「穂乃果お姉ちゃん…花陽と一緒に住もう?花陽のお母さんやお父さんにはちゃんと話すから」
「で、でも……」
花陽ちゃんとは暮らしたい
でも、穂乃果には家族が
「穂乃果には…ことりお母さんや海未お母さんが居る…だから一緒には暮らせないや」
「なんで?なんでなの…あの2人と一緒に暮らしてても良い事ないよ?だったら花陽の普通の家族と一緒に」
「帰って……いくら花陽ちゃんでも今の穂乃果の家族を馬鹿にしたら怒るよ?帰って!!!!」
「………わかった、でも花陽諦めないからいつか絶対に迎えにくるからね、穂乃果お姉ちゃん」
花陽ちゃんは2人を馬鹿にした
だから帰って貰った
でも花陽ちゃんは諦めていなかった
穂乃果も本当なら一緒に暮らしたい
でもあんな言い方ないよ
花陽ちゃん…
花陽ちゃんが帰ってから
沈黙が数分続いた
そんな沈黙を破ったのは海未お母さんだった
「穂乃果……やっぱり」
「海未お母さん、もし……今から言う事が穂乃果の事だったら、怒るよ?」
「穂乃果は、他の家族と一緒には暮らさないよ?だって、今の家族が穂乃果の本当の家族だから」
海未お母さんが言おうとした事が
穂乃果にもなんとなくわかった
”やっぱり…普通の家族の方が良いですか?”
って
そう感じた
穂乃果は
やっぱり今の
海未お母さんとことりお母さんが
大好きだから
「そうですか……私も穂乃果やことりが大好きです」
「ことりも、穂乃果ちゃんや海未ちゃんが大好き♪」
「へへ、やった♪」
ことりお母さんも海未お母さんも大好きだと言ってくれた
穂乃果は嬉しくて
2人に思い切り抱き着いた、嬉しいな
「行ってきます!!」
翌日
朝、学校に向かう為に家を出ていった
「急がなきゃ〜遅刻しちゃうな〜!」
手に持っていたパンを口に加えて
ダッシュで向かう
「ふぅ〜間に合った」
あれからなんとか学校に着いて
クラスの中に入って
自分の席に座って授業の準備をした
「ふぅ〜やっと終わった」
「遅かったわね穂乃果」
全ての授業が終わり
真姫ちゃんが居る
音楽室に入り
早速遅くなった理由を聞かれた
「いや〜先生にお説教されちゃって」
「どうせ、そうだと思ったわ…今日は何を聞きたいの?」
相変わらずだなと顔をされてから
真姫ちゃんはピアノに座り、何を聞きたいか聞いてきてくれた
穂乃果は真姫ちゃんが引いている曲が好き
なんだか心が落ち着く
不思議な力がある
「今日はあれが聞きたいな…!」
「あれね…わかったわ」
真姫ちゃんと初めて出会った時に聞いた曲
愛してるばんざーい
真姫ちゃんの気持ちが伝わる
素敵な曲
いつも真姫ちゃんから引いて貰っている曲
今日も素敵だな〜
「……」
完