独自設定がいくつかあるので、原作と設定、展開が違う部分が多少あります。
ヒロインを中心に性格を変更していますが、基本的にヒロインの出番は少なめです。
メインヒロイン?主任かな(すっとぼけ)
なぜこんなところにいるのだろうか。
ここにいるのは、アレを扱える女と、兵器開発の勉強をする男ばかりだというのに……。
幸い女だけしかいないところに放り込まれることはなかったものの、俺の心は深く沈んでいた。
ただ普通の高校に通って、普通に就職して、姉に迷惑をかけない。
それだけを目標にしていたのに……。
そんな風に、いまさらどうしようもない後悔をしていた俺は周りの状況も気にしていなかった。
「一夏く~ん、織斑一夏く~ん?」
「は、はいっ!?」
「あ~ ゴメンね? でも、次、キミの番なんだよね オリムライチカ く~ん?」
俺の目の前に立っていたのは、赤毛に無精ひげを生やしたオッサンだった。
「何をしているのですか? 今は自己紹介の時間です。 主任、あなたもそんなに煽らないように……」
その横に立つ金髪の女性が助け船を出してくれたものの……
「ギャハハハハ!ゴメンねキャロりん」
ゴメン とは言ったものの、主任、と呼ばれた彼に反省する様子は全くなかった。
「織斑一夏、自己紹介をしなさい。」
「お、織斑一夏です! よ、よろしくお願いいたします!」
……
あれ?
失敗した……?
「クールだよね、いつも……」
「いや、ちょっと待ってくださいよ!?俺あなたと初対面ですよね!? いつもってなんですか!?」
……
「いいツッコミだぞ一夏~!」
「流石世界で一人の男の希望!」
「俺と漫才やれー!」
あ、あれ?
さっき滑って失敗したと思ってたのに……
まさか、これを狙って主任は?
「あ、そうなんだ で、それが何か問題?」
やっぱりただの天然のようなものかもしれない……
「じゃ、授業始めるよ~ まず、ここはどこでしょう 一夏く~ん?」
「あ、IS学園 です……」
「次、IS とはなんでしょう?」
「じょ、女性しか使えない兵器です!」
「残念ハズレ~」
「えっ?」
ISに疎い俺でも知っている事実 であるはずのことなのに、ハズレと言われてしまった。
なぜなんだ……
「正解は、女性にしか使えない『はずだった』、パワードスーツ でーす! 残念でした~ ギャハハハハ!」
そうだった そう、女性しか使えない『はずだった』 のだ。
世界にたった1人の『例外(イレギュラー)』が現れるまでは……
そして、そのイレギュラーは、俺である。
何故扱えるのか、そんなことがわかれば苦労はしない。
分からないからこそ、極端に言えばモルモットとしてこの学園に放り込まれたのだ。
「あと、ISは兵器じゃなくてパワードスーツだからね~? 束さん怒っちゃうよ~?」
「えっ、兵器じゃないんですか……?」
「その話はまた今度ね~ じゃ、キャロりん、あとお願いね」
え、あとお願い って、え、授業は……!?
「腕は一流なのですが、困った方です。さて、ご挨拶が遅れました。副担任を務めます、キャロル・ドーリーです。」
クラスが少しざわついた。
金髪の美女なのだから無理もない。
「さて、改めてこの時間は、IS学園の、『インフィニット・スペース』の基本知識などを学んで、いえ、おさらいしてもらいます」
「さて、そこのあなた、ISコアの総数は?」
指されたのは、赤い短髪の少年だった。
「ひゃく……?」
「不正解です。」
「す、すみません……」
赤髪の少年は恥ずかしげに座る
「織斑、答えを言いなさい」
まさかまた俺が指されるとは思っていなかった
「え、か、各国で兵器として使われてるっていうくらいだから2000くらい……?」
「話にもなりませんね 正解は465個が公式に存在するコアの数です」
そこで手が挙がる。
「先生、公式の ということは、非公式なものがほかにも存在する ということですか?」
「可能性です。 開発者は行方不明ですから、独自に作っている可能性などもあり得ます」
そうだよな、独自に作ってる可能性はあるよなぁ 「あの人」だし。
「また、篠ノ之束はこう語っています。『この世界にインフィニット・スペースはただ1機である』と。彼女は世間一般のISを、『インフィニット・ストラトス』と呼んでいます。が、すでにインフィニット・スペースという呼び方が浸透しており、このことはほぼ知られていません。」
インフィニット・スペースとインフィニット・ストラトスの違いってなんなのか、今の俺にはわからなかった。
ただ、なんとなくこのことは、覚えておかなきゃいけない そういう気がした。
「さて、これからのカリキュラムですが、一人だけ特別コースです。織斑、あなたはA組の整備の実習時間中、1組と合同でISの実習を行っていただきます。第一回目は明日1時間目からですので、お忘れなく」
女の園に放り込まれなくて済んだ というのは、どうやら楽観視だったようだ……。
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