◇
「という訳なんだが」夜空
「なるほど、まったくわからんわ」はやて
「いきなりそんなことを言われても、分かる方がおかしくないか?」シグナム
はやての家にチャイムもノックもせずに気配を消してリビングに入ったら、剣とハンマーと鎖が襲いかかってきた。
【食べられるフライぱん】で全部防いでやった。
そして最初のセリフである。
ちなみに、このフライぱんはピザの下地の様な円形で、大きさはフラフープ程度、硬さはダイヤモンドより少し下ぐらい、なんだけど唾液をつけるとフニャフニャになる。
「凄いだろ?」
「ホント、どうやって作っとるのか気になるわ~」
「さて、冗談はさておき……ここに双子の猫がいる。この双子猫は、はやてと守護騎士をストーキングしていたと思われる。どうしたい?」
俺が檻に入った猫を机の上に置きながらそう言うと、守護騎士の視線が一気に鋭いモノに変化する。
はやては特に変化なし。
まあ、部屋の空気が変わったことには気が付いたようで、守護騎士連中を見渡している。
「後ろには誰かいるか聞きだしたか?」シグナム
「いや……その前にこうなった」夜空
「またパンですか……あんまり変なのは作らない方が……」シャマル
「誰?」夜空
「……ゑ?」シャマル
「とりあえず、ブッ潰そうぜ!」ヴィータ
「それは流石に可愛そうやんか。こんだけ弱ってるし、出してもええんちゃう?」はやて
「主!それはお待ちください!」シグナム
ザフィーラが一切喋らないが、話が進む。
はやてが檻を開けようとし、シグナムがそれを止める。
ヴィータとシャマルも檻を開けるのに反対だったようで、ちょっと騒ぎ出す。
ジャーキーをザフィーラに与えつつそれを眺めていた。
その結果、檻が机から落ちて双子猫が解放された。
でも、グッタリしたまんまだ。
「ふむ……死んだか」
「息はしとるで」
「ん~ジェシー」
俺が言うと特に返事をすることもなく、ピクピクしている猫三匹に魔力のラインを繋いで身体情報を正常に戻す。
使い魔限定の荒治療だが完治は出来る。
ただし、これには副作用があり―――
「「「ふぎゃ!?」」」
とても痛いです。
かなりの頭痛らしく、たとえるなら鐘の中に入って1分間鐘を叩かれ続けるようなものらしい。
正直、まったくわからない。
鐘の中に入ることがまずないのに、それを想像しろと言われても、ねぇ?
のた打ち回る三匹を全員で見下ろす。
「痛そうやな……もしかして、普段私があんな感じなんか?」はやて
「……パンなしでも、ああなるんですね」シャマル
「えっと、どうすれば?」シグナム
「なんか、めんどくさくなってきた」ヴィータ
「結局、この二匹はなんだったんだ?」ザフィーラ
「リニス……ぶざまだこと!!」ジェシー
三匹は魂が抜けた様な状態になった。
とりあえず、リニスは頭に乗っけておく。
双子猫をどうするか、それを話し合う。
その結果―――
◇◇◇◇◇
「じゃあ任せたぞ、すずか」
「うん!ちゃんと面倒見るね!」
双子猫はすずか家逝きになった。
しっかりと|飼猫教育(・・・・)してもらおう。
鎖付き首輪で逃げられないようにしており、【魔絶呪パン(ヴィータ命名)】を食べさせたことにより、三日ほどリンカ―コア消失という守護騎士勢真っ青の効果を齎している。
これで、三日は安心して暮らせるな。
「この猫はなんなの?」アリサ
「聞くも涙語るも涙!涙無しには語れない、悲しい話があるのです……」夜空
「え?なんか始まった!?」アリサ
「双子猫の母猫が言いました「強くなければ、生き残れない」そして、双子猫は母猫と戦い、傷付き、ボロボロになりながらも勝利したのです……そして、母猫は言いました「ふふ、十分、ね……生きなさい……たとえ、人間に、家畜の様に…飼われる、ことに、なろうとも……けして、生きること、を…あきら、め……な、い…でね……ガクッ」双子猫は鳴きました。ただ、雨の中泣かない様に鳴きました。それから、双子猫の旅が始まったのです。次の日―――」夜空
