キリト<黒の剣士>の武勇伝   作:櫻庭 琴奏

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10,37層への道

「さてっ

 まずは自己紹介からいきましょうか」

 

そう言って私はキリトに目で訴えた。

『まずは団長のキリトからしなさい』って。

するとキリトは仕方なさそうな顔をして。

 

「黒龍閃騎士団の団長、キリトだ。

 ユニークスキル部隊所属。

 ユニークスキルは二刀流だ。

 えっと、《スターバーストストリーム》を見せようか」

 

そう言ってキリトは二刀流の上位スキル《スターバーストストリーム》を発動させた。

 

「わぁ…片手剣を2本持って重いはずなのに、

 スピードがとても速いですね…」

 

「いや、スピードでいうとアスナに負けるよ。」

 

「あすな…??」

 

「はい。アスナです。

 ユニークスキル部隊所属。

 ユニークスキルは神速です。

 私は…《スターライトスパイラル》を見せようかな」

 

そう言ってアスナっちは神速の上位スキル《スターライトスパイラル》を発動させた。

 

「二刀流と比べ物にならないくらい速いですね…」

 

「もともと私はスピード中心だったからね。

 ピッタリのスキルだよ。」

 

「よし、俺の出番だなっ

 俺はクライン!

 ユニークスキル部隊所属。

 ユニークスキルは抜刀流!

 《抜刀の型》を見せるぜっ」

 

クラインは抜刀流の上位スキル《抜刀の型》を発動させた。

 

「どうよっ刀を抜いて、敵を切りつけて刀をしまう。

 これぞ、サムライだぜっ」

 

クラインは自信満々だが、イズミんの反応はうすかった。

 

「アオイです。

 ユニークスキル部隊の副部隊長。

 ユニークスキルは無限槍。

 んー…《ワールドブレイカー》にしようかな。」

 

アオイは無限槍の上位スキル《ワールドブレイカー》を発動させた。

 

「わぁ…今の、何回突いてるんですか??」

 

「えっと、15…かな。」

 

「わぁ…副団長殿は…どんなユニークスキルなんですか??」

 

「一応、自己紹介からね。

 黒龍閃騎士団の副団長、リエです。

 ユニークスキル部隊の部隊長もやってます。

 ユニークスキルは暗黒剣。

 皆が上位スキルだから、私も上位スキルだね。

 暗黒剣の上位スキル《ダークホロスコープ》を。」

 

私は背中にかけてる片手剣、<クイーンズナイトソード>を鞘から取り出したその時。

 

ーピコン

 

メールが着た。

 

「誰からだ??」

 

キリトが私に聞く。私はメールを開き、内容を読む。

 

『副団長及び部隊長のリエ君。

 我がギルド血盟騎士団の偵察部隊が全滅した。

 相当のフロアボスと見る。

 よって、本日の午後5時ごろにボス討伐をする。

 byヒースクリフ』

 

「…午後5時からって…1時間後じゃないっ」

 

「ユニークスキル部隊の部隊長として命じます。

 イズミんは今回の討伐戦には参加させません。

 それと、他の隊員は各自で討伐戦に備えなさい。

 これより30分後に36層の転移門の前で集合とする。」

 

私は冷静に、かつ迅速に指示を出したが、キリト以外のメンバーは頭の整理が追い付いてなかった。

 

「俺はアスナと準備する。

 先に行くぞ。」

 

「えぇ。」

 

キリトとアスナっちが行くのを見た後。

 

「イズミん。私たちは討伐戦の準備に差し掛かるわ。

 あなたはギルドホームか、ホームに居て。

 さあ。アオイ、クライン。行くわよ。」

 

「お、おう。」

 

アオイは我に戻った。だが、クラインはまだショックが残ってるらしい。一向に動く気配がない。それより先にイズミんが動いた。

 

「私は…ホームに居ていれば良いのですか…

 私だけ…安全なところに…??

 悪いですよ…」

 

「イズミん

 あなたはまだ私たちとの連携が上手くいかないと思うの。

 だからホームでおとなしくしていてね。

 嫌でも次からは討伐戦に出て貰わなければならないから」

 

「わかりました。」

 

「クライン、いつまでボーッとしてるんですかっ!?

 急ぎますよっ」

 

そう言って私たちは各々、準備に差し掛かった。

 

ー30分後、36層の転移門前ー

 

「まだ皆は来てないみたいね。」

 

「あぁ。キリトとアスナはまだみたいだ。」

 

私とアオイは転移門前で話していた。他人から見た感じは今から討伐戦に行くとは思えない落ち着き様だった。

 

「あ、キリトとアスナっち、来たね」

 

「お待たせー」

 

皆が揃ったことを確認するとー

 

「さぁ、身を引き締めて。今から討伐戦よ。

 フロアボスの扉の前まで行きましょうか。」

 

ーフロアボスの扉前ー

 

「皆さん、改めまして、よろしくお願いします。

 今回、全体の指揮を執ります。

 黒龍閃騎士団の副団長及び部隊長のリエです。

 全力を尽くし、フロアボスに勝ちましょう‼」

 

36層のフロアボス。

血盟騎士団の偵察部隊が全滅するだけあって、とても強い。

 

「ユニークスキル部隊っスキルー放てっ」

 

私たちはユニークスキルを同時に放つ。

それだけやってもHPバーは全部で3本ある内の1本目の半分しか削れない。

 

「キリトっちょっとの間、離れるよっ」

 

私はキリトの返事を聞く前に、盾部隊の人を踏み台にして、フロアボスの目に向かって、暗黒剣の上位スキル《ダークホロスコープ》を放つ。すると、HPバーが2本目に入った。

 

