Infinit Stratos THE ExtremeSports   作:セイイ

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お待たせしました続きです。
シグレの容姿は読者様のお任せですが、イメージカラーはバイオレットとなっています。
オリジナルISについては、こちらは完全にお任せです。

誤字脱字ありましたら、教えてください。

タイトルがまだ考え中でで・・・・何かいいタイトルないかな・・・・




Part2 憧れの剣

「もしもし、マネージャーか?戦いましたよ、織斑一夏と・・・・」

シグレ・マルチネスは織斑一夏との戦闘から一時間後、屋上で電話をしていた。相手はメネージャーだ。

 

『え! もう!? 相変わらず仕事が早いわね・・・どうだった彼の実力』

 

「『がっかり』の一言です、彼が本当に弟か疑わしいです・・・」

 

彼自身『ブリュンヒルデの弟』と聞いて異常なまでに期待していた分、そのショックは大きかった。

電話越しでもその悲愴は感じとれてしまう。

 

『まぁまぁ、あなたとは、違って、彼はまだISに慣れていないから、しょうがないわよ・・・これからもっと強く・・・』

 

「このままでいいです、欲しいものも手に入るしね・・・・」

 

『欲しいもの?』

 

雪片弐型のことだが、マネージャーに黙ってやっていることなのでとりあえず伏せる。

 

「っふ、こっちの話です。」

 

思わず顔がにやけてしまう。

 

『??・・・まぁ、とりあえず『初試合』勝利おめでとう』

 

そう、彼は今までISバトルというのものは、まともに行っていなかった。ほとんど、練習は飛行訓練や高性能ドローンとの模擬戦、米軍で使われていた対IS用VRゲームでしか練習を許されていなかった。彼の存在が非公開であることが理由で、現役IS選手との試合や州の大会参加などは、禁止されていたのだ。

 

そして、ようやくIS学園入学でまともな試合にありつけたが、初戦で、自分の実力を100パーセントも出せなかった淡い試合になってしまいシグレのモチベーションは下がりつつあった。

 

「ありがとう、と、言いたいのですが 決着 はまだ付いていません・・・」

 

『そうなの? じゃあ決着がつくように祈るわ』

 

「ありがとうございますマネージャー・・・・」

 

『いいのよ、それとビックニュース、あなたにスポンサーがついたわ、しかも・・・その会社の一部から第三世代のISの提供が決まったわ。』

 

「・・・それは、本当ですか!?」

 

嬉しさのあまり声が弾む。

 

先日、アメリカ大統領から彼の存在が正式に発表され、彼が所属しているスポーツ芸能事務所『ゴールデン・ライオン』が本格的にシグレのプロデュースを開始した。IS選手としては未熟だが『二人目の男性操縦者』というネームバリューもあって、スポンサーが付くのは容易だった。

 

『ええ、いま、提供された武器、装備からあなたの戦闘スタイルに合わせてカスタマイズ中よ、完成次第送るわ。そろそろ、そのオンボロ機体で戦うのも限界にきてるでしょ?』

 

第一世代で処分寸前で回収した機体、ボロが出るのは時間の問題だった。

 

「んーまだ、一回しか、まともに戦っていないですがね・・・・」

 

『まぁ、そうだけど・・・第一世代で、第二、第三世代相手は難しんじゃない?』

 

「そうなんですけど・・・まぁ、限界まで戦ってみます。」

 

『そう? じゃあ頑張って頂戴ね 期待しているから』

 

「はい、では」

 

通信機の電源を落とすと、シグレは、暗くなった空を見上げた。

 

「これで、安心して、使えるな・・・・」

 

(僕こそが、僕こそが雪片を持つにふさわしい・・・・・首を洗って待ってね・・・織斑一夏・・・)

 

彼は欲す、そして彼女をしりたい。そう思いながら、彼は、その場を後にした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そのころ、IS学園の寮 1025室で一夏、シャル、ラウラの三人は先ほど行われていた試合映像を観ていた。

 

ラウラは自分の部隊の黒ウサギ隊から送られてきた『サプライズ・シルバー』の資料と、映像からの分析で、対マルチネスの攻略法を模索していた。

 

