ーキリトsideー
今、俺はとっっっても緊張している。
なぜならリエがアスナへ、ぷ、プロポーズする機会をくれて、まさに今、プロポーズしようとしているからだ。
まだアスナに声をかけてはないんだが…
ーよし。覚悟を決めた。
そう思って一歩進む。
「リエっち!遅かった…ね…」
「キリト君!?」
「よ、よお。アスナ。」
アスナはリエを探してるのだろうか。
俺のうしろをキョロキョロしている。
もし、ここにリエが居たら『早くしなよー』ってどやされるところだろう。
(キリト、私が今思ったことを予想したな。ここにいるのに)
「あ、アスナ。ちょっと良いか。」
「ん?うん。大丈夫だよー」
そう言って俺はウィンドウを開けて、あるアイテムをオブジェクト化した。
それを見た瞬間、アスナは驚きを隠せないでいた。
「アスナ、結婚してください。」
「……はい。」
アスナは泣きながら受諾してくれた。
そして二人はその後、隠蔽スキルを使って隠れてるリエに気付かないでいた。そんな中リエはうしろから誰かが来ていることに索敵スキルを使い、察知していたが大丈夫だろうと無視していたーその矢先。
「ーーー!?」
ーside outー
ーリエsideー
「誰!?……ってアオイじゃない。何してるのよ」
そう言って私はうしろから近づいていた人ーアオイを退けて立ってバルコニーから離れた。
「何してるのって……リエこそ。何してたんだ?」
「盗み聞き……」
「え!?誰の!?」
誰のって言ってバルコニーを見たアオイは何かを察したのか、頷き始めた。
「なるほど。あのバカップルを見てたんだね」
バカップル……それって私たちは入らないわよね?
それよりも……私は人差し指でとあるバカップルに指して、
「あそこのバカップルさんはカップルじゃ、なくなるわよ」
「えぇ!?カップルじゃなくなるってことは……結婚?」
「えぇ。それ以外に何があるの?」
アオイはウィンドウを開けて何やら作業をしていた。
ーピコン
メールだ。何々……
『明日、36層の攻略会議をする。
リエ殿はそちらの団員に声をかけるように。
by ヒースクリフ』
ヒースクリフからだった。まぁ、兎に角、明日に攻略会議をすることは黒龍閃騎士団のメンバーに声をかけないといけないから、メールを送ろうとウィンドウを開けるとー
ーピコン
またメールだ。次は誰だろう。
『明日、36層の攻略会議があるそうだナ。
そのボスモンスターに関スル情報はいらないカ?
by アルゴ』
……さすが鼠。情報がいくのが早いです……
まず鼠への返信を先にした方がいいかな。
『さすがアルゴですね。では情報を買いましょう。
何コルですか?』
さてと、次についさっき出来たUS部隊のメンバーにメッセージを送っておいて……
「アオイ……明日は攻略会議だから早く寝ましょうか」
「あぁ。いいぞ。」
ー翌日の攻略会議ー
「今回からボス戦のときに指揮を執らせていただきます。
黒龍閃騎士団のUS部隊の部隊長。リエです」
ーオー!(クラインのみ)
「今回のボスはそこまで危なくはないのですが、、、」
「では、会議を終わります。また明日のAM12:00に。解散」
やっと会議が終わったー。羽を伸ばしていると、ヒースクリフが近づいてきた。
「リエ君、キリト君、ちょっといいかね」
「「はい。」」
「アオイ、ちょっと行ってくるね」
「ちょっと行ってくるわ」
そうしてヒースクリフに連れられてレストランに入り、食事を楽しんでいた。するとヒースクリフがイキナリ真剣な顔をするので、私とキリトは身構えた。するとー
ーガタンッ
がたん?何、その音。と思って机の上に視線を戻すとーそこには<転移結晶>が4つも置いてあった。
「ヒースクリフ、これはどういうことだ?」
キリトも私と同じことを思ったようで、早速ヒースクリフに質問していた。するとー
「リエ君とアオイ君は結婚してから一年経つそうだね。
それに、キリト君はアスナ君と結婚したようだ。
そこで二人を誘ったのだ。これを渡したくてね。
四人を誘うとさすがに怪しまれるだろうから、
団長と副団長を誘ったわけだ。」
ヒースクリフなりに周りのことを考えているんだ。
ちょっと失礼だけど、意外だなー。
「では、有り難く頂きます。ヒースクリフ」
「ところで、二人は仲が良いが、そういう関係では……」
ーブフォッ
私とキリトは丁度飲み物を飲んでいたところで、驚いて吹き出してしまった。
「な、何を言い出すんだ!?ヒースクリフ……」
「そ、そうですよ!わ、私とキリトが…そんな…ありえないです!」
なんか、キリトがへこんでる。なんでだろう…
「よし。ではお邪魔な私は先に失礼するよ。」
と言ってヒースクリフは私たちの分まで払って帰った。
どんだけコル持ってるの…」
「そうだな。」
!?わ、私、途中から声に出してた!?
