遊戯王アークファイブ 十代編   作:十代vsゴーシュ

80 / 82
黒の魔導士

とある城の内部。そうこの城は暗黒次元の中枢に位置するお城である。そのお城の中を月影、クロウ、明日香、牛尾がさまよっている。

 

クロウ

「しかし驚いたぜ。まさかこんなデカいお城がこの世界にあるとはな。」

 

牛尾

「どうやら俺たちはとんでもねぇ場所に飛ばされちまったらしい。さっきから敵兵との連戦デュエルばかりだぜ。」

 

明日香

「ひとまず今は隠れる場所を探して仲間が来るのを待ちましょう。」

 

月影

「左様。1人がもし勝手なことをしてしまってはそれは戦場にて命取りになる。何時如何なる時も冷静に対処せねば。」

 

クロウ

「そうだな。」

 

牛尾

「ま、今現在のメンバーに勝手に突っ走るバカがいないのはある意味救いだけどな。」

 

城内を歩き回る月影一行に捕縛隊と名乗るガスマスク集団が立ちはだかる。

 

捕縛隊

「いたぞ!」

 

クロウ

「全くこれじゃあキリがねぇぜ!」

 

ディスクを構える月影一行と捕縛隊。

 

捕縛隊

「ぐああああ!」

 

捕縛隊

LP:0

 

捕縛隊が消滅する中、一瞬Mr.Tが姿を現す。月影がそれに気付き後を追う。そして他の仲間達もそれに続く。

 

クロウ

「どうやらアイツがコイツらを操ってる張本人みたいだな!?」

 

牛尾

「ああ!その勘は間違ってないと思うぜ?」

 

Mr.Tを追う月影たちの前に3人のデュエリストが床から浮かび上がるように姿を現す。まるで傀儡のように意識をなくしている。彼らに立ちはだかるデュエリストを紹介しよう。まずは、融合次元アカデミアのデュエリスト、バレット。次にアルカディア・ムーブ・モーメントと言う組織の名のリーダー、ディヴァイン。最後にデュエルカウンセラー、フランク。それら3人が月影たちにデュエルを挑むようにディスクを構えて歩み寄る。

 

クロウ

「月影!!ここは俺たちに任せて先に行け!!」

 

牛尾

「心配すんな!こんな奴らすぐにぶっ倒して追い付いてやるからよ!」

 

月影

「承知!!」

 

月影はそう言うと目にも止まらぬ速さでその場を去る。そして、クロウ、明日香、牛尾がバレット、ディヴァイン、フランクに立ちはだかる。

 

明日香

「ここから先は私たちが相手よ!!」

 

クロウ、明日香、牛尾、バレット、ディヴァイン、フランク

「「「「「「デュエル!!」」」」」」

 

一方、月影は1人Mr.Tが待ち受ける場所に辿り着く。

 

月影

「どうやらお主がこの暗黒次元のボスのようだな?」

 

Mr.T

「さすがと言いたい所だが少し違う。我々のボスと呼ばれる存在は未だ目覚めてはいなくてな。今現在はこの次元に巣くう人間の心の闇で生命維持を保っていると言っておこう。かつて肉体を失い骨だけの存在のあるお方にとてつもなく邪悪な力が降り注がれたとき、真の邪悪な姿となりて目覚めるであろう。」

 

月影

「そんなことは断じてさせぬ!!」

 

Mr.T

「邪魔をすると言うのなら君には消えてもらおうか。」

 

月影

Mr.T

「「デュエル!!」」

 

月影 LP:4000

Mr.T LP:4000

 

月影

「拙者のターン!!魔法カード 忍法 朧分身の術!!手札から忍者モンスター1体を特殊召喚する!!黄昏の忍者―シンゲツを特殊召喚!!更にもう1体の黄昏の忍者―シンゲツを通常召喚!!拙者はレベル4のシンゲツ2体でオーバーレイ!!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!!エクシーズ召喚!!斬り結ぶ魂よ、降りよ!機甲忍者ブレード・ハート!」

 

機甲忍者ブレード・ハート

ATK:2200

 

月影

「装備魔法 風魔手裏剣!!ブレード・ハートの攻撃力を700ポイントアップする!!」

 

機甲忍者ブレード・ハート

ATK:2200→2900

 

月影

「拙者はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

Mr.T

「私のターン!!ドロー!!魔法カード 融合を発動。手札の沼地の魔神王とメテオ・ドラゴンを融合する。現れろ!!メテオ・ブラック・ドラゴン!!」

 

メテオ・ブラック・ドラゴン

ATK:3500

 

Mr.T

「私はメテオ・ドラゴンで機甲忍者ブレード・ハートを攻撃!!バーニング・ダーク・メテオ!!」

 

月影

「永続罠 忍法影縫いの術!!拙者のフィールドのブレード・ハートをリリースし、お主のメテオ・ブラック・ドラゴンをゲームから除外する。この瞬間 風魔手裏剣の効果発動!!このカードが墓地に送られたとき相手プレイヤーに700ポイントのダメージを与える!!」

