キリト<黒の剣士>の武勇伝   作:櫻庭 琴奏

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投稿が遅れてしまい、申し訳ございませんm(。_。)m


11,リエの探していた人

ーリエsideー

 

ギルドのユニフォームが出来てから約1週間。

あっという間に過ぎていった。

 

「ねぇ…アオイ。今日は久しぶりのお休みだから遊ぼう。」

 

「うん…それより、リエ。前に言ったよね??

 アオイ君って呼んで欲しいって。」

 

「そんな事言ったっけ??」

 

*6話参照。

 

「じゃ…アオイ君。遊ぼう‼」

 

「うん‼」

 

私はアオイ君と森で釣りをしたりして遊んだ。

 

「ねぇ、アオイ君。あそこにいる子ってプレイヤーかな??」

 

「そう…なんじゃないかな。」

 

んー…あそこら辺がいくら雑魚でもあんな格好では森に入らないわよね…声をかけても大丈夫かな…??

 

「ねぇ、ここら辺、雑魚でもその格好は危ないよ??」

 

「ん…私…何してるんだろう…」

 

私とアオイ君は顔を見合わせた。

もしかしたら何かのショックで記憶を失ったのでは、と。

 

「名前、聞いてもいいかな??」

 

「なまえ…私のなまえ…すとれあ…」

 

「ストレアちゃんかぁ。私はリエです。」

 

「り…??」

 

「僕はアオイです。」

 

「あ…お…??」

 

「ストレアちゃん。なんでも、呼びやすいように呼んで。」

 

「じゃあ…母さん。父さん。」

 

「か…あさん??うん。母さんだよー」

 

「母さん…‼」

 

ストレアちゃんは少し記憶を失ったようだった。

だから私はアオイ君にも聞かずに家で引き取ることにした。

次の日、たまたま会ったキリトとアスナっちに声をかけると、

二人の方には、ストレアちゃんよりも小さい、幼い女の子がいた。

 

「どうしたの??その子…」

 

「うん…昨日…森で会ったんだ。ユイちゃんって言うんだよ

 そっちこそ、その子だれ??」

 

「この子は、ストレアちゃん。」

 

「ストレアちゃん、よろしくね」

 

「ストレアです。どうぞよろしく」

 

それにしても、ストレアちゃんと同じようにアスナっちのとこにもユイちゃんが来てたのかー。この二人に共通点があったりして…それは考えすぎかな。

 

「それより、今から会議だぞ。のんきに出掛けてんな。」

 

「えっ。集合かかってた!?」

 

メール、着てたっけ。ん、新着メール有??

 

『本日正午、ギルド内会議をする』

 

あちゃー。おもいっきりメール着てるや。けど、いつの間に…

 

「今日の9時くらいには送ったと思うぞ」

 

心の声、読まれた!?たまにこんな事があるんだよね。

 

「じゃあ、今から行きますか」

 

「そうだな。」

 

ーギルド内会議ー

 

「37層のボス部屋が発見されたそうだ。

 そこで、今日攻略会議が開かれるそうなんだが…

 うちからは副団長とイズミに出てもらう。

 以上だ。今日のところは攻略がないからのんびりしてくれ」

 

ふーん。私とイズミんかぁ。

攻略会議の空気になれさせようってつもりね。

 

「副団長、イズミ。今日の…4時ごろに行ってくれ。

 今回はKoBで会議だってさ」

 

「了解。」

 

「り、了解です。」

 

イズミんは初めての攻略会議で既に緊張している。

始まるまで4時間もあるのに…

 

「キリトー」

 

「なんだ??」

 

キリトは振り返りながら私の呼びかけに応えてくれた。

 

「今から、イズミんに攻略会議について説明するから会議室、使うよ??」

 

「おう。それよりも、俺とアスナ、アオイ、クラインも参加しようか??」

 

「ううん、いいよ。アオイ君も槍の練度上げがあるし。

 あ、アオイ君に付き合ってくれる??」

 

「あぁ、いいぞ。それよりも、リエはアオイ『君』って呼んでたっけ。」

 

うっ‼痛いところ突いてくるなぁ。デリカシー、無いんだから…

 

「別にいいじゃない。さ、イズミん行こっか」

 

「は、はい」

 

ーギルドの会議室ー

 

リエとイズミは机を挟んで向かい合っていたー。

 

「えっと、こんな感じかな」

 

「はい。わざわざ説明、ありがとうございます。」

 

「イズミん、今から緊張してたら身が持たないよ??

 それと、会議中はさすがにイズミって呼ぶからね…」

 

私とイズミんは血盟騎士団のギルドがある層のカフェテリアでお茶をしに行くことになった。

 

「あの…私は会議では何をしたら良いのでしょうか…??」

 

「えっとね、とにかく会議の雰囲気を感じてくれれば良いかな」

 

かれこれ1時間ほど駄弁っていると、会議が始まる30分前になっていた。カフェテリアを出て、血盟騎士団まで歩いた。

 

「それでは攻略会議を始める。知っているとは思うが、

 血盟騎士団の団長、ヒースクリフだ。

 まずは、攻略での指揮をとる者を紹介しよう。きてくれ」

 

「はい。黒龍閃騎士団の副団長、リエです。」

 

またこの視線。いつも前に出たら送られる視線。

恨めしいような、憎しみのような感情のこもった視線。

 

「視線だけじゃなくて、行動で示しなさいよ…」

 

「じゃあ示してやるよ‼」

 

そう言って男6人は立ち上がって私にデュエル申請してきた。

 

