穂乃果は学校の帰り道を歩いていた
あれ?確か、家で寝ていたのに
夢なのかな…
あっ、あの人って…今日触ってきた
おじさんだ、避けなきゃ
穂乃果は当たらないようにかなり離れた距離からおじさんと反対側に移動したのに
おじさんがいつの間にか穂乃果の目の前に立っていて
おじさんは穂乃果の体を触ってきた
穂乃果は何度も何度も、嫌がった
けどおじさんはやめてくれない
涙を流していた
いやだ、助けて
海未お母さん、ことりお母さん…絵里ちゃん
「穂乃果っ!!」
「っ!??」
やっぱり夢だったのか
海未お母さんが起こしてくれたみたい
本当に涙を流していたのか頬が濡れているのがわかる
海未お母さん、ことりお母さん…絵里ちゃん達もみんな
穂乃果が心配で来てくれた
海未お母さんいわく、穂乃果は凄くうなされていて
涙を流して、やめてと言っていたらしい
穂乃果は今日あった事を話して
絵里ちゃんに助けてくれた事も話した
ことりお母さんも海未お母さんも優しく抱き締めてくれた
落ち着ける、さっきの夢なんて忘れられるぐらい
「まったく、穂乃果はこれから周りをよく見て行動して下さいね?」
「今回みたいになりたくないでしょ?穂乃果ちゃん」
「うん、気を付けます」
2人にはこれから気を付けると話した
穂乃果もあんな思いしたくないし
「あっ、穂乃果ちゃんにはまだ話してなかったね…今日からしばらく絵里ちゃんうちで泊まるんだ」
「えっ、絵里ちゃんうちに泊まるんだ!やった」
ことりお母さんから今日から泊まる事に決まった
と聞かされて、穂乃果は嬉しくて
絵里ちゃんに抱き着いてピョンピョン跳ねた
「コラ穂乃果…夜も遅いのですから静かにしなさい」
「まぁまぁ、海未…仕方ないじゃない」
「絵里は穂乃果に甘すぎます」
ピョンピョン跳ねる穂乃果を見た海未お母さんが注意してきた
穂乃果はしゅんと顔をしていたら
絵里ちゃんは穂乃果を庇ってくれた
でも穂乃果に甘いと絵里ちゃんまでお説教されちゃう事になっちゃった
ごめんね絵里ちゃん
「ごめんね絵里ちゃん…穂乃果を庇ったせいで」
「良いのよ…慣れっこだから」
あれから数分間
海未お母さんのお説教があって
ことりお母さんが止めてくれなかったらもっと長かったかもしれない
絵里ちゃんが寝る場所はどこが良いのか話になり
最初だから穂乃果の部屋に寝てと頼んだら
一緒に寝る事に決まった
やったね♪
絵里ちゃんに穂乃果のベッドの横に布団を敷いて寝る事になった
今はゆっくりと話をしている最中だ
「そろそろ寝ましょ、また明日話しましょうか」
「うん!わかったよ、おやすみなさい…絵里ちゃん」
「あと、今日はありがと…」
「当然の事しただけよ…良い夢見れたらいいわね」
「おやすみなさい」
絵里ちゃんは穂乃果のおデコに優しくキスをしてきた
穂乃果は顔を真っ赤にさせて
びっくりしたけど、外国人の挨拶はキスだと聞いた事がある
多分、挨拶だったんだ
びっくりさせないでよ
ドキドキしちゃうよ
なんて心の中で思いながら
良い夢見れたらいいなと思って
穂乃果は目を瞑り
眠りについた