トランスフォーマー目が覚めたらデストロンガー!? 作:オカタヌキ
どうも、毎度お馴染みゲルシャークです。現在俺はスワープとフィルチの二人と共にバンブルビーたちと別行動でディセプティコン信号のあった遺跡に訪れていた。試しに壁に触れると、触れた部分がぼろぼろと崩れる。
「この遺跡は酷く風化している。崩れないように注意しないと」
「クアア、了解」
「あーい」
そう言って俺たちは廃墟に入ろうとする。
ブロロロロロロ!!!
すると、後方からエンジン音が聞こえてくる。振り向くと、黒いスポーツカーがこちらに向かって走って来た。ボンネットにはでかでかとディセプティコンマークが刻まれている。
「トランスフォーム!!!」
案の定そいつはトランスフォーマーで、ロボットモードへと変形する。アルケモア号の囚人では珍しいヒューマンタイプだ。
「ダイノボットとカラスとサメが三匹、このラナバウト様の根城になんの用だ?」
黒いトランスフォーマー、ラナバウトが訪ねる。
「悪いが、お前を捕まえに来た。おとなしく投降してくれると、助かるんだが?」
俺はそう言ってアンカーアームを構える。二人も臨戦体勢に入った。
「投降しろだぁ?バカ言っちゃいけねぇ。お前らに捕まる俺様じゃねぇってことよ!喰らえ!」
そう言ってラナバウトはバックパックから何かを取りだし投げつける。それは爆音とともに強烈な光を放つ。
「うわっ!スタングレネードか!」
光が止むと、ラナバウトの姿は既になかった。
「くそっ!外に走り去った形跡はない、奴は廃墟の中だ!追うぞ!」
「「了解!」」
俺たちは遺跡の中へと入って行った。
~~~エンブレムターン~~~
中に入ると、そこはまるで迷路のようになっていた。暫く進んでいると、大きく開けた空間があり、そこでなにやら話し声のようなものが聞こえる。
「近づいてみよう」
みると、そこには緑色のカエルのロボットが、なにやら柱のレリーフに向かって話しかけていた。おいおい、またディセプティコンかよ。
「ドラドスはこの近くケェ?答えるケロよ!正直にいうケロよ。アッシは招待されたんだケロよ~~」
カエルはなにやらそんな事を喋っている。ドラドス?
「スプリングロード!あなたを逮捕するわ!」
するとそこにストロングアームが現れ、そのカエルのロボットをつかむ。しかしストロングアームは「キャッ!?」と悲鳴を上げて手を話した。
「ゲロ!宝探しをジャマし続けるなら、また火傷させてやる!とっとと失せるゲロォ!」
そう言ってカエルは後ろ足でストロングアームを蹴り飛ばし、壁に叩きつける。
「大丈夫か!?」
すると柱の影からバンブルビーがストロングアームに駆け寄る。
「溶けてる…やつの身体は強い酸で被われているようです……」
「バンブルビー、加勢するぞ!」
俺はそう言ってカエルの前に飛び出す。
「ゲルシャーク!?どうしてここに!?」
「別のディセプティコンを追っててな、偶然立ち寄ったのさ。さて、どうするよカエルさん?」
俺はアンカーアームをカエルに向けて言う。
「ゲロゲロォ!誰だろうとアッシのジャマをするやつは、みんなやっつけるケロよ!グェェェ」
カエル…もとい、スプリングロードは喉を膨らませ牙を剥き出しにしてうなる。
「………やれやれ、恐竜、カラス、サメと来て今度はカエルかよ。ったくどいつもこいつも俺の縄張りで好き勝手しやがって」
すると奥の暗がりから声がする。徐々に足音が近づいて来て、ラナバウトが姿を表した。
「ま、いいや。お前ら全員、ここで死ね。」
そう言ってラナバウトは何かのスイッチを押す。するとドカァン!!!と爆音が鳴り響き、壁や天井にひびが入り、グラグラと地鳴りが響く。
「ククク…ここの広間の四方の柱の根本には俺の小型爆弾が設置してある。このスイッチですべての爆弾が起動し、広間は倒壊。中の奴等は皆生き埋めだ!
じゃあな。トランスフォーム!!!ハーハッハッハー!!」
ラナバウトは笑い声を上げて走り去った。
「ゲロゲロォ!アッシはドラドスを探すため、どんなピンチも乗り越えてきたケロ!お前ら見たいなぼんくらは助からないケロ!ハッハーいいきみだケロー!」
そう言い残してスプリングロードは跳び跳ねて行った。
「不味い、このままじゃ!」
「みんな!柱を支えるんだ!」
「駄目だ!根本から破壊されている!」
バンブルビーの指示に柱を確認したスワープがNGを出す。不味い不味い不味い!このままだと全員生き埋めだ!
「隊長!スプリングロードは壁に空いた穴から逃げました!」
ストロングアームが叫ぶ。壁に穴…そうか!
「それだ!ビーストモード!」
俺はビーストモードに変形する。
「ゲルシャーク、どうするつもりだ!?」
「こうするんだ!シャークトーピード!!!」
俺は口から魚雷を放ち、壁に穴を開ける。
「逃げるぞ!穴に飛び込め!」
俺の声に反応し、近くにいたスワープたちが穴に飛び込む。バンブルビーたちも飛び込んだところで、俺も穴に向かうが、天井から落ちた岩に阻まれ、そのまま広間は安全に倒壊した。
「そんなっ!?ゲルシャァァァァァァァァク!!!」