その点に留意してお読みください。
他の人に迷惑掛けちゃってるかなぁ。
敵は何かを考えている様子、ここは卑怯だけれども不意打ちを狙わせてもらおう、じゃないと勝ち目がない。
「それじゃあ
行動しようと思ったときに戦いが決まったっぽい。弾幕ごっこは妖怪同士でやる殺し合いとかかな?どうしてか私は妖怪だと思われてるみたい、実に遺憾である。
「なんでもいいよ、私は勝つんだから」
自分を奮い立たせるために気持ちを込める。この言葉、実は自分に向けて言った言葉でもある。具体的には「そう、私は負けるためじゃなくて勝つために戦うんだ」と続く。こういう大切な戦いは気の持ちようが大切だと教わったからだ、今は覚えていない誰かに。
「ふ~ん、ずいぶんと強気なのね。念のため言っておくけど、私は結構強いよ?お姉様以外に負けた事ないし」
「つまり私と同じか。私も一人だけ勝てなかったんだよね」
たった一人。私が唯一負けた人であり、私に
「人間のくせに、ずいぶん強気なのね。私と戦うってのに」
「誰と戦っても今みたいな顔になっちゃうと思うよ。今みたいな状況、私が凄く楽しめるからさ」
と言っても緊張をしていないわけではない。未知の遊びである
「……私が言うのもなんだけど、頭大丈夫?私は十分クレイジーな方だけど、自殺同然な行動して楽しめるなんて正気の沙汰じゃないわ」
「こういう事は毎日やってるからかな?なんだか慣れちゃったみたいでもう恐怖も感じないよ」
「毎日やってるの!?ただの人間って思ってたけど、あなたは意外とすごいのね!」
体を震わせて喜ぶふらんさん。何か大きなすれ違いがある気もするが……
「まあね、じゃああなたからどうぞ」
「それじゃあ遠慮なくやらせてもらうわ!」
ふらんさんは両手を上に掲げ、力を集中させる。そこからはきっと大技が繰り出されることだろう。私も傘に力を込めて攻撃の準備をする。
「それじゃあいくよー!」
そして、両の掌から大量の球が打ち出される。いや、どちらかと言えば米粒なのか?とりあえずそんな感じのものがたくさん放たれる。そこまで速くはないので走って跳んで回避、部屋の中を文字通り縦横無尽に駆ける。
いくら妖怪と言えど、ここまで派手に動ける人間を見たやつはいないだろう。私も見た事はない。あ、でももこたんも人間だったから、もこたんも私と同じなのか。
「逃げてばっかりじゃダメだよ!そんなんじゃすぐに壊しちゃうもん!」
「おおっと危ない!隙を見つけなきゃさすがに攻撃できないって、ね!」
敵の攻撃がさらに激しくなってしまった。会話しながらだが流石にまずい状況に追い詰められそうだ。これが歳の差か……?いや、ちょっと違うか。多分私の方が年上だろう、見た目的に。
そして案の定追い詰められちゃう私。回避できる方向は無し、何をやらかしてしまってるんだろうね。流石に喰らったらまずいので傘を使う。思いっきり振りかぶってから全力で薙ぎ払う。
ぷちぷちと気持ちいい感覚、例えるなら魚の卵をつぶした感じかな?意外と楽しい。
「あー!反則!」
「え、駄目だった?」
「えっと、多分?私も聞いてなかったしわかんないや」
「つまりわからないと。とりあえず使わないように気をつけるね」
駄目だったか。私なりの最終手段が打ち砕かれたような感じだった。まあ実際能力を使って全部の攻撃を防ぐって方法が最終手段だから、本当にそんな気がしただけなんだけど。そういえばしゃべってるときは攻撃止めてくれるのね、意外と優しい妖怪さんなのか。
そしてしばらく、相変わらず私は跳んだり跳ねたりして攻撃を避け続け、ふらんさんがそんな私に攻撃を続ける。攻撃できない私が不利な状況が変わることはない。激しい攻撃の雨に対して私は壁を走り、天地逆転したかのような動きを続けて避け続ける。にしても攻撃の終わる気配がない、無尽蔵に力を持ってるのかな?弱ったところを一撃で仕留めて終わらせようと思ったけどさすがに駄目か?