は、恥ずかしい…
「それより、俺らも帰るか。アスナが…いや、アオイも心配してるだろう」
「そ、そうだね…早く帰ろうか…」
そして私とキリトはギルドホームに帰った。
そこから各々ホームにかえった。
ーホームー
「ただいまー。」
「おかえりなさい」
そういえばアオイはユニークスキルの<無限槍>を出現させたんだっけ。そのことについて何にも聞いてないから、今から説明してもらおう。ていうか、コンバートについても…
「ねぇ、アオイ。どうして槍にコンバートしたの??
アオイは片手剣と盾の装備のコンビが好きだったじゃない」
「それは…その…」
「…誰にしろって言われたのよ。」
「その…カズに…」
「カズ…あぁ。嵐堂っていうギルドのマスターだったわね」
「うん…カズが槍で、僕の剣さばきが槍の方が向いてるって」
…カズ…嵐堂というギルドのマスターで、今回クラインとアオイがユニークスキル部隊に仲間入りしたことで、部隊長とか任された人達のギルドよね。そもそもうちのギルドは部隊内のメンバーの中で一番レベルが高い人がなるんだけど…嵐堂のメンバーはどんだけレベル高いの!?
ー昨日に遡るー
「えーと、今回のユニークスキル部隊への異動や、新しいギルメンになった人達を含めて、部隊長の就任式を今から行います。」
はぁ。どうして部隊長が変わるのかな…私の仕事が多くなる一方なんだけど…
「まず、片手剣部隊の部隊長は、元嵐堂のショウ。」
「はい。」
ショウ~黒髪の少年ーといっても私よりは年上だろうーはとても真面目で、時間に厳しい人。これからの片手剣部隊はまとまるだろうなぁ。
「次に、細剣部隊の部隊長は、カミト。」
「おうっ」
カミト~金髪男子。私とキリトとカミトはβテストの時から仲が良く、一緒にギルドを創った同志だ。
「両手剣部隊の部隊長は、元嵐堂のジュン。」
「はい。」
ジュン~黒髪の少年。ショウと同じような年齢で、真面目で完璧主義者。だから練度はカンストしている。
「槍部隊の部隊長は、元嵐堂のカズ。」
「ほい」
カズ~金…というより黄色い髪で、元嵐堂のギルドマスターをしていた。ゲームが好きで、このゲームに嵐堂メンバーをSAOに誘ったらしい。なんか、かわいい。
「盾部隊の部隊長は、元嵐堂のマサ。」
「はーい」
マサ~黒髪の少年。いつも元気で、まわりが明るくなるような気がする。物理的ではなく、心理的、である。
「短剣&ビーストテイマー部隊の部隊長は、元嵐堂のサト。」
「はい」
サト~蒼髪で、アオイよりは少し明るい。元嵐堂でサブマスをしていた。カズととても仲が良く、釣りスキルをとても上げている。
「そして、ユニークスキル部隊の部隊長は、この私、副団長のリエです。」
「そして、副部隊長はアオイです。」
ー今に至る。ー
という感じだった。
「そっか。じゃあ、明日はカナデさんのトコに行こうか。」
「うん。」
そうだ。何の槍にするかは私が決めてやろう。
そんなこと、アオイが考えるハズがない。
ー翌日ー
「カナデさーん♪武器を作ってくださーい」
「はーい。ちょっと待っててねー」
カナデさんは、我がギルド、<黒龍閃騎士団>の専属の鍛冶屋。しかも、リズベットに次ぐNo.2で、私とアオイの専属の鍛冶屋だ。リズベットに次ぐNo.2とは言ったが、それは作れる武器のレパートリーの問題で、実際に強い武器を作ったり、戦ったりできる鍛冶屋はカナデさんだ。しかも、マスタースミス。リズベットはまだなれていないらしい。
「どうしたの??アオイ君まで…」
「えっと、アオイが片手剣から槍にコンバートして、しかも<無限槍>っていうユニークスキルを出しちゃったから、槍を作ってもらおうと思って。」
「へぇ。どんな槍が良いのかな??何でも作れるけど??」
「えっと、<アクラー「<インセインカクタス>を作ってもらえますか。」
!?アオイ…!?もしかして、考えてきたの!?あの、アオイが!?
