if~城下町の転生者~   作:猫舌

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どうも猫舌です!
最近アニメ見たり、漫画で読んだりして、書きたいなと思ったので、つい書いちゃいました!


では、どうぞ!


第1話

刹那サイド

 

 

どうも、如月刹那です。僕はある日、女神様のミスによって転生する事になり、その際の特典として、能力を創る能力である《能力創世(スキル・メイカー)》を貰って転生し、それから数年が経過した・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

----チュン、チュン

 

 

「ん・・・朝、か・・・」

 

 

鳥の鳴き声に目を覚ました僕は、ベッドから出て学校の制服に着替える。時刻は朝6時と、皆が起きる少し前だ。この世界での僕の家族は大人数の為、朝は戦争になる。皆を起こさない様に忍び足で下へと降りて、歯磨きや顔洗いを済ませてリビングへ行く。其処には既に母が朝食を作っていた。僕は声を掛ける。

 

 

「おはよう、母さん」

 

「あらせっちゃん、おはよう」

 

「あの・・・撫でないで・・・」

 

 

この年齢にもなって僕は、母さんに頭を毎回撫でられる。それどころか家族全員までにもだ。一番下の子に撫でられた時は流石に死にたくなった・・・。母さんの手伝いをしていると、リビングのドアが開き、姉の一人が入って来た。

 

 

「おはよう、せっちゃん、お母さん」

 

 

そう言って僕達に笑いかける彼女は長女である《葵》姉。とても優しい人で、学校でも物凄い人気を誇っている。僕達も挨拶を返して、三人で朝食の準備をしていると、葵姉が僕に話し掛ける。

 

 

「せっちゃん、そろそろ七時になっちゃうから《茜》達起こしてもらってきても良い?」

 

「分かった。じゃあ、要ってくるよ」

 

 

僕はリビングを出て階段を登る。その際、洗面所とトイレが見えたのだが、其処は正に戦場と化していた・・・。

 

 

「おい、《遥》早くしてくれ。《輝》が限界だ・・・」

 

「あ、兄上。僕はまだ・・・我慢できます・・・!」

 

「もうお父さん長すぎ!ちょっとどいて!」

 

「《栞》、ちゃんと歯を磨きなさい」

 

「はい、《奏》姉様」

 

 

その光景を見て頬を引き吊らせながら僕は、二回へと上がり、残る姉妹二人の部屋へと入る。見事に二人は爆睡していた。

 

 

「ほら、《茜》、《光》。もう七時だよ。起きなさい!」

 

「ふえ・・・?うわっ!?もうこんな時間!」

 

「ああ!茜ちゃんずるい!」

 

 

二人が着替え出す前に僕はササッと部屋から出てリビングへ戻る。其処にはもう二人以外の全員が席に付いている。葵姉に言われて席に着き、皆が席に座るのを待つ。暫くすると、姉妹二人も来て、家族全員が揃った。そして食事が始まった。

 

 

「やっぱりグリンピース入ってる~」

 

「好き嫌いしてると身長伸びないわよ」

 

「母上、僕は好き嫌いないので大きくなれますよね!」

 

「ええ。栞もよく噛んで食べてね」

 

「うん」

 

「そうだ刹那、この前借りた本の続き貸してくれ」

 

「良いよ。じゃあ、後でね《修》兄」

 

「そういえばトイレットペーパーのストックなかったけど・・・」

 

「ああ、今週の買い物当番は俺だな。帰りにでも買ってくるよ」

 

「あ、僕も行くよ。今日はお一人様二つまでで100円だから今日の内に買い貯めしなきゃ」

 

「お願いね二人共」

 

「親孝行な子達で助かるわ~♪」

 

 

最早2ちゃんレベルの量の会話が行き交う何時もの風景。これだけなら普通の大家族だ。だが、この家《櫻田家》は一味違う。それは・・・

 

 

「あなた、食事中ですよ!」

 

 

母さんが、父さんから新聞を取り上げる。そして父さんの頭には王冠が乗っかっていた。僕は溜息を吐きながら言う。

 

 

「・・・何で王冠してるのさ・・・」

 

「いやぁ、間違って持って帰ってきちゃったんで・・・」

 

「凄いパパ!王様みたい」

 

「ぷっ・・・みたいだって・・・」

 

「あの、一応本物だから・・・」

 

 

そう、僕が転生したこの家《櫻田家》は王族の家系であり、父さんはこの国を統治する王なのだ。あまり威厳は無いが・・・。

 

 

「あ、父さん。明日の午後5時からの会議、忘れないでよ」

 

「分かってるよ。《社長さん》」

 

「もう、その呼び方は止めてよね」

 

 

そんな会話をしながら食事を済ませて、母さんと食器を片付ける。皆はパパッと学校と職場にに行った。僕は父さんに買ってもらった自転車で登校している。食器を片付けたりしていると、僕も登校の時間になった。

 

 

「母さん、僕もそろそろ行くね。冷蔵庫にゼリー作ってあるから好きなの食べて」

 

「あら、ありがとう。いってらっしゃい」

 

「うん、行って来ます!」

 

 

僕は買ってもらったロードレーサーに跨り、ヘルメットを付けて漕ぎ出した。この調子なら直ぐに着けるな。そう思いながら道を走る。

 

 

「刹那様、おはようございます」

 

「おはようございます」

 

 

道を走っていると、近所の人達が挨拶をして来る。父さんの意向で、僕達は普通の住宅地に暮らしていて、ご近所さんともよく話すのだ。僕は挨拶してきた人に用事を思い出し、自転車を止める。