「『サプライズ・シルバー』はもともと、米国でIS訓練や武器の試運転で用いられていた第一世代ISだ。しかし、第二世代、第三世代のISの登場により、そのほとんどが処分されている。様々な武器を装備することができるが、世代さもあってか、ラファール リヴァイヴや打鉄の方がスペックが上だ。しかし、奴のISは、ある程度機体本体に改造が施されているから、油断はできない。」

 

「俺はなんで負けたんだ。それに一気にSEが削れた・・・何があったんだ?」

 

「それはおそらく武器にあるだろう・・・」

 

映像を一時停止しシグレが持っている武器を拡大する。

 

「メイン武器である、超振動剣『スミレ』は特に警戒することもないが・・・注目するのは・・・・」

 

映像が切り替わり、一夏が背後を取られるシーンに移る、そしてシグレが取り出そうとする。『鞘しかない刀を』拡大する。

 

「この武器だ・・・・すまなないがこの武器に関して『黒ウサギ隊』の情報網を使っても、わからなかった。」

 

「・・・・アメリカの新兵器かな?」

 

「そのような情報はなかった。」

 

「くそ・・・・情報なしか・・・・」

 

三人は再び映像をリピートする。するとシャルが何か気がついた。

 

「ん?まって・・・・ラウラ、一夏が『鞘しかない刀』の攻撃を受けたシーンをスローにしてみて?」

 

「!  わかった」

 

ラウラも何かに気がつき、一夏が『鞘しかない刀』に『切られる』シーンをスローモーションで流した。

すると一瞬であるが、銀色に光る美しいエネルギーの束が、一夏の背中を切りつけていたのだ。例えるならまるでロボットアニメで出てくるビームサーベルのようだった。

 

「これ見て、一瞬だけど、銀色の刃が出てるよ、もしかしてこれはエネルギーサーベルじゃないかな?しかもかなり強力な・・・・

多分だけど、一瞬しか刃を出さなかったのは、エネルギーをかなり消費するからだとおもんだ・・・・・・」

 

たしかに、彼はこことばかしに使用した、それも一瞬だけ。その武器には長時間 刃 を出せない理由があるのではないかとシャルは考えた。

 

「消費が激しいが、その分攻撃力が異常に高い・・・なるほど、そう考えるのが自然だな・・・まるで零落白夜を発動させた雪片だな・・・・・」

 

そう、SEを使い最大の攻撃力を誇る『諸刃の刃』その点で考えてみると、『雪片弐型』と『鞘しかない刀』は似ていたのだった。

 

「・・・・・・雪片・・・・・つまり、あいつの剣は、剣一つで『零落白夜』を発動させた『雪片弐型』と同じ攻撃能力を持っているってことか」

 

「でも雪片弐型よりもはるかにSEの減りがひどいから・・・だから、一撃必殺の切り札にしていたんだよ・・・・」

 

 

「奴、確かマルチネスといったな・・・奴はいったい何者だ・・・どうして雪片を欲している・・・同じような能力をもった武器をもっているのに・・・」

 

ラウラには彼が雪片弐型を欲している理由がわからなかった。むしろ、『鞘しかない刀』の方が、『零落白夜』を発動させてはじめてバリア無効化能力が発動する『雪片弐型』よりも、手軽だ、そのうえ『零落白夜』がないと『雪片弐型』は、ただ攻撃力が高い剣だけになってしまう。

なぜ、彼は『雪片弐型』だけを欲しているのか。

 

「たぶんブリュンヒルデの・・・『雪片(千冬姉の剣)』だからさ・・・・」

 

一夏は考えた。彼が欲しているのは『強い剣』ではなく『尊敬する人の剣』だ。

 

「・・・・なに?」

 

「奴は言っていた・・・・『僕はその剣が欲しんだ。あのブリュンヒルデが使っていた最強の剣を』って俺には似合わないって・・・ラウラ・・・お前だったらわかるだろ・・・奴は千冬姉を尊敬している・・・千冬姉みたいになりたいと思っている・・・」

 

彼が『雪片』を手に入れることで、ブリュンヒルデになろうと思っている、まるでラウラのように そう一夏は解釈する。

 

「・・・・・・・なるほど・・・」

 

ラウラも理解したが、その解釈は次の男のセリフで打ち砕かれてしまう。

 

「惜しいね、・・・そうじゃない」

 

入り口から突然声が聞こえ、三人は思わず振り返った。

 

 

「・・・!?お前は」

 