「もう!さっさと攻撃してよ!」
「いや、だから隙を探してるんだって」
ここまでくると流石に敵も怒りそうだ。だってもう数十分は私が避けてるだけの戦いになってしまってる、相手はもう動く気すらないみたいで唯々攻撃をするのみだ。流石にひどいので私もそろそろ動くことにしよう。元々動き回ってるけどね。
「も~、速く終わらせないとレミリアが来ちゃうじゃん」
「じゃあ一撃で仕留めさせてもらうね」
「え?───」
壁から横方向に跳躍、一瞬で敵の目の前に移動。目を丸くしている様子がよくわかる。私は既に攻撃の体勢を整えているが、向こうは防御の姿勢をとってない。つまりは好機、私は武器として傘を振り下ろすだけだ。
傘はふらんさんの肩に命中、そのまま振り切り地面へと墜落させることに成功した。私が飛べないのをわかって大抵の妖怪は空を飛び続けるから、こうやって地面に叩き落とすのが私流だ。しかし、今回誤算だったのは───
「いった~~い!あなた本当に人間!?かなり痛いんだけど!?」
「私は人間で痛いのは当たり前だよ?だって大体の妖怪はこれで一刀両断できるし」
「それって人間じゃないよね」
───敵を仕留められなかった点だ。さっき言った通り、私の一撃は結構強いため、ほとんどの敵は地面に落ちた時には死体になっているものだが、今回は痛がる程度。つまりは今までと格が全く違うと言う事。急に勝てるか心配になってきた。大丈夫かな?───
───
うん、やる気が出てきた。もっと頑張ってみようかな。
「でもあなた」
「うん?この最強の私に何か?」
「いや最強って、どういう心変わりなのよ。まあ何があったかは知らないけど」
ふらんさんは攻撃を止めて、さらに飛ぶのもやめて降りてくる。
もう終わりなのかな?それとも勝敗が付いたのかな?もしも後者なら多分規則違反をした私の負けなんだろうなあと、あれ?もしかしたら二回目の負け?私としたことが珍しい。
「とりあえず戦いを変えましょ。今のままじゃお互いに楽しくないでしょ?」
「お、何か別の戦いにするの?私としてはかかって来いって感じなんだけど」
「本当どうしてこう急に変わったのかがわからないわ、人間って大体こうなの?咲夜はメイドだから違うみたいだけど」
「冥途なんて怖い言葉を使うんだね、ちょっと驚いた」
まさか子どもの妖怪が冥途と共に生活しているとは。妖怪だからあり得ることなのか、それとも私の知らない何かなのか。謎は深まるばかり。
「本当よくわからない人間ね。メイドは確かに怖いけど、人間の子どもでも知ってるわよ」
「確かにね、人が最後に行きつく場所だし知っててもおかしくないか。で、結局どうなの?勝敗が付いた?それとも別の戦いをするの?」
話題が逸れ過ぎたからそろそろ戻そう。早く解決しないと人里の皆が困るのを思い出した。そういえば異変なんだから博麗の巫女も来ているだろう。ただ今期の巫女はちょっとあれだから心配。
「うん、だから───」
と言いながら真っ赤に燃える武器を取り出すふらんさん。そんな大きなものをどこから取り出したのやら。
そしてその武器を肩に担いで、ちょっと飛ぶ。少しふわふわ浮いた後に振りかぶってそのまま突撃してくる。
あれ?まずくない?
めらめらと燃え盛る炎に包まれた武器は触っただけでやけどをしそうだ。そう、まるで
不意に意識が戻る。
「───こっちで遊びましょ!」
その声を聞いた瞬間に我に返る。そうだ、まだ戦闘中、わからないことを考えている暇はない。このことは後で考えよう。
突っ込んでくるふらんさんが持っている武器は変に曲がった杖のようなもの。でもかなり赤く光っている、さっき何かに見間違えたのもこの光なのかな?普通に対処ができるはずがないので、懐に突っ込んで思い切り蹴とばす。ふらんさんは軽いから、向こうの壁まで吹っ飛んでいった。壁はへこみ、いくつもの亀裂が走る。そこまでの被害が壁に出ているのにも関わらず、ふらんさんは半笑い。しかももともと赤かった目がさらに爛々と輝いているようにも見える。
流石は妖怪と言ったところではあるが同時にまずいと私は悟る。敵が私の攻撃を喰らってまだ生きている状況に私はあまり遭遇したことがない。つまり、長期戦をしたことがないと言う事。強敵相手に初めて経験する状況は厳しいと思う。そして何より───
「……アハハッ!やっぱりあなたはこっちの方が得意なのね!もっと遊びましょ!」
この子、怖すぎない?攻撃喰らって笑ってる時点で流石に逃げたかったんだけど、こうも楽しそうに笑われるともう乾いた笑いしか漏れない気がする。
でもこれも異変解決のため、私にそう言い聞かせて逃げる心を押し殺す。さあ、人里を守るために今日も仕事を始めますか。
本日二度目の気合を入れて、私は傘を構えた。
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───むず痒い、さっきの場面で仕留めればよかったのに。
───なぜその力があるのに、相手が攻撃できない隙などたくさんあったのにどうして攻撃しなかった。
───どうしてこうも無視をするのか、本気で行かないのか。
───どうして──────
──────殺すことに躊躇するのか。
───疑問は尽きない。疑問は消えない。怒りは募るばかり。
───いっそのこと、
───そう決めて私は……
しばらくはほかの人の様子を見ておきますね。
それと連絡。諸事情により作品が消えてるものがあると思われます。その作品のURLはこの投稿がされる前に消去しますが、その方も理由があっての作品消去です。
自分としては残念ではありますが、このように色々とあるのでその都度このあとがきに書かせてもらいますね。
なお、作品の進行は相談しながら行っているのであしからず。