「ユニークスキル部隊、盾部隊を踏み台にして

 ボスの目にスキルを放てっ」

 

キリトの《スターバーストストリーム》。

アスナっちの《スターライトスパイラル》。

クラインの《抜刀の型》。

アオイの《ワールドブレイカー》。

そして、最後に私の《ダークホロスコープ》。

フロアボスのHPバーを全てを削った。

 

ーCongratulationsー

 

ーヤッター‼

 

皆が喜ぶ。雄叫びや叫びまくる人が居る中、ヒースクリフを含めてユニークスキル部隊は静かに立っていた。

 

「ヒースクリフ、Congratulations‼」

 

そう言って私たちは37層へ、アクティベートをした。

私たちはギルドホームに帰った。

 

「イズミーん♪たっだっいっまー♪」

 

「副団長?殿、お疲れ様でした」

 

「リエでいいよ。でも、表向きは、副団長で。

 それよりも、今回のボス戦で分かったことなんだけど…

 うちのギルドは火力が足りないと思うんだよね。

 だから、イズミんには攻撃力を中心にしてもらおうかな」

 

「はい。この<豪剣>は攻撃力に特化させます‼」

 

「よろしい。さっそくなんだけど、今から皆、お暇??」

 

私たちは、ついさっき攻略された36層の森の中にいた。

時刻は午後11時を過ぎた。

もうすぐ日が変わる、という時刻だ。

 

「さぁて。イズミん、どれくらい上がった??」

 

「そうだな。かれこれ2時間は狩ってるから200を超えてたらいいんだけど…」

 

「えっと、205…です。」

 

「おっ。イズミさん凄いじゃんかっ」

 

「い、イズミでいいです…」

 

「イズミちゃん、良かったねー♪」

 

「よし。じゃあ、各自ホームに帰りますか。

 それと、イズミん、ユニークスキル部隊へようこそ‼」

 

「はい…‼」

 

ー翌日ー

 

私は今、イズミんの装備を勝手に変えようと計画している。

装備といえばカナデさんなのでカナデさんのところに向かっている。

そういえば、血盟騎士団はユニフォームがあるのに、

黒龍閃騎士団はユニフォームが無い…のよね。

なら、これを期に黒龍閃騎士団のユニフォームを作っちゃおう…‼

そうと決まれば急いでカナデさんのところへ‼

 

「カナデさーん‼居ますかー??」

 

「はーい、リエちゃんだけ??」

 

「はいっ」

 

「今日はどんなご用かな??」

 

私は道中、考えていたことを全てカナデさんに伝えて、一緒にユニフォームの形や色を決めていく。

とにかく決まったのが、主に黒。FとMの差はあまり作らないように。Fはスカートで、Mはズボン。

ここまでは順調に決まった。問題はここからだった。

 

「さて…黒龍閃騎士団のユニフォームに個性を出したいんだよね??」

 

「はいっ…あ、そうだ。部隊ごとにカラーを決めてはどうでしょう!?」

 

「というと??」

 

「例えば、片手剣部隊は赤。両手剣部隊は紫…といった具合に…」

 

「それはいいね。そうしよう。」

 

そして、ギルメンのユニフォーム、全てが出来て、ホームに帰ろうと思ったときには、夜の一歩手前(午後5時)だった。

 

「よし、皆にメールしとこうか。」

 

『黒龍閃騎士団の皆さん。

 明日の午前10時頃にギルドホームに集合。

 by副団長』

 

「カナデさん、ありがとうございました‼」

 

カナデさんのホームから出てから、黒い人影とすれ違ったことを私はまだ知らない。

 

ー翌日ー

 

「皆さん。この度、黒龍閃騎士団及びユニークスキル部隊に入ることになった、イズミさんです。さ、自己紹介を。」

 

「初めましてっ

 イズミです。ユニークスキル、は、<豪剣>です。

 どうぞヨロシクお願いします。」

 

ーヨロシク‼

 

「皆さん。部隊ごとに部隊長を先頭にして並んで下さい」

 

「片手剣部隊、部隊長。皆さんにこれを配って下さい」

 

「はい。」

 

ー皆に配り終えたら。

 

「皆さん。今もらった装備に変えてください」

 

「ふ、副団長殿っこれは…」

 

「これが我がギルド、黒龍閃騎士団のユニフォームです」

 

ーオー‼

 

「よし。各部隊の部隊長と副部隊長は前に出てきてくれ」

 

あれ。こんな予定あったっけ。

 

「部隊長、副部隊長。これからこの装備を身に付けるときには必ず、これを身に付けるように。」

 

そう言ってキリトは各部隊長と副部隊長にアイテムを配った。最後に私の前に。

 

「部隊長兼副団長。これを。」

 

キリトは私にユニークスキル部隊の色、"白"と

黒龍閃騎士団の色、"黒"の2色のスカーフだった。

 

「キリト…どうして分かったの…??」

 

「リエ…昨日、カナデのとこで擦れ違ったの、気づいてないのか??」

 

「んー、覚えてないな…キリト、黒いから。」

 

「そうだな。黒いから見えないか笑」

 

私はさっそく装備とスカーフを着用した。

黒いユニフォームに白いスカーフ。

主に黒だが、その中の白はとてもキレイだった。

(自分で言うのもなんだけど…服のことだけど)

 

「では、黒龍閃騎士団の新しいユニフォームで皆で一丸となりましょう!」

 

ナレーション》いやー。やっと、ユニフォームが出来ました。

    もうちょっと早く作ろうと思ってたんですけどね笑

    では次回でまたお会いしましょう(;A´▽`A

    ここまで読んでくださった皆様。

    本当にありがとうございます。

    これからもヨロシクお願いしますm(_ _)m

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