丸々3ヶ月間が空いてる!?なんてことだ…………
これで何度目かわかりませんが、また遅れに遅れた投稿です。本当に申し訳ありません。
この3ヶ月は私的な用事が盛りだくさんで「続きを書かなきゃ」とは思っていたんですが、ちょっと厳しかったです。
「なんて巨大な…………!!」
これが私の使える文字通り最大の剣だ。
例えあの結界に止められたとしても、それで終わりではない。
「さあ、防げるものなら防いでみなよ!」
「ぐっ!おおおおおおお!!舐めるなぁッ!!」
彼女は見事にその剣を完全に静止させて見せた。いくら張りぼての剣とはいえ、流石にそれには驚かされる。
しかし、ついさっき言ったようにこれは止められて終わりじゃない。まだ私には手がある。
「あっははは!!ごめん!ボーデヴィッヒさん!私も貴女のこと少し侮ってたみたい!でも今のでわかった!貴女はめちゃくちゃに強い!だからこれは私の本気の証!受け取って!」
創造理念、破棄
基本骨子、想定
構成材質、擬似複製
製作技術、一部破棄
憑依経験、破棄
蓄積年月、一部破棄
作るのはさっきと同じ『張りぼて』で充分。これなら視界までも遮れる。
「
同等の大きさの剣がもう一本、私の横を通り彼女に向かって飛ぶ。縦からは
「ぐうっ………!? まだだ…………負けるものかぁぁッ!!!」
「あ………あはは……なんてデタラメな……」
口から自然と乾いた笑いと驚嘆の声が漏れる。
なんと彼女は今度は圧倒的な質量と面積の剣を素手で受け止めているのだ。
しかし、それも時間の問題だろう。彼女が完全に
「うおお、おおお!!負けるわけにはいかない!!」
終わらせよう。今度こそ。彼女の必死さには申し訳ないが、勝たせてもらう。こちらのエネルギーも少し危うい。これでチャンスを逃すような事があっては恐らく勝機は薄れるだろう。
「
投影した莫耶を10本ほど
「
そして干将を1本だけ展開し、形状を矢の形に変える。それを弓に番え、射る。
狙いは彼女の背後だ。
干将・莫耶の互いに引き合う性質を利用し、彼女に向かう剣を加速させる。
「なっ!?勢いが増しただと!?まさか今の矢に何か細工が!?」
加速した燃え盛る山のような大剣は、勢いを増して壁に突き刺さった1本の矢に向かい進む。その都度、今にも押しつぶされそうな少女から逃げ場をさらに奪っていく。
「うおおおああああぁぁぁぁッ!!」
私はそれを見ながら地面に降り、矢を展開する。
その矢の名は
虹霓剣と呼ばれ、その刀身から伸びた虹は「3つの丘を切り裂いた」と言われた地形破壊さえも可能とする対軍宝具。
後に名を馳せた、彼の円卓の騎士団において日中であれば最強とまで呼ばれたランスロットでさえ防戦を強いられると言わしめた太陽の騎士であり、聖杯戦争においてはレオのサーヴァントとして彼に付き従ったセイバー「ガウェイン」の携えた聖剣。
「
アーチャーが用いていたのはそれを変形させ、矢として運用することを主にしたものだ。
私はその矢を展開し勝利の
「……………
すると上では轟音とともに2本の大剣が爆発を起こす。
当然、ボーデヴィッヒさんはその爆発に巻き込まれる。そこに逃げ道など無い。それを完全に断つ為の2本の大剣なのだ。
その爆風から1つの影が飛び出す。それは爆風によって吹き飛ばされたボーデヴィッヒさんだ。
「このチャンス、逃がさない!」
前方に向かい、加速をつける。
ギリギリまで距離を詰める。
絶対に外さない。今度こそ仕留める。
「これで………!」
最早外さない距離まで接近した。あとは番えた矢を放つだけ…………!
「ッ!はああああッ!!」
「なっ!?く、空中でレールカーーー!?」
私が矢を放つのと全く同時に彼女は目を見開き、空中でレールカノンを放った。あの体制で撃てば間違いなく彼女の体は後方に吹き飛ぶはずだ。しかし、彼女の後方に待つのは壁。それだけで既に放たれた矢の軌道が変わるわけもなく、彼女は恐らく壁に叩けつけられるだけではなく
そして私も彼女の放った凶弾を止める術はない。さらにいえば、武器の展開によってエネルギーを消費していく私の機体にそれを受け止めるほどのエネルギー残量はない。
「ぐっ!?」
「ガッ!?」
レールカノンの弾が当たった鳩尾に強い衝撃が走る。私たちは互いの放った攻撃によって吹き飛ばされた。
当然、私の機体は展開状態を強制的に解除され待機状態になる。
彼女の方はどうだろうか?
恐らく良くて引き分け、最悪彼女のエネルギーは残っているんじゃないだろうか?
「い、ててて………」
体を無理矢理に起こす。あちこちが痛むが、まだ大丈夫だ。流石に動けないほどではない。
(マスター、大丈夫なのか?)
