ーキリトsideー
朝から大変なことが連続で、精神的にもの凄く疲れた…
まぁ、今日は迷宮区でストレス発散とするか。
ーそれにしても、今日はモンスターの数が少ないな。
なんでだ??先客か??
「……‼」
!?誰だ!?やっぱり先客!?て、助けないと‼
「大丈夫か!?」
と、俺は声をかけると目の前に居ただろうモンスターたちが
青いポリゴンの欠片として散らばっている。
「ん??大丈夫、ですよ」
「え、少なくともこれは10体は居たんじゃないか??」
「うん。mobが12体ほど」
「なぁ、キリト、ここらのmobでも30そこらだよな??」
「あ、あぁ。最低でも31はあったハズだ」
「あのmobたちは35、ありましたよ??」
「「…………ぇえーーーーー‼‼」」
35を1人で、12体、しかも一撃‼‼
俺でも出来るか出来ないかっていう難さだぞ‼
「き、君、何レベルだ??」
「51です」
「51!?俺と1つしか変わらないじゃないか‼」
「ねぇ、そこのお嬢さん。何て名前だい??」
「り、リエ…です」
「リエって呼んでいいか??あ、俺はキリト。
あっちで放心してんのがカミト。よろしくな」
「は、はい。キリトさん、カミトさん、どうもです」
「あ、キリトで良いよ。あっちもカミトで笑」
「わ、わかりました。キリト」
「ところで、リエは迷宮区で何をしてたんだ??」
「コル稼ぎです。欲しい武器があって…」
欲しい武器??コルは結構もってそうだけど…
「どんな武器がほしいんだ??」
「えっと、NPCの中で一番良さそうな片手剣です」
……まだカミトは固まってんな…
「なんで片手剣なんだ??今使ってるのは両手斧だろ」
普通は1つの武器を最高まで育てるんだが…飽きたのか??
「えっと、両手斧の熟練度がカンストしてしまって。
武器を変える良い機会かなって、思いまして」
なるほど………て、
「「カンスト!?」」
あ、今日、2回目のハモりだ…
「はい。カンスト…しました」
といって、自分のプロフィールを見せてくれた…
確かにカンストしてる。俺でもまだ682なのに…
どうしたら、カンストするんだ??
「レベルの経験値では無くこちらを優先してたので…」
「そうか…ところで君、ソロか??」
「は、はい。ソロです…」
なるほど、じゃあ……
「俺たちと、パーティー組まないか??」
「え!?いいんですか??」
「あぁ。アイツよりも強いしな。大歓迎だ」
「おーい!キリトとリエさーん‼ボス部屋、見つけたぞー」
「ボス部屋!入りましょう!キリト!」
「お、おう。」
3人でポーションやクリスタルの準備をし、ボス部屋の扉の前に立った。イキナリ緊張感が出てくる。
「3人で、勝ちましょう!!絶対に!」
「「おー!!!」」
ボス部屋に入り、ボスが出現。
この29層のフロアボスはそこまで強い訳ではなさそうだ。
この3人でなら、安全マージンは確実だ。
「せやーーー!!!」
「うおりゃー!!!」
あれ??あの二人、勝手に始めてる??いや、待てよ!
アイツ、尻尾があるぞ!二人とも気づいてねぇ!
俺しか居ないじゃないか!
「くっっっ!!!」
「「キリト!!」」
「今のうちに二人で攻撃しろ!」
「わかったぜ!キリト!」
「………一人で無理してんじゃないわよ」
……り、リエ??なんか、怖いよ??
すると、ボスに向かって両手斧最高スキル 『ダイナミック・ヴァイオレンス』を使った。
なんと一人の攻撃で3個あったHPバーが2つめの真ん中にまで削った。
「ふーっキリト!ボスを倒したあと、覚悟してて!」
「は、はい」
後ろの方で笑い声が聞こえたのは気のせいだろうか…
ーーCongratulationsーー
と、明るい音が聞こえた。と同時にー
「何、一人でカバーしようとしてんのよ!
そんなの三人がパーティーなの、意味ないじゃない!」
「す、すみませんでした…」
「くくくっ」
ーーーーーendーーーーー
Lier<リエ>。
レベル51。
現実では現役の中3。