「やぁ、三人とも、さっきぶり」

 

入り口に立っていたのはキャリーバックを持ったシグレ・マルチネスだった。

 

「どうしてここに!?」

 

シャルが思わず質問する。

 

「どうしてって、これからここで寝泊まりするんだよ・・・『ルームメイト』としてよろしくね、一夏くん」

 

ラウラとシャルの間を横切り、キャリーバックを窓際のベットに置く。

 

「・・・・・・・惜しいって・・・どういうことだよ」

 

なぜ彼が『雪片弐型』を欲しているのか、真の理由を尋ねる

 

「確かに、僕はあの剣が欲しい。ブリュンヒルデが使っていた最強の剣を『使ってみたい』からね彼女はあの剣で何を思い、どうやって戦ってきたか、ただ『知りたい』だけだ・・・ブリュンヒルデになろうとは思っていない・・・・」

 

「・・・・・・え?」

 

つまり、ただ『雪片弐型』を『使ってみたい』、彼女を『知りたい』というシンプルな理由だった。

予想外のセリフに一夏は息を飲んだ。そして、そのままゆっくりとシグレは自分の『夢』を語った。

 

 

 

 

 

 

「僕は、超えるんだよブリュンヒルデを・・・・僕が、真のモンド・グロッソの覇者になる・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

ドスの効いた声が静かに耳を通る。シグレの目は本気だった、その目力に思わず、一夏は言葉を詰まらせる。

 

ラウラ、シャルも驚く この学園で誰もが憧れている織斑千冬こと『ブリュンヒルデ』を『超える』と言う生徒は今まで居なかっただろう。

 

「まぁ、当分先になるけどね。」

 

そう言いながら、まるで何も言わなかったように、キャリーバックの中から服を取り出し、クローゼットにしまう。

気がつけば時計は夜の9時を過ぎようとしていた。

 

「・・・・じゃあ僕たちもそろそろ、部屋に戻るね・・・」

 

「あぁ、ありがとうシャル、ラウラ」

 

「明日、私も訓練に参加する、マルチネスの攻略を考えるぞ・・・・」

 

シャルとラウラは静かに部屋を後にした。

 

 

数十分重い空気が続き、それを切り裂くように一夏は口を開く。

 

「マルチネス・・・・俺はお前に勝つ・・・・絶対に、そして証明してみせる、俺が千冬姉・・・いや、ブリュンヒルデの弟であることを。」

 

クローゼットを整理しているシグレに向かって宣戦布告をする。しかしシグレはそれをあざ笑うかのように言う

 

「雪片を玩具に『ブリュンヒルデごっこ』している君に僕は倒せないよ・・・・・」

 

「!!」

シグレの見下した非難に思わず、彼の元まで行き、胸ぐらを掴む、

 

「痛いなぁ・・・最近の侍ボーイは編入生に暴力を振るうのかい?」

 

その冷たい視線が一夏に突き刺さる。

 

「・・・・・・っち!!」

 

一夏は胸ぐらをばっと離し、そのままベットに横になった。

 

 

「・・・・・ふん」

 

彼は認めたくなかった。こんな『弱い勘違い野郎』が最も尊敬するブリュンヒルデと同じ武器を持っていい気になっていることが、何よりもムカついた。ベットに横になっている一夏を思いっきり睨みつけた。そして、そのまま何もなかったかのように、彼もジャージに着替えベットに横になった。

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おまけ:キャラ紹介

 

名前:シグレ・マルチネス

国籍:アメリカ

人種:フランス系アメリカ人と日本人のハーフ

所属:スポーツ芸能事務所『ゴールデン・ライオン』所属のIS選手、 アメリカ代表候補生

イメージカラー:バイオレット

 

身長175cm  

IS適正:B

 

個人的イメージCV 石田彰

 

補足・・・『雪片弐型』と『雪崩し』の違い

 

雪片弐型+零落白夜・・・ 自分のSEを使ってバリアー無効化発動、絶対防御を強制的に発動させて一気にSEを削る。

 

雪崩し・・・ 自分のSEを使って超圧縮エネルギーを発動、SEを一気に減らす、が自分のSEも雪片以上に削る。




ここまで読んでいただきありがとうございます。クラス対抗戦までのプロットはできていますので次の投稿はなるべく早くしますが、いろいろ、忙しくて・・・・
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