トランスフォーマー目が覚めたらデストロンガー!?   作:オカタヌキ

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対面

 

「うぐっ……ここは……」

 

目が覚めると、俺は洞窟の中で鎖で縛られていた。

 

「お目覚めかな、ゲルシャーク?」

 

声のした方を見ると、白と紫のカラーリングをした狼男のような姿をしたトランスフォーマーがいた。

 

「お前は誰だ、なんのために俺を連れてきた!?」

 

「そう興奮するな、俺の名前はファントムジョー。一応こいつらのボスをやっている。」

 

すると洞窟の奥から四体のトランスフォーマーがやってきた。俺を攻撃した青いやつ、恐らく俺を気絶させた赤いやつ、左手がフックになっている細身のトランスフォーマー、やや小さい紫のやつだ。

 

「先ほどぶりですね、私闇医者のブラッディノックアウトと申します。こちらはドレッドウィングです。」

 

「グゥゥ…」

 

「ロックダウンだヨロシク!しがない宇宙の賞金稼ぎさ。」

 

「クハハハ、シャープネル様だぜ。相方のボンブシェルが世話になったな。」

 

それはどれもこれまでのトランスフォーマーの作品で聞いたことのある名前だ。ノックアウトとドレッドウィングはこの世界における前作のプライムのディセプティコンだったはず。

 

「………俺を捕まえて何をするつもりだ?」

 

俺はファントムジョーに尋ねる。

 

「フフフ、まぁ簡単に言えば人質だよ、俺たちとは別に俺の兄貴が同じディセプティコンの仲間を引き連れて動いている。俺たちの目的はこの星を侵略して俺たちディセプティコンの新たな故郷にすることだ。それには奴らオートボットが邪魔でね、だがいかんせん戦力が心もとない。それでお前の身柄を交換条件に収容されてるディセプティコンを解放しようって魂胆さ。」

 

やつはつらつらと語る。もしこいつらに仲間のディセプティコンが加わったらバンブルビーたちは数の差で圧倒されてしまうだろう。

 

「くっ、そんなことはさせない!」

 

「フフフ、まぁ待て、話はまだ終わっていない……お前、俺たちの仲間にならないか?」

 

突然やつはそんなことを言い出した。

 

「!?……何を言っているんだ?」

 

「聞いた話ではお前は正確にはオートボットの仲間ではないんだろう?身の置き場がないから仕方なく協力しているんじゃないのか?ならばいっそ俺たちといた方がいいんじゃないか?」

 

やつはそんなことを言い俺の目の前まで迫る。

 

「なぁ俺たちと地球を支配しようぜ、イレギュラー(・・・・・・・・・・・)?」

 

「………確かに俺は最初身の拠り所がほしくてあいつらと共にいた。…………だがな、」

 

切な俺の胸の水晶が輝きを放つ。

 

「あいつらはもう俺の大切な仲間だ!俺は絶対に仲間を裏切らない!!!メーザーストームフルパワー!!!」

 

「何ぃ!?グアァァァァァァ!!!」

 

俺は目が覚めてからずっとチャージしていたメーザーストームを放つ。俺の正面にいたファントムジョーは他の奴らを巻き込んで盛大に吹き飛んだ。

 

「トランスフォーム!!!でぇい!」

 

俺はトランスフォームして洞窟の出口に飛ぶ。

 

「くそっ!逃がすな追えぇ!トランスフォーム!!!」

 

「「「「トランスフォーム!!!」」」」

 

奴らはビークルモードになって俺を追いかけてくる。俺は出口の手前で止まりトランスフォームする。

 

「トランスフォーム!!!フフフ、とうとう観念したか?」

 

「いや、違うね!テールショット!!!」

 

俺は洞窟の天井に向けてテールショットを連射する。すると洞窟はゴゴゴゴゴとゆれて天井の岩が崩れ落ちてくる。

 

「何ぃ!?」

 

「うそん!?」

 

「マジィ!?」

 

「トランスフォーム!!!じゃあな!」

 

俺はトランスフォームして洞窟から脱出する。

 

「おのれぇぇぇぇぇぇゲルシャークぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

ファントムジョーの言葉を最後に洞窟は完全に崩れた。速くバンブルビーたちのところに向かわないと、俺は急いで飛んで行った。それとあいつの言っていたイレギュラーという言葉、やつは一体………

 




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