魔法少女リリカルなのは~心の剣と小さな奇跡~ 作:ディアズ・R
遅くてホントすいません……
なんかもう、GOD編はよくわからなくなってきたのです。
次回でパパッと終らせて、オリジナルかstrikersに行こう!
絶対オリジナルやると思うけど!
オリジナルなら、投稿がもう少し早くなるといいな……
マテリアル達と未来人達を家に泊めてから三日後。
パン屋【ル・クール】は、繁盛していた。
パン作りを手伝える人材を確保できたからだ。
マテリアル達と未来人達全員が暇していたので、パンを作らせてみたらとても筋が良かった。
特に未来人達は、パン職人に教わったかのように慣れていた。
流石未来人だな。
マテリアル二人もしっかり教えれば良い感じになるだろう。
……………一人は、まあ、看板娘にでもしておけば良いだろ。
誰とは言わないが。
あと、水無月家は今日一泊二日の旅行に行ったので明日まで帰ってこない。
あぁ、それと一日前になのは達をマテリアル達に会わせてみたら、何故か戦闘になった。
「羨ましい」だとか「ずるい」だとか言ってるのが聴こえたが、何がなんだかさっぱりだったよ。
ちなみに引き分けだった。
未来組は、あまり未来で会う人と過去で会いたくないらしい。
俺はどうなんだろうか?
それはさておき、今日も今日とてパンを作っては売る。
……何か忘れてるような?
「夜空、こんな感じでいいでしょうか?」
「ん?あぁ、そんな感じだな。出来ればもう少し発酵させた方が良いかもしれないけど」
「了解しました」
忘れていることを思い出そうとしつつ、シュテルと一緒にパン生地をこねている。
シュテルは教えたことをスポンジの様に自分のモノにするから、教えやすくていい。
見た目なのはもどきだけど、なのはより普通に体力があるから役に立つ。
ロードも腕はいいんだけど、パン作りより料理の方が性に合うらしく新作パン作成がメインだ。
未来組は全員で買い出し中。
レヴィ?客寄せパンダだけど?
「よし……シュテル、そろそろ焼くぞ」
「わかりました」
さて、これが焼きあがったら売る以外することが無いな。
……また何か忘れてるような?
「夜空……私、何か忘れている気がするのですが?」
「そうだな……俺も何か忘れてる気がする」
どうやらシュテルも忘れてるらしい。
なんか安心。
シュテルと二人で考える。
「今日の分のパンはこれでおしまいだろ……」
「明日のパンの材料はヴィヴィオ達が買いに行ってくれてますし……」
「そういえば、昼飯食べたっけ?」
「あ、忘れてました」
「じゃあ、なんか作って食べるか」
「ですね……まだ忘れてる気がします」
「確かに」
とりあえず飯だな。
パソコンに張り付いていたジェシーとリニスの首根っこを掴み引き摺る。
「いやぁぁぁぁぁ!!!私からパソコンを奪わないでぇぇぇぇぇ!!!」
「マスター離して!ニコ生放送が見れない!」
リニスはなんでここまで壊れたのだろう?そう思いつつ、新作パンを考えていたロードと外で飛び跳ねてたレヴィも合わせて六人で昼食をとることに。
今日の昼食は【ナポリパン】だ。
ナポリタンの麺がパンになってるだけの謎パンだ。
何でこれを作ったのかは俺もわからない。
ホントにパンと呼んでいいのかどうか……ただこのパン、麺部分のパンを細く長くするのが大変だった。
そうだ、ここにいる全員で忘れてること考えればいいんじゃね?
「最近忘れてることってないか?」夜空
「なんだいきなり……忘れてることか……う~む……そういえば、店主殿にレジのつり銭補充をするように頼まれていた気がするぞ」ロード
「それならやっておきましたよ」シュテル
「お店前の掃除はしておいたよ!」レヴィ
「もぐもぐ……アレじゃないですか、いつもアリサさんの家に届けてるメロンパン」リニス
「それは朝一にアリサ自身が取りに来るから大丈夫だな」夜空
「はみほももはみぐも」ジェシー
「あぁ、そう言えばそんなこともありましたね。誰か確認しましたか?」シュテル
「うむ、それなら我が確認済みだ」ロード
あーでもないこーでもないと全員で考えたが、結局何を忘れてるのか思い出せなかった。
結構大事なことな気がしたんだけど……気のせいか?