 

Mr.T

LP:4000→3300

 

Mr.T

「少しはやるようだな。私は手札のファイヤークラッカーを墓地に送り効果発動!!相手に1000ポイントのダメージを与え次の自分のドローフェイズをスキップする。」

 

月影

「ぐっ!」

 

月影

LP:4000→3000

 

Mr.T

「更に速攻魔法 サイクロンを発動。君の忍法影縫いの術には消えてもらおうか。」

 

月影

「影縫いの術がフィールドを離れたとき、この効果で除外したモンスターはフィールドに戻る。」

 

メテオ・ブラック・ドラゴン

ATK:3500

 

Mr.T

「これで形成逆転だな。私はこれでターンエンド。」

 

月影

「拙者のターン!!拙者は忍者マスター HANZOを召喚。」

 

忍者マスター HANZO

ATK:1800

 

月影

「忍者マスター HANZOが召喚に成功した時、デッキから忍法と名の付くカードを手札に加える。拙者はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

Mr.T

「どうやら、打つ手は残されていないようだな。私のターン!!やれ!メテオ・ブラック・ドラゴン!!バーニング・ダーク・メテオ!!」

 

月影

「永続罠 忍法 空蝉の術!!拙者のフィールドの忍者と名のついたモンスター1体を選択して発動する。このカードがフィールド上に存在する限り、選択したモンスターは戦闘によっては破壊されない。」

 

Mr.T

「だがダメージは受けてもらう。」

 

月影

「ぐああああ!」

 

月影

LP:3000→1300

 

Mr.T

「私はこれでターンエンド。」

 

月影

「ここまでか。無念。」

 

月影が為す術もなく諦めようとしていた。その時だった。

 

遊戯

「まだ諦めるのは早いよ。僕のターン!!ドロー!!」

 

月影→遊戯

LP:1300

 

膝まずいている月影の前に立って現れたのは武藤遊戯だった。突然現れた遊戯を前にMr.Tは動揺を隠せない。

 

Mr.T

「何?武藤遊戯だと?」

 

遊戯

「僕は忍者マスター HANZOを生け贄に捧げ、ブラック・マジシャン・ガールを召喚!!」

 

ブラック・マジシャン・ガール

ATK:2000

 

遊戯

「魔法カード 黒魔術のヴェール!!ライフを1000ポイント払い、手札からブラック・マジシャンを特殊召喚!!」

 

遊戯

LP:1300→300

 

ブラック・マジシャン

ATK:2500

 

Mr.T

「ブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールをたった一瞬で揃えただと?」

 

遊戯

「魔法カード 千本(サウザンド)ナイフ!!自分の場にブラック・マジシャンがいるとき、相手モンスター1体を破壊する!!僕はメテオ・ブラック・ドラゴンを破壊!!」

 

千本ナイフで破壊されるメテオ・ブラック・ドラゴン

 

Mr.T

「ちっ!」

 

遊戯

「更に手札から黒・魔・導・連・弾(ブラック・ツイン・バースト)を発動!!ブラック・マジシャンの攻撃力にブラック・マジシャン・ガールの攻撃力を加える。」

 

ブラック・マジシャン

ATK:2500→4500

 

遊戯

「行け!!ブラック・マジシャン!!黒・魔・導(ブラック・マジック)!!」

 

Mr.T

LP:3300→0

 

胸を抑えふらつきながらも消滅しかけているMr.T。彼はまだ諦めてはいなかった。

 

Mr.T

「まだだ。我々の目的はまだ果たされてはいない。こんなところで・・・。」

 

そんな時だった。ズァークの右腕がMr.Tの心臓を貫いた。

 

Mr.T

「がはっ!!き、貴様!!」

 

ズァーク

「アンタの時代はもうとっくに終わってんだよ。分かったらとっとと失せな!!」

 

Mr.T

「ぐああああ!」

 

ズァークの一撃で完全に消滅するMr.T。そして獲物を見るような目で遊戯達を見るズァーク。

 

ズァーク

「さて、これで邪魔者はいなくなった。存分に暴れさせてもらおう。」

 

ズァークはそう言うと巨大な龍へと姿を変えた。そう。この龍こそズァークの真の姿。覇王龍ズァーク。その姿へと変わると元いた城は一瞬で破壊され辺りは崩れ落ちる。そしてそのあまりの大きさに別行動を取っていた十代一行や赤馬一行にもその姿は確認できた。

 

ユベル

「十代。想像以上にマズイことになったな。」

 

十代

「ああ。問題はあれをどうするかだ。」

 

凌牙

「アイツは?」

 

ゴーシュ

「とんでもねぇバケモノが出てきちまったぜ。」

 

龍亜

「おいおい。あれどうするんだよ!?」

 

アキ

「大丈夫、龍亜。落ち着いて。」

 

ユート

「遊矢。」

 

遊矢

「ああ。ユートの言いたいことは分かってる。アイツの正体は間違いなく暗黒次元の俺だ。」

 

暗黒次元に今、覇王龍ズァークが降臨する!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。