「ここでするつもり??周りのことをよく考えたら??」

 

「……外に出るぞっ」

 

血盟騎士団の前、広場でデュエルを開始する。

 

6人はギルドには未所属で、安全マージンは取れている…ていうところだろう。

 

一人目。武器は片手剣。

どうせ倒すなら各々の武器でコテンパンにしてやろうと考える。

 

「副団長…怯えたり不安がる要素もなく、楽しんでる…??」

 

「イズミ君はリエ君のPvsPを見るのは初めてかね。

 なら、楽しむといい。」

 

3.2.1…start

 

私は片手剣を構えて、スキル《ヴォーパルスパイク》を相手に打ち込む。

 

一発K.O

 

ほんの一瞬の出来事で、何とも言えない周りの人達。

 

そんな凄いことをやってのけた本人は周りの人達のことを気にする訳もなく。

 

「次。」

 

二人目。武器は槍。一人目とさほど変わらないように見える。

 

「目には目を。槍には槍を。」ボソッ

 

リエは片手剣から槍に替えてデュエル。

 

3.2.1…start

 

私は槍のスキル《フェイタル・スラスト》を発動する。

相手の槍は綺麗に砕け散り青いポリゴンと化した。

 

「な、なんで…」

 

「団長…キリトに教えて貰ったシステム外スキル《武器破壊》…」

 

システム外スキル《武器破壊》は名前の通り、相手の武器を破壊する技。これで戦意を失うものはとても多い。

 

「次。」

 

三人目。武器は両手剣。さっきの人達よりは強い。

私は槍から両手剣に替えた。

 

「ぜってー倒してやんよ」

 

相手は自信があるようだ。だがー。

 

3.2.1…start

 

相手は《ライトニング》を発動。

私は《メテオフォール》を発動。

 

結果、相手が倒れた。

一瞬の出来事でよく分かってない様子。

 

「俺は…両手剣だけを鍛えてきた…何故…何故、他の武器を鍛えてるヤツに負けんだよ!?」

 

「それは…貴方の鍛えてきた時間より私の鍛えてきた時間の方が長かった…それだけでしょう…」

 

「くそっ」

 

「次。」

 

四人目。武器は細剣。またまたリエは細剣に替える。

 

3.2.1…start

 

リエは《アクセル・スタブ》を発動。

相手にスキルを発動させる時間すら与えずに決着。

 

「次。」

 

五人目は片手剣。リエは片手剣を持つが、先刻の片手剣とは雰囲気とは違った。そのスキルは<暗黒剣>。

 

「ユニークスキル<暗黒剣>で決着を着けて差し上げます。

 貴女がリーダーなのでしょう??」

 

「あ、あぁ。」

 

「では…私の最強を以て貴方を倒します。」

 

リエは暗黒剣スキル《ダークホロスコープ》を発動。

相手は開き直り、避けることなくリエの攻撃を受ける。

 

「貴方は正々堂々としていました。これからの見込みがあります。」

 

「ありがとう。リエさん」

 

このときイズミにはリエがただ強い人と戦いたいがために強さを追及しているように見えた。だがー。六人目とのデュエルはそれを覆すようだった。

 

「では、六人目に参りましょう。」

 

六人目は両手斧の使い手だった。

リエの目の色が変わる。

 

「貴方の名前は、何ですか。」

 

「俺か…??名前を聞かれるとは光栄だな。

 黒龍閃騎士団の副団長さん。はじめましてかな。

 私は両手斧使いのカナタです。以後お見知りおきを。」

 

「カナタ…やっと会えた…

 では、私のお得意の武器を紹介しましょう…‼」

 

リエは緊張などではなく、楽しみ過ぎて震えていた。

 

リエはお得意の武器といった<両手斧>を出す。

 

3.2.1…start

 

「私の最強を以て貴方を倒します…‼」

 

リエは両手斧の最上位スキル《ダイナミック・ヴァイオレンス》を繰り出す。

 

「はっ‼《ダイナミック・ヴァイオレンス》を習得しているとは…!?

 だが、太刀筋が甘いっ‼」

 

「くっ…‼やはり貴方に力勝負をするのは無謀でしたね。

 なら、私の、システム外スキルをお見せします‼」

 

そう言ってリエは《ダイナミック・ヴァイオレンス》の攻撃が終り、硬直するーハズなのだが、硬直せずにもう一度《ダイナミック・ヴァイオレンス》を発動する。

 

「副団長…これは何だ…??」

 

「カナタ…これは、システム外スキル《スキルバースト》。

 スキルを重複させて通常より数倍の出力で攻撃します。」

 

「ははは…さすがはリエだ…さすがは俺の…***」

 

「はい…私は貴方の…***です。」

 

***は周りの人達には聞き取れなかった。

 

「あの…リエ…お前たちのギルドに…入れてくれないか」

 

「えぇ。カナタ…」

 

「コトカ…」

 

「リエ…俺も、ユニークスキル持ちだ…」

 

「父さんも!?」

 

「スキルの名前は…<砲剣>…まだ誰にも言っていない」

 

リエとカナタ、コトカは血盟騎士団のギルド内に入り、会議を再開しようと言う。

 

ー会議終了してまもなくー

 

「リエさんっ

 先刻はご無礼を働き、すみませんでした。

 どうか、俺達を黒龍閃騎士団に入れてくれませんか!?」

 

「えぇ。貴方たちの腕前なら歓迎するわ」

 

「ありがとうございますっ」




ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます(;A´▽`A
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