トランスフォーマー目が覚めたらデストロンガー!? 作:オカタヌキ
「グオォォ…てめえゆるさねぇ!ボッコボコのスクラップにしてやる!!!」
ボンブシェルはそう言って俺を睨み付けるが、胸から腰にかけてついた俺の歯形が痛々しい。わりと本気で噛んだからなぁ。
「ボッコボコにするのはかまわないが、この人数を相手にその傷ではいささか部が悪いんじゃないか?」
俺はそう言って左手のアームをボンブシェルに向ける。見ると他の面々も(グリムロックを除いて)武器を展開して構えている。
「カハハハ、心配には及ばねぇよ。この通りなぁ!」
そう言うとボンブシェルは近くに生えていた木を根っこから引き抜きバリバリとむさぼり食う。すると体にあった傷がみるみるふさがって行く。
「カハハハハどうだ!これぞ俺たちインセクティコンの超生命力!有機物やエネルギーを食らうことで例え体がバラバラになっていても再生できるのさ!!!」
「だが、未だに不利なことには変わらないだろう?」
「確かに俺一人ではいささかキツイなぁ。…俺一人ならな?」
「なに?どういうことだ?」
「こういうことだよ!!くらえセレブドシェル!!!」
するとボンブシェルは指先からネジのようなものをグリムロックの眉間に打ち込む
「カハハハハ!!!さあやれ!!オートボットをぶっ飛ばせ!!!」
「グオオオオオ!!!!!」
するとグリムロックはバンブルビーたちに襲い掛かる
「うわっ!!!止めろって!!!」
「どうしたんだグリムロック!!!?」
「カハハハハ!これが俺の能力セレブドシェル!!相手の眉間にこの情報端末を打ち込んでコントロールできるのさ!!!」
「ウオオオオオオ!!!」
「くそっ!!グリムロック、しっかりしろ!!!」
「お前たちはグリムロックを抑えていてくれ!スワープ、やるぞ!!!」
「クァァ了解、バーニングボール!!!」
「テールショット!!!」
スワープはボンブシェルに燃える鉄球を投げつけ、俺は左手のアームからエネルギー弾を放つ
それはボンブシェルに命中し、ボンブシェルは盛大に吹き飛ぶ
「グアァァァァ!!!?ちっ、ちくしょう…ここは一旦引き上げるぜ。トランスフォーム!!!あ~ばよ!」
そう言うとボンブシェルはカブトムシに変形し、羽を広げ逃げていく。
「逃がすと思うか ドカン どわぁぁぁぁ!!!?」
俺はボンブシェルを追いかけようとしたが、グリムロックに吹き飛ばされたサイドスワイプに押し潰されてしまう。
「いってぇ、ああわりぃ!」
「早く退いてくれ重い!!!」
Saidディセプティコン
「畜生…あいつらよくもやりやがったな…とりあえずどこかで傷を治さねえと…どこかにいい場所はっと」
そう言ってしばらく飛んでいると、ボンブシェルの目の前に水力発電所のダムが見える
「カハハハハ!こいつはついてるぜぇ!!!」
Saidオートボット
「スワープ、グリムロックを鎖で縛ってくれ!」
「クァァ了解」
スワープは鎖をグリムロックの足に巻き付け転倒させる。その隙に俺は左手のアームでグリムロックの眉間の端末を引っこ抜く
「ウオオオオ!!!……ありゃ?俺はなにを……」
「ありがとう、助かったよ。えぇっと…」
「ゲルシャークだ。よろしくなバンブルビー。色々と聞きたいことはあるだろうが、まずはあいつを捕まえることを考えないか?」
「ああ、そうだな!フィクシット、やつが何処に向かったかわかるか?」
『はい、ボンブシェルはどうやら水力発電所に向かったようです。』
「よし、みんな行くぞ!!」
「「「「トランスフォーム!!!」」」」
「俺たちも行くぞ!!ビーストモード!!!」
「わかった、トランスフォーム!!!」
俺たちは水力発電所に向かった。そして水力発電所の手間まできた時、
「カアッ!!!」
「うぉ!!?」
ボンブシェルがいきなり俺に飛び乗ってきた。俺はなんとか振りほどく。
「このぉ、テールアンカー!!!」
俺はアームでボンブシェルを突き刺す。するとボンブシェルは火花を散らして爆発した…
「呆気なっ!!!…て言うか俺殺っちゃった!!!?」
『カハハハハ!心配には及ばねぇぜぇ。』
声のした方を見ると、ボンブシェルが空からこちらを見ていた。だが、一人だけではない。周りには何十人ものボンブシェルがいる。よく見ると、若干色が薄い気がする。
「カハハハハ!これも俺たちインセクティコンの能力だ。高純度のエネルギーを摂取することで自分のクローンを作り出せるのさ!!!さあ、やっちまえお前たち!!!」
「「「「「「「「カアァァァァァァァア!!!!!!」」」」」」」」
本体のボンブシェルが指令を出すと、クローンボンブシェルたちが一斉に襲い掛かってきた