遊戯王アークファイブ 十代編   作:十代vsゴーシュ

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シンクロ次元編が終わり
いよいよステージは、あそこに入ります!




決戦!アカデミア編
交錯する運命


どこかの地下牢

そこには、赤い制服を着た人たちが何人も閉じ込められていた

 

そんな場所へ現れる柚子と吹雪

彼らは、柚子のブレスレットによって

この場所へと導かれた

 

 

柚子

「ここは?」

 

吹雪

「恐らくアカデミアだろう。」

 

柚子

「アカデミア!?」

 

一番来てはいけないところへ来てしまった

柚子はそう思った

何より柚子はアカデミアに狙われている

これではまるで自分から捕まりに行くようなもんだと

 

だがそんな柚子を吹雪は落ち着かせた

 

吹雪

「大丈夫。

何も恐れることはない。

僕がいる限り、

君を不安にさせるようなことはしないさ。

君は僕が守ってあげるから。」

 

柚子

「吹雪さん。」

 

吹雪

「とにかく、ここへ連れてこられたと言うことは

何かあるね。この場所には。」

 

 

 

ここは、融合次元 アカデミア

プロフェッサーこと

赤馬零王(あかば れお)

が牛耳る、デュエリスト養成所である

 

 

プロフェッサーの部屋にて、

バレットが話している

 

バレット

「申し訳ありません。プロフェッサー様。

ヘルカイザーの妨害により、

柊柚子とセレナ様の捕獲に失敗しました。」

 

赤馬零王

「もうよい。

ヘルカイザーにシンクロ次元に行くよう命令したのは

私だ。

あとはヘルカイザーに任せておけばよい。」

 

バレット

「お許し感謝致します。

ですが、それとは別件で大変貴重な情報を手に入れることができました。」

 

零王

「ほう。何だ?

言ってみるがよい。」

 

バレット

「遊城十代です。

ヤツもシンクロ次元に来ておりました。」

 

零王

「遊城十代。

奴は一度、ここアカデミアに姿を現してたな。

遊城十代、ヤツも見つけ次第捕獲せよ。」

 

バレット

「ハッ!」

 

 

島の至るところにオベリスクフォースが警備をしているかのように歩き回っている

もちろん、アカデミアという建物の中も例外ではない

地下牢の中でさえも

 

 

吹雪

「さすがに警備が厳重だね。

これでは逃げ出すこともできないよ。」

 

その時、柚子のブレスレットが微かに光るかのように反応を見せる

焦る柚子に対し、吹雪は柚子のブレスレットを自分の手で塞いだ

 

柚子

「ごめんなさい。

またブレスレットが光だして。」

 

吹雪

「謝ることはない。

君のせいじゃないさ。

それより、何で急に?」

 

柚子

「たぶんあれに反応してるかもしれない。」

 

ブレスレットが示していたのは、

大きな鉄格子の檻だった

檻の中は通路になっているようで

入り口にはオベリスクフォースが2人待機している

 

吹雪

「門番か。

なるほど、ひょっとしたらあそこには僕も知らない重大な何かが隠されてるかもしれないね。」

 

柚子

「重大な何か!?」

 

柚子には心当たりがある

 

回想

 

ユーリと遭遇した柚子

 

ユーリ

「へぇ、やるじゃん?

僕と鬼ごっこする?

確か瑠璃やリンも鬼ごっこが好きだったね。」

 

回想終了

 

 

柚子

「ひょっとしたら、

あそこに瑠璃やリンが閉じ込められてるかも。」

 

考え込む柚子を黙ってみる吹雪

 

吹雪

「とにかく、行ってみる価値はありそうだね。」

 

柚子

「行くって、どうやって!?」

 

吹雪

「僕に任せて!」

 

 

大きな鉄格子の檻の前

門番をしているオベリスクフォースの前に現れる

仮面を付けた吹雪

 

吹雪

「開けろ。」

 

オベリスクフォース

「吹雪さん!戻られてたのですか!?」

 

吹雪

「僕のことはいい。

それよりここを開けてくれないか。

ちょっと用がある。」

 

オベリスクフォース

「はい!ただいま!」

 

 

檻の中へ入って行く吹雪

しばらく進んでいくと人気のない場所に出た

 

吹雪

「もういいよ。」

 

吹雪、そう言うと服の中から柚子を解放する

顔を真っ赤にしてドキドキしている柚子

 

吹雪

「大丈夫?」

 

柚子

「あ、はい!その、えーと、あの。」

 

吹雪

「ハハハ。

面白いね、君は。

それより本当なのかい?

