また夢の中だとはっきりわかる
今度はどんな夢なんだろう
周りを見渡せば
夕方のとある公園
穂乃果以外にしゃがみこむ女の子が居た
見た事がある後ろ姿
幼い頃の穂乃果だった
泣いて
なんで泣いているんだろう
思い出せない
なんでだろう
いや、思い出したくないのか
穂乃果の中で、思い出したくない思い出
~~~~
「やめてよ!!」
「返してよ!」
~~~~
あっ…
そうか…男の子にことりお母さんが作ってくれた
ネコのぬいぐるみを破かれた思い出だ
その時の穂乃果だ…なんでこんな事思い出したんだろう
あんまり思い出したくなかったな
「っ……ふぅ」
どうやら目が覚めたみたい
自分の家の天井が見える
時間を見たら、朝の7時前
今日は休日、二度寝が出来る
でもこのまま寝たら、また悪い夢を見そうな気がした
穂乃果は自分の部屋から、水を飲みに降りた
「おや?今日は早起きなんですね、穂乃果」
冷蔵庫にある、水をコップに入れて
それを飲んでいたら
朝練が終わって、水を飲みに来た
海未お母さんがやってきた
「へへ、ちょっとまた嫌な夢しちゃったから早く起きちゃった」
「そうですか…何かあったら、話して下さい力になれるなら力になりますから」
「うん、ありがと」
コップにを海未お母さんに渡してから
穂乃果はまた自分の部屋に戻って
再び寝た
「穂乃果、起きて下さい穂乃果」
海未お母さんの声が聞こえて
目を覚ました
「うぅ、おはよー」
「まったく、珍しく早起きしたと思ったら二度寝していたとは貴女らしいですね」
時間をチェックしたら
朝の8時だ、朝は早起きの海未お母さんが起こしに来る時間だ
昔はよく早起きしたが今は眠たくてしかたない
「そうだ、穂乃果…ことりを起こしに行ってもらいませんか?」
「えっ?ことりお母さんまだなんだ、わかったよ」
海未お母さんの次に早いことりお母さんがまだ起きていない
珍しい事があるんだな~
「ことりお母さ~ん…起きてる?」
ことりお母さんの部屋の前に来て
ノックして声を掛けても返事がなかった
おかしいな、まだ寝ているのかな
「ことりお母さん?開けるよ~?」
ゆっくりと部屋に入ったら
「ことりお母さん!?お母さん!??」
そこには荒く息をしている
ことりお母さんが倒れていた
「はぁ……はぁ、」
「どうしたの!?」
穂乃果の声が大きかったのか
絵里ちゃん、海未お母さんも駆け付けてきた
「ことり!?しっかりして下さい、ことり!?」
絵里ちゃんは慌てて、電話を掛けてくれていた
穂乃果や海未お母さんはそんな事頭に回らなかった
ことりお母さんがヤバイってだけで精いっぱいだったから
神様、どうか
ことりお母さんを助けて下さい