……あ、フェイトからリニスに伝言があるんだった。
「リニス、昨日フェイトから伝言を預かってたわ。えっと確か……『明日の午後二時頃に家まで来て欲しい』だったかな?」
「……午後二時、五分前なのですが?」
「パソコンに齧り付いてるからだろ……隣なんだからさっさと行ってこい」
「クッ……まだまだやるべきことがあると言うのに……変な用事だったらお仕置きします!!」
メラメラと闘志を燃やしているリニス。
パソコンの何が良いのか、俺には分からんな……便利なのは分かるけど。
リニスがテスタロッサ宅に向かったのを境に、ジェシーとレヴィはお菓子を食べつつテレビを見て、ロードは新作パン作製を続行、俺とシュテルは店の方へ。
店員を立てるのを忘れていて、お客さんを数分待たせてしまっていた。
まあ、客と言ってもはやてだが。
「客を待たせるとは良い身分やな?」
「飯食ってた……お買い上げはこちらの八品で宜しいですね」
「反省する気が無い!?」
「そういえば、今日は一人なのか?」
「無視かい……リインはアースラで健康診断や。シグナム達はいろいろな所へ探し物やな」
「探し物?」
「いやいやいや、夜空が言ったんやん【砕け得ぬ闇】探すって」
その単語を聞いてシュテルと一緒に一言。
「「あ」」
「……ちょい待ち……まさかと思うんやけど……アンタ等……」
「「忘れてた」」
「じゃあ、今まで何してたんや!?」
「「パン、作ってました」」
「私等の苦労返して!?」
興奮して詰め寄ってくるはやてを落ち着かせるため、白いパンを食べさせてみた。
なんてことはない白いだけのパンだ。
本当に何もない白いパンだ。
怪しい物は何も入ってない。
もう、これでもかというぐらいに普通のパンだ。
……………たぶん。
「もふもふ………モゴッ!?モ、モゴ、モォォォォォ!?」
なんかうるさい。
まったく、ただの白いパンなのに。
「シュテル、作戦会議だ」
「了解です。全員集めますね」
「モォォォォォ!?」
はやてうるさい。
◇◇◇
未来組も帰ってきて相談した結果、そろそろ動かないとヤバいんじゃね?という結論に至った。
はやては魂が抜けたような顔で部屋の隅にいる。
ちなみに、未来組も忘れ去ってたらしい。
で、これからどうするかというと……ピンク娘を捕獲することになった。
「つまり……殺さなきゃいいんだろ?」
『……』
全員が「それは違う」と眼で語っていた。
というわけで、さっそくピンク娘を探しに行こうとしたら、なのはとフェイトがやって来た。
「話は聞かせてもらったの!!」
「私もパン食べたい!!」
部屋に引き籠ったジェシーが何かしたのか、ババーン!!という効果音付きで登場した。
ただ一言言わせてもらうと、ドアはもう少し丁寧に開けて欲しい。
最近レヴィが開け閉めする時、全力全開でやるから結構ガタが来てるんだよ。
あとリニスは一緒じゃないのか。
「私も夜空君と暮らしたい!」
「なのは、本音が漏れてるよ?」
「……………助っ人の紹介なの!!」
「あ、なかったことにするんだ……」
漫才みたいなことをしている二人の後ろから、ピンク娘に近い雰囲気を持った赤っぽいピンク髪の小娘が来た。
とりあえず指を鳴らし、全員に捕獲させる。
何も言わせる間も無く簀巻きにして口も塞ぐ。
全員が武器もどきを構え、ニッコリ笑顔。
「ピンク娘と知り合いだな?」夜空
「あのピンクの女性は?」シュテル
「ピンクの小娘はどこだ?」ロード
「どっこだぁ!!」レヴィ
「ごめんなさい!教えてください!」ヴィヴィオ
「あの女性の居場所を教えてください」アインハルト
「……いいのかな?」トーマ
「いいんじゃない?」リリィ
「はわわ!?」なのは
「あわわ!?」フェイト
伸ばし棒、パン切り包丁、フライパン、ピザカッター、フォーク、ナイフを構える。
トーマ、リリィ、なのは、フェイトは成り行きを見守るかオロオロしている。
「ム、ムゥゥゥゥゥ!?」
そっか、口塞いだから喋れないのか。
でも、念話とか使えばいいのにな。
