アカデミア
建物から少し離れた場所
帰還するヘルカイザー
オベリスクフォース
「お帰りなさいませ!
ヘルカイザー様!」
ヘルカイザー
「ああ。」
回想
ヘルカイザー
「プロフェッサーが俺たちに何か隠してる?」
吹雪
「まだ確証はないけどね。
亮は正直プロフェッサーのことどう思ってるんだい?」
ヘルカイザー
「さあな。
ここアカデミアでは
プロフェッサーの言うことが絶対だ。
下手な詮索はよせ、吹雪。
逆らった奴らがどうなったか
知らないわけじゃないだろう。」
吹雪
「確かに。それはそうだね。
しばらくは様子を見た方がいい。」
ヘルカイザー
「俺は俺のやりたいことをやるだけさ。
例えプロフェッサーであろうと
俺のやりたいことの邪魔はさせんがな。」
回想終了
ヘルカイザー亮
ダークネス吹雪
彼らは
プロフェッサーのやり方に
不満は持ってはいないが
どこか疑問を抱いていた
アカデミアでは
プロフェッサーの言うことが絶対の掟
それは例えヘルカイザーや吹雪であろうと、
決して逆らうことは許されない
プロフェッサーの元に姿を現すヘルカイザー
ヘルカイザー
「プロフェッサー、ただいま戻りました。」
零王
「ごくろうだったな、ヘルカイザー。
外が騒がしいようだが何か変わったことはあったか?」
ヘルカイザー
「いえ、特に何も。」
零王
「そうか、もうよい。下がっていいぞ。」
ヘルカイザー
「はい。
ではこれにて失礼します。」
アカデミアの建物がある島の外れにある1つの木陰
吹雪は、柚子と囚われていた2人の女を
そこで休ませていた
柚子
「吹雪さん。」
心配そうな顔で吹雪を見る柚子
吹雪
「何、大丈夫さ。
あとはこの子たちが目を覚ますのを待つだけかな?」
2人の女が意識を取り戻す
2人の女が同時に尋ねた
女
「ここは?」
吹雪
「やぁ、気がついたみたいだね。」
記憶が曖昧で困惑している2人の女
その内の1人
緑色のショートヘアの女が質問する
緑色のショートヘアの女
「ここはどこですか?」
吹雪
「ここはアカデミア。
と言っても、その場所から大分離れてるけどね。
君、名前何て言うの?」
吹雪が名前を聞くと緑色のショートヘアの女は
素直に答えた
緑色のショートヘアの女
「リンです。」
吹雪
「リンちゃんね。君は?」
同じ質問を今度は紫がかった黒髪の長髪の女にする吹雪
紫がかった黒髪の長髪の女
「私は瑠璃(るり)。
黒咲瑠璃です。」
確信する柚子と吹雪
間違いない
彼女たちこそが
アカデミアに囚われていた
瑠璃とリンだと
吹雪
「大丈夫かい?」
瑠璃やリンの身を案じる吹雪
すると、
2人は全て思い出したのか
ユーリに連れ去られた時のことを思い出す
彼女たちはひたすら怯えていた
そんな彼女を心配する柚子
柚子
「吹雪さん。」
吹雪は彼女たちに言った
吹雪
「心配ない。
何も怖がることはないさ。
僕たちは君たちを助けにきただけ。
だからもう安心していいよ?」
瑠璃が吹雪に尋ねる
瑠璃
「あなたは?」
吹雪
「僕は、天上院吹雪。
君たちの味方さ。」
安心して笑顔を取り戻す瑠璃とリン
それを見てホッとする柚子
そんな柚子たちを見て微笑む吹雪
アカデミアの建物の外に出るヘルカイザー
ヘルカイザー
「フン、ここはいつ来ても窮屈な場所だな。」
そんな時だった
ヘルカイザーの前にオベリスクフォースを連れて
立ちはだかるユーリ
ユーリ
「やあ、亮。
何だかご機嫌ななめだね?
何かあった?」
ヘルカイザー
「特に何もだ。」
ユーリ
「そっかあ。それはよかったよ。
それよりさ、吹雪がどこ言ったか知らない?」
ヘルカイザー
「知らんな。何の話だ?」
次の瞬間、
オベリスクフォースがヘルカイザーを囲む
ヘルカイザー
「これは何の真似だ?」
ユーリ
「嫌だなあ。
とぼけないでよ。
君なんでしょ?
吹雪にボクの仕事を邪魔するように言ったのって。」
ヘルカイザー
「バカバカしい。
何で俺がそんな事を。」
オベリスクフォース、
全員、古代の機械猟犬を召喚する
だがオベリスクフォースたちは
どこか険しい顔をしていた
オベリスクフォース
「ユーリ様!本気ですか!?」
ユーリ
「構うことないよ。
亮、吹雪、お前たちはプロフェッサーを裏切った。
これはアカデミアじゃ重罪。
丸藤亮、今から君を処刑します。
最も君たちの場合、処刑じゃ済まないか?」
そんな時だった
突然高笑いするヘルカイザー
そのヘルカイザーにオベリスクフォースは
誰もがビビった
ヘルカイザー
「フフフフフ。
俺を処刑する?
ユーリ、
貴様ヘルカイザーに牙を向けると言うのか?」
ヘルカイザー、
そう言うとサイバードラゴンを召還し
オベリスクフォースの古代の機械猟犬を
全て融合して
キメラテック・フォートレス・ドラゴンを召喚する!
そしてヘルカイザーを取り囲んでいたオベリスクフォースを一瞬で倒した!
ユーリ
「亮、とうとう君もプロフェッサーに楯突くんだね!?
君はボクが始末してあげるよ!」
ヘルカイザー
「先に喧嘩を吹っ掛けたのは貴様だろう。
ユーリ、貴様吹雪に何をされた?
プロフェッサーに頼まれた仕事でも取られたか?」
ユーリ
「プロフェッサーの命令で、
ボクが捕らえた瑠璃やリンを逃がされてね!」
ヘルカイザー
「なるほどな。
最近様子がおかしいと思ったんだ。
プロフェッサーも
ただのロリコンハゲに成り下がったんじゃないかと
一瞬不安で不安で仕方なかったよ!」
ユーリ
「君、自分が何言ってるか分かってる?
プロフェッサーの悪口を言うなんてどうかしてるね!」
ヘルカイザー
「ユーリ、貴様の最も聞きたかった台詞を聞かせてやっただけさ。
お前も随分と焼きが回ったな。」
ユーリ
「要するに何が言いたいの?」
ヘルカイザー
「お前もあのロリコンハゲと同類ということさ。」
ユーリ、
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
を召喚する!
ヘルカイザー、
サイバー・エンド・ドラゴン
を召喚する!
ユーリの後ろにオベリスクフォースの大軍が現れる
ヘルカイザーの後ろに
サイバー流オベリスクフォースの大軍が現れる
空はたちまち曇り、
アカデミア全域に突如雷が降り注ぐ
次々と倒されるオベリスクフォース
アカデミアは今、
ユーリとヘルカイザーの手によって戦場と化した
遠くでアカデミアが燃える様子を見ている
柚子
吹雪
瑠璃
リン
柚子
「吹雪さん。これは一体何が起きてるの?」
吹雪、ただ無言で燃えるアカデミアを見つめる
吹雪(心の声)
「ユーリ、亮。
とうとう始まったか。」
未だかつてないアカデミアでの内乱!
ユーリとヘルカイザーの亀裂は
遂にアカデミアの崩壊へと進む!