(うん。それより、ごめんアーチャー。無茶しちゃって…………)
そこは素直に謝っておこう。何よりも被害者は彼なのだから。
(全くだ。君の無茶は時々目に余る。いや、時々ではないな。かなり頻繁だ)
(うっ…………本当に申し訳ない…………)
(とりあえず、彼女の確認をしておいた方がいい。どんな状態だ?)
(え、ええと……………)
煙が晴れ、見えたものは大きなひび割れが出来たドームの壁とその中心でこちらを見つめるボーデヴィッヒさんだった。
しかし、その体にISは展開されておらず恐らく展開状態を解除されているというのがうかがえる。
「………………」
彼女の私に向けた目には恐怖も、畏怖も、ましてや敬意もなかった。
「不思議そうだね?」
あの目には見覚えがある。いつだろうと、どこでだろうと、傷つくたびにその目を向けられた。傷つけるたびにその目を向けられた。その目に浮かぶ感情はいつも1つだった。
「なぜ戦う?」「なぜ傷つく?」「なぜ傷つける?」
戦う理由も、勝つ理由も、ましてや
それでも戦い続けるのは何故だ?
何度も向けられたことのある目だ。
そしてその度に私の戦いには何の意味もない事に気づかされる。
それこそが私の戦う意味であり、問いの答えだ。それ以上のものも、それ以下のこともない。
「不思議な奴だ………これほどの実力がありながら、それ以上の力を求めようとしない。人間は決して現状に満足なんて出来ない。仮に出来たとしてもそれは一時的な者で、すぐにでも『より良いものへ』と上を目指すはずだ」
「ん?そんなの私だってそうだよ。もっと強くなりたい。それが目に見えないのはきっと私にあるのは
「それだけじゃない………?」
強さだけじゃない。そんな物だけのための人生なんて哀しいしなによりも………
「つまらないでしょ?強さだけで生きてくなんて」
この世は退屈だらけなようでいて、だけど探せば探すほど面白おかしい事が数え切れないほどある。
月の聖杯や過去の英霊たち、パラレルワールドに様々なIS
こんなにも愉快なことが仕込まれている世界は私からすれば出来すぎてるぐらいの代物だ。いざ本気で楽しもうと思ったら、この世界に勝るほどのエンターテイメントは他にないだろう。
「この世界は神様の愛に満ち溢れてる。そうじゃなきゃ命の在り方、色や形がこんなにも多いはずがないよ。そんな世界を、ただ『強くなりたい』って理由で生き抜くなんてそんなの生きてないのと一緒。だから強さと一緒に、1つでいい。1つだけでいいから何か他の生き方を持ってみるときっとそんな風には見えないと思うな」
メルトリリスとの戦いでシンジの見せた勇敢さ、ラニの持つ確実さ、凛の時折見せる優しさ、レオの掲げた正しさ。
どれもこれも個性的ではあったが強さとは違う、戦いおいては時には邪魔になるであろうそれらの物を持ちながらも、その芯に強さを垣間見せる彼らはいつだって「強くなりたい」と願っているというよりは、「強い」と確信させる何かを秘めていたのだ。
「…………フッ、やはり不思議な奴だ。貴様は」
「あっ…………今………」
笑った………?
一瞬だったが、確かに彼女の表情は緩みその凛とした顔には優しげな微笑みが浮かび上がった。
「笑ったの初めてみた…………」
「む、笑っていたのか………?全くわからなかったが………」
どうやら無自覚で笑っていたらしい。
笑みを浮かべたのは一瞬のことだったし、本当に本人は理解していない状態で笑っていたらしい。
「笑ったボーデヴィッヒさんの顔、結構可愛いじゃん」
「……………褒め言葉として受け取っておこう」
そう言って、ボーデヴィッヒさんはアリーナの出口へと向かった。
「ボーデヴィッヒさん!」
そう呼びかけると立ち止まり、こちらに顔だけを向ける。
「トーナメント、絶対勝とう!!私達ならやれるよ!!」
そう叫ぶとボーデヴィッヒさんは返答をすることなくただ、片手をヒラヒラと振るようにしてからまた歩き始める。
確信した。私達なら、今の状況であれば絶対に負けることはないと。
そろそろ春ですね。
春といえば進学や進級、また社会進出なんかで別れを惜しみながら新しい出会いを得る季節ですよね。
というわけで、未だにセイレムのアビゲイルピックアップでの大爆死を引きずっている僕のカルデアにはお正月に来た葛飾の娘さんとジャックちゃんが来てくれました。そしてお正月の福袋ではlv100スキルマまで頑張って育てたイスカンダルが宝具2になりました。それでも言えない程アビゲイルの残した傷痕は大きいです。
あとは、らっきょの復刻やりましたね。まさかふじのんが新規で来るなんて予想外でした。当たったんですが、宝具1なので未だダビデ離れは出来そうにないです。(復刻新規実装ってことは、zeroで麻婆、プリヤで美遊もワンチャン……?)
まあ、僕は来るべきアポコラボでギリシャ師弟の為に石を貯めるんですがね………