口だけ自由にする。
「い、いきなり何するんですか!?」
「いや、ピンク娘と似てたから」
「ピンク娘?……まさか、キリエ!?」
「……ちょっと待て」
なのは、フェイト、赤ピンク以外で集まって相談。
「アイツの名前なんだっけ?」夜空
「さぁ?私は知りませんが」シュテル
「我も知らんな」ロード
「知ってると思う?」レヴィ
「聞いてないよ」ヴィヴィオ
「名乗ってはいなかったと思います」アインハルト
「どんな人かもあんまり覚えてない」トーマ
「トーマと一緒」リリィ
誰もピンク娘の名前を知らない。
全員で一回視線を合わせ、頷く。
「そうそう、キリエなキリエ」夜空
「キリエですね」シュテル
「キリエだな」ロード
「キリエって誰!」レヴィ
「キリエさんのことだね!」ヴィヴィオ
「というわけで、キリエさんについて教えて貰えますか?」アインハルト
「いいのかな……」トーマ
「いいんじゃない?」リリィ
全員で作り笑いをしつつ、赤ピンクにピンク娘のことを聞くことに。
ちなみに、なのはとフェイトはパンを選択中である。
「キリエは……私の妹なんです」
「妹の罪は姉が償うべきだな」
「私達の住んでいる場所が大変なことになっていて、キリエはそれをどうにかしようとしてるんです……お父さまのために」
「娘の教育間違ってないか?」
「……【砕け得ぬ闇】それが持つ【エグザミア】、キリエはそれを手に入れようとしてるんです」
「あ、三時だ。全員おやつの準備を開始だ」
『は~い』
「……………せめて、聞いてください」
あ、泣いちゃった。
俺の所為じゃないぞ。
自分は関係ないって顔してるお前等だって一緒だろ。
そんないじめっ子を見るような目で見るなよ。
「悪い悪い……で?その【砕け得ぬ闇】ってのは?どこにいるんだ?」
「……すいません、私にはわかりません。ただ、キリエは自分でいろいろ調べていたみたいです。私はキリエが居なくなってすぐに来ましたので、調べる時間がありませんでした」
「へ~そう言えば、YOUのネームはなんだ?」
「あ、すいません!私はアミティエ・フローリアンといいます。妹はキリエ・フローリアンです」
その場にいた全員が自己紹介をしていると、怠そうなリニスとフルテンションのジェシーがやって来た。
目線で今日のおやつが何か聞いてくる。
今日はガトーアールグレイというケーキを作ってみた。
紅茶のチョコレートクリームが二層になった香り高い気品あるケーキで、表面に二色のチョコレートクリームを使って模様を描いた一品。
普通のガトーショコラにアールグレイの葉を使用しただけだが、シンプルでありながらまったく別の味と香りを出している。
合わせて用意した飲み物はホットミルクである。
「とりあえず、おやつ食うか」
『賛成!』
「えぇ……」
一名不満そうだが、全員無視する。
ケーキを一口……良い出来だ。
でも、やっぱりパンを作る方が俺の性に合ってるな。
最近見始めたアニメの……何とかジャパン!のパンを作ろうとしてるんだよ。
これが意外と難しくてな~失敗すると爆発するから掃除が大変で。
……ケーキを食べるのを一回やめて、ケーキを見る。
はやての持っている夜天の書。
ロードの持っている紫天の書。
その二つを内包しつつ暴走した闇の書。
そこまで考え、一つの仮説が出来た。
「砕け得ぬ闇って、闇の書の残滓にあるんじゃないのか?」
瞬間、空気が凍る。
俺、リニス、ジェシー以外の全員の動きが完全に停止する。
リニス、ジェシーと顔を見合わせ、耳を塞ぐ。
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
そんなこんなで、やっと手がかりを発見したのであった。
明日から砕け開ぬ闇の本格的な探索が始まることになった。
そして、長い一日が、始まる。
次回は8000字ぐらいいってみたいな……無理か。
次回も見てね♪
あと、投稿遅くてごめんなさい。
頑張りますが、気長に待ってくれるとありがたいです。