「どうして??って聞いてもいいかな??」
「はい。性能がとても良いですし。
何より、リエが使っている<クイーンズ・ナイトソード>と色が似ているので。」
アオイ…
「良いよ。<インセインカクタス>なら、今ちょうど材料が揃ってる。ちょっと待っててね」
「アオイ…考えてきてたの…??」
「うん…いつまでもリエに頼れないからね」
「そう……」
「…こんなこと言ったソバから言えることじゃないんだけど」
「何??アオイの頼みなら何でも聞くわ。安心して」
「…このあと、無限槍の練度上げを手伝ってくれる…??」
「なんだ。そんなことか。全然大丈夫よ。」
そっか。アオイ、無限槍を出現させたばっかなのよね。練度上げをまともにしてるわけがないわね。
「アオイ君、<インセインカクタス>、出来たよ。」
「カナデさん、ありがとうございます」
「はい。槍の練度上げだったらここら辺の森をオススメするよ」
「ありがとうございます!」
「いってらっしゃい」
私とアオイはカナデさんの言う通りに近場の森に入った。
入ってから3時間経過した。
「アオイ、どれくらい上がった??」
「570…越えたくらい。」
「そっか。なら今日は帰りましょ??」
「うん。それよりも、リエはレベル、どれくらい上がった?」
「んー、75、だね。」
「えー!?75!?高すぎじゃない!?」
「そんなこと、無いわよ。」
そう。今のところ平均レベルは57なのだ。
それに対してこのレベルは反則レベルに高いのだ。
「ま、とにかく帰りましょ」
ーホーム前ー
アスナっちとキリトが居た。
「アスナっちとキリト!?どうして居るの!?」
「リエっち、明日は攻略戦なのよ??こんな時間まで何してたの!?」
「アオイもだ。こんな時間まで…いくらユ、レベルが高いと言っても…」
「ごめん。森に入ってたの。」
「槍の練度上げにね。」
「そうか…心配させるなよ??」
「兎に角、ホームに入りましょ」
攻略に関しての話し合いならクラインも呼んだ方が良いわね。そうだ。アルゴからの情報、話さなきゃ。
「今クライン呼んだよー」
えーと、クラインが来るまでアルゴからのメールを再確認しておいた方が良いよね。要点だけをつまむと…今までのフロアボスと格が違う。最初から飛ばしていかないと、消耗戦に。って感じかな。
ーチリリン
「よぉー‼クラインだぜー」
「では、話し合いを始めましょうか。アルゴからの情報によると、今回は今までのフロアボスと格が違う。それから、最初から飛ばしていかないと、消耗戦に。って感じだね。提案、ある??」
「はい。じゃ、最初からユニークスキルを使うってことかな??」
アスナっちの発言。
「そうだよな。最初から…消耗戦になるとキツいしよぉ…」
クラインの発言。
「僕の無限槍、まだ練度が570越えたところなんだけど」
アオイの発言。
「大丈夫だ。そもそも570は高いぞ??クラインなんか…」
キリトの発言。
「うん。今のところ、最初からユニークスキルを使うことしか、被害者が少なくするのに近道だと思うの。だから、そのつもりでねー??」
「じゃ、今日はここまでにしましょう。ではー」
ーチリリン
「「「「「!?」」」」」
「ごめんくださーい。リエさん、いますか??」
「いますけど…誰ですか??」
「あのー」
この子はイズミ。両手剣使いで、ソロ。
最近、変なスキルが出たそうだ。その名をー
<豪剣>
まさしく、ユニークスキルだった。
私たち五人がユニークスキルを出したときの状況と一致する。
「イズミさん…その…<豪剣>っていうスキルはユニークスキルだと思われます。出来れば我がギルド、<黒龍閃騎士団>に入っていただきたい。これは、黒龍閃騎士団の副団長、そして、ユニークスキル部隊の部隊長としての願いです」
「リエ…さん…私が…黒龍閃騎士団に…?しかも、ユニークスキル部隊に…?そんな…おそれ多い…けど、喜んで入らせていただきます。それと、私のことはイズミ、と呼んでいただければ…」
「うん。イズミ。ううん、イズミんって呼ぼう‼
では、招待します。承認…してください。」
「はい…リエさん…いえ、副団長殿…」
イズミんは笑顔で承認して、私のことを副団長と呼んだ。
ーピコン
『izumiさんが黒龍閃騎士団に加入しました。』
ナレーション》どもーΨ( ̄∇ ̄)Ψ
お久しぶりでございます!
9話です!笑
読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、カナデとイズミが出てきました。
といっても、オリキャラですので…
知っているわけがないのですが…
まあ、そこは置いておきましょう。
次回はイズミんの<豪剣>を豪快に
披露しちゃおうと思っています。
お楽しみに~( ´∀`)σ)∀`)
投稿が遅くなってしまいました。
スミマセン…