 

 

「あ、今日は2丁目のスーパーで大根一本50円だそうですよ」

 

「本当ですか!早速買いに行かないと・・・ありがとうございます!」

 

「いえ、お気になさらず。それと、この前のぼた餅美味しかったです」

 

 

お礼を言って僕は再び走り出す。その後、何事も無く学校に着いたのだが・・・自転車を停めて、玄関に入ろうとすると、茜と葵姉が"空から登校"して来た。

 

 

「・・・またカメラか。そう云えば配置変わったね」

 

「ええっ!?気づいてたの?」

 

「うん、だって場所変えたり性能上げたの僕だし・・・」

 

「せっちゃんの裏切り者~!」

 

 

そう言って茜は僕のことをポカポカと叩く。茜は目立つ事や、見られる事が大の苦手であり、登校する時も、父さんが僕達の防犯に設置してくれたカメラに恐怖して、毎回遅刻寸前なのだ。え?空から飛んできたことについて?実は、家の家系はそれぞれ特殊能力を持っていて、茜は重力を操る事ができる。僕は《能力創世》があるのだが、強力過ぎる為、家族と一部以外には公開されていない。一応仮の能力を公開している・・・。

 

 

----キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

 

「うわっ、予鈴鳴った!急ごう」

 

 

僕達は教室へと走り出し、何とか間に合う。僕は茜の隣の席で、座っていると茜の親友である《花蓮》と《美香子》が来た。

 

 

「おはよう、茜様、刹那様!」

 

「その呼び方止めてよ~」

 

「おはよう二人共。ほら、頼まれてたシャツの解れとか直しといたから」

 

「お、サンキュー」

 

「ありがとう、刹那君」

 

「気にしないで、裁縫とか好きだから」

 

「流石嫁にしたいランキング1位だね」

 

 

何だよその不本意なランキングは・・・。苦笑していると、先生が来たので皆席に戻り、授業が始まった。

 

 

 

 

 

~放課後~

 

 

 

 

 

「どうして楽しい時間ってあっという間に終わっちゃうんだろうね・・・」

 

「ダメだこりゃ・・・」

 

「学校をこんなに楽しんでるのは多分茜だけだよ」

 

「だってカメラが無いし、皆も特別扱いしないし!」

 

 

この愚妹は・・・。不甲斐なさにため息が止まらない。確かに過去の事が原因でこうなってるとは云え、このままじゃ社会に出れない。何とかならないかな・・・。

 

 

「茜ー!迎えに来たよ」

 

「あ、お姉ちゃん。今そっちn「きゃー!葵様よ!」「ホントだ!」・・・ぐすん」

 

「これは特別に扱わないというより・・・人気の差なんじゃ・・・」

 

「そ、そこまで言わなくても良いよね・・・」

 

 

取り敢えず涙目の茜を撫でてから僕は教室を出る。

 

 

「それじゃあ、僕は修兄と買い物だから」

 

「分かった。また後でね」

 

「じゃあね」

 

「バイバイ」

 

 

茜達と別れて校門に行くと、修兄が立っていた。

 

 

「ごめんね。待たせちゃって」

 

「来たばかりだから気にすんな。行こうぜ」

 

「うん。今日はチラシにチェックも入れてきたから大丈夫だよ」

 

 

僕達は買い物で欲しい物を入手し、店を出る。そして人気の居ない所で能力を使った。

 

 

「じゃあ、頼んだぜ刹那」

 

「うん、《王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)》」

 

 

能力を発動すると、空間が黄金に歪んで買った物が吸い込まれていく。これは昔、他の転生者に襲われた時に能力を使って奪った特典の一つで、何でもありとあらゆる武器やアイテムが入っていて、収納、射出が出来る僕の隠している力だ。しかも中では適温で保たれて、腐らないので、食料を入れたりもできるのだ。荷物を仕舞った僕達は、ゆっくりと歩いて帰っていた。そして交差点の近くまで行くと、叫び声が聞こえてくる。

 

 

「ひったくりよー!」

 

「なに?」

 

「あ、あれだよ修兄」

 

 

僕は走ってくるバッグを持ったおっちゃんを指差す。後ろから茜が能力で加速して来るけど、僕の方が早そうだ。ひったくりに手を向けて、公開している能力を使う。発動させると、強風が起こってひったくりの体を空中へと持ち上げた。ひったくりはワタワタしながら浮いて行き、その手から落ちたバッグを茜がキャッチした。この後、ひったくりは警察に引き渡され、茜はインタビューでずっとプルプルと怯えていた。因みに、家に帰って、皆に買い物の成果を見せると僕と修兄は凄く褒められた。こんな感じで、僕如月刹那改め、《櫻田 刹那》の物語、始まります!

 

 

刹那サイド終了

 

 

 




この世界の刹那のプロフィールを載せます。


如月 刹那

年齢:16歳

身長:170cm

容姿:赤い目に腰まで伸びた髪をポニーテールにしてる男の娘

能力:《能力創世》・・・スキルを創るスキル
能力2:《王の財宝》・・・隠している某四次元ポケットの凶悪版
能力3:《風使い(シルフィード)》・・・風を操作する世界に公開された能力
能力4:《簒奪》・・・隠している相手の能力を奪う能力


人物像:
・櫻田家の次男
・とても優しい性格
・女子力が高く、特に料理の腕が世界レベル
・大切なものを守る為なら自分を顧みない
・前世から顔は櫻田家の面々に似ていた
・甘いものと寝る事が大好き


こんな所です。では、また次回にお会いしましょう!
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