ここに君が言ってた、

その瑠璃やリンがいるかもしれないって言うのは?」

 

柚子

「まだそうとは言い切れないけど。」

 

吹雪

「ひとまず進もう。

時期に追っ手が来るかもしれない。」

 

柚子

「はい。」

 

柚子は思った

天上院吹雪

彼はひょっとしたらアカデミアなのかと

私に近付いたのは私をアカデミアに連れてくためかと

だけど柚子はどうしても吹雪が悪い人には見えなかった

 

 

やがて、一番奥にたどり着くとそこには2人の女が張り付けにされていた

 

柚子

「酷い!」

 

吹雪

「恐らくこの子たちが君の言ってた瑠璃やリンって子かい?」

 

張り付けにされてる2人の女

1人は黒髪に少し紫がかった長髪の女

1人は緑色のショートヘアの女

 

柚子

「分かりません。でも、ただ。」

 

柚子と吹雪は2人を近くで確認する

2人は驚いた

2人とも柚子と顔がそっくりなのである

 

柚子

「私と同じ顔!!」

 

吹雪

「じゃあ、やっぱりこの子たちが

君の言う瑠璃やリンである可能性が高いね。

とにかく、今はこの子たちを助けてここから逃げよう。」

 

2人の女を無事に解放し、その場を去る柚子と吹雪

 

すると、その時

 

ユーリ

「君たち、そこで何してるの?」

 

柚子

「あっ!」

 

柚子は絶望的だった

なんせ目の前には柚子をアカデミアにさらおうとした張本人、ユーリがいるのだから

一度、デュエルを受けたが全く歯が立たず

ただただ隠れるしか出来なかった柚子

 

柚子(心の声)

「助けて。」

 

柚子は涙を流しながら心の中で必死に叫んだ

 

そんな時だ

吹雪が柚子を片手で抱き締めて囁いた

 

吹雪

「大丈夫。

さっきも言っただろう。

君は僕が守ってあげるって。」

 

柚子の涙は不安の涙から安心の涙に変わった

 

 

ユーリ

「吹雪。君、自分が何してるのか分かってる?」

 

吹雪

「ユーリ。これは全部君がやったのかい?」

 

ユーリ

「ああ、これね。仕事だから。

プロフェッサーに頼まれてやっただけ。

だからボクに言われてもね。」

 

吹雪

「僕の前で女の子を泣かせるとはね。

ユーリ、どうやら君は僕を本気で怒らせたようだ。」

 

ユーリ

「へぇ、じゃあこの際だからはっきり言ってあげるよ。

ボクは亮や吹雪が邪魔で仕方なかった。

ちょうどいい。

吹雪、まずは君から消してあげるよ!」

 

吹雪

ユーリ

「「デュエル!!」」

 

吹雪LP:4000

ユーリLP:4000

 

吹雪

「僕のターン!

魔法カード

真紅目融合(レッドアイズ・フュージョン)発動!

デッキの、

真紅目の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)

タルワール・デーモンを融合!

来い!

悪魔竜(あくまりゅう)

ブラック・デーモンズ・ドラゴン!」

 

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン

レベル6「デーモン」通常モンスター

「レッドアイズ」通常モンスター

ATK:3200

DEF:2500

自分は「悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を

1ターンに1度しか特殊召喚できない。

①このカードが戦闘を行う場合、

相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスター効果を発動できない。

②融合召喚したこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。

墓地のそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。その後、そのモンスターをデッキに戻す。

 

 

吹雪

「真紅目融合で融合召喚した

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンは、

真紅目の黒竜として扱う。

魔法カード黒炎弾!

自分フィールドの真紅目の黒竜の元々の攻撃力分のダメージを与える!

真紅目の黒竜として扱う

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンの攻撃力は3200!

よって、3200ポイントのダメージを与える!」

 

ユーリ

「ぐっ!」

 

ユーリ

LP:4000→800

 

 

柚子

「凄い。」

 

吹雪

「僕はこれでターンエンド。

さあ、君のターンだよ?ユーリ。」

 

ユーリ

「いやあ、やってくれるねぇ。

今のは流石に効いたよ。

さすが、アカデミアでトップの実力を持つと言われることはあるよ。

しかし、悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン!

近くで見るとカッコいいねぇ!

それじゃあ、ボクも、本気出しちゃおうかな!?

ボクのターン!ドロー!」

 

ユーリ、ドローしたカードを見る

引き当てたカードは融合だった

 

ユーリ

「ボクは、魔法カード融合発動。

手札の

捕食植物(プレデター・プランツ) フライヘル

捕食植物(プレデター・プランツ)

モーレイ・ネペンテス

を融合する。

魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ。

今ひとつとなりて

その花弁の奥の地獄から

新たな脅威を生み出せ!

融合召喚!

現れろ!飢えた牙持つ毒竜!

レベル8!

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」

 

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

融合モンスター

ATK:2800

 

 

柚子は一瞬背筋が凍った

微かにこのモンスターには見覚えがあるのだ

あの時追い詰められた記憶が柚子を恐怖へと誘う

 

 

すると、次の瞬間、

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンと

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンが

互いに咆哮を上げる!

 

地震が起きて地下牢もみるみる崩れていく

 

 

オベリスクフォースA

「何事だ!?」

 

オベリスクフォースB

「分からない!

とにかく逃げるぞ!」

 

避難するオベリスクフォース

 

零王

「この地響きはなんだ!?」

 

バレット

「一体何が起こってるんだ!?」

 

周りが騒ぎ出す中、外国人系の男が呟いた

 

「あーあ。僕もう知らないよ?」

 

 

吹雪、隙を突いて

柚子を抱え

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンに飛び乗る!

他の女2人もすでに乗せてある

 

吹雪

「ここは一旦退かせてもらうよ!」

 

そう言うと、吹雪たちを乗せた

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンは

上空へと飛び去っていった

 

 

ユーリ

「吹雪、とうとう君はアカデミアを裏切ったね。

次会ったら処刑じゃ済まないかもね。」

 

 

アカデミアの内部で波紋が勃発か!?

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