「……どゆこと?」アリサ
「―――そして、はやての家の屋根や庭を住処とし、あえなく俺に捕獲され、今に至るんだ」夜空
「あのさ、そんな話信じると―――」アリサ
「そ、そんにゃことが、あっだんだね……グス」すずか
「信じちゃった!?」アリサ
「というわけで、後は任せた!」夜空
「まがぜといて!」すずか
「えぇ……」アリサ
アリサが凄い不服そうだが、気にしたら負けだろう。
さて、帰るか。
◇◇◇◇◇
双子猫事件(笑)の次の日。
闇の書のページ数を662ページになった。
これ以上どれだけ蒐集しても……何も起きなかった。
闇の書がリンカ―コアを吸収しないのだ。
何かが足りないらしい。
という訳で考えた。
「闇の書は元々が夜天の書であって、イレギュラー要素が加わることによって、使用者に呪いに近い障害を齎す。つまりは、本来ない機能を何かしらによって無理やり付けている状態なのが、闇の書の本質である……ここまではいいかな?」夜空
「はい!全然わからん!」はやて
「よろしい!続けるぞ!」夜空
「……続けるのか?」シグナム
「さて、闇の書の本質はイレギュラー機能、つまり夜天の書の暴走及び使用者への侵食である。なら、夜天の書の機能とは?リンカ―コアの蒐集つまり魔力の貯蓄である。このことから使用可能な魔法の種類も豊富または強力なのが予測できる。つまりはだ……夜天の書とは魔力を貯蓄し、過去の強力な魔法を使用するためにある魔導書である。これが夜天の書の本質だとすれば、守護騎士とは?それは、夜天の書の覚醒の準備と起動するためのキーである可能性が出てくる。ならば、守護騎士の本質とは、騎士として主を守ること?違う。夜天の書を起動させること?違う。俺の予想だが、守護騎士とは夜天の書の不必要な起動を防ぐための保険ではないか?なら、夜天の書の起動の仕方は?これは、守護騎士のリンカ―コアの蒐集が必要なのではないか?」夜空
「それ、マジか?」ヴィータ
「あくまで可能性だ。なにより、一番可能性があるのは闇の書所有者だと思ってる」夜空
「私?」はやて
「あぁ、主たる者を身体を壊してまで所持させる必要がある。ここから考えるに、一番最悪なのだと所有者の死によって闇の書が起動する可能性だ」
『!?』守護騎士一同
「え?なにそれ?こわい」はやて
「一番最悪なのだから、知ってるだけでいい。で、俺が一番ありそうだと思ってるのは……はやての精神崩壊だな」夜空
「死んでるようなもんやないか!?」はやて
「大丈夫!はやてなら生き返れるから!多分!」夜空
「無理や!」はやて
とゆう感じである。
結構真面目に話してたように感じただろ?
でもな、違うんだこれが。
はやて、ソファーの上でゴロゴロしながら。
シグナム、テレビの時代劇を見ながら。
ヴィータ、48アイスクリームのアイスを食いながら。
シャマル、洗濯物を畳みながら。
ザフィーラ、【骨パン(赤くてカルシウム三倍)】を食べながら。
俺、片手で逆立ちして新聞を読みつつリニスとネコジャラシで遊びながら。
結構やる気なしである。
どうすればいいかわからない!でも焦ってもしょうがない!ならいつも通りにしていよう!という流れだ。
あの双子猫なら何か知ってそうだが、なんかめんどくさい。
大体、すずかに預けちゃったし。
はやてに時間が無いのも確かなのだが、俺が何もしなくても解決した様な気がして……やる気が出ない。
なのはとフェイトを最近見ないが、特訓でもしているのだろう。
ジェシーもいなくなることがあるから、特訓の手伝いをしているのかもしれない。
俺もそっちに行きたい。
「なあ、夜空」
「ん?なんだ?」
「もし、私がヤバくなったら……」
「助けるさ。腕が千切れようが、足が捥げようが、絶対」
「……な、ならいいんや!」
自分から聞いてきたくせに、何故先に話を切る?
顔も赤いし、肉体汚染が進行したか?
さっさと治してやりたいが、どうすればいいのかがわからな……あ。
そう言えば、劉が何か知ってる感じだったよな?
……よし。
「守護騎士集合!これから、劉を捕獲するぞ」
◇◇◇◇◇
劉捕獲作戦開始から2時間後。
劉捕獲成功。
「……何故に?」劉
「案外あっさり捕まえられたな。バニーお疲れ、シグナム」夜空
「……」シグナム
「シグナムの返事が無い、ただの屍のようだ」ヴィータ
「ヴィータ、遊ばないの。そっとしておいてあげなさい」シャマル
「あんな服、どこから持ってきたんだ?」ザフィーラ
「ん?はやての【スタイルの良い美人に着せてみたいコスプレ衣装棚♪】から盗ってきた」夜空
「ちょっ!?」はやて
『……』夜空とはやて以外
はやてへの視線が痛いな。
俺は痛くないから問題ない。
さて、劉から聞きださなければいけないことが二つある。
「劉、シグナムのバニー……どうだった?」夜空
「最高でした!!」劉
「うわぁぁぁぁぁ!!!」シグナム
『うわぁ……』その他
劉への視線が痛い。
どうでもいいので次の大事な質問。
「本題だ。闇の書を起動させるには?」
「……答えるとでも?」
「そうか……じゃあ、はやてとシャマルにはこのパンを食べてもらおう」
取り出したるは【ドキドキ♪天国と地獄の分かれ道♪を決めるパン】。
黒と白の二つのパン。
ガタガタし始めた約二名。
当然、無視する。
「なんで俺じゃないの!?」
「劉、お前は物語の主人公にあこがれてるんだよな?」
「だ、だったらなんだよ……」
「あの二人を救えるのは、お前だけだぞ♪」
我先にと逃げようとしたはやてとシャマルの足には、何時の間にか鎖が巻き付いており、シグナムとヴィータがはやて宅のリビング出入り口を塞いでいた。
「な、なんでや!?」はやて
「私だけ、というのが嫌だったのです」シグナム
「順番的に、二人の後は私だからな、逃がさねぇよ」ヴィータ
「……これも、主の為なのです」ザフィーラ
「鬼!悪魔!外道!」シャマル
「劉、犠牲者を出したくないだろ?言うんだ」夜空
「わ、わかった!わかったから!もうやめたげて!!」劉
「残念、時間切れだ」夜空
ジタバタする二人を押さえつけて、シャマルに白の方をはやてに黒の方を食べさせる。
ビクンッ!と体が数回跳ね、動かなくなった。
即効性があるな……70点ってところか。
「な、なんて惨いことを!」
「君が悪いのだよ。さっさと決めないから、犠牲者が出るのだ」
「これが、これがお前のやり方なのかよ、夜空!!」
「まあ、とりあえず、教えてもらおうか。じゃないと次はお前の番だぞ♪」
「……ゑ?」
◇◇◇◇◇
というわけで、尊い犠牲のもと闇の書についてわかったことがある。
闇の書最後のページは、守護騎士四人のリンカ―コア蒐集によって完成するらしい。
なのは達にも言って、いろいろと準備の為に三日は空けることになった。
そんなわけで、明日が闇の書覚醒である。
今日俺がやっていることと言えば、【仮死パン】をはやてに勧めていた。
「食べてみろって、死にはしないから」
「菓子パンでなんで生き死にが関係してくるんや!?」
「だって仮死だぞ?」
「いや、まあ、菓子やけど……生き死に関係あらへんやん」
「そうは言ってもな……仮死っていう字、結構堅そうなイメージあるじゃん?」
「まあ、菓子やしな……確かに堅そうやな」
「だろ?だから、仮死パン食ってみない?」
「む~わかったわ!女は度胸や!」
「女は愛嬌な」
すれ違いが発生している気がするが、気のせいだ。
いざ、はやてがパンを食べようとした瞬間、リニスがやってきた。
惜しい。
「夜空!はやてちゃん!ヴォルケンリッターが!」
ヴォルケンリッターが?
「全滅しました!」
……はい?
というわけで、第24話終了!
なんとなくテンション高めのあとがきデス!
あんまり詳しく考えてないので、今話のツッコミは無しでお願いしますね♪
どうしても気になるっていう点があったら……オブラートに包んで感想下さいな。
ほんと、マジで、オブラートに包んでね?最近、引きこもり気味で心が弱いの……なんつってな。
次回、第二十五話 目覚め×闇
ついに!ついにあの御方が登場!
何時できるかわからないけど、お楽しみに~